動画広告・映像広告だけではない動画マーケティングの最新トレンド | 動画制作・映像制作会社のグローバル・ジャパン・コーポレーション

動画広告・映像広告だけではない動画マーケティングの最新トレンド

「動画マーケティング」というと、動画広告のイメージが強く浮かんでくる方も多いかと思います。
しかし、それだけが動画マーケティングではありません。

動画自体を広告として使うのではなく、動画を活用することで結果としてマーケティングにつながるものもあるのです。
今回はそんな動画広告以外での動画マーケティング、その最新トレンドをご紹介していきます。

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動画マーケティングは「動画広告」だけではない

上記したように、動画マーケティング=動画広告ではなく、動画マーケティング手法の一つとして動画広告があるだけで、その他にも動画を活用したマーケティング方法があります。
そもそも動画マーケティングは目的に応じた手法を取り入れることが重要となるでしょう。

動画マーケティングの主な目的と言えば、「商品やサービスの認知・企業のブランディング化」、「新規顧客確保・リピーター増加」、「商品・サービスのコンバージョン獲得」が挙げられます。
こうした目的を達成するために動画マーケティングは有効的なのですが、動画広告だけでこれら全ての目的を達成させることは難しいと言えます。

ただし、ここで気を付けたいことは、決して動画広告のマーケティング力が弱いというわけではないということです。
現在動画広告市場はスマホ・タブレット普及により規模を拡大し続けています。

今後2022年まではずっと増加傾向にあると予測もされています。ですから、動画広告も活かしつつその他の動画マーケティングを取り入れることで、より効果的なマーケティングにすることができるのです。

動画マーケティングにおけるSEO

動画マーケティングには様々な手法がありますが、まずはSEOから見ていきましょう。
そもそも動画マーケティングでSEOを活用するにはどうすれば良いのでしょうか?

SEO(検索エンジン最適化)は、検索エンジンを使って関連キーワードが検索された時に、上位表示されるよう行う対策方法を指します。
基本的にはサイトに多くの関連キーワードを盛り込んだり、質の高い記事を作成したりすることで上位表示させることができるようになっています。

こうして見るとSEO対策というのはテキストに関することが中心となり、動画のようなテキストが少ないものだと効果を発揮しないのではないか?と感じられます。
しかし、あるキーワードを検索した時に検索上位に動画サイトのページが表示されることもあるかと思いますが、これは動画でもきちんとSEO対策ができていることにつながっているのです。

実はアメリカで既に、動画にはSEO効果があるということが2010年には認められています。
この調査では、サイトページに動画を取り入れたものと、動画を取り入れていないものを比較した時に、動画を取り入れたサイトの方が検索結果の1ページ目に出てくる確率が、取り入れていないものと比べると約50倍もの違いがあることがわかったのです。

なぜ、テキストの少ない動画にSEO効果があるのかというと、動画のタイトルやタグ、説明文といった部分からの判断ではあるのですが、Googleでは基本的にユーザーが見ていて有益だと感じる情報を上位表示させようとします。
そのため、例えばあるバンドの名前を検索すると、そのバンドの情報や公式サイトが上位表示されやすいですが、バンドの名前と曲名を一緒に検索すると、そのバンドの情報よりも先に曲のMVや関連動画が上位表示されることがあります。
これは、バンドの情報よりも曲自体を聞きたいというユーザーのニーズをGoogle側が判断して動画を上位表示させているのです。

このように、検索キーワードに対して動画情報が適していると判断された場合、動画が上位表示されることになります。
動画マーケティングにおけるSEOで重要となるのは、Google側に「ユーザーにとって有益な動画である」ことを認識させることが大切なのです。

動画SEOは何を活用すべき?

動画SEOを利用する際に、どの動画サイトでアップロードした方が一番有効的かを考えるかと思います。
現在の状況から、YouTubeを活用して問題ないと思われます。

理由としては、YouTubeは2006年にGoogle企業に買収されてGoogleのグループ会社となり、まるでGoogleのような巨大検索トラフィックを有するようになったからです。
これが買収されたからかどうかは確かではありませんが、いずれにせよGoogleで動画を上位表示させるためにはYouTubeが最も効果的と言えるでしょう。

また、YouTubeはアップロード方法も手軽に行うことができ、難しい操作を必要としません。
そのため、これから動画SEO対策を行うという方にとっても使いやすい動画サイトなのです。

動画・映像をLPに活用させるポイント

動画はLP(ランディングページ)にも有効ですが、ただ動画を導入しただけで効果はありません。
効果的にアプローチするためにはポイントを押さえて導入する必要があるでしょう。
では、LPに効果的な活用ポイントをご紹介します。

ファーストビューで設置

LPの下に動画を設置すると、わざわざスクロールして視聴しなければならないため、動画に気付かれることなくスルーされる可能性があります。アメリカがLPの調査を行ったところ、250ピクセルでページを分けた場合、最上部のゾーン1とその下のゾーン2は動画再生率が50%以上でした。

しかし、ゾーン3になると40%代に下がり、ゾーン4は30%以下の再生率となっているため、下に動画を置くほどスルーされるのです。
そのため、アクセス後すぐに視聴可能なファーストビューが最も効果的と言えます。

サムネイルやサイズ、自動再生の配慮

動画を再生する前のサムネイルにインパクトがあると、訪問者も興味を抱くでしょう。
近年はパソコンだけではなくスマホやタブレットの視聴も一般的なので、モバイル環境にも快適な動画サイズが求められます。

自動再生はアクセスしたらすぐに見られて便利ですが、その瞬間大音量がなるとユーザビリティを下げる恐れがあるので、自動再生は避けた方が良いです。
「動画を見る」を押してもらうことでLPへ導線する目的であれば、自動再生はユーザーが再生する手間を省いて視聴してもらえるので有効でしょう。

訪問者に有益な情報を提供する

動画によりCV率を獲得するのであれば、動画の内容も訪問者にとって有益な情報であることが重要です。
重要な情報は冒頭から盛り込み、再生時間が長いと離脱者も多いので尺はコンパクトにまとめるのが望ましいと言えます。
また、動画の近くにCTAを設けてアプローチすれば、コンバージョンされる確率も上がるでしょう。

リピートを増やすならオウンドメディアとの関連付けが重要

動画マーケティングの目的としてリピーター化の増加も挙げられますが、動画マーケティング内で最も有効的と言われているのが、オウンドメディアとの関連付けです。
動画をオウンドメディアに取り入れることで、リピーターを増やしていくことができます。

そもそもオウンドメディアは質の高い記事を作り続けることで、SEO対策にもつながりますし、ファンやリピーターを増やせるコンテンツとして多くの企業が取り入れているマーケティング方法です。
オウンドメディアというと、画像やテキストを主体としているため、記事の更新頻度も高い状態を維持しやすくなります。
ここに動画を取り入れてしまうと更新頻度が落ちてしまうようにも思えますが、なぜオウンドメディアと動画を関連付ける必要があるのでしょう?

近年、情報サイトのテキストをきちんと読んでいる人は意外と少なく、動画の方が人を惹き付けやすいということがわかっています。
動画ならテキストを読んで理解するよりも映像として覚えていられるので、知識としても入ってきやすいのです。

また、動画を取り入れられているオウンドメディアとそうでないオウンドメディアを比較した場合、SNSでシェアされた確率が動画を取り入れたオウンドメディアの方が高いことが調査の結果としてわかりました。
拡散しファンを増やす効果も動画にはあるのです。

動画広告とは違い、オウンドメディア自体が直接商品・サービスを売りにしにくいため、企業的にはあまりお金をかけられない部分だと言えるでしょう。
ただ、多くのユーザーは情報を得ようとオウンドメディアを活用しています。
コツコツとオウンドメディアでファンを獲得し、リピーター化させていくことで、優良なユーザー確保にもつながるのです。

オウンドメディアと動画の関連付けが成功した事例

既に多くの海外サイトではオウンドメディアに動画を取り入れているケースが見られます。
どのような事例があるのでしょうか?ぜひ参考にしてみてください。

H&M

日本でもおなじみのファストファッションブランド・H&Mですが、そんなH&Mが発信しているオウンドメディア「H&M Life」では、商品を直接アピールしているわけではないのに、動画の雰囲気やライフスタイルを見て「参考にしたい」と思わせるような動画を組み込んでいます。
これにより、企業のブランディングと「こんなライフスタイルを送ってみたい」というファンを増やし、企業商品へのPRを間接的に行っているのです。

Tesco

スーパーマーケットなど、小売店を世界中で展開している「Tesco」では、食に関わるオウンドメディアを有しています。
食に関わることなので文章よりも映像化した方がわかりやすく、しかも美味しそうに見えるということから、調理風景などもレシピ動画として公開しているのです。
また、この他にも食の安全性が危惧され、生産者の顔が見える販売手法が多くのスーパーでも取り入れられていますが、Tescoのオウンドメディアでも動画で実際に生産している人の声を届けるとともに、Tescoで取り扱う食材の安全性をPRしています。

体験型「インタラクティブ動画」を活用した動画マーケティング

動画内に様々な仕掛けを盛り込むことでエンターテイメント性を高めて視聴者にさらなる魅力を伝えることができる「インタラクティブ動画」をマーケティングで利用する企業が増えてきました。
その魅力や目的について解説していきましょう。

インタラクティブ動画とは?

対話、双方向といった意味のあるインタラクティブなので、動画を観る側がアクションを起こすことで双方向でのやりとりができることを指します。
例えば、動画に外部サイトへのリンクを貼り付けておくことで、視聴者がクリックをすると外部サイトへ誘導します。
これだけでもインタラクティブ動画となるのです。

地図やグラフを表示

動画に細くとしてグラフなどを表示することで様々なシーンで利用することができます。

選択肢を表示

動画に選択肢を表示させることで、動画の結末を分岐させることもできるのです。
視聴者がより引き込まれる動画となるでしょう。

視聴者が動画に参加することで一般的な動画と比べると動画の送り手の伝えたいことがより深くまで知ることも可能となります。
商品や企業をより追及したくなるのです。

インタラクティブ動画の事例

アゲツヤ

ヘアアイロンメーカーの動画でタグを使用しています。
タグをクリックすることで、商品の画像だけではなく詳細な説明や公式ショップへの誘導も可能なのです。

ANGELICA

脱毛サロンの動画でタグをクリックすることで、LINE登録へのリンクや通販サイト、アフターケア商品の使い方などを知ることができます。

Run Away With Me

カーリー・レイ・ジェプセンのミュージックビデオでもインタラクティブ動画が活用されています。
表示される絵文字を選択することで、MVが変化するのです。

DELIVER ME TO HELL

ニュージーランドのピザチェーンが製作した動画で、ゾンビに襲われずにピザを届けられるかゲーム性のある動画となっています。
動画の終盤に選択肢があり、選択次第でハッピーエンドかバッドエンドかが決まります。

インタラクティブ動画の効果的な活用法

まず、ターゲットを絞ることが大切となるでしょう。
年齢や性別だけではなく、趣味や思想、居住地を絞って作成することで、より興味を引く動画となります。

また、アクションを完結にすることもポイントです。クリックだけで参加できるものであれば、誰でも参加しやすくなるでしょう。

ストーリーに関しても複雑になってしまうと、伝えたいことがわからなくなり、共感しにくくなってしまいます。
序盤で心を惹き付けられるようなストーリーにすることも大切で、音楽や効果音を使用するなどして作成しましょう。

動画広告だけではなく、SEOやLP、オウンドメディア、そしてインタラクティブなど、様々な動画マーケティングの手法があり、現在は動画広告以外の手法がマーケティングの最新トレンドとなってきているのです。
2018年以降もこの流れは続いていくと考えられます。
これから動画マーケティングを開始しようとされている方は、ぜひ動画広告以外の手法も取り入れてみてはいかがでしょうか?

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