ブログ

訪日外国人へ向けたインバウンド事業のための動画制作とは?

日本を訪れる外国人の数が増加し、企業や観光施設などが外国人を集客するための事業が盛んになってきました。
このような外国人を集客、誘致する事業をインバウンド事業といいます。

日本のことをよりアピールし理解してもらうには、動画制作が効果的です。

■インバウンド事業に動画制作が効果的な理由

旅行に出かける時には、自分が行こうとしている場所や、食べたい物、ホテルなどについて事前に調べる人は非常に多くいます。
そこで魅力をアピールすることで、他の観光地や宿泊施設と一線おくことができるでしょう。

外国人が訪れている場所がテレビの特集でよく見かけるようになりました。
ターゲットとしている国毎に、動画の内容を変化させてみましょう。習慣や宗教、関心の高いものなどは国によって変わってきます。

動画に日本のマナーや観光施設の使い方などを取り入れることで、外国人にわかりやすく伝えることができるでしょう。

■動画の失敗例

・インパクトがない

最も多いのが、その地域で有名な観光地や名産品をスライドショーのように紹介して、そこに字幕や吹替を付けているだけの動画です。
これでは、動画ならではの良さが全くなくなってしまうと言っても過言ではありません。
スライドショーを見ただけでは、インターネットの情報や紙のパンフレットを見るのとあまり変わりがなくなってしまうからです。

外国人に「何を見てもらいたいのか」、「どんなことを体験してほしいのか」ということが伝わることが大切なのです。
外国人には、インパクトのある面白い動画が好まれます。「これは面白い」、「体験してみたい」と思えるようなインパクトがなければ、行動を起こしてくれることは期待できないでしょう。

また、動画制作をする際にはSNSでの拡散が非常に大きなポイントになってきました。
これは、外国人に限らず日本人にも言えることですが、旅行や観光に行く際には、宿泊施設や観光施設を事前にインターネットを使って調べるものです。
そして、近年ではスマートフォンやタブレットの普及が進み、SNSでの情報集めが主流になってきました。

SNSでは、動画を視聴したユーザーが、「面白い」、「ためになった」と思えるような動画であった場合、他の人に共有する「シェア」という行動を起こします。
これによって、より大勢の人へ動画を届けることができるのです。
外国人にインパクトのある動画を見てもらうことで、「シェア」されやすくなり、より大きな効果が期待できるでしょう。

低予算であっても、アイディア次第で無限の可能性を秘めているのが動画なのです。

・訪れるメリットがない

観光地や宿泊施設を紹介する動画の場合には、「是非ここにきてください」というメッセージを伝えて終わる動画が多いと思います。
しかし、それだけでは十分ではありません。「そこへ行ったらどんなことができるのか」を伝えることが大切なのです。

テレビで特集が組まれているような観光地や宿泊施設では、外国人観光客に日本の文化を体験することのできるサービスをアピールしている施設が数多く存在します。
例えば、抹茶を飲んだり、お餅つきを体験したり、着物を着る体験をしたり内容は様々です。
中には、コスプレを体験できるイベントなども紹介されており、そのような施設は外国人観光客から絶大な支持を集めています。

近年では、「宿泊費をできるだけ抑えて、その分を体験や食事に使いたい」と考える外国人観光客が増えてきています。
安いからといって質の低い宿泊施設には訪れてはくれません。
「なぜそこに行くべきなのか」を伝えることができれば多くの外国人に興味を持ってもらえることでしょう。

・タイトルが地名

これもよくあるものですが、動画のタイトルを地名にしてしまうことです。
外国人にも有名な、東京や京都であれば、そのまま「東京紹介動画」などでもよいかもしれませんが、外国人に広く知られていない地名である場合には、検索してもらうことすらできなくなってしまいます。
外国人に多く視聴されている人気の動画から繋がるような、関連しているキーワードを使うなどの工夫が必要になります。

■動画の再生数を増やすためには

・テーマを絞る

動画内で紹介するものを、あれもこれもと紹介するのはあまりおすすめできません。
何かひとつのものについて詳しく紹介されている動画が、外国人からの再生回数を伸ばしています。テーマをひとつにすることで、地域や施設に関係なく検索にヒットする可能性もぐんと高くなります。

また、そのものについて詳しく紹介されていることで、動画視聴後の満足度も高く、シェアされやすいのも魅力のひとつと言えるでしょう。
動画のタイトルは、紹介している「もの」や「こと」にしましょう。

先述した通り、外国人観光客は体験や食事に重きをおいていると言えます。東京だから行きたい、京都だから行きたいではなくなりつつあるのです。
そのため、そこに行くことによって何ができるのかをアピールすることが何よりも大切になります。

外国人観光客は、お餅つきや着物、けん玉など日本人にはあり触れたものに非常に興味を持っています。
また、忍者や武士といったものも外国人から非常に人気の高いものです。

例えば、「忍者の体験ができる」、「忍者の恰好をして記念撮影ができる」といったことをアピールする場合には、忍者にスポットを当てて動画全体を構成するのがよいでしょう。
動画の内容を忍者に絞ることで、忍者に興味のある外国人からのアクセス数が高くなるでしょう。

そのようなユーザーは「忍者」を見るために忍者の動画を検索し、見ていることになります。
そして、「その動画内の場所はどこなのか」となれば、その場所に行くことが期待できます。

・過程を見せる

何かを紹介する時には、そのものができる過程を見せることで動画の魅力が高くなります。
自分が購入しようとしている商品やサービスが、どのように作られたものなのか、購入した場合はどのような使い方をするのかといったことが事前に詳しく知ることで理解が深まります。
イメージだけで伝えるのではなくその「もの」や「こと」について正確な情報を見せることで興味も膨らむものです。

・視聴後の導線を作る

せっかく良いと思わせる動画ができても、視聴後にアクションを起こしてもらえなければあまり意味がありません。
動画をきっかけに、「商品やサービスの購入に繋げる」、「観光施設や宿泊施設の問い合わせに繋げる」ことを意識しなくてはいけません。

そのためには、YouTubeであれば動画の概要欄にリンクを貼って自社サイトへ誘導したり、動画を掲載しているサイト内の目立つところにお問い合わせフォームを用意したりしておくなど、視聴後の導線を明確にしましょう。

■有名観光地でなくてもチャンスがある

インバウンド事業は、観光地として有名ではない地域にこそチャンスがあると注目されています。

外国人に広く知られている東京や京都、大阪などの有名な地域は、日本人の観光客も非常に多く、観光地も公共交通機関も混雑しています。
道路の渋滞が激しいことも、外国人観光客にとってネックな部分になっています。

日本に何度か訪れている外国人の場合、東京や京都、大阪などの観光地は既に行き尽くしていることも多く、観光客の少ない穴場のような場所を探すことが多いのです。
そのため、観光地から離れている場所であっても、その場所の魅力を伝えることができればインバウンドのチャンスは大いに期待できます。

特に、日本の文化が色濃く残っている場所は外国人にとても人気があります。
日本のことを詳しく調べ、日本人にも知られていないような場所に外国人観光客が集まることも少なくありません。
その場所に長く住んでいる人でもあまり知られていないような歴史があったりするのです。

外国人観光客の多くは、「他人と違う体験をしてみたい」、「日本ならではの体験がしたい」という思いを持っています。
日本はアニメ文化が有名なこともあり、「アニメで見た日本の文化を体験したい」と言う外国人観光客も大勢います。

例えば、陶芸体験や着物の着付け体験などの日本ならではの文化は外国人からの関心が高く、このような体験ができる場所は人気が高いです。
下駄や扇子、風呂敷など日本ならではのアピールできるものはまだまだたくさんあるのです。

他にも、竹を使用した流しそうめんや囲炉裏での食事など、我々日本人でも体験したことのない日本の文化はたくさんあります。
料理を食べるということだけではなく、「食べ方を工夫して楽しむ」という日本人ならではのエンターテイメントは大きな魅力と言えます。

あまり知られていない場所こそ、有名な観光地や観光施設を求めていない外国人の「観光地ではない日本を楽しむ」というテーマにピッタリであると言えるでしょう。
観光地や駅から遠い場所にあっても行く価値があることをアピールすることが大切です。

■youtuberにもおすすめなインバウンド

全世界の人をターゲットにできるyoutubeですが、日本国内でyoutubeで動画を投稿している方の多くは日本国内のユーザーをターゲットにしており、外国人に向けて動画を制作している人は少ないのです。言葉の壁を乗り越えることができる動画こそ、全世界に向けてアピールできるよい手段と言えるでしょう。

動画を制作する際に、動画のターゲットを日本人に限定してしまうことはとても勿体無いことです。
youtubeでの動画市場はこれからも伸びることが予想されており、外国人をターゲットにすることで動画の再生数が上がることが期待できます。

日本の食事や文化は、外国人に非常に人気があります。一般的な家庭料理であっても、外国人向けに作り方を説明した動画を投稿するだけでも反響があるかもしれません。
日本のことであれば、どんなジャンルであっても人気が高いのが動画をおすすめな理由のひとつです。

その中でも外国人から特に人気の高いものが、観光地の紹介です。
特に、お寺や神社といったものは外国人の関心が高く、動画次第では再生回数を大幅に伸ばすことができるでしょう。
実際に行ける範囲で構わないので、外国人に興味を持ってもらえそうな場所へ撮影をしに行くことが大切です。
そして、「日本らしい」と感じるものがあればどんどん動画にして投稿しましょう。
動画の再生回数とチャンネルの登録者数を増やすためにはジャンルを統一し、同じジャンルの動画をより多く投稿していることが大きなポイントになります。観光地であればより多くの観光地を撮影することが必要です。

他にも、日本語の勉強や日本語のコツなどを投稿しているチャンネルも人気を集めています。

■企業が取り入れる動画による観光案内

外国人観光客が増加している今、外国人向けの観光案内の需要は非常に高いものです。
そのため、外国人が多く訪れる観光地では、観光案内動画を取り入れている企業や施設が多くあります。
動画内に何カ国かの字幕やナレーションを取り入れることで、外国人観光客の施設の利用方法やマナーなどの理解を深めることができるでしょう。

外国人向けの動画には、日本でも人気のゆるキャラやアニメキャラクターを登場させることで人気を集めている動画もあります。
人気のキャラクラーと映像を組み合わせることで、幅広い世代に見てもらい、受け入れてもらうことができるでしょう。
そして、観光地の歴史や文化をしっかりと紹介することで、一層理解を深めることができるでしょう。

また、海外でも評価の高い人気クリエイターやタレントを起用することで、話題を集めている動画もあります。

日本のアニメは海外で非常に人気があり、アニメに縁のある地域や施設を巡る、「聖地巡礼」をする外国人は有名です。
動画内にアニメに縁のある場所を写したり、そこで行われているイベントを宣伝したりする、新しい観光誘致を行っている企業も多く存在します。

動画を撮影する際には、実際にそこで働いている従業員や現地に住んでいる人に出演してもらうことで親しみやすさを出すこともよい方法のひとつです。

■動画を配信するメディアの選定

ターゲットとしている国の中で人気が高く、多くの人が利用しているSNSの広告を利用することが重要です。
ユーザー数が多い国であればある程高い効果が期待できるでしょう。例えば、Facebookに広告を掲載する場合には、アメリカなどのユーザー数の多い国であれば多くの人に見てもらうことができますが、中国などの公式にFacebookやyoutubeにアクセスすることのできない国の場合には、こうしたSNSを使用しての広告は適切ではありません。

効果の高い広告にするためには、使用するメディアの選定もしっかりと考えなければいけません。

■まとめ

いかがでしたでしょうか。
今回は、外国人向けの動画についてご紹介させていただきました。

日本を訪れる外国人は増加しており動画の需要はこれからも高まっていくことが期待できます。
動画は、文化や言葉の壁を越え世界に向けたアピールができる非常によい手段のひとつです。これからのインバウンド事業には、動画制作を取り入れることが大きなポイントになるでしょう。

その地域や施設ならではの魅力を見出し、それを取り入れ、オリジナリティーのある動画を制作することが大切です。