企業で動画制作を検討した際に、費用を抑えようとフリーランスに依頼を検討する方もいます。しかし「フリーランスでも満足のいく動画は制作できるのか？」「本当に費用が抑えられるのか？」などと不安を感じている方もいるでしょう。
そこで今回は、動画制作をフリーランスに依頼した際の気になる費用や、フリーランスに依頼をするメリットなどを解説していきます。重要なポイントについても解説していくので、動画撮影の依頼でお悩みの方はぜひ参考にしてください。
動画制作（映像制作）をフリーランスに依頼した際の費用相場
動画制作・映像制作を依頼するとどの程度の費用が発生するのか、気になっている方は多いはずです。そこで、動画制作会社に依頼した場合とフリーランスに依頼した場合で、費用相場にどれだけの違いがあるのか解説していきます。
動画制作会社に依頼した場合
まずは、動画制作会社に依頼した際の費用相場です。
| アニメーション動画費用 | 50万～100万円 |
| 実写動画 | 50万～200万円 |
| 3DCG動画 | 150万～300万円 |
アニメーション・実写・3DCGによって費用に大きな違いがあり、アニメーション動画の制作が最も費用を抑えられます。実写動画は、役者を使っての制作となるため、その分費用がアップします。
3DCGに関しては、モデリングやレンダリング、レタッチといった複雑な工程が必要になり、完成までに時間がかかります。人件費もその分かかるため、費用が上がってしまうのです。
また、上記の費用相場はコンセプトの立案から編集まで動画制作におけるすべての工程を依頼した際の費用です。そのため「編集だけ依頼したい」「ナレーションだけ入れてほしい」といった部分的な依頼のみであれば、費用を抑えられます。要望があれば制作会社に相談してみましょう。
インタビュー動画の費用相場
実写動画と言っても、その種類は豊富です。費用のイメージがしやすいよう、ここではインタビュー動画の費用相場を解説していきます。
インタビュー動画を制作する場合の費用相場は、約50万円です。インタビュー動画では役者は使用せず依頼した企業の従業員が出演し、インタビューを受けてもらいます。
その分費用を抑えられる点がメリットです。動画制作に関わるスタッフもディレクターとカメラマンのみとなるため、費用をかけたくない企業におすすめです。ディレクターとカメラマンが兼任する場合は、より費用を抑えられます。
実写WebCMの費用相場
次に、実写WebCMを作成した場合の費用相場です。WebCMと言ってもその種類は様々です。例えば、役者やエキストラを使用し、ロケ現場にてCMを制作する場合は300万円ほどかかるケースもあります。
制作に関わるスタッフも、ディレクターやカメラマン以外に、プロデューサー、カメラマンアシスタント、照明・照明アシスタント、美術、メイク、スタイリストと20～30人ほどのスタッフが必要です。ロケ地での撮影であれば、ロケ地を借りる費用やロケ地まで行く交通費も必要になるため、制作にかかる費用がどうしても高くなってしまいます。スタッフが多くなればなるほど、費用も上がっていくでしょう。
フリーランスに依頼した場合
次に、動画制作をフリーランスに依頼した際の費用相場について解説していきます。フリーランスに依頼した場合、費用は約5万～15万円ほどです。制作会社に依頼した費用を比較すると、大幅に安くなります。
費用が安くなる理由としては「人件費の違い」です。制作会社は動画制作に関わるスタッフが多く、人件費がかさむためにどうしても費用が高くなってしまいます。しかし、フリーランスであれば基本1人での作業となるため、人件費を抑えられるのです。
編集のみ、ナレーションのみ、字幕の追加のみといった部分的な依頼をすれば、より費用を抑えられます。予算に応じて相談してみましょう。
動画制作（映像制作）をフリーランスに依頼するメリット
続いて、動画制作をフリーランスに依頼すると、どのようなメリットを得られるのかご紹介します。
費用を抑えられる
前述したように、動画制作をフリーランスに依頼すれば費用を抑えられます。動画制作会社の中には、動画の制作を外注して撮影や編集を行う会社もあります。その場合、仲介手数料が増えるのでコストが高くなりがちです。
しかし、個人であれば直接クリエイターに仕事を依頼するので仲介手数料も発生しません。フリーランスに依頼する際には、実績やクオリティの高さに注目し、満足のいく動画に仕上げてくれるクリエイターを見つけることが大切です。
実際に作成した動画を視聴しながら、最適なクリエイターを探していきましょう。
要望に合わせた動画制作が可能
フリーランスであれば、要望に合わせた動画制作が可能です。制作会社に依頼する場合、修正や対応できる範囲には制限があります。
そのため、希望の動画制作を依頼しても対応外であれば、動画を制作してもらえません。修正に関しても、修正可能回数を超えた依頼をすれば追加で費用を請求されます。
しかし、フリーランスであれば修正可能回数を設定していないクリエイターもいます。修正可能回数に限りがあったとしても、安い価格で修正してもらえるケースもあるため、そこまで費用を気にせずに依頼できます。
また、テロップの挿入やイラストの作成、ナレーションの挿入やBGMの挿入など、作業の一部分のみを依頼することも可能です。要望に合わせた依頼ができれば、後悔せず満足のいく動画制作になるでしょう。
コミュニケーションが取りやすい
フリーランスであれば、動画制作を行うクリエイターに決定権があります。そのため、打ち合わせの際に希望した内容のできる・できないをその場で判断してもらえます。スムーズに打ち合わせができるので、制作を始めるまでの期間も短縮できる点がメリットです。
動画制作会社に依頼すれば、クリエイターとコミュニケーションを取っていても決定権は会社にあるため、要望があれば制作会社側の了承が必要です。上司が外出中などですぐに判断できず、作業に取り掛かるまでの時間も遅れてしまう場合があります。
スムーズに話を進めていきたい場合は、フリーランスに依頼をしてスピーディに動画制作を進めていきましょう。
動画制作（映像制作）をフリーランスに依頼するデメリット
次に動画制作をフリーランスに依頼した際のデメリットです。後悔しないためにも、デメリットはあらかじめ理解しておきましょう。
信用面に不安がある
フリーランスで制作を請け負っている人の中には、信用面に不安が残るクリエイターもいます。経験が浅い場合、実績を作るためにスケジュールを考えずに案件を請け負うケースもあります。その場合、納期に間に合わず完成が遅れる危険性があるのです。
また、連絡が取れなくなるクリエイターも存在します。要望が多い、納期に間に合わないとなどの理由から仕事をドタキャンし、音信不通になってしまうこともあるでしょう。SNSやクラウドソーシングの場合、本名で登録していないクリエイターもいるため、連絡を取る手段がなくなれば対処の施しようもありません。
さらにクリエイターのミスによって情報が漏洩してしまうリスクもあります。契約を結ぶ際には秘密保持契約を結び、リスクを防ぎましょう。
編集スキルは個人によって違う
フリーランスでも高い編集スキルを持ったクリエイターは多く存在します。しかし、すべての人のクオリティが高いわけではありません。中には経験が浅く、実績もそれほど多くない初心者のようなクリエイターも存在します。
初心者であれば望んでいる動画が制作できない可能性があるため、前もってスキルを確認することは大切です。報酬が相場よりも低い場合は、編集経験やスキルが乏しい可能性があるため注意しましょう。
また、フリーランスが編集に関するすべての作業を担当できるとは限りません。イラストの作成やナレーター挿入など、作業内容によっては依頼したクリエイターでは対応できない可能性もあります。その場合は他のクリエイターにも依頼する必要があるため、自社で外注やスケジュールを管理しなければいけません。
動画制作会社の場合はディレクターやプロデューサーが対応してくれるため、自社で管理する必要がありません。管理が複雑化するケースもあるため、すべての編集作業を担当できるクリエイターを探した方が負担なく依頼できるはずです。
動画制作（映像制作）をフリーランスに依頼するか判断する基準
フリーランスに依頼するメリット・デメリットを知ったことで、動画制作をどこに依頼すれば良いのか悩んでしまった方もいるでしょう。フリーランスと制作会社でどちらを選択するべきか迷った際には、以下の判断基準を参考に検討してみてください。
制作する目的
まずは動画を制作する目的を見直してみましょう。
・求人を行うための会社紹介をするための動画
・自社で販売する新商品を紹介するための動画
・企業ブランドの価値を高めるような動画
動画を制作し、どんな効果を得たいかによって依頼先に違いが出てきます。ブランディングやマーケティングに関する視点を取り入れた動画制作が必要であれば、視点に見合う動画を制作してくれる会社に依頼をしなければ意味がありません。マーケティング視点やブランディングに有効な動画制作の知識があり、経験も豊富にある制作会社に依頼をした方が、満足のいく動画を制作してくれるでしょう。
一方で、YouTubeチャンネルのオープニングやエンディングムービーの作成、結婚式用のムービーといった演出を重視するような動画であれば、費用を抑えられるフリーランスへの依頼がおすすめです。
依頼する内容
動画制作を依頼する内容を見直してみてください。動画制作をする場合、以下のような複数の工程から制作していきます。
・企画
・シナリオの作成
・絵コンテの作成
・撮影
・編集
・音入れ
もし、編集作業のみやテロップ・BGM・ナレーションの挿入だけを依頼したいのであれば、フリーランスへの依頼がおすすめです。フリーランスの場合、動画編集に関するすべての工程を網羅しているクリエイターは少数になります。探すだけでも苦労しますし、見つけたとしても希望するスケジュールで制作できない可能性があります。
複数のクリエイターに分割して依頼することも可能ですが、スケジュールの管理が難しくなるためおすすめできません。企画から編集まですべての工程を依頼したい場合は、動画制作会社に依頼した方が良いでしょう。
マーケティング視点
商品の売上アップや認知度の増加、採用活動といった内容で動画制作をする場合は、動画の運用方法まで提案してくれる動画制作会社への依頼がおすすめです。ただ単に動画を作っても目的を達成できるとは限りません。
ターゲットは誰か、配信はどこでするのか、配信期間はどれくらいなのかなど、運用方法についても検討しなければ目的の達成は難しいでしょう。マーケティングに関係なく動画制作を依頼したい場合は、費用を抑えられるフリーランスがおすすめです。
動画制作（映像制作）をフリーランスに依頼する際の重要ポイント
フリーランスに動画の制作を依頼する際に、重視すべきポイントを解説していきます。契約をしてから後悔しないためにも、ぜひ参考にしてください。
目的や依頼する内容を明確化させる
動画制作をする際には動画を作る目的や依頼する内容を明確化させましょう。動画を作る目的は企業によって異なります。
・企業の認知度アップ
・提供しているサービスの認知度アップ
・企業ブランドの価値をアップ
・自社サイトへの誘導
・商品の購入を増やす
・採用活動のため など
中には「認知度もアップさせたいけど購入も増やしたい」「サービスの認知度をアップさせ、自社サイトにもたくさんの人に訪れてもらいたい」など、複数の目的を持つ企業もいます。
ただし、1つの動画で2つの効果を狙うのは難しいです。目的を絞って制作した方が高い効果を発揮してくれるでしょう。
また、動画はステップを踏んで制作していきます。編集やテロップの挿入など、クリエイターによって特化した技術は異なります。良い動画を制作するためにも依頼する内容を明確化させ、高いスキルを持ったクリエイターに制作を依頼しましょう。
実績をチェックする
フリーランスに依頼をする場合は、必ず実績をチェックしてください。実績に関しては、クラウドソーシングのプロフィール欄や個人サイトに記載されています。
実績が多くあるクリエイターは、より多くの企業や個人に信頼されてきた証拠があると言えます。ポートフォリオもしっかりとチェックし、スキルの確認を忘れずに行ってください。
また、「○○の動画作成の実績あり」と記載されている場合は、クリエイターが担当した場所を確認する必要があります。撮影や編集のみ、ナレーションやBGMの挿入など、部分的な作業しか担っていない可能性もあるので、直接問い合わせをして確認してみましょう。
口コミや評価をチェックすることも大切です。クラウドソーシングであれば、評価を閲覧できるサイトもあります。発注者の声を聞くこともできるため、クリエイターを選ぶ際にも比較しやすいです。
クリエイターによってはテスト発注を受け付けている方もいます。テスト発注とは、本案件を依頼する前にテスト用の案件を作成してもらう作業です。
実際に制作してもらいたい動画の一部分のみを依頼すれば、クリエイターの実際のスキルをチェックできます。実力を知るためにも活用を検討してみましょう。
クリエイターとの相性をチェックする
動画制作を依頼する際にはクリエイターとの相性も確認しましょう。例えば、質問内容には丁寧に答えてくれるか、わかりやすいように説明してくれるか、問い合わせに対するレスポンスが早いかなどをチェックしてみてください。
話がしにくい人やレスポンスが遅い人だとストレスに感じ、後悔につながる危険があります。直接顔を合わせて確認するほか、Zoom面談を活用しながら判断してみましょう。
制作後の運用についてチェックする
動画を作成する目的を達成させるためには制作後の運用についても考えなければいけません。マーケティングチームのない企業であれば、運用まで対応しているクリエイターへの依頼が安心です。
しかし、運用にまで対応しているフリーランスは少ないのが実情です。目的がマーケティングに関係しているなら、運用も任せられる動画制作会社への依頼がおすすめです。
成果に繋がる動画制作・映像制作ならGJCへ
動画制作の依頼先で悩んでいるなら、成果につながる動画が作れるGJCを検討してみてください。GJCは、費用・品質・成果のすべてを追求した動画制作が可能です。
フリーランスだと信用面に不安が残るケースもありますが、GJCには幅広いジャンルの動画制作をこれまでに4,000社以上実施してきた実績があります。お客様満足度も96％と高いため、ぜひこれまでに制作してきた動画もチェックしてみてください。
また、企業のプロモーション動画やサービス・製品の紹介動画、求人関係の動画など、マーケティング視点やブランディングに関する動画制作もこれまでに複数実施してきた実績があります。目的を達成させるために有効な動画を制作いたしますので、動画制作でお悩みであればぜひお問い合わせください。
まとめ
動画制作をフリーランスに依頼する際の費用相場やメリット・デメリットについて解説してきました。フリーランスに依頼をすれば費用を抑えられます。要望に合った動画が制作でき、コミュニケーションが取りやすいなどのメリットもありますが、デメリットが存在するのも事実です。
目的に合った動画制作の依頼や企画から編集まですべてのステップを依頼したい場合は、動画制作会社への依頼を検討してみましょう。GJCであれば、目的に合わせた最適な動画を制作いたします。費用も予算やご希望に合わせて対応いたしますので、まずはお気軽にご相談ください。
