「インタラクティブ動画プロモーション」というのをご存知ですか?
現在、海外の企業で多く取り入れられている動画の手法のことです。
「インタラクティブ動画プロモーション」とは・・・
配信された動画に対し、ユーザーがその後、いくつかの選択肢の中から、自分が見たい情報を選択し、その選択次第で、次の動画のストーリーが変わる動画のことです。
いわゆる「ストーリー選択型ムービー」のことです。
これにより、ユーザが自分の求める情報のみを手に入れることができます。
今や、動画は投稿者の一方的な配信ではなく、ユーザが次に見たいストリーを選択する時代ということです。
この「インタラクティブ動画プロモーション」は、YouTubeの「動画アノテーション」という機能を使って制作することができます。
「インタラクティブ(interactive)」とは、「双方向式」や「対話式」といったような意味で、ユーザーが一方的に情報を受け取るだけではなく、ユーザー自身が欲しい情報を選ぶことができる選択肢がある、ということです。
YouTubeの「動画アノテーション」とは、動画にインタラクティブなコメントを追加する新たな方法です。
- 動画の背景情報を追加する
- 複数の可能性のあるストーリーを作る (視聴者はクリックして次のシーンを選ぶ)
- 動画内から関連する YouTube 動画、チャンネル、または検索結果へのリンク
- 上にあるすべて。
アノテーションに表示される内容、アノテーションが表示される場所、表示および非表示のタイミングはユーザーが指定できます。
それでは、この「動画アノテーション」が実際にどのように活用されているか2つ例を見ていきましょう。
「動画アノテーション」活用事例01
ニュージーランドの宅配ピザ「ヘル・ピッツァ」がプロモーションとして「インタラクティブ動画」を制作しています。
主人公のピザ宅配員が、ゾンビだらけの街でゾンビに包囲されている女性にピザを届けるというストーリーです。
この動画は、動画の最後に表示される2つの選択肢の中から、自分の好きな方を選び、次のストーリーが進んでいくというものです。
選んだ選択肢によってストーリーが変わるというものです。
Interactive zombie movie adventure – DELIVER ME TO HELL – REAL ZOMBIES ATTACK
「動画アノテーション」活用事例02
広告代理店の Boone Oakley(ブーン・オークリー)では、「インタラクティブ動画」をとてもユニークな使い方をしています。
それは、YouTubeの動画自体を自社のホームページとして利用しているところです。
動画の画面左側にある4つのボタンがリンクになっており、これがホームページのメニューボタンの役割を果たしています。
このボタンのいずれかを押すと、選んだメニューの内容が動画で表示されるようになっています。
つまり、通常のホームページの各カテゴリーページの代わりに、複数のYouTubeの動画をそれぞれのカテゴリーページとして使っているということです。
このように動画を活用したプロモーションやマーケティングは、アイディア次第でいろいろな形で活用することができます。
今後の動画のマーケティング方法は、「インタラクティブ性」「エンターテイメント性」が主流になってくると思われます。
遊び(ゲーム)感覚を入れたプロモーションやマーケティングをしてみてはいかがでしょうか?
動画は個人で制作することもできますが、ユーザに、より良い情報を伝えためには、動画製作会社に依頼するとよいでしょう。