
プロモーション動画は、情報量の多さや訴求力の高さから、販促活動において必須だと言われているツールです。短い時間で情報を的確に伝えられる媒体である動画は、販促効果を高めたい場合に有効な方法のひとつになっています。
販促に有効な方法ではありますが、効果的な活用事例を把握しておかないと思ったような結果が得られない可能性があります。また、プロモーション動画を作成するにはコストもかかるのでそれも踏まえて考えなければいけません。当記事では、効果的な活用事例やコストを削減する方法について解説していきます。
プロモーション動画の具体的な活用事例
プロモーション動画は、様々な場所で活用されています。まずは、効果が期待できる活用場所について解説していきます。
店頭で配信する
作成したプロモーション動画を店頭で流しているケースは増えています。商品棚に小型のモニターを設置し、プロモーション動画を流している場面を目にした経験がある人もいるでしょう。インストア動画と呼ばれており、販促効果の向上を目指して流しています。
インストア動画を採用すると、アイキャッチ効果が高まって購買行動につなげやすくなります。また、それぞれの店に合わせた表示ができること、利用するシーンがイメージしやすくなること、といったメリットも期待できるため有益な手法です。街中だとポスターや看板があって情報が埋もれがちになってしまいますが、インストア動画であれば目に留まりやすく興味を持ってもらえます。
提供している商品やサービスの魅力、使い方などを伝えられるような動画を作成できれば、店員が少なくても顧客満足度の向上へとつなげられる可能性もあります。人員の問題などで十分な接客が難しい場合にも、インストア動画の採用は効果的です。
自社イベントや展示会で流す
BtoB企業であれば、自社で開催するイベントや展示会でプロモーション動画を流すケースも多く見られます。競合となる同業種の会社が出展する展示会では、自社のブースを埋没させないような工夫が必要です。そして、来場している人から興味を持ってもらうためにも、プロモーション動画の活用は効果的です。
大型のスクリーンを使って印象深い映像を流せば、潜在顧客をブースに引き寄せられる可能性があります。商品やサービスを説明する際にも、動画が流れていれば理解が深まりやすくなります。実際に商品を手に取るなどしてもらえば、使用する際のイメージもつかんでもらうことができ、契約や購入につながる可能性も高くなるのです。
イベントや展示会でプロモーション動画を使用するのであれば、周りのブースの音が気にならないような工夫を凝らしましょう。動画の尺は1分以内に収めて、解説のテロップをつけるのがおすすめです。動画の尺が短ければ最後まで見てもらいやすくなり、テロップがあれば周りの音で説明がかき消されても理解してもらえるからです。
営業先で見てもらう
プロモーション動画は、SNSや道外配信サイトで配信するのが一般的です。さらに、営業のツールとして活用している事例もあるのです。営業スタッフが同じプロモーション動画を利用することで、同じ情報をどの顧客にも伝えられるというメリットが生まれます。
既存のやり方では、営業スタッフの知識に頼ることになり、商品やサービスについての情報が同じように伝わっていなかったという状況もあり得ます。しかしプロモーション動画を使えば、誰が営業をしても同じ情報を的確に伝えられ、営業トークのきっかけも作りやすくなるのです。
また、営業でプロモーション動画を使うと、商品説明に労力を割かずに済みます。営業スタッフは顧客との会話や先方が抱えている問題を解決するための思考に集中できます。どのような問題を抱えているか、どのような商品・サービスで解決へと導けるのか、といった点に目を向けられれば、効率的な営業も実現できるでしょう。