一般の人でもドローンが手軽に購入できるように、さらにはレンタルもあるので手軽に空撮を楽しめるようになってきています。
空撮の楽しみは人それぞれですが、海外では結婚式にドローン撮影を導入する機会が増加しているようです。
一生の記念に残る結婚式は華やかに営まれ、幸せの瞬間をビデオカメラで撮影される方は多いでしょう。
せっかくなら、結婚式の風景を魅力的な映像に仕上げて残したいと思いませんか?
ドローンを使えば、地上に設置したカメラでは難しいテクニックで、よりインパクトのある結婚式の映像を撮影できます。
まだまだ日本では少ない結婚式のドローン撮影ですが、どんなメリットとデメリットがあるのか、活用事例と共に魅力をご紹介します。
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結婚式でドローン撮影・空撮する魅力
結婚式の会場はロケーションが美しい場所も多く、そのロケーションと合わせて新郎新婦の姿を映像として残したい方は少なくないでしょう。
しかし、地上に設置したカメラでは撮影できる範囲やテクニックは限られており、結局、人しか映らない映像になることもしばしばあります。
ドローン撮影と言えば、山や森、海の上や街の上空など風景を撮影するイメージがありますが、インドをはじめ世界ではウエディング映像の撮影にも活用されているようです。
その影響を受け、日本でもドローン撮影による結婚式の撮影が取り入れられはじめています。
動画サイトを見ると思わず何度も見てしまうウエディング映像が公開されています。
どのような動画が公開されているのか、海外での活用方法を少しご紹介します。
ドキュメンタリー風の結婚式風景
結婚式の映像だけでは味気ない印象になりますが、海外ではドキュメンタリー番組風のウエディング映像が公開されています。
ドレスをまとった新婦が家の中で家族にハグをしたり、家から出て車に乗りこみ会場に向かったりなど、式以外の場所もしっかり移されていました。
通常はヘリコプターでも使用しないと上空から走る車を撮影することは困難であり、手ブレを起こしやすいリスクがあります。
しかし、ドローンなら安定した走行なので少ないブレで走る車を撮影可能です。
ロケーションを活かした映像
海外では海や高原など自然が豊富な場所で式を上げるケースがよくあります。
その際、式の光景だけではなく、美しいロケーションを同時に撮影できるドローンが大活躍します。
ベネゼエラで撮影されたウエディング映像は、ビーチ沿いにあるバージンロードを新郎新婦と子どもが一緒に歩くところから始まり、ドローンは角度や位置を少し変えながら追いかけます。
上空や迂回などを上手に使いながら式全体の風域やベネゼエラの海などをおさめ、美しい映像に仕上がっています。
途中、参加者が白い砂浜の上でハートマークの地上絵をつくったシーンもドローンならではの印象深いシーンです。
他にも、イギリスで撮影された動画では夫婦の写真や集合写真を大自然の中撮影するシーンが収められました。
結婚式の良いところだけがまとまった映像となっています。
クルーザーでの撮影
海外ではクルーザーの上で結婚パーティーが開かれることがあります。
ドローンを使えばクルーザーに乗り込むシーンから船上で結婚式が開かれるシーンも大海原の絶景と共に上空から撮影可能です。
また、ドローンの魅力は高度の撮影だけではなく、低空飛行による撮影が行えるところです。
水しぶきを上げて海を進むクルーザーの姿を映すことで、迫力のある映像になります。
ここまで海外の事例をご紹介しましたが、海外ではドローン撮影により一味違う結婚式の映像を撮影しています。
結婚式にドローン撮影を導入することで、どのようなメリットがあるかご紹介しましょう。
プロレベルの撮影が手軽にできる
一般のデジタルビデオカメラは人の顔が少しぼやけたり、手ぶれが激しかったりなどホームビデオ感があります。
プロにお願いする方法もありますが、複数台のカメラをセットするとなると費用もかかりやすいでしょう。
ドローン撮影はドローン本体と操縦テクニックがあればカメラを複数台用意しなくても、魅力的な映像を撮影可能です。
高画質のドローンが増えており、新郎新婦や参加者の顔をはっきり映せる機種で撮ることができます。
また、上昇や降下、スライド、迂回などの動きで映画のワンシーンのようなプロレベルの映像を撮影可能です。
クルージングやビーチ、高原などあらゆるシチュエーションに対応できるので、ロマンチックな映像に仕上げられるでしょう。
全体の雰囲気を撮影できる
手持ちカメラは一定の場所の撮影に向いていますが、どのくらいのスケールで式が行われているか全体の雰囲気を撮ることは少し難しいです。
ドローンなら上空から撮影が可能なので、ロケーションや人数、イベント内容など全体の雰囲気を収められます。
結婚式となると、リゾート地のようなロケーションを重視して式場を選ぶことが多いでしょう。
手持ちカメラでは周囲のロケーションを撮影するには、わざわざ移動して別撮りしなくてはありません。
しかし、ドローンは式の進行と共に周辺のロケーションを撮影できるため、より魅力的な映像として残すことができるでしょう。
様々な視点から撮影が可能
ドローンは操作テクニックにより細かい動きが可能なので、様々な視点で映像を撮れます。
例えば、式場を真上から撮影する姿はまるで鳥目線で式を見ているように感じるでしょう。
小回りが利くので上空だけではなく、人の目線で撮影することも可能です。
上空から撮影する方法にヘリコプターがありますが、ヘリコプターは小回りが利かないので鳥のような器用な動きや人や建物に接近しての撮影はできません。
チャーターするにも高額な費用がかかりますが、ドローンは10万円からの場合が多いため予算内に収めやすいでしょう。
低予算で撮影ができれば、結婚式に十分な費用をあてられます。
参加者と一緒に楽しい余興
結婚式の余興といえばダンスや歌、ピアノ演奏など個性豊かな演出があります。
ドローンによる空撮を余興に加えることで、定番とは違った余興を楽しむことができるでしょう。
例えば、外に出た参加者が並び、上空から撮影するとマークや文字のような地上絵に見える撮影はドローンならではの余興です。
参加型なので参加者を楽しませつつ、より思い出深い結婚式にできます。
デメリットはあるのか?
人生で1度きりの結婚式でのドローンの活用は一生に残る思い出を撮影できるのでメリットが多いと考えられますが、デメリットもあるのです。
メリットだけを把握していると、後悔する可能性もあるので、しっかりとデメリットも理解しておきましょう。
そこで、結婚式でドローン撮影をするデメリットについて解説していきます。
デメリットその1:騒音が気になる可能性がある
ドローンを飛行する際には飛行音がします。
音くらい大丈夫だろうと思っていても、上空5 m~10mほどであれば、「ブーン」と誰もが気付くレベルの音が聞こえるので耳障りだと感じる人も多いです。
NASAが発表した研究結果では、ドローンの騒音は車やトラックの騒音よりも人間にとっては迷惑になることを確認したという報告もあり、自分が思っているよりも大きい飛行音がすると考えておくことが重要になるでしょう。
特に、誓いの言葉やスピーチでは会場が静かになるので、ドローンの飛行音がより気になる可能性も高いです。
あらかじめ参加する人に向けてドローンを飛ばすことを報告し、騒音がする可能性があることを知らせておくと良いでしょう。
デメリットその2:顔が写りにくい可能性がある
ドローンは空から撮影するので人物の顔を鮮明に残すことは難しいです。
人間の目線になって撮影することはできますが、新郎や新婦だけではなく、家族や友人などたくさんの人たちの顔を鮮明に残したいと考えているのであれば、ドローンだけでは難しいので手持ちカメラと併用することをおすすめします。
デメリットその3:人物には近寄ることができない
顔が写りにくいことからもわかるように、ドローンは空から撮影します。
人に近づいてしまうと落下の危険もあるので安全面を考えて人に近寄って撮影することはできないのです。
特に結婚式ではペットを連れていたり、小さな子どもがいたりする可能性も高いです。
走ったり、飛んだりするなど、操縦者が予測できない行動をすることでトラブルに発展する可能性もあるので気を付けましょう。
ただし、前撮りの撮影などで新郎新婦2人での撮影であれば、事前に飛行するポイントを説明するので、ドローンでもある程度の距離であれば近寄って撮影することは可能です。
おすすめの活用法とは?
ドローン撮影のデメリットを把握した上で、おすすめの活用法をご紹介していきましょう。
一部分だけを映像に差し込む
結婚式の映像を残す際の一部分をドローンで撮影した映像にすることで、感動的な映像にすることができるでしょう。
手持ちのカメラだけでは平坦な映像になり兼ねないので、結婚式会場の全体をドローンで映したり、集合写真のワンシーンをドローンで残したりすることで、手持ちのカメラだけでは表すことのできない映像を残すことができます。
結婚式で流すムービーの一部で活用する
結婚式当日ではなく、結婚式のプロフィールムービーなど事前に作成する映像でドローンを活用すれば安全面を考慮した撮影も可能です。
新郎新婦が出会った場所や思い出の土地、旅行で訪れた場所やプロポーズをした場所など、様々なスポットをドローンで撮影することで、参加した人たちに喜んでもらえるムービーを作成することができます。
結婚式での活用事例をご紹介!
日本の結婚式ではドローンを使用することはまだまだ認知度が低いのですが、海外ではドローンでの撮影が定番になりつつあります。
日本でもこれから多くの企業で導入される可能性があるので、認知度も高まっていくでしょう。
そこで、結婚式でのドローン活用事例をいくつかご紹介していくので、興味のある方は専門の業者に依頼をしてみてはいかがでしょうか?
事例その1:ノバレーゼ
ドレスショップのノバレーゼでは、ドローンを使用して挙式やパーティーを撮影できるサービスや披露宴の映像演出を行えるサービスを2017年の9月から実施しています。
披露宴で行われることが多いバルーンリリース時には空に浮かぶ風船と一緒に新郎新婦、家族や友人の顔を空から収めることができます。
この他にも、フラワーシャワーや記念撮影など大迫力の風景と一緒に思い出をムービーに残すことができるので、人気のサービスとなっています。
事例その2:ベレール株式会社
映像制作会社のベレール株式会社では、沖縄でのフォトウエディングやチャペル+フォトウエディング、オキナワ1Dayツアーなどのサービスを提供しています。
オプションでドローン撮影をプラスすることが可能で、写真や手持ちカメラだけでは表現できない沖縄の海や空、花々などの美しい自然の数々をドローンで映しだすことができるので、沖縄の魅力を最大限に引き出せます。
プロフィールムービーにも活用できるので、沖縄に深い思い出のある新郎新婦は利用するのもおすすめでしょう。
事例その3:ベルナール和歌山
理想の結婚式場を提供していることで有名なベルナールでもドローンを活用した事例があります。
ベルナール和歌山では、超高精細の4Kとドローンでの撮影で、高原の壮大な風景をムービーで収めています。
映画のワンシーンのような映像を残すことができるので、理想のイメージがあるのであれば、相談してみると良いでしょう。
事例その4:ウェディングエキスパーツ
箱根・おだわらエリアのブライダルサービスを手掛けているウェディングエキスパーツでは、前撮り動画撮影にドローンを使用することも可能です。
「前撮り動画撮影&ドローン空撮」のプランでは前撮り動画撮影にドローンで撮影した映像を加えることができ、「ドローン空撮入りエンドロール」のプランでは結婚式のエンドロールに流す映像にドローンで撮影した映像を残すことができます。
プロによる撮影や編集で自分たちだけでは表現できない記念に残るムービーを残すことができるでしょう。
事例その5:海外での活用
海外は日本よりもドローンを使用した結婚式の撮影が頻繁に行われています。「BanKasa Wedding Drone Video」や「Beautiful Drone Wedding Video」など、海外の美しい風景と合わせて映像を残せるので、大変魅力的です。
海外で挙式を挙げようと考えているのであれば、ドローンでの撮影を組み込めるか依頼してみると良いでしょう。
結婚式でドローン撮影をする魅力や事例をご紹介してきましたが、いかがでしたか?大切な結婚式だからこそ、2人の思い出に残しておきたい映像を作ることは重要と言えます。
ぜひ大切な結婚式の撮影にドローンを活用してみてはいかがでしょうか。