instagram動画広告を徹底解説!運用方法とメリット・活用事例 | 動画制作・映像制作会社のグローバル・ジャパン・コーポレーション

instagram動画広告を徹底解説!運用方法とメリット・活用事例

instagramは華やかな写真や動画が投稿されている大人気のSNSです。
今のトレンドを把握するためのツールとしても活用されており、その特徴を活かそうと動画広告を配信する企業は多く見られます。

instagramの動画広告を有効活用するためには、事前にどのようなメリットがあるのか、どこに掲載されるのか、広告費はどれだけかかるのなどを知ることが大切です。
運用方法や事例と合わせてinstagramの動画広告についてご紹介していきましょう。

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instagramの動画広告とは

instagramの動画広告は大きく分けて2種類あり、掲載場所が異なります。
掲載場所に応じて配信内容を工夫する必要があるので、まずはinstagramの動画広告の概要からご紹介しましょう。

instagramとは

instagramは2010年10月に初めて登場した写真に特化したコミュニケーションアプリです。
日本では2014年から日本語アカウントが作られ、2019年6月時点で日本国内での月間アクティブ数は3300万人を超えているほど人気があります。

元々写真で不特定多数のユーザーを交流するためのツールでしたが、近年は動画をメインにするユーザーも増えています。
同じく画像や映像を投稿できるSNSではXやfacebookがありますが、instagramは写真や映像の撮り方、加工にこだわったオシャレな投稿が中心です。

そのため、トレンドに敏感な若者ユーザーが中心で、男女別では20代の女性が圧倒的に多いという特徴を持ちます。

現在の親会社はfacebookであり、母体が動画広告に注力したことからinstagramでも取り入れられ注目されるようになりました。
FacebookだけではなくXなどのSNSと連動すれば、instagramの投稿を他のSNSでもシェアできる機能もあります。連動機能により拡散されやすく、その点も大きな強みと言えます。

instagramでは『インスタグラマー』と呼ばれる世間に強い影響力を与えるユーザーや、元々影響力の強い芸能人もアカウントを持っており、有益な情報を配信している人も多いです。
自分にとって得な情報や欲しい情報を集めようと手段としても活用できるため、ビジネス目的でアカウントを作る企業が増加しています。
動画広告だけではなく、カルーセル広告やコレクション広告など幅広い広告型式が登場しているので、instagramをマーケティングに取り組む企業は今後も増えると予想されています。

動画広告の種類と掲載される場所

instagramには「フィード広告」と「ストーリーズ広告」と呼ばれる2種類の動画広告が存在します。
それぞれ掲載先だけではなく、広告の特徴も異なるのでご紹介しましょう。

まず、フィード広告は自分や他人の投稿が表示されるタイムラインに挿入されるタイプの広告です。
普段はフォローしているユーザーの投稿だけ見ることができますが、フィード広告は企業があらかじめ設定したターゲットユーザーのタイムラインに自動表示されます。

一方、ストーリーズ広告はホーム上部にあるアイコンをタップすることで、表示できる広告です。
ストーリーズはスライドショー型式で画像や動画を複数表示でき、掲載期間は24時間と限定されている点が大きな特徴となります。
動画はフルサイズで表示でき、フィード広告とは違った迫力のある動画広告を打ち出せます。

ストーリーズ広告のメリットはインサイトセクションから広告のパフォーマンスを把握できる機能を持ちます。
インプレッション数やリーチ、リプライ数、離脱率などが改善や正確なターゲティングなどに役立てるでしょう。

instagramの動画広告の料金形態

instagramの広告費はセルフサーブと呼ばれる、予算や配信期間などを細かく設定できる使用となっています。
さらに、課金のタイプは4つあり、料金が発生するタイミングや特徴が違うので注意しましょう。

CPM

フィード内の広告が1000回表示されるごとに課金され、1リーチにつき0.5~1円を目安で料金がかかります。
クリック数では費用は変動しませんが、広告がフィードに表示された数に応じて料金は変動します。
より大勢のユーザーに広告を見てもらいたい時や認知拡大を狙って選ばれる課金タイプです。

CPV

動画広告がどのくらいの時間再生されたかによって課金されるタイプで、1再生につき4~7円の目安で料金がかかります。
課金の条件は動画の大半、もしくは合計10秒以上視聴されることなので、それを満たさないと広告費は発生しません。

CPC

広告のクリック数に応じて課金されるタイプで、1クリックあたり40~100円が目安となります。
自社や商品紹介・販売サイト、アプリのダウンロードページなどの誘導、商品購入を促す時に最適で、CPMと併用するケースが多く見られます。

CPI

広告しているアプリがダウンロードされることで課金されるタイプです。
1回のインストールで100~150円かかり、4つの広告の中でも高めです。
自社が手掛けるアプリの利用者を増やす目的やキャンペーンに適しており、instagramはスマホユーザーが中心なので相性が良い課金タイプと言えます。

-動画広告で選べるのはCPMかCPV

instagramには上記4つの課金タイプが存在しますが、動画広告はCPMかCPVのどちらかを選択可能です。
課金タイプの特徴と広告を掲載する目的を照らし合わせて、適した方を選択しましょう。

instagramの動画広告のメリット

動画広告を掲載できる場所は色々ありますが、instagramを活用するメリットは何なのでしょうか?
実際に広告を出す前にinstagramの動画広告のメリットをご紹介します。

若い世代や女性にリーチしやすい

instagramのユーザーは若い人や女性が中心なので、そのような人物にリーチしたい場合に最適です。
近年はテレビを見る若者が減っているので、テレビCMだけでのリーチは厳しいと言えます。
instagramのチェックは毎日の習慣となっているユーザーが多いので、若い人や女性をターゲットにマーケティングしたい企業に最適です。

ビジュアルでアプローチしやすく、親和性も高い

画像や映像をメインとしたSNSなので、ビジュアルを意識した商品の広告に最適です。
動画なら文字以上にメッセージや魅力を分かりやすく具体的に伝えられます。
ビジュアルを意識した動画広告が主流なので、広告っぽさがない点も好意的に見てもらえるポイントです。

また、利用ユーザーの多くはビジネスアカウントのフォローをしており、トレンドに上がった商品や新商品、人気商品のチェックに活用されています。
instagramの広告動画で認知し興味を持つケースも多いので、ビジネスアカウントとの親和性は高いです。

緻密なターゲット設定

instagramではfacebookの情報をベースに緻密なターゲット設定が可能です。
地域、年齢、性別、興味・関心、行動、言語といった項目を指定し、ターゲット絞って広告を配信できます。
明確なターゲット設定をすれば、本来伝えたいユーザーに効率良くアプローチでき、無駄な時間やコストの軽減にもつながります。

長すぎないから見てもらいやすい

現在、instagramの動画広告で再生できる時間は最大60秒です。
普通の動画で考えればかなり短い尺ですが、長くても60秒なので途中で離脱されず見てもらえるメリットがあります。
短い分、ビジュアルやクオリティが重視され、ターゲットや目的に適した構成や内容が求められます。

ストーリーズ広告はプレミアム感がある

ストーリーズ広告の再生時間は15秒とフィード広告よりも短く、24時間後には消える仕組みです。
扱いづらい印象がありますが、1日限定のセールの告知や発売前の商品をチラ見せなどプレミアム感のある動画広告との相性が良いと言えます。

無音で自動再生

フィードに表示される広告動画は基本的に無音で自動再生されます。
音が出せない場所で急に再生されても、無音なら気にする必要がないので見る側は安心です。

また、基本的に自分で再生しなければならない広告はスルーされる傾向にあります。
自動再生なら自然と目が向かうので、興味のある内容なら再生が終わるまで見てもらえる可能性が高いです。

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instagramの動画広告の活用方法

instagramで動画広告を配信するにあたり、どのように活用すればいいか悩む方は多いでしょう。
ここからはinstagramの動画広告を有効的に活用するポイントをご紹介していきます。

誰をターゲットにするか決める

instagramは幅広い年齢のユーザーがいますが、男女共に20代の利用者が多いです。
特に20代女性のユーザー数は40%と最も高い割合を占めています。

30代の男女ユーザーも27~29%と20代に次いで高いので、ターゲットとして最適です。
facebookのユーザーデータから細かくターゲット設定が可能なので、自社が発信した情報とinstagramのユーザーに親和性があるか考えてみましょう。

ハッシュタグで検索性を高める

instagramの記事はハッシュタグが使われます。
ハッシュタグはユーザー同士が共感するためにつけられるもので、商品名などのタグと共に関連するタグをつければ興味を惹くことができるのです。
検索性も高まるので、ハッシュタグから辿ったユーザーの目に動画広告が留まる可能性も高まります。

フィードとストーリーズを使い分ける

掲載先はフィードとストーリーズの2つがあるので、それぞれ特徴に合わせて動画広告を使い分けてみましょう。
フィード広告は最大60秒なので、情報量が多い内容や長期的に視聴してもらいたい時に最適です。

他の投稿に混ざる形で表示されるので、広告っぽくならないように動画もテキストも雰囲気が重要と言えます。
WEBサイトやアプリストアに誘導する際は、リンク設定やアクションの設定が必須です。

一方、ストーリーズ広告は短い分、特に主張したい内容をダイレクトに伝えられます。
1日で消えてしまうので、臨時的に告知したい内容がベストでしょう。
フルスクリーン表示が可能なので、インパクトのある動画に仕上げると視聴されやすくなります。

instagramの動画広告の活用事例

既に多くの企業がinstagramで動画広告を配信しており、マーケティング活動で成功と言える成果を上げている事例は数多くあります。
成功事例の動画広告にはどのようなものがあるのでしょうか?たくさんあるinstagramの成功事例の中から10個の動画をご紹介しましょう。

THE ICONIC

https://www.instagram.com/theiconicau/

オーストラリアにあるアパレルブランドの「THE ICONIC」は、認知を高めて秋冬コレクションの販売を促すため、Instagramを活用しています。
単に洋服やファッション小物を写真や動画で配信するのではなく、オーストラリア特有の美しい自然の中で撮影した写真や動画を採用することでユーザーの目に留まりやすく、印象アップにつながりました。
Instagram広告を見たユーザーにはダイレクトレスポンス型のFaceboook広告も配信し、購入意欲を高めたことでコンバージョンは23%、購入金額は25%もアップしたのです。

フィラデルフィア

https://www.instagram.com/phillyaus/

オーストラリアの食品メーカーでクリームチーズがおなじみのフィラデルフィアでもInstagramの動画広告で成功しています。
「Pourover」という商品のイメージチェンジを目的としてInstagram広告を配信しました。

オシャレな見た目のスイーツや軽食の写真、テーマに沿って作られたクリームチーズの写真や作り方の動画を配信することで多くのユーザーの目に留まりました。
前年同期と比較すると売上が41.8%もアップし、ブランドの認知度に関しても上げることにも成功したのです。

土屋鞄製作所

https://www.instagram.com/tsuchiya_kaban/

続いては、東京都に本社を置いている日本の企業が行っているInstagram広告をご紹介しましょう。
土屋鞄製作所は、1965年に創業した歴史のある会社で始めはランドセル作りを行っていました。
世代を超えて愛される革素材を使用した鞄の数々やブランドの認知度を向上させるべくInstagram広告を配信し、鞄や小物などを制作している職人と、それを使っているユーザーのどちらからも愛されるアイテムであるということをストーリー仕立てで4種類のクリエイティブを用意したのです。

それにより、土屋鞄製作所の製品を使用しているユーザーだけでなく、製品について知らないInstagramの心にも強く響いたことでリーチ数50万人も獲得しています。
また、広告想起率は29%、ブランド認知度は6%もアップする結果につながりました。

Snail Games

https://www.instagram.com/taichipandaen/

Snail Gamesは中国にあるゲーム会社です。「Taichi Panda」というパンダが活躍するアクションRPGモバイルゲームをアメリカに居住している15歳から40歳の男性に広めたいという目的でInstagram広告を配信したのです。
それと同時にテレビCMに出演していた人気女性格闘家のRonda Rouseyを動画広告にも採用したことで注目が集まり、インストール数やアプリの購入も大きく伸びる結果となりました。

メルカリ

https://www.instagram.com/mercari_jp/

スマートフォンで簡単に様々なアイテムの売り買いが楽しめるフリマアプリのメルカリでもInstagram広告を採用しています。
広告の内容としてはとてもシンプルなもので、出品されている商品を広告にそのまま載せてコメントの部分に価格が記載されているだけとなっています。

ブランド名や商品名などもないのですが、オシャレな写真などが目を引くのでユーザーの目に留まりやすくInstagramに馴染む結果となったのです。
その結果、インストール数が53%もアップしたほか、インストール数が38%となりコストダウンにも成功しました。

SUUMO(スーモ)

https://www.instagram.com/suumo_official/?hl=ja

不動産や住宅に関する情報サイトのSUUMO(スーモ)では、全国にあるアパートやマンションの賃貸物件や一戸建て、土地など求めている情報や住まい探しのサポートを行ってくれるのですが、Instagram広告ではキャラクターのスーモが掲載された写真や動画だけではなく、サーフィン・料理・本などの趣味を持つ3人の女性が部屋や暮らしについてなどをユーザーに見せる動画を9本制作しました。
配信者の2割ほどのユーザーが再生したことで広告想起率は44%もアップしたのです。

READ DOG BOOKS

https://www.instagram.com/readdogbooks/

続いては、READ DOG BOOKSという毎月本が自宅に届く定期購入サービスを行う企業です。
登録者数を増やすことが目的でターゲットを絞ってInstagram広告を配信しています。
オススメの本だけではなく、本と一緒に関連される雑貨などを設置しカラフルでオシャレな広告となり、Instagram経由で有料会員数が3倍にも伸びる結果となったのです。

ダンキンドーナツ

https://www.instagram.com/dunkindonuts/

アメリカのマサチューセッツ州に本部があるファストフード店のダンキンドーナツでは、日常の生活の中でコーヒーやドーナツ、クッキーがどのように組み込まれているのかをInstagramの動画広告で配信しています。
見た目が可愛らしいドーナツやクッキーなので、Instagramに最適となっており多くのユーザーの目に留まり認知度をアップさせることや売上アップにもつながりました。

Lowe’s(ロウズ)

https://www.instagram.com/loweshomeimprovement/?utm_source=ig_embed

アメリカにあるホームセンターのLowe’s(ロウズ)では、DIYをテーマにした動画広告を配信しています。
様々な動画を投稿しているのですが、フリップサイドと呼ばれるフォーマットを使用した動画は面白さがあり、多くのユーザーの目に留まりました。

フレームを分割することで、同時に2つの異なるシーンを見せることができるのですが、ある商品を使う場合と使わない場合の動画を制作することで、スマートフォンを上下逆さまにするだけで、どういった結果になるのか見比べることができるのです。
自分が体験しているような感覚にもなるので、販売売上のアップを狙える広告となっています。

Taco Bell(タコベル)

https://www.instagram.com/tacobell/?hl=ja

アメリカのカリフォルニア州アーバイン市に本社があり、大手のファストフードチェーンとして人気のあるTaco Bell(タコベル)では、3種類の朝食メニューをInstagramで配信しています。
レシピ動画メディアのTastyと動画ネットワークのTastemadeにある動画スタイルで配信するレシピ紹介のパロディとなっており、そのユニークさが好評で多くのユーザーの間で話題となったのです。
ユニークさのある動画はユーザーの手を止めることとなるので成功に導きやすいでしょう。

まとめ

instagramはSNSの中でも根強い人気があり、マーケティングで活用すれば売上アップやブランティング向上などの効果に期待できます。
写真や動画に特化しているので動画広告との相性は抜群であり、成果を出している企業は多いです。
ご紹介した活用方法や事例を参考に、instagramで注目されやすい動画広告を作成してみてはいかがでしょうか?

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