日本はもちろん、海外でも動画サイトとしてポピュラーな「youtube」ですが、中でもyoutube動画を頻繁に更新し、人気を集めている人を「youtuber」と呼んでいます。
なぜ、youtuberは人気なのでしょうか?カテゴリ別の人気youtuber紹介から、どうしてyoutuberが人気なのか、理由についてもご紹介しましょう。
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人気youtuberカテゴリ別ランキング
youtuberと言っても、全て同じカテゴリで人気を集めているのではなく、様々なカテゴリの中で人気を博している人がいます。
そのため、カテゴリ別にどういった人が人気を集めているのかご紹介します。
やってみた系
はじめしゃちょー
日本国内で一番チャンネル登録者数が多いと言われており、メインチャンネルでは実験や商品紹介など、いわゆる「やってみた」系動画をメインにアップしています。
サブチャンネルもあり、そこではゲーム実況や企業とタイアップして作った動画なども数多くみられます。
ヒカル
黒と金のツートンという特徴的なヘアスタイルで、様々なやってみた系動画をアップしています。
youtuberでありながら、実は実業家としての一面を持っており、動画クリエイターのための事務所も設立しています。
Fischer’s-フィッシャーズ-
ダンサーや歌い手、社会人など、様々な職業を持つ個性豊かな7人が集まって動画を制作しているyoutuber集団です。
動画でのチャレンジはもちろん、その掛け合いに魅力を感じる人も多いです。
商品紹介系
ヒカキン
元々ヒューマンビートボックスのパフォーマンス動画をアップしており、その後2010年にアップされたビートボックスの動画で日本国内月間アクセス1位を記録し、その後は数々の動画をアップしています。
特に商品紹介系の動画が多く、実際に使ってみた様子を紹介しています。
瀬戸弘司
劇団天然工房の俳優として活躍しながら、youtuberとしての活動も行っており、主に商品を使ってみた感想やガジェットの紹介を中心に動画を投稿しています。
セイキン
面白い商品があるとそれを紹介したり、やってみた系やゲーム実況など、幅広い動画ジャンルの中で活躍しています。
マルチミュージッククリエイターと称しており、シングルの発売からCM出演、声優デビューも果たすなど、クリエイティブな活動を行っています。
ヒカキンは実の弟であり、コラボしている動画もいくつかみられます。
食べ物系
木下ゆうか
可愛らしい見た目とは裏腹に、大食いのテレビ番組にも出演していて、動画でも大食いを披露しています。
中国でも人気のyoutuberで、多くの飲食企業とタイアップ企画を行っています。
妄想グルメ
キャラ弁やスイーツデコなど、様々な料理を作り、その模様を紹介しており、家族で動画制作を行っています。
料理の印象が強いですが、その他にも行った場所を撮影したり、買ったおもちゃなどを紹介する動画も撮影しています。
MiniatureSpace
小さい調理道具を使って小さい料理を作るMiniatureSpaceは、その料理している模様を動画で紹介し、国内外に多くのファンを持っています。
多くの言語に対応しているため、世界での知名度も伸びていると言えるでしょう。
ゲーム実況系
兄者弟者
youtubeには数多くのゲーム実況者がいますが、中でも人気を集めているのが、兄者弟者です。
1日に1~3本という圧倒的なスピードで動画投稿を行ったり、ゲームプレイの安定感や美声ということもあって、女性人気も高いです。
赤髪のとも
ゲーム実況を中心に、料理動画からボイスレッスン動画なども公開しています。
動画以外にも生放送では写真鑑賞会などの様々な企画も行っています。
ポッキー
2011年頃からゲーム実況動画をアップしており、以前はニコニコ動画でもアップしていたものの、現在はyoutubeでのアップのみとなっています。
youtuberが多く所属しているUUUMにも所属しています。
ファッション・ビューティー系
佐々木あさひ
メイクアップ動画から恋愛相談など、若い女性をメインターゲットにした動画制作を行っています。
日本のメイク系youtuberの先駆けとしても知られています。
関根理沙
動画制作を行いつつ、看護師の仕事も両立させている彼女は、メイクアップ動画はもちろん、海外youtuberとコスメスワップを行った動画など、様々なことにチャレンジしています。
化粧品メーカーのイベントからオファーを受けることもあるそうです。
くまみき
主に原宿系女子のファッションやメイク、DIY関連の動画をアップしています。
自身のブランドを立ち上げてデザイナーとしても活躍していて、女子中高生の憧れの存在になっています。
音楽系
Daichi
ヒューマンビートボクサーとして、自身のパフォーマンスを動画投稿しています。
ライブ活動も精力的に行っています。
まらしぃ
主にピアノによる演奏を動画でアップしていて、その他にも作詞・作曲を手がけるなど、マルチな才能で活躍しています。
全国ツアーも定期的に行っています。
-天月-
2010年頃から歌い手として活躍していて、以前まではニコニコ動画での活動が主体でしたが、現在はyoutubeへの動画投稿も行っています。
歌だけではなく演劇や朗読劇など、様々な形で動画投稿や生配信で活躍中です。
このように、各ジャンルで人気のあるyoutuberは異なります。
ただし、ヒカキンやはじめしゃちょーなどは、幅広いジャンルでの活動を行っており、一つのジャンルに特化していない人気youtuberもいます。
なぜyoutuberは人気になったのか?
代表的なyoutuberを紹介してきましたが、なぜ今youtuberが人気を集めているのでしょうか?そもそもyoutuberは、動画をアップしそこに広告を入れることで収入を得ている人を指しているのですが、youtubeのCMでは、「好きなことで、生きていく」というキャッチコピーを打ち出し、新しい「職業」としての確立を図りました。
内容を見てみると、実はあまり一般受けしないようなものも多く、テレビ番組のような万人受けしない動画が投稿される場合も多くみられます。
しかし、youtubeは逆にテレビ番組ではなかなかできないようなこともできるということから、無茶な企画を実施しやすかったり、逆にyoutuberをキッカケにテレビに出演したいという人も少ない一方で、テレビに出演したことがある芸人やタレントがyoutuberとなるケースは少なくありません。
こうした背景にあるのは、動画制作で収入を得るためにはどうすれば注目を集められるか、人気を得やすいのかというところにあると考えられます。
また、youtuberが成功している理由として、ターゲティングが上手く見る人に合った企画を立てていることが挙げられます。
例えばヒカキンは、10代から20代前半の若い人に向けて動画制作を行っているそうです。
ターゲティングがしっかり行われていないと、結局注目されない動画になってしまいがちですが、10代から20代前半に人気が出れば、自ずと他の世代にも知られるようになり、人気を集められるようになると言えます。
多くのyoutuberは、現在テレビなどを見ない若い世代を中心にターゲティングを行っており、その結果テレビで活躍しているタレント以上に人気のyoutuberも表れているのです。
現在、子どもの将来の夢ランキングには、定番のサッカー選手などに混じってyoutuberもランクインしてきています。
それほどyoutuberという職業が確立されてきているのです。
「仕事と好きなことを一緒にすることは難しく、仕事と趣味は別」という考え方から、「好きなことを仕事にする」ということが当たり前になりつつあります。
youtuberに注目する企業が増加中
人気のyoutuberには、現在多くの企業が注目しています。アメリカなどの海外では既にインフルエンサーマーケティングがムーブメントを起こしていますが、日本企業も続々とyoutuberとタイアップし始めているのです。
理由としては、やはり若者に向けての広告宣伝を考えた結果、youtuberを活用した方が届きやすくなるという点が挙げられます。
今までは視聴率の大きいテレビ番組にCMを入れたり、雑誌で大きく取り上げてもらうことで若者から人気に火が付き、一気に世間に広がっていくケースが多くみられました。
しかし、現在は10代~30代のテレビ・雑誌離れが深刻化しており、テレビ番組の編成も若者向けというよりは、あまりインターネットを使わない40代~60代向けの番組編成となってきています。
その結果、より若者はインターネットを見るようになり、テレビで若者向けの広告・宣伝を打ち出してもブームになることは少なくなってしまったのです。
そこで注目の的となったのが動画広告です。
今まではテレビのCMや雑誌の広告を中心に宣伝していたものを、動画広告にすることでテレビ離れが深刻化している若者に向けて発信することができるようになりました。
動画広告はyoutuberとタイアップしたり、動画広告ではなく商品紹介・レビューを若者に対し強い影響力を持っているyoutuberに行ってもらうことで、商品を宣伝してもらうことにつなげています。
また、動画だけではなく最近ではInstagramやXなどのSNSでも同じようにインフルエンサーマーケティングが注目されてきています。
youtuberをマーケティングで活用するポイント
では、youtuberを企業のマーケティングとして活用するためにはどうすれば良いのでしょうか?youtuberを活用したマーケティングを行う時に気を付けたいポイントをご紹介します。
youtuberは動画制作のプロではないことを知っておく
人気のあるyoutuberはチャンネル登録者数が10万人、100万人以上いる場合も多く、そういった注目されている人をマーケティングに活用することで、広告になるだろうと安易に考えてしまいがちですが、本当に良い宣伝効果を生み出すかどうかというと、そうは言えません。
なぜなら、youtuberは動画制作のプロではないためです。
例えばCMを制作する場合、企画や台本、美術スタッフなど多くの人が携わり、そこに人気のタレントなどを採用して商品やサービスの印象を強めるように作っています。
しかし、youtuberは動画制作のプロではありませんし、制作にも時間をなるべくかけず、すぐにアップできるような動画制作を行っています。もちろん、動画の質にこだわる人もいますが、テレビCMのような動画広告を期待してはいけないということです。
しかし、それでもyoutuberによって宣伝されればある程度の宣伝効果を生み出すことができます。
youtuberとのタイアップと動画広告を組み合わせることで、より高い宣伝効果を生むこともできるようになります。
これは、以前のテレビでも似たようなことが起こっています。
例えば、倒産寸前だった家電メーカーが家電について詳しい芸人に使ってもらいたい商品をアピールし、実際の使い心地を試してもらってからテレビで紹介してもらい、そこから一気に人気商品となりました。
テレビで紹介された商品の良さはもとより、商品を紹介した芸人の確かな知識とターゲティングが相まった結果、注文が殺到する程の人気商品にすることができたのです。
youtuberと企業のタイアップも同じことが言えます。
人気のyoutuberにもそれぞれ動画視聴者には違いが見られます。
youtuberの動画を見ている若年層とマーケティング効果を生み出したい商品の顧客層とマッチングしていれば、タイアップも成功しやすいのです。
youtuberをマーケティングで活かすためには、やはりプロモーションをかける商品の顧客層をしっかりと見極めて、その顧客層と視聴者層がマッチしたyoutuberとのタイアップが重要となります。
また、ただ紹介し宣伝してもらうのではなく、動画の内容を商品の魅力的な部分や他社とは違う点をアピールしてもらえるようなシナリオの制作も大切なポイントです。
ただし、あまり企業側に沿った内容にしてしまうと、視聴者は「単なる宣伝動画」として影響を生むどころか悪い印象を持たれてしまうこともあるので、youtuberの普段通りの動画内容との兼ね合いも気を付ける必要があります。
人気のyoutuberに宣伝してもらえばそれでいい、と終わりにせず、しっかりとしたコンテンツをyoutuberと作り上げていくことで、動画視聴者も満足できる動画広告にすることができるでしょう。
商品のターゲットを今一度見直してシナリオを検討した上で、youtuberを活用するかどうかを決めることも大切です。
テレビ離れが深刻化する中で、ターゲットに合った動画広告を作ることができるのかが、動画広告マーケティングの勝負所と言えるでしょう。