Instagramの動画広告・映像広告を効果的に使うための方法・成功させるポイント | 動画制作・映像制作会社のグローバル・ジャパン・コーポレーション

Instagramの動画広告・映像広告を効果的に使うための方法・成功させるポイント

毎日クリエイティブな画像や動画が投稿されるInstagramをマーケティングに活用する企業は増加しています。
その理由は、Instagramの動画広告はユーザーに敬遠されにくいということが分かっており、ターゲットに対して効果的にプロモーションできるツールだからです。

しかし、何も考えずに動画広告を配信しても成功につながる効果は得られません。
では、Instagramの動画広告を効果的に使うにはどうすれば良いのでしょうか?Instagramの動画広告を成功させるポイントについてご紹介しましょう。

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ターゲティングを明確にする

Instagramの動画広告の効果は、全てのユーザーに有効というわけではありません。
なぜなら、Instagramのユーザーは若年層に集中しているため、中高齢層をターゲットにしている場合はあまり効果がない可能性があります。
App Ape Laboratoryが2016年に行った調査では、10代から50代までの男女ユーザーの割合を調べところ、次のような結果となっていました。

【男性の場合】

10代・・・10.89%

20代・・・33.05%

30代・・・27.26%

40代・・・19.74%

50代・・・9.06%

【女性の場合】

10代・・・12.96%

20代・・・40.12%

30代・・・29.89%

40代・・・11.27%

50代・・・5.76%

この割合から男女共に20代~30代のユーザーが多く、特に女性に集中していることが分かりました。
また、同社の2015年の調査では30代の男性ユーザーの割合が16.84%で、前回の調査よりも10.42%も上昇していることも分かりました。

マーケティングではターゲティングが行われますが、そもそもInstagramのユーザーとターゲット層が適さないと動画広告は成功しません。
Instagramのユーザー傾向から20代から30代の女性、もしくは30代の男性をターゲットにしている企業なら、動画広告を上手く活用できるでしょう。
動画広告を出稿する前に、しっかりターゲティングすることが大切です。

ユーザーデータから細かくターゲティング

Instagramの動画広告はFacebookの配信システムを活用しており、InstagramだけではなくFacebookのユーザーデータから、細かくターゲティングを設定することが可能です。
住んでいる地域や年齢、性別を細かく指定して設定できるので、そのターゲットが身近に感じる商品やサービスを提供できる企業なら、効果的にアピールできるでしょう。

例えば、スモールビジネスや一般消費者向けの商品を販売するメーカーやブランドはInstagramの活用と相性が良く、逆に相性が悪いのはBtoBビジネスが中心の企業や、ソフトウェアなどの消費者にとって生活で身近に感じないものを販売する企業です。

ハッシュタグを上手く活用する

Instagramの投稿では、投稿内容に関連した検索ワードを「ハッシュタグ」として付けています。
Instagramではこのハッシュタグから投稿が検索されており、動画広告ではこのハッシュタグを上手く使いこなすことが、商品やサービスにアピールに必要不可欠です。
このハッシュタグはユーザー同士の趣味や状況を共有して共感を促すものなので、それを意識して必要なものだけを付けることがポイントです。

例えば、デニムの商品やコーディネートを探しているユーザーの場合、「#デニム」や「#コーディネート」というタグで検索するでしょう。
ファッションブランドであれば、デニム商品やその商品を使ったコーディネートに関する動画広告に同様のハッシュタグをつければ出稿すれば、ハッシュタグを辿ってきたターゲットのユーザーに見てもらえ、認知度をアップさせることが可能です。

動画広告が配置される場所にも注目

Instagramで動画広告が配置されるのは、フィードとストーリーズの2つです。
フィードとは、家族や友人、有名人など自分がフォローしているユーザーの投稿が表示される部分です。
フィード広告は一般ユーザーの投稿と同じように自然に表示されるもので、フォローしていなくても表示されます。

一方、ストーリーズはフィードとは別枠で、Instagramストーリー内に動画広告が表示されます。動画の表示は縦長のフルスクリーンなので、フィードよりも臨場感ある動画を掲載できます。

フィードの動画広告・映像広告の活用方法

フィードで動画広告を出稿する場合、最長60秒の動画が掲載可能です。
また、フォーマットにより正方形もしくは長方形で動画は表示されます。

一般ユーザーの投稿と一緒にナチュラルに配置される広告なので、動画やテキストも通常投稿の雰囲気を壊さないようにすることがポイントです。
あまりに広告らしい内容だと、写真や動画を楽しむユーザーに敬遠される恐れがあります。
また、音なしの自動再生となるので、音に頼らない動画を作成しましょう。

Instagramの動画広告ではWEBサイトへの誘導、もしくはアプリストアへ誘導するリンクの設定が可能です。
ターゲットに求めるアクションを設定し忘れないようにしてください。

ストーリーズの動画広告・映像広告の活用方法

ストーリーズは縦長のフルスクリーン動画が特徴的ですが、動画の長さは15秒とフィードよりも短めです。
短い動画でもフルスクリーンを活かしてインパクトのある動画を出稿しましょう。
ストーリーズの動画なら音声を活用することも可能です。

ストーリーズではカルーセル形式の設定が可能です。今までは1つのストーリーに対して動画1つでしたが、1つのストーリーに対して複数枚の写真もしくは動画を掲載することができます。
これを活用すれば、短い動画でもストーリー性のある広告にできるでしょう。
情報量が多いとユーザーの興味や関心を惹きやすくなります。

そして、ストーリーズの面白いところは24時間で動画広告が消えてしまうことです。これは通常投稿のストーリーも同様で、配信期間が1日に限定されています。
そのため、常時掲載していたい広告には不向きですが、逆に言えばわずかの間だけ告知したい内容に対して有利の表示方法と言えるでしょう。

このストーリーズは「いいね」に関係なく気軽に投稿できるところがユーザーにとっての利点です。
見られる期間が限定されていることからどこか希少性があるため、その希少性に惹かれて動画広告を視聴するユーザーは多いのです。

なお、ストーリーズへの動画広告の掲載は目的が限定されています。
表示できる目的はリーチ、動画再生数の向上、トラフィック、コンバージョン、アプリインストールのいずれかになります。
動画広告の作成時に目的を設定する必要があるので、5つの目的以外の場合はフィードを活用しましょう。

動画・映像の内容・質には特にこだわる

Instagramの動画広告を効果的に使うためには、動画の内容はもちろん、質にもこだわりを持つことが重要です。
ピンボケのある動画や低品質、低解像度であれば広告審査によって非承認になることも考えられるので注意しましょう。

また、動画と広告の内容が合わない場合も非承認となる可能性があります。
広告だということを前面に出し過ぎてしまうと、ユーザーにネガティブな印象を与えて動画を観ることに躊躇してしまうので、広告らしさのない動画にすることを第一に考えてみましょう。

例えば、Instagramの場合は世界に多くのユーザーが存在していますが、メインユーザーは10代~20代の女性となっています。
そのため、女性の興味を引きやすいファッションやインテリア、スイーツや旅行、ペットなどがInstagramの広告と相性が良いと言えます。

ですが、相性が良くてもただ単に動画を載せるだけでは効果を発揮することができません。
SNSの中でもInstagramは特に画像に特化したサービスでもあるので、動画であってもユーザーの心を掴むためにはスタイリッシュで魅力的な動画を制作することが大切となり、そのほかの商品を紹介したい場合でも動画の内容によってはユーザーの目に留まりやすいので、広告らしさのない動画を制作することや、いかに目を引く動画を制作するかがポイントとなるでしょう。

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Instagram広告の推奨仕様と要件について

Instagramの動画広告で質の高い広告を制作するためにも、条件や推奨仕様などを把握しておく必要があるので解説していきましょう。

【動画広告】

動画アスペクト比

横長 1.91:1
正方形 1:1
縦長 4:5

最小解像度

横長:600×315ピクセル
正方形:最小解像度600×600ピクセル
縦長:最小解像度600×750ピクセル

長さ

最小値なし、最長60秒

画像サイズ

最大で4GB

フレームレート

最大で30fps

サポート動画コーデック

H.264、VP8

サポート音声コーデック

AAC、Vorbis

【ストーリー広告】

アスペクト比

1:91から4:5まで

奨励解像度

1080 x 1920

最小解像度

600×1067

ファイルタイプ

.mp4 .mov .gif

動画再生時間

最大で15秒(画像は3秒)

動画コーデック

h.264, VP8

音声コーデック

AAC, Vorbis

テキスト要素について

動画広告の場合、広告用の動画にブランド用のロゴやキャッチコピーのほか、商品に関する説明などを付けることになるでしょうが、テキスト要素を205以内に収める必要があります。
テキスト要素が多くなってしまうと、リーチできる回数が制限されてしまうので気を付けましょう。

要件を満たしているか確認するためには、「テキストオーバーレイツール」を利用してみるのも良いでしょう。
Face bookが提供しているものなのでInstagram広告を配信する前に1度確認してから配信すると安心です。

コンバージョンにつながる導線を作る

上記のようにInstagram広告での推奨仕様で内容もInstagramに見合った動画広告を制作してもコンバージョンにつなげられなければ意味がなくなってしまいます。
コンバージョンとは、「変換」や「転換」などの意味を持ちますが、マーケティングの分野では「最終的な成果」を意味します。
コンバージョンについては、広告を配信する企業によって違いがあるでしょうが、動画広告を制作する前にしっかりと設定しておく必要があるでしょう。

コンバージョンに関しては、Instagramが2015年に日本で一般開放された当初は利用することができませんでした。
しかし、2016年の1月から最適化配信することが可能となったので、企業としては広告の効果を最大限に生かすことができるようになったのです。

これによりターゲットユーザーがリード登録や商品を購入するなどの特定のアクションを効率的に獲得できるようになりました。
これからInstagram広告を配信しようとしている企業の方はぜひ活用してみましょう。

CTAの設定も重要となる

コンバージョンにつなげるためにも、Instagramの動画広告では適切なCTAを設定することが重要となります。
CTAとは、Call To Actionの略で「行動喚起」を意味し、動画広告を観たユーザーに起こしてもらいたい行動に誘導することを意味します。
Instagram広告のCTAには様々な種類があるので確認してみましょう。

アプリを利用する

インストールをする

問い合わせを行う

ゲームをプレイする

ダウンロードをする

ビデオを観る

リンクを開く

音楽を聴く

購入する

申し込む

ほかの動画を視聴する

予約する

登録する

「詳しくはこちら」を開く

上記のように複数のCTAがあり、この中からアプリをインストールしてもらうことが目的であれば「アプリを利用する」を設定し、商品を購入してもらうが目的であれば「購入する」となります。
ゲームや音楽など、企業に見合ったCTAを設定できるので、目的をしっかりと考えてから動画広告を配信することが大切です。

公式ホームページ制作も手を抜かないことが大切

公式ホームページへの誘導が目的で動画広告を配信した場合には、公式ホームページの質についても見直す必要があるでしょう。
Instagram広告では、ユーザーの目に留まるオシャレで魅力的な動画広告を制作したとしても、誘導されたホームページの質が悪ければユーザーが落胆してしまうことも考えられます。
最終的にはコンバージョンにつながる行動を起こしてくれない可能性もあり、購入につなげることや顧客を増やすことができなくなってしまうのです。

公式ホームページが広告とは全く違うイメージにならないよう、Instagramの動画広告を制作する際にはホームページについてもしっかりと見直すことが大切となります。
そのためにも、Instagramの動画広告と同じような世界観のホームページになるよう変更もホームページを一新することも考えてみましょう。

SNSは世界中に多くのユーザーがいるのでマーケティングに活用することで多くのメリットが得られると考えられます。
中でもInstagram広告は低予算で始められるので多くの企業で注目されていますが、目的を成功させるためには様々な工夫が必要です。
Instagramの動画広告を効果的にするためにも、Instagramに見合ったファッショナブルで目に留まりやすい動画広告を制作するだけではなくターゲティングやコンバージョン、配置される場所など、様々なことを考えることが重要となるので上記にある様々なポイントを参考に動画制作を進めていきましょう。

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