ここ数年、3Dカメラや360度カメラが一般的になりつつあります。
カメラの性能は進化を続けているため、新商品が出るたびに大きな注目を集めています。
そんな中で、最近大きな注目を集めているのがマターポート(matterport)という名の360度3Dカメラです。
当記事では、そんなマターポートの特徴やメリット、価格などについてご紹介します。
導入を検討している人は、ぜひ参考にしてみてください。
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マターポート(matterport)とは?
まずは、マターポートがいったいどのようなカメラなのかご紹介します。
マターポートは、アメリカのサンフランシスコにあるベンチャー企業・Matterport社が手掛けている商品です。
Googleなどのベンチャーキャピタルから投資してもらい、商品の開発を行っている企業になります。
カメラとサーバー機能を活用した撮影サービスを提供できるマターポートは、世界的にも普及率が高まっています。
撮影したデータはマターポートクラウドを利用することでWEB上に公開できるという仕組みになっていて、日本でも導入している企業や導入を検討する企業が増えているのです。
マターポートカメラは、6つのレンズで撮影を行うだけではなく、赤外線を照射して3Dスキャンも行えるようになっています。
赤外線を照射して3Dスキャンした画像と360度のパノラマ画像を合わせることで、奥行きや立体感のある画像を作れるという点は、マターボードの強みだと言えるでしょう。
マターポート(matterport)の特徴やメリットは?
続いては、マターポートの特徴やメリットについてみていきましょう。
高品質な4K画質で撮影ができる
マターポートは、高品質な4K画質で撮影ができるカメラです。
そのため、細かい部分も精細に描写できるというメリットがあります。
3Dモデルとリアルのギャップも少なくなることから、ユーザーの満足度や好感度の向上効果も期待できるでしょう。
スマホやパソコン、VRで簡単に表示できる
マターポートを使って作った3Dモデルは、特別なアプリを使わなくてもスマホやパソコン、VRで簡単に表示可能となっています。
インターネットと接続できていれば、スマホやタブレットといった端末の制限もありません。
つまり、汎用性の高さもユーザーにとって嬉しいポイントになると言えるでしょう。
VRを活用する事例は、企業での導入が増えています。
特に、ハウスメーカーや工務店などがVR内覧会を行う際に重宝されているのです。
距離を正確に測れる
マターポートのメリットには、距離を正確に測れるという点も挙げられます。
なぜ距離を正確に測れるのかというと、マターポートにはメジャーメンツという機能が付いているからです。
メジャーメンツは日本語に訳すと測定という意味になり、撮影した画像から距離やサイズなどを計れるようになっています。
室内のインテリアをどのように配置するか、どこに移動するかを考える時にも役立つ機能です。
いろいろな角度から撮影をすれば、より正確に距離やサイズを計測できます。
写真よりも効果的に顧客へアピールできる
写真よりも効果的に顧客へアピールできるというメリットもマターポートを利用することで得られます。
まるで建物内を実際に歩き回っているような感覚を体験できるのは、マターポートならではだと言えるでしょう。
VRヘッドセットを利用すれば、より臨場感のある体験ができるようになります。
マターポート(matterport)の実用性や使い方は?
特徴やメリットだけではなく、実用性や使い方が気になるという人も多いでしょう。
次は、マターポートの実用性や使い方についてご紹介します。
3Dデータは幅広い分野で活用できる
マターポートで撮影したデータは、幅広い分野で活用できます。
建物のデータをかなり正確に取得することができるため、空間を把握するために役立ちます。
そのため、イメージを共有しやすくなるだけではなく、無駄なコストも省くことができるというメリットも実感できるでしょう。
古い建物や図面がない建物の計測においても、実際の距離とほとんど同じモデリングが可能となります。
このような使い方ができるため、3DCADやUnityなどを使った空間モデリングにも適していると言えます。
企業や施設の見学にも活用できる
マターポートは、高品質な4K画質で撮影ができるカメラなので、まるでその場にいるかのような感覚を体感できます。
つまり、企業や施設の見学に活用すれば、わざわざ足を運ばなくても見学ができるということになるのです。
企業のPRや広報活動にも利用できるという点は、実用性の高さを表しています。
立ち入りが規制されている建物や歴史的建造物のように老朽化などが原因で無くなる可能性がある建物、1回しか行われないイベントといった貴重な場面をアーカイブとして残すことも可能です。
アーカイブとして残しておけば、好きなタイミングで見学ができるようになります。
マターポート(matterport)の活用事例
マターポートの導入事例は、増えつつあります。
実際の導入事例が気になるという人もいることでしょう。
ここでは、実際の導入事例をいくつかピックアップしてご紹介します。
国立科学博物館
国立科学博物館をマターポートで撮影した館内の様子は、1週間で40万アクセスを集めました。
SNSでも話題になり、Xではトレンド入りしました。
新型コロナウイルスの影響によって閉館を余儀なくされてしまいましたが、そのような状況の中でも国立科学博物館を気軽に楽しんでもらいたいという思いから実現した企画です。
リグナ株式会社
リグナ株式会社では、インテリア家具の通販サイトを運営している会社です。
その他にも、ショールームの運営や空間設計、内装、リノベーションなども行っています。
マターポートを活用することによって、バーチャルショールームと通販サイトの連携に成功した事例になります。
バーチャルショールームと通販サイトの連携によって、これまでとは違った顧客体験を提供することができるようになりました。
そしてそれがメディアにも取り上げられ、ECサイトの売上にも向上したという結果も残しています。
このことから、顧客にとっても企業にとってもメリットが大きいということを示す事例だと言えるでしょう。
株式会社ゆめすみか
建築や不動産関係の事業を行っている株式会社ゆめすみかでは、マターポートを活用してモデルハウスの見学ができるような仕組みを取り入れています。
モデルハウスの見学は展示場などに足を運ぶ必要がありましたが、マターポートを活用した3Dデータによって、家にいながらイメージを確認できるようになりました。
住宅展示場にあるモデルハウスを家にいながらいくつも見ることができるのは、家を建てようと考えている人にとって大きなメリットになるでしょう。
もみぢ家
京都府にある旅館・もみぢ家ではマターポートを活用し、ホームページ上で館内の案内ができるようになっています。
どのような旅館なのか宿泊前に知っておきたいと思う人も多いので、3Dデータで確認できることが嬉しいと感じる宿泊客もいることでしょう。
館内の雰囲気をリアルに体感することで、より一層宿泊したいという気持ちが強くなる人もいるはずです。
マターポート(matterport)の価格は?
マターポートの導入を検討する場合、価格がどのくらいなのか気になる人も多いでしょう。
最後に、マターポートの正規代理店ではどのくらいに価格で販売されているのか、現在はそのような製品が販売されているのかご紹介します。
Matterport PRO2 CAMERAの商品概要
Matterport PRO2 CAMERAは、解像度と制度が高いため住宅やアパートなどはもちろんですが、建設や建築業界でも導入するケースが増えています。
連続撮影可能時間は8時間です。
平面図や画面キャプチャー、Matter Pakを活用することで、幅広いコンテンツに対応できるようになっています。
メーカー保証は1年です。
価格
Matterport PRO2 CAMERAの価格は、49
2,800円(税込)となっています。
三脚(スリックプロ500DXⅢN)とキャリーケース(バンガードALTA 49T)がセットになったスターターキットは、7
1,900円(税込)です。
サービスパッケージ”プロフェッショナル”は8,800円(税込)/月額で利用可能となります。
このサービスパッケージには、25のアクティブスペースが含まれ、5ユーザーが利用できるというサービスが含まれています。
それだけではなく、自動で顔をぼかしてくれる機能や期間限定でGoogleストリートビューに無料公開できる機能も利用可能になるのです。
さらに、MatterPaKテクニカルファイル(360°カメラとiphone以外)が6,000円、概略フロアプラン(360°カメラとiphone以外)が1,800円とお得に利用できるようにもなります。
価格に関する情報は正規代理店より引用
まとめ
マターポートは、幅広い場面で活用できる360度3Dカメラです。
3Dカメラや360度カメラが徐々に普及している中で、高品質な4K画質で撮影ができるマターポートは大きな注目を集めています。
様々なメリットを体感できる製品でもあるので、導入を前向きに検討してみる価値はあるでしょう。
導入するほどでもないけれどマターポートを活用した撮影を行いたいという希望がある場合は、ぜひGJCにご相談ください。
それぞれの状況に適した提案をさせていただきます。