Instagram広告の運用に必要な基礎知識 | 動画制作・映像制作会社のグローバル・ジャパン・コーポレーション

Instagram広告の運用に必要な基礎知識

月間アクティブユーザー数が10万人を超えるInstagramは、他のサービスに大差つけて成長しており、今後も成長し続けると予測されています。
Instagramは広告出稿が可能であるため、一般ユーザーだけではなく企業アカウントを持つ企業も増えています。
多くのユーザーが毎日見るSNSだからこそ、現代のマーケティングにぴったりなツールと言えるでしょう。

そんなInstagramで、どのように広告を運用すればいいのでしょうか?
ここでは、Instagram広告の基礎知識についてまとめたのでご紹介していきましょう。

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Instagram広告を運用する前に、特徴を把握しよう

まずはInstagram広告の特徴を知りましょう。
特徴を知ることで、Instagramを最大限に生かした広告を運用できます。

そもそも、Instagram広告がどう表示されているのかご存じですか?Instagram広告は文字だけではなく、写真や動画などのコンテンツを出稿でき、通常の投稿と同じくタイムラインに表示されます。
通常投稿と大きな違いはないものの、異なる点もあるのです。

まず、出稿された広告が企業アカウントをフォローしたフォロワーだけではなく、設定したターゲット層の中でInstagramを使っているユーザー全体に表示することが可能です。
通常は自分のタイムラインにはフォローした人の投稿しかありませんが、広告はフォローの有無関係なく表示されるので、多くの人に見てもらえます。

アイコン画像の右側にユーザー名が表示されていますが、Instagram広告の場合はユーザー名の下に「広告」とあります。
そして、投稿した写真や動画の下にアクションボタンを設置可能で、WEBサイトの誘導といったユーザーにアクションを促すことが可能です。
Instagram広告には他にも特徴があるので見ていきましょう。

出稿できる広告は2箇所

Instagram広告が出稿できるのはタイムラインだけではなく、ストーリーズも可能です。
ストーリーズはタイムラインとは別枠にあり、写真や動画をスライドショーのように複数アップできる機能です。
通常は一度に複数の投稿をすると鬱陶しいと感じるユーザーも少なくなく、ストーリーズなら複数投稿もスマートに行えます。
さらに、ストーリーズは投稿から24時間後に自動削除されるので、一時的に情報を発信したい時に有効でしょう。

細かいターゲティングができる

Instagram広告は細かくターゲティングすること可能です。
なぜ細かいターゲティングが可能かというと、もともとFacebook広告で同じシステムを使っているため、Facebook同様のターゲティングが行えます。

Facebookでは年齢、地域、ユーザー層、興味・関心・行動など様々なセグメントを設定できます。
Instagram広告も同じく細かくセグメントを設定することで、ターゲットに対して効率よくリーチできるでしょう。
InstagramやFacebookのデータだけではなく、データ分析会社のデータも合わせることでより深くターゲティングが可能です。

モバイルデバイス限定でキャンバスフォーマットが使える

キャンバスフォーマットは元々Facebookに搭載された機能ですが、Instagram広告でも使用することができます。
通常は出稿された広告から自社サイトなどに直接リンクしますが、キャンバスフォーマットは広告から専用ビューアーを立ち上げ、そして指定先にリンクすることが可能です。

例えば、ファッションサイトへの誘導の場合、立ちあげたビューアーに広告商品の画像や動画、テキストなどを表示し、そこから直接商品ページに誘導することが可能です。
Instagram用のLPと思うと理解しやすいでしょう。
カタログやチュートリアルなどに活用できます。

キャンバスフォーマットを活用するメリットは、長く滞在してもらいやすいことです。
もともとInstagramは写真や動画を楽しむために利用しているユーザーがほとんどで、気になる広告でも目的から脱線すると直帰率を下げることにつながります。

特に写真が多いページは表示に時間がかかりやすいので、すぐに離脱する人は少なくありません。
その点、キャンバスフォーマットは表示が早いので、最後までスクロールしてみる人や、広告をクリックした経験があるユーザーは多く、他の配信よりも直帰率やコンバージョンレートの改善に効果的です。

目的とCTAは慎重に設定すべき

効果があるからと広告を出稿しただけでは、成功結果が生まれない可能性があります。
Instagram広告でしっかり効果を出すためには、目的とCTAをちゃんと設定することが大切です。

目的とは、なぜInstagram広告を配信するのかということです。
Instagram広告は基本的にサービスを利用しているユーザーにしか認知されない広告なので、必ずしも効果的とは言い切れません。
目的によっては、Instagramよりも効果的なプラットフォームがあるかもしれません。
なぜ、Instagram広告で配信するのか、目的を明確にしましょう。

CTAとは「Call to Action」を略した言葉で、行動喚起のことです。
特徴でも説明しましたが、Instagram広告の写真や動画の下にはアクションボタンを配置できます。

このボタンからWEBサイトやLPの誘導や具体的な行動を喚起できるのです。
目的によって行動喚起も変わってくるので、ユーザーが行ってほしいアクションも考えておきましょう。

Instagram広告の目的とは?

具体的にどのような目的で広告を配信されているのでしょうか?
まず挙げられるのが、ブランドの認知度向上やコンバージョンの獲得です。

まだ知名度の低いブランドもInstagram広告を上手く活用すれば多くの人に認知してもらえます。
また、コンバージョンを狙っている場合は、CTAを上手く組み合わせることで効果を発揮できるでしょう。

他にもアプリインストールを促したい、動画広告を再生してもらいたい、投稿に関するエンゲージメント、WEBサイトやアプリストアのクリック数を増やしたい、リーチしたい、リードを獲得したいなどの目的から選ばれています。
Instagram広告で得たいこと、実現したい目的を明確にして設定しましょう。

Instagram広告のCTAとは?

目的が決まったらネクストアクションを設定していきます。
ネクストアクションは目的に合わせて適切なものを選びましょう。

例えば、認知度アップが目的ならリンクを開いてもらう、音楽を聞いてもらう、動画を見てもらうなどの行動が考えられるでしょう。
コンバージョンを目的にしているのであれば、購入、予約、ダウンロード・インストール、アプリの利用、問い合わせ、申し込み、登録といったアクションを選ぶことになります。

4種類の広告パターンを理解する

Instagram広告には、動画広告以外にも様々な広告の種類があることはご存知ですか?
タイムライン上に表示できる広告には、画像・動画・カルーセルという3つの種類の広告があり、1つの投稿で写真や動画をスライドショーのように表示できる機能を持ち、24時間で削除されるシステムのストーリーズに表示されるストーリー広告もあります。
紹介するアイテムによって使い分けることができますが、それぞれに特徴やサイズがあるので詳しく解説していきましょう。

画像広告

Instagram広告の中でも定番の広告方法です。
静止画1枚とキャプションを表示でき、正方形・長方形・縦長の3種類の画像を広告として載せることができます。

ファイルタイプは、「.jpg」と「.png」で最大サイズは30MBとなっています。
画像のサイズによって最小解像度などの条件が異なっているので確認していきましょう。

正方形

最小解像度:600×600ピクセル
最大解像度:1936×1936ピクセル

長方形

最小解像度:600×315ピクセル
最大解像度:1936×1936ピクセル

縦長

最小解像度:600×750ピクセル
最大解像度:1936×1936ピクセル

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動画・映像広告

動画1本とキャプションを正方形と長方形で表示でき、ゲームや動画アプリなど、様々な広告に適している広告です。
画像広告と同様に動画のサイズによって最小解像度に違いがあります。

正方形(1:1)

最小解像度:600×600ピクセル

長方形(1.91:1)

最小解像度:600×315ピクセル

縦長(4:5)

最小解像度:600×750ピクセル

動画の長さに関しては最長で60秒となっており、最大サイズは4GBです。

カルーセル広告

カルーセル広告とは、1つの広告に複数の画像や動画を表示することができ、リンクを付けることも可能です。
画像に関しては正方形にトリミングされるので、広告を作る際にはあらかじめ正方形で作ることをオススメします。
広告を表示する条件については以下の通りです。

表示できる画像や動画

最小2枚、最大10枚

最小解像度

600×600ピクセル

最大サイズ

画像1枚30MB

キャプション

テキストのみで最長2200文字まで

ストーリー広告

ストーリーズに表示される広告で画像だけでなく動画広告も表示することが可能です。
画像や動画に関してはフルスクリーンで表示されるので、9:16で入稿します。条件については以下の通りとなるので確認していきましょう。

最小解像度

600×1067ピクセル

奨励解像度

1080×1920ピクセル

最大サイズ

画像30MB、動画4GB

表示時間

最大で15秒、画像1枚であれば3秒

Instagram広告の課金方法と予算の決め方について

日本だけではなく世界に多くのユーザーがいるInstagramなので、動画広告を制作することで新たなユーザーを獲得できるだけではなく商品購入を狙えるチャンスが増えます。
ですが、Instagram広告を制作しようとしても、予算について知らない方も多いでしょう。

膨大な予算が必要なのであれば、制作する意味がないと言えます。続いてはInstagram広告の費用や課金方法について詳しく解説していくので、広告制作を考えているのであればぜひ参考にしてみてください。

Instagram広告の費用について

Instagram広告は非常に手軽に配信できると話題で、予算だけでなく配信期間についても自由に設定できるセルフサーブ型の広告となっています。
アイテムや企業の認知を獲得したいのであれば、多くのユーザーに広告を見てもらう必要があるので、月に10万~など数十万から数百万円単位での予算が必要となるでしょう。

Instagram広告を配信することが初めての場合には、ユーザーの反応を見るためにも10万円ほどの予算で配信することが適切だと言われていますが、予算が少ないのであればターゲットを絞っての配信も可能です。
最低で100円から配信することも可能となっていますが、現実的に考えると数千円~費用を設定することになるでしょう。
ただし、効果を得るためにもターゲット像は詳細に考える必要があるので注意が必要です。

Instagram広告の課金方法の種類をご紹介

Instagram広告の課金方法はCMP・CPC・CPI・CPVの4種類があるので、それぞれの特徴について解説していきます。

CPM

インプレッション数によって料金が掛かる課金方法となっており、「Cost Per Mille」の略となっています。
インプレッション数に関しては、ユーザーのフィードに表示された回数がカウントされ、1000回表示されるごとに広告費が発生する仕組みとなっています。
1リーチあたり0.5~1円が目安で、たくさんのユーザーに動画広告を見てもらいたいと考えている場合には最適な方法となっているでしょう。

CPC

「Cost Per Click」の略でユーザーが広告をクリックし、設定されたWEBサイトやアプリのダウンロードサイトにアクセスすることで広告料が発生する仕組みです。課金方法の中でも標準的と言われ、サイトへの誘導や商品の購入を目的としている広告を作成したい場合に適していると言えます。
1クリックあたり40~100円が目安となっています。

CPI

CPIは、Instagram広告をクリックしたユーザーがアプリをインストールすることで広告料が発生する仕組みとなっており、「Cost Per Install」の略です。
Instagramはスマートフォンユーザーが多いので、アプリ広告は非常に相性の良い広告となっているので、アプリのインストールを目的としている場合には有効的と言えます。
1インストールあたり100~150円が目安です。

CPV

「Cost Per View」の略でInstagram広告の動画再生時間によって広告料が発生します。
広告料が発生する仕組みとしては、動画広告の動画がほとんど再生されるか再生数が合計で10秒以上になったときで、1再生で4~7円が目安となっています。

Instagram広告で動画広告を制作する場合には、課金方法の種類の中でもCPMかCPVから選択できます。
多くのユーザーにアイテムや企業について知ってもらいたいのであればCPMを選び、興味のあるユーザーにリーチさせることが目的なのであればCPVを選択すると成功に導きやすいでしょう。

Instagram広告はほかの動画広告とは違う概念を持っていると言われています。
そのため、制作する場合には広告の種類や課金方法など様々な項目について把握する必要があります。

ですが、最低でも100円から広告配信をすることが可能で、予算に応じて様々な動画広告を配信できるので、費用を抑えて作成することが可能です。
配信する目的によって最適な方法を選べるInstagram広告で企業や商品に合わせた広告を作成しましょう。

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