3Dホログラムで実現できる表現・技術の事例をご紹介 | 動画制作・映像制作会社のグローバル・ジャパン・コーポレーション

3Dホログラムで実現できる表現・技術の事例をご紹介

最先端の技術である3Dホログラムは、その美しさや幅広い演出によって人を惹き付ける力があります。
このことから近年では展示会など商品やサービスをPRするシーンにおいて活用されることも増えてきました。

ではそんな3Dホログラムを活用すると、どのような表現や技術を生み出すことができるのでしょうか?今回は3Dホログラムで実現できる表現や技術の事例についてご紹介していきます。

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空中に様々な映像を投影させることができる

3Dホログラムで実現できる表現や技術の一つとして、空中に様々な映像を投影させることができるという点が挙げられます。
これまで映像を映すとなるとディスプレイを用いないといけませんでした。
つまり、ディスプレイを設置できない場所には映像を流すことができなかったのです。

現在では徐々に活用の場が広がっている「プロジェクションマッピング」に関しては、ディスプレイやスクリーンを用いなくても映像を投影させることができる技術として注目を集めました。
しかし、プロジェクションマッピングの場合、空中に投影させるということはできず、例えば建物やテーブル、壁などをディスプレイの代わりにしているだけであって、これらがないと映像は流すことができません。

3Dホログラムの場合も完全に装置などが全くない状態で映像を映し出すということはできませんが、これまでのディスプレイで映し出された映像やプロジェクションマッピングなどとは異なり、空中に浮かび上がっているような映像を映し出すことができます。
また、立体的な映像を映せるので、まるで実物がそこにあるかのように見えるのです。

空中に映像が浮かび上がることで新たな演出も可能

3Dホログラムによって空中に立体的な映像を浮かび上がらせることができると、これまで平面的であった動画広告ではできなかった新しい演出も可能となります。例えば、商品を立体的に見せることによってより商品への理解を深めることができたり、よりリアルで表現の細かい演出ができたりと、これまでにはない新しい広告として活用することができます。

3Dホログラムのメリットとして、どの角度からでも映像を見られるという点がありますが、この特徴も活かしてライブでの演出に取り入れられるケースも増えてきています。
事例としては、元々ボーカロイドという音声合成システムであり、中でも人気の高い初音ミクというキャラクターが存在するものの、あくまでも2次元のキャラクターとして受け入れられてきました。
しかし、3Dホログラムによって初音ミクをライブ会場に投影させることによって、実際に初音ミクがステージ上に立っているかのように見せることができたのです。

このようなケースは初音ミクだけではなく、伝説的なアーティストでもあったマイケル・ジャクソンでも同様に3Dホログラムによって映像が投影され、海外では話題を集めました。
これまで2次元でしか表現できなかったものも、3Dホログラムの技術によって3次元との融合が可能になってきていると言えるでしょう。

3Dホログラムを映す筐体ごとに異なる表現や技術

3Dホログラムと一口に言っても、実は筐体ごとに実現できる表現や技術などは異なります。
どのような表現や技術なのか、筐体ごとの特徴も踏まえてご紹介していきましょう。

3Dホログラムディスプレイ

3Dホログラムディスプレイは、3Dホログラムの中でも特に認知度の高いディスプレイと言えます。
ディスプレイはピラミッド型をしており、透明なガラスの中に映像が浮かび上がっているような形になります。

なぜ、ピラミッド型でないといけないのかというと、光を屈折させる必要があるためです。
光が物質を通過する場合、その光は屈折します。
例えば水の中に腕を入れると、少し腕がズレているかのように見えるのは、水面で光の屈折が起きてしまっているため水中の腕がズレているようにみえてしまうのです。

この光の屈折を利用して立体的に見せているのが3Dホログラムになります。
水以外にもガラスなどの透明なものを使えば光を屈折させつつ、それを分からないように見せることも可能です。
空中に浮いているように見えるのも実際にその場所に投影しているわけではなく、別のところに映し出されている映像を光の屈折によってピラミッド内に立体的に浮かび上がらせていることになります。

ピラミッド型の場合、前面と左右の3面から見られる筐体と、前面のみから見られる筐体の2種類に分けることができます。
中には4面から見られる筐体の開発も進められており、より立体感を感じられる3Dホログラムディスプレイも近い将来見ることができるかもしれません。

半透明スクリーンへの投影

上記の3Dホログラムディスプレイの弱点として、筐体そのものがどうしても大きくなってしまうこと、筐体自体は大きいのに映し出される映像自体は小さくなってしまうことなどが挙げられます。
そのため近くで見る分には有効なのですが、遠くから大勢の人が3Dホログラムを見せたい時にはあまり適しているとは言えません。
そんな時に活用されるのが、半透明スクリーンです。

半透明スクリーンは強い光だけを通し、少しの反射を持たせることで照明などは通過させつつ、映像はしっかりと映し出すことができます。
半透明になっていて、しかも強い光である照明は反射せずに通過してしまうことから映し出されている映像は空中に浮かび上がっていて、なおかつ立体的に見えるという仕組みになっています。

先程も紹介した初音ミクのライブでも活用されている方法で、大きなスクリーンを舞台上に用意し、それを投影させることで初音ミクがまるで実際にステージ上で歌ったり踊ったりしているように見せているのです。
半透明スクリーンは様々な活用方法ができ、例えばスクリーンのサイズを変えることによって舞台上ではなくもっと小さな現場でも使えることや、スクリーン自体も半透明で強い光を通過できるものであれば良いため、例えば霧や水をスクリーン代わりに3Dホログラムを投影させる方法などもあります。

ただし、こちらにもデメリットは存在します。半透明スクリーンに映像を映し出しているだけなので立体的に見えているだけで、横から見ると立体的には見えなかったり、光も全てが通過するわけではないので照明も制限されることが出てきたりしてしまいます。
半透明スクリーンを用いる場合は、立体的に見えるかどうかを十分に加味した上で活用した方が良いでしょう。

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回転型ディスプレイ

回転型ディスプレイは近年注目されている3Dホログラムを映し出すディスプレイです。
上記で紹介した3Dホログラムディスプレイや半透明スクリーンよりも自由度が高く、また比較的小型なので様々な場所に活用しやすいというメリットがあります。
回転型ディスプレイの仕組みとしては、LED光源を高速回転させてそこに3D対応の映像を流すことで、回転するLED光源が映像を立体的に浮かび上がらせて、3Dホログラムを映し出すことができるというものになります。

回転型ディスプレイの魅力としては大きな筐体を必要とせず、手軽なツールとして取り入れられるという点です。
手軽に取り入れやすいということは、店頭販促や展示会などの出展ブースに取り付けて商品やサービスを紹介することで、アイキャッチにも利用しやすくマーケティングとしておすすめのディスプレイであると言えるでしょう。

例えば上記の動画内でも紹介されているように、腕時計やシューズなど全体的なフォルム・デザインを見て購入意欲を湧かせることも可能となりますし、くらげや蝶のように商品だけではなくオブジェとしての役割を持たせることもできます。
回転型ディスプレイの場合、企業ロゴや商品の紹介などで活用されることが多いですが、回転型ディスプレイでも半透明スクリーンのように映像を流せば様々なキャラクターが動いている様子や、美しい映像を映し出すことも可能です。
企業によっては購入だけではなくレンタル・リースを展開していたり、3Dホログラム対応の映像を制作も担ってもらえたりする場合もあるので、回転型ディスプレイに興味のある方はそういった部分でも比較・検討してみると良いでしょう。

デメリットとして考えられるのは、回転型ディスプレイは扇風機のように羽を高速回転させることで映像を映し出しているので、近くによると怪我をしてしまうのではないかというリスクが考えられます。
しかし、企業でもこのようなリスクを回避するために、保護カバーを導入しているところが見られます。
カバーが装着されていれば高速回転していても羽に当たることがないので安心です。

3DホログラムとIoTを組み合わせたサービス

3Dホログラムは立体的な映像を空中に映し出すことが主な目的であり、現状それ以外のサービスにつなげることは難しいとされています。
そのため販促活動やライブ演出などで使われることがほとんどなのですが、3DホログラムとIoTを組み合わせたサービスというものも誕生し3Dホログラムを使った表現や技術はより広がりを見せています。
3DホログラムとIoTを組み合わせたサービスは、店舗に配置した場合いかに来客数を増やし、また来客した顧客の情報を得てその情報を活用しより効率的な販促活動につなげていくことができるサービスになっているのです。

そもそもIoTとは?

IoT(Internet of Things)とは、モノのインターネットという意味で様々なモノがインターネットとつながることを指しています。
これまでインターネットというとパソコンやスマートフォンなどのネット接続用端末を活用しないと使えませんでしたが、様々なモノがインターネットとつながっていくことで情報の共有やデータ更新などが可能となっています。

例えば現在多くの自動車メーカーが取り組んでいる自動運転システムは、IoTを活かした技術の一つです。
インターネットを介して場所の特定を行い、最速ルートを確立した上で自動運転を行います。現在では自動車とスマートフォンをインターネットでつなぎ、自動で駐車することができる技術も既に開発されています。
このようなIoT技術が3Dホログラムにも活用されているのです。

3DホログラムとIoTが組み合わさることで得られるメリット

3Dホログラムはアイキャッチとしてかなり有効的であり、集客率の向上につながります。
特に3Dホログラムは現状珍しい技術でもあるので多くの方は3Dホログラムの珍しさに足を止めることでしょう。
また、多くの方が3Dホログラムを写真や映像として残そうとスマートフォンなどの端末を活用するはずです。

ただの3DホログラムであればそこからSNSによる拡散によって販促効果につなげていくことも可能なのですが、IoTの技術が加わることで拡散される以外にも販促効果を得ることができます。
それは、スマートフォンなどで撮影を行うと、3Dホログラム映像から発せられる信号情報をスマートフォンが読み取り、商品情報の詳細やアンケート等の関連サイトへの誘導を行うこともできるのです。

簡単なアンケートを用意しておけばその入力してもらった情報をインターネット上のクラウドで管理され、データ分析を行うことによってより細かなターゲティングによる販促活動や、プッシュ通知によるオファー情報などの発信なども可能となります。
より幅広い販促活動につなげることができるというわけです。

様々なマーケティング効果を生み出す3Dホログラム×IoT

他にも、マーケティング手法の一つとしてO2O(Online to Offline)というものがあります。
この手法はオンライン上から実店舗での行動を促すためのもので、オンラインを介して現実での購買につなげていくことを目的としています。
3DホログラムとIoTの組み合わせによって、3Dホログラムをスマートフォンなどでかざした後にオンラインにつながり店舗のホームページやクーポンを獲得できるページなどに向かうようにすることで、来店した人がただのウィンドウショッピングで終わらないための工夫を施すことも可能です。

3Dホログラムで実現できる表現は、筐体・ディスプレイによっても変わりますが、どれも通常の平面的な映像に比べてアイキャッチ効果の高い映像を映し出すことができるということが分かります。
また、3DホログラムとIoT技術を組み合わせることによって、より幅広い活用と販促効果を生み出す可能性が高いことも考えられます。
3Dホログラムによって実現できる表現や技術を、企業や店舗のマーケティングに取り入れたいという方は、ぜひ3Dホログラムを制作している専門企業などに相談してみましょう。

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