立体感や臨場感のある映像が撮れることから、ドローンを使った空撮は人気を集めています。
撮影関係のプロが持つイメージがありますが、最近は趣味でドローンを所持して空撮をしている人も増加しており、身近な存在となっているようです。
空撮に興味がある方はプロがどんなドローンを使っているか気になりませんか?
ドローンもたくさんの種類があるので、プロが使う機体が欲しいと思う方もいらっしゃるはずです。
そこで、今回はプロも使うドローン7機とドローンの選び方をご紹介していきます。
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Phantom 3
Phantom 3は中国のDJI社が販売しているドローンです。
DJIは世界ドローン市場で70%のシェア率を誇っており、知名度も人気度も高いメーカーになります。
ドローンは高性能を誇り、バランスの良さからプロからも高い支持を得ている機体です。
価格が10万円以上とお値段は張りますが飛行の安全性も高く、カメラも1,200万画素、4K対応と高画質なのできれいな映像が撮れます。
【スペック】
操作可能範囲:2,000m
稼働時間:約27分
重量:1,280g
通信方法:無線通信
操作方法:送信機
【特徴】
通信性能
Wi-Fiを使わずリモコンと機体で無線通信しています。GPS機能が搭載されているため、リモコンと通信が切れてしまった時は発し位置に戻る性能があるので、初心者でも安心して使いやすいドローンでしょう。
その他
Phantom 3には「PROFESSIONAL」「Advanced」「STANDARD」の3つがあります。AdvancedはフルHD・60fpsで価格もPROFESSIONALより価格が安い特徴があり、性能はほとんど変わらないのでお好みの画質や価格を選ぶと良いかもしれません。
STANDARDはPhantom 3の廉価版であり、解像度や画質はやや劣るものの飛行性能は通常モデルと差はほとんどないので人気の機体です。超音波センサーはありませんが、機能性も良いので満足な空撮ができるでしょう。
Bebop Drone
フランスのPARROT社が販売しているドローンです。
PARROT社は先進性のある民間ドローンを開発しており、2010年に発売された「AR.Drone」は民間ドローンの革命とも評されています。Wi-Fi接続でiPhoneやiPadでドローン操作ができ、コンピューターを使った自動姿勢制御も備わっているので初心者も安心して飛ばせる性能が人気を生み出しました。
AR.Droneの高級モデルがBebop Droneです。
カメラの画質はフルHDですが、解像度は1400万画素と高画質で、魚眼レンズがついています。
内蔵されたフラッシュメモリには40分程の動画を保持できます。
【スペック】
操作可能範囲:250m/2,000m(Skycontroller仕様)
稼働時間:約11分
重量:390g
通信方法:Wi-Fi
操作方法:送信機
【特徴】
操作、安全性能
AR.Droneと同じくWi-Fi経由でiPhoneから操作ができます。
緊急停止や自動期間機能も備わり、安全性もよりパワーアップした機体です。
操作可能範囲の性能
最大ネットワーク範囲は2000mとなっており、人気機体のPhantom 3に劣らない範囲です。
本格的な撮影をするためにドローン選びの失敗を回避したい方は、こちらもPhantom 3と一緒に選択肢にしておくと良いでしょう。
Galaxy Visitor 6
高度な技術と高品質な製品を販売するHitec社は、リーズナブルな価格でドローンが買えると人気です。
ラインナップが充実しており、リーズナブルでありながら飛行性能も抜群なので、初めてドローンを手にする人には最適でしょう。
たくさんあるHitec社のドローンの中でも、Galaxy Visitor 6はプロからも人気がある機体です。
【スペック】
操作可能範囲:100m
稼働時間:約7分
重量:125g
通信方法:Wi-Fi
操作方法:送信機
【特徴】
動画だけではなく、静止画も撮ることができます。
リモコンから映像が見ながら操作ができるので、空撮もスムーズに行えるでしょう。映像はmicroSDに録画するので、パソコンでの閲覧や静止画のプリントアウトも可能です。
カメラ性能は130万画素のHD・30fpsと上記の2機種と比べて少し劣りますが、趣味で空撮を楽しみたい方には価格と共にうってつけです。
気軽に空撮やドローン操作を始めてみたい人には適したドローンでしょう。
6-Axis
6-AxisはTEAD株式会社(ヨコヤマコーポレーション)が販売しているドローンです。
サイズは手のひらに乗るほどの小型サイズで、室内でも飛ばしやすいでしょう。
価格も1万円程度と安く、ビックカメラなど家電量販店でも気軽に買うことができます。
静止画のみなのでFPVに対応していませんが、ローターが6つなので安定した飛行性能で空撮をすることが可能です。
【スペック】
操作可能範囲:70m
稼働時間:約7分(1つのバッテリー)
重量:61g
通信方法:無線通信
操作方法:リモコン
【特徴】
安定性能
6軸ジャイロが搭載されているため、安定性だけではなく運動性の高さがあり、使い勝手の良さが人気を呼んでいます。
カメラ性能
200万画素、1080×720pとなっているので、本格的な撮影を望まず入門機として使いたい方に最適でしょう。
サイズ
機体が小さい分、重量も61gとかなり軽いです。軽いので風に飛ばされやすく、そのまま機体が壊れる可能性もあるでしょう。
強風の中での空撮使用にはあまりおすすめできません。
しかし、もし壊れても価格的に痛手を負うリスクは低いかもしれません。
バッテリー
バッテリーが2つ付属されているのも特徴的で、1つのバッテリーで約6分の飛行が可能なため、交換すれば最大12分の飛行ができます。
X5c
本拠が中国にあるドローンをメインにした中国大手のおもちゃメーカー・SYMAのドローンです。
X5cは静止画のみの撮影に限定されますが、1万円以下で購入できる安さが魅力でしょう。
リーズナブルですが、もちろん空撮カメラが備わっています。200万画素のカメラは静止画なら問題のない性能でしょう。
microSDを差し込むことで画像を保存できます。
【スペック】
操作可能範囲:100m
稼働時間:約7分
重量:107g
通信方法:無線通信
操作方法:送信機
【特徴】
操作、安全性能
6軸ジャイロを搭載しており、高い安定性のある飛行で撮影ができます。
運動性も良いので初心者でも扱いやすいドローンです。通常、アクロバティックな動きは操縦者のテクニックが問われます。
しかし、X5cはボタン1つで宙返りをすることが可能です。
その他
安価なドローンは壊れたら処分というイメージがあるでしょう。
SYMAではx5cのスペアパーツも販売しています。
なので、部品が壊れてしまってもスペアパーツを交換すれば修復し、そのまま使い続けることが可能です。
こちらも本格的な空撮は難しいですが、お試しで始めたい方に適したドローンと言えます。
RC EYE One Xtreme
ドローンメーカーの中でも有名なHitecが展開しているドローンです。
空撮に興味があるけど費用面に心配を持っている人に特に人気で、そのリーズナブルな価格が高評価となっています。
カメラは別売りとなっていますが、自分が好きなカメラを搭載できる点が魅力となっています。
なので、カメラの種類によっては美しい4K映像で様々なものを撮影することができるのです。
【スペック】
操作可能範囲:120m
稼働時間:約7分
重量:157g
通信方法:無線通信
操作方法:リモコン
【特徴】
安定性能
超高性能の6軸センサー、高度センサーを備えているので安定性に優れています。
高度保持機能もあるので初心者でも安定した飛行が可能でしょう。
運動性能
ラシレスモーターを採用しているので強風の下で操作をしても安定性のある飛行ができる運動性能があります。
安全設計
飛行中にトラブルが発生してプロペラが物に接触することも考えられます。
ですが、RC EYE One Xtremeであれば安全装置が備え付けられているので自動的に停止します。
また、バッテリーが少なくなってもLEDが点滅しオートカットが働くので安心です。
フライトモード
RC EYE One Xtremeは3種類のフライトモードがあります。
初心者にオススメのビギナーモード、カメラを搭載して撮影することに適しているスポーツモード、運動性能を発揮できるエキスパードモードがあるので自分に合ったモードで操作できるでしょう。
Q4i HD200
持ち運びにも便利なコンパクト設計が魅力のQ4i HD200もリーズナブルな価格なので好評です。
HD対応の200万画素の超小型ビデオカメラが搭載してあり、写真を撮ることはできませんが、コンパクトな分簡単に操作しながら動画を取ることが可能です。
【スペック】
操作可能範囲:100m
稼働時間:約7分
重量:51.5g
通信方法:無線通信
操作方法:送信機
【特徴】
バリエーション
ブラック、レッド、ブルーの3色があります。
安全設計
脚部分にはラバー製のソフトパッドが備わっているので着陸時や落下時にも衝撃を吸収してくれるので安心です。
また、前後にLEDが装備されています。暗い場所での操作も安易になるだけではなく、色が異なるので前後の向きをすぐに把握することが可能です。
安定性能
6軸システムが搭載してあるので安定性に優れ、手のひらサイズのコンパクト設計なので操作もしやすいです。
ドローンの選び方
空撮のプロにも使われているドローンをいくつか紹介しましたが、多くの種類があり初心者であればどれを選べば良いのか迷ってしまうでしょう。
性能も様々で映像がきれい、安定性抜群、コンパクトなど種類によって特徴もいくつかあります。
そこで、空撮で使用するドローンの選び方について解説していきましょう。
チェックするべきポイントを解説していくので参考にしてみてください。
ドローンのプロペラの数を確認
ドローンの種類によってはプロペラの数に違いがあり、数によって飛行性能も変わってくるので確認しておきましょう。
クワッドコプター
プロペラが4つでコストパフォーマンスに優れているので費用を抑えたい人には最適です。
ヘキサコプター
プロペラが6つでクワッドコプターよりも飛行性能がアップします。
オクトコプター
プロペラが8つあるので重い機材を搭載することも可能です。
扱いやすいのはクワッドコプターですが、飛行性能を重視するのであれば、ヘキサコプターヤオクトコプターがオススメです。
ですが、その分重量が上がってしまいメンテナンスも大変となってしまうので気をつけましょう。
ドローンの操作性を確認
操作性が優れていなければ美しい映像を撮影することができません。
なので、ドローンを選ぶ際には操作性は大切なポイントです。
簡単なものであれば、スマートフォンを傾けるだけで操作できるドローンもあります。
また、機能が多数搭載されているドローンは便利であると捉えがちですが、初心者であれば多機能であることは重要視しなくても良いでしょう。
操作するボタンの数が多くなることで操作が難しくなってしまうのです。
操作性が安易なものを選ぶのであればシンプルさが大切となるでしょう。
ドローンのカメラ性能を確認
空撮をするのであればカメラの性能の良さは必ずチェックしなければいけないポイントです。
選んだ種類によって全く違う映像となるので、空撮を楽しみたいのであればカメラにとことんこだわってみましょう。
カメラの性能については「p」で表示されます。
いわゆる解像度となるので数値が高ければ高い程美しい映像を撮影することが可能です。
大体1080pあたりであれば画質だけではなくコストパフォーマンスにも優れているのでバランスがとれていると言えるでしょう。
究極的に美しい画像が撮りたいのであれば4Kとなるでしょう。
また、自分で選んだお気に入りのカメラがある場合には、RC EYE One Xtremeのようにカメラを自由に搭載できるドローンがオススメです。
ドローンの制御距離を確認
ドローンの種類によって機体を制御できる距離が決まっています。
20mからあり高性能であれば3500mのものもあるのです。
空撮をするのであれば、快適に撮影を行うためにも250m以上のものがオススメですが、日本では目視外飛行を無許可で行うことは禁止されているので、500m程度までのドローンであれば許可を出さずとも目視飛行ができるでしょう。
ドローンの携帯性を確認
空撮をするためには、撮影するポイントまで行くことになるので移動が必要です。
なので、持ち運びに便利なドローンであると便利でしょう。
コンパクト設計のドローンであることはもちろん、重いものであると持つだけでも大変です。
遠くの撮影ポイントまで出向くことが多いのであれば軽くてコンパクトなドローンを選びましょう。また、折りたたみができるドローンも存在しているので便利です。
様々なタイプのドローンがありますが、性能だけではなく費用も様々です。
初心者であれば高価なドローンを購入しても操作が難しくトラブルが発生してしまうことも考えられるので、操作性を意識して購入することが重要ですが、美しい映像を撮影したいのであれば専門のドローン撮影業者に依頼することが1番望ましいと言えるでしょう。