Video事業ブランディングサービス紹介CM事例

動画制作の背景

「HOKKAIDO SKETTT. PROJECT」は、北海道出身のタレント・菊地亜美さんがアンバサダーを務める、北海道の企業を支援するPRプロジェクトです。地方出身タレントが地元企業の広告塔となり、PR活動を通じて地域経済の活性化を目指しています。北海道に本社または拠点を持つ企業を対象に、菊地亜美さんの静止画や動画素材の提供、SNSでの告知や応援メッセージ、パートナー企業によるサービス優待など、3つの軸「ツクル」「トドケル」「ササエル」を中心とした支援を行っています。GJCではプロジェクトムービー、メイキング動画の制作をさせていただきました。

動画の内容

プロジェクトムービーには菊地亜美さんにご出演いただき、30秒のCMを作成いたしました。このCMでは、北海道の名産であるラベンダーを全面の押し出したビジュアルで、菊地亜美さんが北海道の企業にサポートを呼びかけるメッセージを発信しています。菊地亜美さんの明るい魅力的なキャラクターと北海道ならではの風景が融合し、地域の方に親しみや共感を持ってもらえるような内容です。

構成のポイント

『北海道スケットプロジェクト』は、地元出身タレントをサブスクで広告に起用できる新しい形のサービスです。サービスの認知度アップを目指すと同時に、視聴者に対して「このタレントを自社で使ってみたい」と感じてもらえるような呼びかけを意識しました。出演するタレントが自ら視聴者に向けて直接メッセージを届け、企業様とタレントが一体となって地域経済を活性化させる活動に取り組むという、ポジティブでエネルギッシュな印象を与える演出を心がけました。このプロジェクトを通じて、企業と地元の絆を深めながら、地域の未来を共に作り上げていければと思っています。

デザインのポイント

この動画は、企業がタレント素材を活用して広告効果を最大化し、事業や売上の拡大に繋げることを目的としたサービスのプロモーションです。そのため、視聴者にタレントの魅力をしっかりと感じてもらい、サービスの優位性を直感的に理解してもらえるようなデザインを目指しました。デザインでは、タレントが最も引き立つように配慮し、色数を絞り、ロゴに合わせてシンプルで洗練された仕上がりにしています。また、タレントと伝えたい情報がうまく調和するように細心の注意を払い、テロップのサイズや位置を微調整しました。このような工夫を凝らすことで、見る人が内容をすぐに理解でき、印象に残る映像を目指しました。

撮影のポイント

今回の撮影は、都内の大型スタジオで実施しました。GJCでは、大規模な撮影にも対応できる技術と設備を備えており、各シーンの撮影において、細部にまでこだわりを持っています。特に、編集で合成される写真のレイアウトを事前にしっかりと考慮し、構図やアングルの調整に細心の注意を払っています。このように撮影段階での準備を丁寧に行うことで、編集作業において視覚的に洗練された映像が仕上がり、ブランドのメッセージを効果的に表現することを実現しています。私たちが目指す動画制作とは、見た目のクオリティが高いだけでなく、ブランドの理念や価値を視聴者に強く印象づける映像です。

編集のポイント

この映像は、白い背景のスタジオで撮影された素材に、写真や花びらの3Dエフェクトを合成しています。一般的に合成作業では、ブルーやグリーンバックを使用し、クロマキー技術を使って背景を取り除く手法が取られますが、今回の映像では白背景のスタジオで撮影を行いました。そのため、ロトブラシやPhotoshopを駆使して素材を切り抜き、さらにAI技術を活用して合成処理を行っています。
切り抜いた素材を基に合成作業を進める中で、空中に舞う花びらの動きを表現する際、素材だけでは理想的なイメージに仕上げることが難しい場合がありました。そのため、目立つ部分には3DCGのパーティクル機能を使用し、新たに素材を制作して動きに調整を加えました。一方で、背景に浮かぶ写真素材などは、あえて3Dソフトを使わず、AfterEffects上で直接配置・合成を行いました。これにより、作り込みや細かい調整をしやすくし、柔軟に後から変更を加えることができました。
このようなハイブリッドな制作方法を採用することで、クライアント様が望む理想的な映像に仕上げるのはもちろん、さまざまな技術を組み合わせることで、より精度の高い、魅力的な映像をターゲット視聴者へ届けることを目指しました。