東京都江東区は、新旧様々なものが入り混じる、豊富なロケーションが揃った地域です。
下町情緒あふれる場所から、最新技術を体感できる施設まで、撮影したいシチュエーションに合わせて様々なロケーションを選ぶことができます。
また様々なエリアがあることから、映像制作・動画制作の際にインスピレーションを得られる場所や息抜きができる場所、新たな発見を得られるような場所もあることでしょう。
今回はそんな東京都江東区の撮影スポットについてご紹介していきます。
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目次
東京国際展示場
東京ビックサイトとも呼ばれる日本最大のコンベンションセンターであり、世界五大モーターショーと称されるうちの一つ東京モーターショーが開催されたり、来場者が毎年50万人前後訪れる世界最大の同人誌即売会コミックマーケットが開催されたりする会場としても有名です。
建設面積は約16万平方メートル、展示面積は約9.5万平方メートルと非常に広大であり、日本最大のコンベンションセンターとして様々なイベントに使われています。
世界で比べた場合は68番目、アジア内の深くでも16番目と小さく感じますが、2020年の東京オリンピック開催までに総展示面積を約10万平方メートルに拡張する計画も進められているそうです。
逆さになったピラミッドのような形が東京国際展示場の特徴であり、多くの人からその形を良く覚えられています。海外から訪れる観光客にも親しまれていることがあり、記念に写真を撮影する人もいるようです。
動画制作・映像制作でも、背景として使えば場所が良く分かるので、この近辺を舞台とした映像制作をする際はおすすめです。
お台場
フジテレビにある球体でおなじみの、東京都江東区にある区域です。
ちなみにフジテレビの球体部分は展望台となっていて、お台場周辺の景色を一望することができます。
ここにはフジテレビだけでなく、大江戸温泉物語や日本科学未来館、キッザニア東京など、様々な観光スポットがたくさん詰まっているので、家族連れでもカップルでも、友達同士でもたっぷりと観光していくことができます。
お買い物ができる場所も多いので、お土産選びに逆に迷ってしまうかもしれません。
様々な体験をここでしていくことができるので、映像制作や動画制作のためのインスピレーションを得たり、ロケの合間の休憩として羽を伸ばしたりすることもできるでしょう。
撮影スポットとしてなら臨海公園がいくつかあるので、そちらを利用すると良い映像が撮れます。
春海橋公園
海に面した公園で、東京湾や運河を眺めたり、散歩や軽いランニングなどを楽しんだりする人が多い公園です。
海に面していることから釣りを楽しむ人もいるため、さまざまな楽しみを自分たちで作り上げて楽しんでいくことができると言えます。
夜になると雰囲気が変わり、淡いオレンジ色の街灯で照らされた海辺の公園と、遠くに見える都市の夜景という美しい風景を楽しむことができます。
デートスポットとして特に注目されており、このロマンチックな夜景を楽しむためにたびたびカップルが訪れています。
夜景をバックに動画制作をしていくのも良いでしょう。少し光源までが遠いと言われていますが、カメラのレンズを通すとそれが背景としてちょうど良い具合になります。
様々なシーンで使えるので、動画制作・映像制作にぜひ活かしてみてください。
富岡八幡宮
深川八幡宮とも呼ばれる東京都最大の八幡宮です。
ここで行われる深川八幡祭りは、神田祭や山王祭と合わせて江戸三大祭りとも呼ばれており、毎年多くの人々が祭りを楽しんでいます。
富岡八幡宮の始まりは、1627年、菅原道真公の末裔と言われている長盛法印が、ある日受けた信託によって当時永代島と呼ばれていた小さな島に訪れ、そこで信仰を始めたからと言われています。
創祀当初は島の名前から永代嶋八幡宮とも呼ばれており、徳川翔具受けからの保護もあって大きく繁盛していたそうです。
その後庶民からも深川の八幡様と呼ばれて親しまれ、やがて周囲には商業地が形成され発展していくようになりました。
また富岡八幡宮は1684年から寺社奉行の許しを得て、観進相撲が行われていくようになりました。
江戸観進相撲発祥の地とも言われていて、現代では新横綱が誕生した際は境内で奉納土俵入りなどの式典をとり行っています。
様々な見どころがある神社なので、ぜひ一度お参りしてみてください。
深川不動堂
煩悩を焼き尽くし、悟りへと導いてくれる不動明王を本尊とするお寺です。心願成就や立身出世、商売繁盛、家庭円満、勝負必勝や病魔退散などのご利益があり、平安時代から続いている歴史ある寺院である成田山新勝寺が本院で、深川不動堂はその本院にあった不動明王の御本尊を出開帳したことに縁があるようです。
深川不動堂の一番の特徴としては、2011年に新しく作られた本堂で、一般的なお寺のイメージとは大きく離れた形状の建物です。四角い建物の外壁に、不動明王の真言を梵字で刻んだ前衛的なデザインをしており、美術館などにも例えられることがあります。
堂内はバリアフリーとなっており、車いすやベビーカーを押していても簡単に入ることができるため、市民に開かれたお寺とも言えるでしょう。
旧本堂もそのまま残っており、元々は千葉県の龍腹寺の本堂だった建物です。
現在は区内最古の木造建築物として登録文化財にも指定されています。
しおかぜ橋
「踊る大捜査線THE LAST」のロケ地として使われたことのある、運河に渡された橋です。
アーチ橋、ループ橋、斜張橋と形状の違う橋があるのですが、それらをまとめてしおかぜ橋としています。
ここも含めて、東京臨海副都心は踊る大捜査線のロケ地、舞台になっているため、劇中で見たことのある場所を見ることができるでしょう。
特徴的な形状の橋であるため、写真撮影に訪れる人がいます。
また、釣りの隠れスポットともなっているそうで、たまに釣りをしている人を見かけることもあるのですが、基本的には静かであまり人のいない場所です。
ゆっくりと動画・映像撮影などができるかもしれません。
特徴的な橋がある景観を撮影したい場合にぴったりのスポットですので、天気なども確認しつつロケを行っていきましょう。
橋の上は自転車などでの通行が禁止になっているそうなので、それらの注意事項には気をつけてください。
清澄庭園
東京都の名勝地としても指定されている美しい日本庭園です。
池の周囲に銘石や築山を配置し、庭を回遊しながら楽しむ回遊式林泉庭園として整備されていて、庭園の泉水として隅田川の水が使われるなど様々な工夫が凝らされています。
清澄庭園の成り立ちは、元禄の時代にさかのぼります。
当時豪商だった紀伊国屋文左衛門のお屋敷がこの地にあり、享保の時代になると下総関宿藩主である久世氏の下屋敷となりました。
この時期、いずれ清澄庭園となる下地が作られましたが、一時は手入れがされなくなり荒廃してしまったようです。
1878年になり三菱財閥創始者・岩崎弥太郎氏がこの地を買い取り、三菱の社員の慰安と賓客の接待の場として庭園を造成することになります。
その後造成が終わり、様々な変遷がありつつも美しい庭園として親しまれてきました。
関東大震災が起きた際に、庭園は約4000本もの樹木に囲まれていたことから公園全体が焼失することなく残り、そこに避難していた約2万人もの人々が救われたと言われています。
美しいだけでなく人の命をも救ったこの庭園に、一度は行ってみてください。