化粧品やコスメのマーケティングには、テレビや雑誌などよりも動画が活用しやすいと言われているのはご存知でしょうか?
スマートフォンやネット環境が普及したことによって、化粧品業界では動画を使って手軽に商品の特徴や魅力を紹介できるようになりました。
しかし、ただ化粧品やコスメの動画制作・映像制作するだけでは、視聴されても商品ページへの誘導ができない可能性があります。
そこで今回は、化粧品やコスメの動画マーケティングにおいて理解しておきたい戦略や、動画でプロモーションするメリットなどをご紹介していきましょう。
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化粧品・コスメの広告プロモーション動画の種類・特徴
化粧品やコスメのプロモーション動画広告は、目的によって種類も特徴も変わります。
まずは、それぞれの動画の種類と特徴を紹介していきましょう。
ブランドイメージ・コンセプト
化粧品業界がプロモーション動画制作・映像制作をする際には、メーカーのブランドイメージやコンセプトを盛り込み、視聴者に伝えることを目的にするケースも多いです。
この場合、具体的な化粧品やコスメは登場してもわずかな時間になります。
ブランドイメージ・コンセプトを目的にする場合、化粧品やコスメを実際に購入する女性に対して、いかにメーカーの良さを知ってもらうかが重要です。
視聴者がブランドイメージやコンセプトに共感できれば、化粧品・コスメにも興味が湧きやすくなります。
つまり、化粧品やコスメに興味を持ってもらい、「このメーカーの商品を使えば私も綺麗になれるかも」と思わせられるかどうかがポイントとなるのです。
女優やモデルを起用してアピールするのも良いでしょう。
商品の特徴などを理解する
プロモーション動画広告として多いのが、特定の化粧品・コスメを紹介する動画です。
ターゲットとなる女性に対して、いかに商品が魅力的なのかをアピールすることが目的になります。従来の商品との違いや、競合商品との違いなどを紹介することもポイントです。
化粧品・コスメであれば、配合されている美容成分や効果的な使用方法を紹介してみても良いでしょう。
一般的な商品との違いを伝えるのであれば、試験結果や研究結果など確かなエビデンスを盛り込むとより効果的です。
大切なのは、どれだけ購買意欲を刺激させられるかではないでしょうか?
動画であれば、使用感やテクスチャーと言った感触の要素も表現しやすいため、商品の魅力を伝えやすいです。
商品の使い方・ハウツー
化粧品・コスメにはそれぞれ特徴や使うことのメリットも違います。
そんな商品の使い方やハウツーを紹介する動画にすることで、自分も試してみようという消費者の購買意欲を向上できます。
例えば、化粧品の効果的な使い方やコスメの使い方のポイントやコツなどを解説すれば、実際に使用した時の様子をイメージしやすいです。
化粧品やコスメをすでに持っている方にとっても、解説動画は視聴されやすいと言えるでしょう。
消費者視点のレビュー
メーカーによっては、取り扱っている商品を実際に使っている購入者の声をホームページ上に掲載している所もあるでしょう。
そんな購入者や利用者の声を盛り込むことで、リアルな声が届けられるほか、商品の効果の信憑性も増します。
このような動画を「レビュー動画」と呼ぶこともあります。
化粧品業界がプロモーション動画を制作するのは、扱っている商品を多くの方に購入してほしいというのが目的でもあるでしょう。
しかし、あまりにもあからさまに宣伝するよりは、経験者のリアルな声を視聴者に伝えた方が印象に残りやすいのです。
最近では、化粧品やコスメを購入する前に、口コミやレビューを見てから購入するかどうか判断する方も増えています。
テキストではなく、視聴者目線の動画で伝えることによって、説得力が増し視聴者に訴えかけることができます。
このように、化粧品業界のプロモーション動画広告は大きく分けて4つの種類があります。
どのような目的で動画制作・映像制作するかによって、工夫すべきポイントも変わってくるので、まずは制作する目的を明確にすると良いでしょう。
化粧品・コスメを動画でプロモーションするメリットとは
実際に特定の化粧品やコスメを動画でプロモーションすると、どのようなメリットが生まれるのでしょうか?
商品の使用感を伝えられる
まず1つは、テキストでは表現しにくい商品の使用感を伝えやすいという点です。
実際に使っているモデルの表情や商品を使用しているシーンを視聴すれば、自分が使っているかのようにイメージしやすく、使用感も分かりやすいのです。
最近では、化粧品やコスメに関わらず、欲しいものをネットで購入する方も増えてきています。
しかし、ネットで購入する場合はリアルな使用感やテクスチャーを理解することができません。
そんな時、使用感やテクスチャーが伝わる動画を配信していれば、購買意欲も向上しやすくなるのです。
商品の使い方や、上手に使うコツなどを紹介するのも効果的と言えるでしょう。
興味・関心を持ってもらえる
もう1つは、動画を配信したメーカーの商品に興味・関心を持ってもらえるという点です。
化粧品業界は様々なメーカーがあるため競合も多く存在しています。
そんな中で、視聴者の目に止まるようなプロモーション動画を制作すれば、商品の魅力や他社商品との違いを効果的に表現できるでしょう。
実際に商品を使った方が増えれば、その魅力が口コミやレビューなどで伝わり、新規顧客獲得にもつながります。
低価格を打ち出したり、商品の種類を増やしたりするだけでは、効果的な訴求にならないケースもあります。
自社の商品により興味・関心を持ってもらうには、動画を活用することが効果的なのです。
また、近年はスマートフォンやネット環境が普及して誰でも気軽に動画を楽しむようになってきました。
化粧品業界がブランドイメージや商品の宣伝をする上でも、プロモーション動画広告は視聴者に魅力を伝えやすいものになっています。
動画制作・映像制作は、新規顧客獲得やリピーター率向上にも適しています。
商品に興味・関心を持ってもらえるというのは、動画でプロモーションする大きなメリットなのです。
インフルエンサーを活用した動画プロモーション
インフルエンサーという言葉を耳にしたことはあるでしょうか?
インフルエンサーは、消費者の購買意欲に大きな影響をもたらす人物を指します。
最近では、有名人やYouTuber、有名なブロガーなどがインフルエンサーとして挙げられるのではないでしょうか。
マーケティング手法としてこうしたインフルエンサーを起用するのは、「インフルエンサー・マーケティング」と呼ばれています。
影響力のあるインフルエンサーに化粧品やコスメの魅力を伝えてもらえば、商品に興味を持ち購入する視聴者も増えてくるでしょう。
実際に、有名人・YouTuber・有名ブロガーなどが紹介した商品を購入したことがある方も少なくないのではないでしょうか?
インフルエンサーが特定の商品を評価するのは、全く関心のなかった人々にも購買意欲をかき立てるようなインパクトを与えるのです。
また、現代ではテレビCMなどの広告媒体よりも、若い層に向けたPRを行うためにはインフルエンサーの力を借りた方が素早く若者へ情報拡散が促せます。
影響力のあるインフルエンサーを起用して、自社商品のアピールや顧客獲得につなげてみてはいかがでしょうか。
化粧品・コスメ動画のマーケティング良事例
ここでは、実際に化粧品やコスメのプロモーション動画の事例をご紹介していきましょう。
資生堂 マキアージュ
モデル・女優として活躍している水原希子を起用したプロモーション動画です。
マキアージュのブランドイメージやコンセプト「レディにしあがれ」を表現しながらも、商品を実際に使った様子を細かく表現しています。
水原希子は有名なインフルエンサーでもあり、Instagramのフォロワー数も多いです。
インフルエンサーを起用した動画として、良事例と言えるでしょう。
CHANEL 2017FALL-WINTER COLLECTION
https://www.youtube.com/watch?v=CDzOi3GAU1k&feature=youtu.be
CHANELの動画はアジア人モデルを起用しており、コスメの使い方を紹介するハウツー動画となっています。
日本語字幕が記載させられるので視聴しやすく、実際にメイクをしている姿を想像しながら視聴できる内容となっています。
ロクシタン サンドアート&Grasse
サンドアートの物語を通じて、新商品のイメージやコンセプトを表現した動画です。
ロクシタンの新商品であるオードトワレは、2つの香りが楽しめるのが特徴です。
サンドアートで、そんな2つの香りをそれぞれ擬人化して物語を作っており、商品のイメージが膨らみやすくなっています。
Bare Escentuals Why Mineral?
この動画では、Bare Escentualsのファンデーションが一般的な商品とどのような違いがあるのかを表現しています。
3Dや試験結果を活用しており、信憑性も高く説得力もあります。商品の差別化を図る動画として効果的ではないでしょうか?
RMK メイクアップレッスン
化粧品有名ブランドのRMKでも、オフィシャルチャンネルにおいてハウツー動画を配信しています。
プロのメイクアップアーティストが解説しながら実際にモデルにメイクしていく様子が視聴できます。
この動画では、クールでセクシーなメイクをするコツを盛り込みながら分かりやすく解説しているので、有用な情報が得られることもポイントです。
ここまで、化粧品業界のプロモーション動画広告の特徴やメリット、事例などを紹介してきました。
実際にプロモーション動画を制作する時には、使用感やテクスチャーを表現したり、従来の商品との違いを盛り込んだりして、他社との差別化を図ることがポイントとなってきます。
化粧品やコスメの主な消費者は女性なので、女性を惹き付ける動画にするのも効果的です。
視聴者自身が実際に使っているかのようにイメージしやすい動画にすれば、新規顧客やリピーター獲得につながるのではないでしょうか?