
動画制作の背景
株式会社ベネッセコーポレーション様は、教育サービスを中心に事業を展開する日本の企業です。主に学習教材や教育関連コンテンツを提供し、通信教育「進研ゼミ」や英会話サービス「ベネッセ・イングリッシュ」などを展開しています。今回は、以前よりご依頼をいただいていた、通信教育「進研ゼミ 中学講座」をPRするための、ショートドラマコンテンツの第二弾を制作したいというご要望をいただきました。
動画の内容
中学生のリアルな悩み(勉強と部活の両立、やる気の維持など)に寄り添いながら、「進研ゼミ」の機能を自然なストーリーに組み込んで紹介する内容になっています。
「謎のおじいちゃん篇:あらすじ」
テスト前に焦る中学生のアヤネは、公園で出会った謎のおじいちゃんに勉強を手伝ってもらい、好成績を取る。友人ナオキも加わり、ふたりが正体を問うと、おじいちゃんは光に包まれて姿を消す。残されたスマホをノートにかざすと、テストに出やすい問題が表示される。実はおじいちゃんは「進研ゼミ」の新機能の象徴だった――というユーモラスなストーリー。
構成のポイント
テスト前に焦る中学生アヤネの悩みから物語が始まり、視聴者が共感しやすいシーンで関心を引きつけます。そこへ登場する謎のおじいちゃんが、突然スイッチが入ったように真剣な表情で問題を出すという意外性を交えることで、物語にコミカルなテンポを生み出しつつ、学習要素を自然に組み込んでいます。さらに、友人ナオキが加わることで視点が広がり、ふたりの「この人、何者?」という問いかけがストーリーを一段階進める転機となり、やがておじいちゃんが光に包まれて消えるというファンタジックな演出へとつながります。そして、残されたスマホをノートにかざすと問題が表示されるという流れの中で、「進研ゼミ中学講座」の新機能である「テスト直前しぼり込み問題」が明かされ、最後には出演者たちがサービスを訴求することで、ドラマ性とプロモーションを両立させた構成を目指しました。
撮影のポイント
おじいちゃんがスマホに変身するというインパクトのあるシーンは、限られた予算の中でいかに印象的に見せるかが大きな課題でした。費用のかかる3DCGを使用せずに、リアルで不思議な変身演出を実現するため、実物のスマホを複数のバリエーションで丁寧に素材撮影し、その映像を組み合わせて合成を行いました。光の当て方や質感、動きのタイミングにも細心の注意を払い、まるで3DCGを使っているかのような、視覚的な驚きと没入感を与えるシーンに仕上げています。
また、物語全体に厚みと説得力を持たせるために、有名俳優をキャスティングしました。その存在感や演技力によって、ただのファンタジーではなく、どこかリアルで親しみやすい世界観が生まれ、視聴者がより深く物語に引き込まれる演出になったと感じています。
演出面では、前回と同じ表現にとどまらず、新しい挑戦を重ねました。構成や映像表現においても常に“初めての感覚”を目指し、視聴後に強く印象に残る動画を目指して制作に取り組みました。結果として、これまでとは一線を画す、記憶に残る仕上がりになったと思います。
編集のポイント
まず意識したのは、ワンカットあたりの尺を短く保つこと。たとえセリフが長めであっても、表情やリアクションに応じて適宜カットを切り替えることで、視覚的なリズムを持たせ、情報がダラつかずテンポよく流れるよう調整しています。
次に、動きのあるカットや効果音との連動。たとえば、おじいちゃんがスマホに変わるシーンでは、単に合成を入れるだけでなく、「一瞬で視覚に刺さる」ようにフラッシュ効果やタイムリマップ(速度変化)を用いて、視覚的なアクセントを生み出しています。また、効果音や環境音も、場面転換や感情の起伏に合わせて“間”を埋める要素として活用し、無音状態を極力作らないようにすることで、集中を切らさず没入感を保つよう配慮しました。
さらに、字幕の出し方にも工夫を凝らしました。視聴者が音を出さずに視聴することも多いため、フォントサイズ、アニメーション、出現のタイミングまで細かく調整し、セリフが頭にスッと入るようにしています。
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