最近、尺の長さが1分と短い動画が大ブレイクしていることをご存知ですか?
動画の内容も様々で、美しい風景を映したものやオシャレなファッションを披露したり、さらには料理レシピやメイクなどのHow to動画まであったりします。
時間が短い分スピーディーな動画が多く、スマホからも手軽に視聴できることからSNSを中心に広まっています。
今までの動画と言えば少し長めでストーリー性やインパクト、ユニークさを持つものが人気というイメージでしたが、短い動画にはどのような魅力があるのでしょう?
今回は1分動画が大ブレイクしている理由や動画制作・映像制作のコツ、オススメの1分動画事例をまとめてご紹介しましょう。
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大ブレイク!1分動画とは?
1分動画はその名の通り、全体の尺が1分程度に抑えられた動画を指します。
とても短い動画ですが、単純に長い映像の一部を切り取ったものではありません。
では、1分動画とはどういったものなのか、大ブレイクしている理由と共にご紹介しましょう。
1分動画とは
1分動画には風景やファッションなど見せたいものを1分の尺で収めた映像だけではなく、数分から数十分はかかってしまう料理やメイクの工程などを披露した動画も多いです。
時間がかかる工程も倍速再生で1分程に凝縮されており、飽きずに視聴できる点が大きな魅力です。
画像や文字で説明する方法もありますが、動画だと工程の流れをよりリアルに把握できるので理解を深めてもらえます。
基本的にナレーションは入っておらず、音やテロップのみの映像が目立ちます。
掲載先によっても異なりますが、縦横長の動画ではなく、スクエアタイプにしてオシャレに見せているケースもよく見られます。
SNSでは女性向けの1分動画が流行していますが、それ以外にも話題のニュースのポイントを簡単にまとめた動画や、ストレッチの手順、英語や数学などの解説など幅広いジャンルで広まっています。
なぜ1分動画が大ブレイクしている?
1分動画が大ブレイクしている理由には、スマホの普及が関わっています。
以前はパソコンでの視聴が中心でしたが、スマホの登場により自宅以外でも隙間時間を活用して視聴を楽しむ人が増えました。
そのような人物をターゲットに、わずかな時間でも楽しめる動画として1分動画が人気になっていきました。
たった1分で全体像を見られるので、時間が長めの動画に比べて飽きずに視聴できる点が人気につながっています。
気軽に視聴できる上に、生活に役立つ動画や面白い内容のものが多いので、幅広い年齢や世代に好感を持たれています。
興味を持ってもらいやすく、もっと見てみたいと思わせるような深層心理を突いた動画であるとも言えるでしょう。
テロップ付き、または特にテロップや音がなくても視聴しやすい動画が中心なので、音が出せない環境でも見やすい点も人気の理由と考えられます。
1分動画がよく投稿されるSNSでは動画編集機能が備わっており、素人でもスマホから簡単に作れるという魅力を持ちます。
人気の動画はSNSでシェアされやすいので、拡散力の高さもブレイクの要因です。
1分動画の構成
全体の尺が短い分、魅力的な動画にするためにはしっかり構成を立てることが大切です。
内容によって構成は変わってきますが、スタンダードな構成はタイトル・オープニング、コンテンツ、エンディングの流れが自然です。
1分動画の場合、1項目あたり3~5秒を目安に動画の流れを考えると全体のボリュームを把握できます。
時間がオーバーしていないか明確になるので、時間調節がしやすくなります。
タイトル・オープニング
動画の冒頭はタイトルやオープニングから始めていきます。
通常ならオープニング映像や挨拶などで始まりますが、尺が難しいのでシンプルな表現に留めておきましょう。
冒頭に映したいものの完成形や結論を見せることで、どんな内容なのか分かりやすい動画にできます。
例えば、料理の動画なら完成した料理、メイク動画ならメイクアップした姿をオープニングに採用できます。
映像の雰囲気に合わせてタイトルの表示にもこだわっていきましょう。
コンテンツ
1分動画のメインとなる部分です。
こちらも3~5秒の間にどのシーンを入れるのか細かく決めていくことが大切です。
基本的に早送りでの再生となりますが、重要な部分は通常倍速にするなど見せ方にも工夫が必要です。
また、全ての工程を1分にまとめるのは難しいので、省くところと残すところの選定も必要でしょう。
大まかな動画の流れを書き出した後は、シーンのイメージや挿入するテロップなどを時系列で考え、より細かく書き出すようにしてください。
エンディング
エンディングはコンテンツの完成形や結論を映すスタイルが主流です。
一方向を見せるのではなく、アングルを変えながら全体などを見せると魅力的な動画となります。1分動画では最後にロゴなどを挿入して締めるパターンが多いです。
この三幕構成はあくまでもモデルであり、動画のストーリーを伝えるための枠組みにしか過ぎません。
独創性を奪うものではないので、構成決めの参考と考えて流れの良い動画の構成を立てていきましょう。
1分動画の作り方とコツ
ここからは、1分動画の作り方やコツをご紹介します。
1分動画は、誰でも簡単に作成できます。最近では、動画はスマートフォンで多く視聴されます。
視聴されやすい動画制作・映像制作をするには、ユーザーがスマートフォンで手軽に見られるよう正方形で撮影することです。
正方形の動画であれば、わざわざスマホを持ち替えなくても問題なく視聴できます。
正方形で撮影するのを想定して、まずは脚本を作るところから始めましょう。
脚本作成
脚本を作成する際には、何を最も伝えたいのかを明確にする必要があります。
そもそも動画を作成する目的は何なのかに焦点を当て、それに基づいて方向性を決めましょう。
次に、動画にどのようなシーンを盛り込むかを考えます。
盛り込みたいシーンはいくつあるのか、1項目ごとに何秒使うのかを決め、ボリュームがどのくらいになるか把握します。
後述しますが、脚本を作成する段階では1分にこだわらなくても良いです。
ユーザーにより強いインパクトを与えるには、冒頭で結論や完成形を見せ、それまでの工程を見せるようにすると効果的です。
動画全体のボリュームや流れに合わせ、映像イメージ・挿入すべきテキスト・ナレーションの言葉などを具体的に考えていきます。
エクセルに落とし込むと作りやすいでしょう。
撮影準備
実際に撮影する時には、周辺環境に注意し、機材を準備しなければなりません。
例えば、エアコンの風が当たる位置では、ノイズが入る可能性がありますし、太陽光が当たっている場合は明る過ぎないか確認しましょう。
太陽光は明るさが安定しないため、照明を使うのが望ましいです。
また、背景は動画を撮影する上で重要なポイントになります。
動画の目的に合う背景にすると、リアリティが感じられることもあるでしょう。
真上から見下ろす形で撮影する
撮影する時には、どのような動画を取りたいかにもよりますが、真上から見下ろして撮るのをオススメします。
撮影するカメラを真上に固定すると、ブレや揺れが生じないので人の動きが分かりやすく撮れます。
料理をはじめ、何らかの作成方法や手順を紹介する動画は、そのほとんどが真上にカメラを固定して撮影しています。
カメラを固定すると、より正確に細かい動作が撮影できるからです。
終盤やラストシーンにおいては、カメラを固定せずに対象のものを寄って撮るケースもあります。
照明器具を使う
上記でも触れましたが、動画の撮影には光が不安定になりがちな太陽光を室内で使うのは不適切です。
作業工程を撮影したり、料理するシーンを撮影したりする時には、照明器具を使った方が色鮮やかに見えます。
光が足りないと、全体的に暗い動画になり色合いが出にくくなります。前後から照明の光を当て、影をなくして撮影するとクオリティの高い動画に仕上がるでしょう。
照明は、一般的な蛍光灯は避けた方が良いです。
その理由は、蛍光灯の光は撮影用の照明の色と合わない場合があるからです。
撮影用の照明や撮影する対象のものに適した色合いの照明を使うと美しく見えます。
動画編集ソフトで早送りにし、1分にまとめる
脚本を作成する段階では、1分にこだわらなくて良いと述べました。
あえて動画を長めに撮影し、脚本で決定したシーンを切り出してつなげば、1分以内にまとめた動画ができるからです。
それぞれのシーンを切り出してつなぎ合わせ、3倍速程度に早送りすると効果的です。
ポイントになるシーンをつないでいくと、ユーザーも次の展開が気になりスムーズに視聴できるようになります。
切り出した動画は、テキストで分かりやすく手順や説明をして、BGMを入れるとまとまりのある動画になります。
オススメ!人気の1分動画
では、1分動画の中でも参考にしたいオススメの動画をご紹介しましょう。
大衆ビストロSACHI(大通り店)
この動画は45秒と1分以内でまとまっている動画で、飲食店で実際に料理を提供するまでの流れを撮影しています。
明るすぎない照明にすることで、素材の良さを活かした料理の魅力を伝えています。
プリプリ食感 エビマヨ焼きそば
エビマヨ焼きそば作る動画です。料理工程のポイントを絞ってつなぎ合わせており、材料をテキストで挿入しているため分かりやすいです。
テイストメイドジャパンの動画で、細かいレシピは動画のコメント欄に掲載されています。
イベント前の本気で1分お腹やせエクササイズ
All About Beautyの1分動画で、お腹痩せのエクササイズが1分以内で簡潔に紹介されています。
道具も必要ないので、すぐに取り入れられるため気軽にシェイプアップしたい方にも役立つでしょう。
今回は、大ブレイクしている1分動画の人気の理由や作り方、コツなどをご紹介しました。空いた時間や通勤・通学の時にスマートフォンで気軽に視聴できるとあって、1分動画は注目されています。
スマートフォンで視聴しやすい正方形の形で撮影し、ユニークでインパクトのある動画にしてみてはいかがでしょうか?