大阪府の中で人口の多さが第3位である東大阪市には撮影に適したスポットも多く点在しています。
ラグビーの聖地として有名な花園ラグビー場があり、作家の司馬遼太郎が名誉市民となっている東大阪市は大阪府の中河内地域に位置する中核都市です。
そんな大阪府東大阪市での動画制作・映像制作に、ぜひ活用したいおすすめの撮影スポットをご紹介しましょう。
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目次
石切劔箭神社(いしきりつるぎやじんじゃ)
地元では「いしきりさん」として親しまれている石切劔箭神社は、大阪平野の東、生駒山麓に鎮座する神道石切教の神社です。
古くから信仰を集める由緒ある神社で、腫れ物やできもの、病気を治すご利益があると言われています。
祀られている神様が、強固な岩をも切り裂き貫き通すほど偉大な様を表して石切劔箭(いしきりつるぎや)という社号となっています。
この石切劔箭神社で撮影地した映画として有名なのが「男はつらいよ」シリーズです。
第 27 作「浪花の恋の寅次郎」の舞台として活用されています。瀬戸内海の島から大阪へ出てきた芸者・浜田ふみ役の松坂慶子がマドンナとして登場した作品で、この石切劔箭神社が作品の舞台となりました。
石切劔箭神社の参道には多くの占い店が並んでおり、その数は全国でも珍しいほどの多さです。
さらに、腫れ物やできもの、病気を治すご利益がある神社のため、多くの人がお百度参りをすることでも有名となっています。皮膚病だけでなく、がんが治癒することを願い多くの参拝客が訪れます。
5月には「こどもの日」にちなんで「神馬(しんめ)ふれあい写真撮影会」が行われます。
神馬とのツーショットを撮影するチャンスに多くの親子連れが訪れる人気のイベントです。神馬もこの日のために尻尾を三つ編みにするなどのオシャレをして登場します。
東大阪市花園ラグビー場
ラグビーの聖地・花園ラグビー場は、ここ東大阪市にあります。最寄り駅である近鉄東花園駅からは徒歩で約10分です。
2018年9月に改修工事を終えリニューアルしています。
花園ラグビー場は1929年に日本初のラグビー専用競技場として誕生しました。
公園の入口から撮影すると、特徴的な3角形のラインをファインダーに収めることができます。このデザインは、ラグビーのスクラムをイメージしたものとなっています。
ラグビー場の正面には石が円形に配置されていて、印象的な景観が楽しめます。
2015年のワールドカップで一躍有名になった五郎丸歩選手の活躍で、日本でもラグビーの人気が上昇中です。改修工事により照明施設が完備された花園ラグビー場は、2019年にはラグビーのワールドカップの会場となります。
大規模な改修工事の際に、ラグビー資料館も改修されました。貴重な資料や花園の歴史が、体験型のミュージアムで楽しめるようになっています。
ラグビーファンなら感動してしまう、近鉄ライナーズ愛が伝わってくる館内の展示にも注目です。壁面には巨大なライナーズの選手が登場し、ラグビーの躍動感を感じさせてくれます。
VR(バーチャルリアリティ)体験ではライナーズの選手とラグビー体験ができます。
VRのプログラムにはオフェンスとディフェンスの2種類があり、憧れの選手にタックルするなどの楽しい体験も可能です。
天気が良ければ、第1グラウンドのスタンドからは東スタンドの向こうに生駒山を眺めることができます。
東大阪ならではの景色を撮影したい人にはぴったりです。西スタンドには記者室があり、緩やかな階段が並んでいます。
リニューアルで最も大きく変わったのが北スタンドです。改修前は平地でコンクリートだった北スタンドには、大型ビジョンと座席が設けられています。
花園ラグビー場で、選手たちの迫力あるプレーを動画・映像制作に活用するのも良いでしょう。
枚岡神社(ひらおかじんじゃ)
奈良県との県境にも近い枚岡神社は、河内国(かわちのくに)の一ノ宮として古くから信仰を集めています。
最近では優しく穏やかな気が流れるパワースポットとして人気となっています。奈良盆地との境に連なる生駒山麓という立地にあり、梅の名所としても有名です。
境内の南にある枚岡梅林には約500本の梅の木が植えられています。かおり風景100選にも選出されており、早春には梅の香が漂う人気のスポットです。
枚岡神社は近鉄奈良線の平岡駅前から鳥居が始まる珍しいスタイルの神社で、駅を挟んだ向こう側に鳥居が立っています。
その「一の鳥居」から800mほど石段を登った先にあるのが「二の鳥居」です。木でできた「二の鳥居」の社名標によると、明治40年に日露戦争の勝利を記念して建てられたという歴史が分かります。
「二の鳥居」から拝殿までは石灯籠の続く参道を歩き、約50段の階段を上ります。
本殿には天児屋根大神(あめのこやね)比売大神(ひめおおかみ)が祀られています。この2柱の分霊が、春日大社にも移されており、枚岡神社が「元春日」と呼ばれるのはこのためです。
逆に春日大社からは武甕槌大神(たけみかづち)と斎主大神(いわいぬし)の2柱が分霊され枚岡神社に祀られています。
そして、この枚岡神社で有名な神事に「笑いの神事」があります。岩戸に隠れてしまった天照大神が、岩戸の前で大笑いする神様たちにつられて岩戸から出てきたことに由縁がある神事です。
毎年12月25日に笑いの神事が行われ、新しく掛けたしめ縄の下で全員が笑うという珍しい伝統行事があります。
笑うことで天照大神が現れ、世の中が明るくなるという意味があるそうです。
枚岡神社には巫女体験研修のプランが用意されています。
赤い袴を着用して、憧れの巫女体験をする女性も増えています。
東大阪市からだけではなく、全国から参加者が訪れる人気のプランです。
東大阪市役所展望ロビー
東大阪市で高い場所からの動画・映像撮影をする場合は、東大阪市役所展望ロビーがおすすめです。
22階にある展望ロビーからは天気が良ければ生駒山まで眺めることができ、東大阪の全域を見渡すことができます。夜には東大阪JCTを通過する車のヘッドライトが、複雑な光の流れとなって美しい眺望となります。
東大阪市役所は、近鉄の荒本駅からは徒歩5分というアクセスの良い立地で、地上24階建て高さは115.8mで、22階にある展望ロビーが見学自由となっています。
夜の24時までと遅い時間まで解放されているので、昼間の撮影にも夜の撮影にも活用できるでしょう。
東大阪市役所本庁舎自体も東大阪新都心地区のランドマークとして美しい撮影対象であり、さらに、地上100mの高さから大阪の街を展望できる展望ロビーも絶好の撮影地と言えます。
ただし、近隣住民へのプライバシーに配慮するため、撮影可能エリアは南側展望ロビーから東大阪JCT方面のみに限定されています。
空気が澄んでいる季節には、遠く淡路島を望むことも可能です。無料で大パノラマを楽しめる場所として、多くの人が訪れています。
日本経済新聞の「無料で楽しむ大パノラマ夜景」ランキングでも、東大阪市役所22階展望ロビーからの夜景は全国6位に選ばれています。
幻想的で迫力のある夜景を楽しみながら、レストラン「スカイラウンジ22」で食事をすることもできます。
特に東大阪JCT、近畿自動車道・阪神高速を走る車のヘッドライト・テールランプの光の流れは美しく、独特の魅力があり、全国的にも高速道路のJCTを真上から眺めることができる珍しいポイントなので、ぜひ動画制作・映像制作の撮影スポットとして活用してみてください。