愛知県豊橋市は県の南東部に位置しており、人口約38万人の中核市に指定されています。
東側にある弓張山系は静岡県と接していて、西は三河湾、南は太平洋に囲まれた自然を感じることができる地域となっています。
豊橋市内では1月下旬~5月上旬にかけて向山緑地で「うめ・さくら・つつじまつり」が開催され、5月下旬~6月中旬にかけては「花しょうぶまつり」など、季節に合わせた花を楽しむことができ、夏にはポートインフォメーションセンター「カモメリア」にて「みなとフェスティバル」、10月には最大級のイベントである「豊橋まつり」が開催されるなど、年中にぎわいのある愛知県豊橋市は動画制作・映像制作に最適な地域です。
今回はそんな豊橋市の中でもおすすめの撮影ロケ地をご紹介していきましょう。
««相場の半額でお見積りします»» 動画制作をご検討の方はこちら
目次
豊橋市公会堂
その建物がロマネスク様式であり、式典や講演会などでも市民に広く利用されている「豊橋市公会堂」は、愛知県豊橋市今橋市にある市立の公会堂です。建設されたのが1930年で設計者は中村與資平氏となっています。
1910年~20年代にカリフォルニア州で流行したスペイン統治時代の建築様式を復興させようと試みた「スパニッシュ・コロニアル・リバイバル」というスタイルから、外観はロマネスク様式を基調とした、スペイン風の円形ドームの形になっていきました。
1945年に太平洋戦争の中、豊橋市も空襲の被害を受けたことをきっかけに豊橋市の役所の機能移転、その後は1948年~1952年までは豊橋中央公民館、1969年~1979年までは1階を市民窓口センターとして使用していました。
その後新たに中央公民館が設置されたことで現在の公会堂として活用されています。
鉄筋コンクリート造3階建の建物は、講堂客席部分の改修工事を行っていますが、その他の外観やドア、サッシなどは当時のまま今も残っているため、国の登録有形文化財として指定されている貴重な建造物です。
迫力あるレトロな建物は、動画・映像撮影でもその迫力を感じることができるでしょう。
賀茂しょうぶ園
愛知県豊橋市にある「賀茂しょうぶ園」では、約300種類、37,000株の花菖蒲が楽しめる場所です。
昭和45年に開園した賀茂しょうぶ園は園内の面積が9,900平方メートルあり、遊歩道や赤い太鼓橋からも花を楽しむことができ、花菖蒲の咲き乱れる中を歩くことができる桟橋のような八つ橋もあります。
ここから眺める花菖蒲は間近で鑑賞できるため、花との映像を取り入れたコラボレーションにも最適なスポットとなるでしょう。
また、幅の広い歩道は、その周りが花壇のような形で区切られているため、花の中を歩いているような感覚も感じられる景色です。
園内は花菖蒲といっても青やピンク、黄色や白などカラフルな色が咲きみだれ、主に江戸系、伊勢系、肥後系を中心として栽培されています。
この江戸系の主な特徴である大きな花びらの間に隙間がある三英咲きは、花の美しさだけでなく迫力を感じる姿であり、伊勢系は深く垂れた花びらが特徴的です。
門外不出の肥後系は迫力があり、凛とした印象の強くなっています。
5月下旬~6月中旬にかけて開催される「花しょうぶまつり」は、花菖蒲を楽しむだけでなく、週末を中心に屋台の出店もあり、見て満足、味わって満足できるスポットとなっています。
美しい動画制作・映像制作がしたいならこちらもおすすめです。
二川宿
東海道五十三次の33番目の宿場とされている「二川宿」は、愛知県豊橋市二川町と大岩町にかかるような形になっている三河国最東端の宿場町です。
東海道設定当初となる1601年に、三河国渥美郡の二川村と大岩村を宿場として人馬継立業務を担当していたのですが、小さな村であり、その距離も1.3km程度離れていたこと、利用者が徐々に増えていったことによる負担も大きくなっていきました。
1644年に江戸幕府によって西が二川村、東が大岩村と移動をさせて新たに二川宿と加宿大岩町を再構成させました。
二川宿は幕府の役人や勅使の使用する本陣が1軒、脇本陣1軒、旅籠が30軒程あり、大岩町の方は町となっていたため宿は設置されませんでした。
本陣のある二川宿は幾度と大火に遭ってしまうのですが、その度に再建を繰り返していき、唯一残った本陣の一部は、1988年に復元・改修工事され資料館も併設されました。
本陣一帯は豊橋市の史跡になり、1807年以降の宿帳33冊は愛知県の「有形民俗文化財」としての指定を受けているため、現在の二川駅からシンフォニアテクノロジー豊橋工場までの約2kmの距離は、今までの宿場町の面影をそのままに感じることができる景色を堪能できるでしょう。
またこの宿場有数の商人であった田村家の店舗兼住居である「駒屋」も、改修工事ののち、平成27年から無料で公開されています。
そのため、この二川宿は、本陣や旅籠屋、商家が見学できる数少ない宿場町となっています。
歴史感じる建造物を動画制作・映像制作に取り入れてみましょう。
豊橋総合動植物公園
愛知県豊橋市にある複合施設の「豊橋総合動植物公園 」は、昭和29年に開園した動物園や植物園、自然史博物館が併設されている施設になります。
通称のんほいパークと呼ばれ、約40ヘクタールある大きな敷地内にはそれぞれ動物園ゾーン、植物園ゾーン、遊園地ゾーン、自然史博物館に分類されています。
動物園では動物を見学するだけでなく、観察して生体そのものを学ぶことができます。
また、自然史博物館で生命や植物の誕生、恐竜時代や哺乳類の時代など歴史の流れを学ぶこともできます。
地球規模での生命の誕生を知ることで、それを実感しながら実際に動物の生態や成り立ちを観察もできる施設となります。
動物ゾーンには約130種900頭羽の動物がいて、植物園ゾーンでは常夏の景をテーマにして熱帯及び亜熱帯の植物を展示している温室も備わっています。
遊園地ゾーンでは大人も子供も楽しめるアトラクションが豊富にあります。
楽しめる環境が整っているだけでなく、学びにも最適であり、それぞれのエリアでは同じ空間に居ながらも全く異なった動画・映像を撮影するスポットも豊富なのでぜひ活用してみましょう。
石巻山
愛知県豊橋市石巻町にある「石巻山」は、愛知県と静岡県の県境になっている弓張山地の南側の湖西連峰から西側に派生しています。
この石巻山は標高が358mであり、日帰りのハイキングなどの最適な山として地元でも親しまれているだけでなく、パワースポットとして訪れる方も多くいます。
石巻山の山頂部分は石灰岩の巨岩によって造られていて、その周辺は石巻山石灰岩地植物群落として国から天然記念物指定されています。
石灰岩土壌にしか生息しない植物の「クモノスシダ」や「マルバシモツケ」などもあり、自然の豊かさに感じることができるでしょう。
石巻山には由緒ある石巻神社があり、そこでお参りをしてから登頂する習わしがあるので、山を守っている神様のいる神社にも立ち寄ってみましょう。
山頂に向かうまでには「石巻の蛇穴」という大蛇が住んでいると言い伝えられている洞窟や、石巻山と本宮山に片足ずつ足跡が残っていると言われている「ダイダラボッチの足跡」、巨大な白蛇が霊水を湧き出したと言い伝えられている「コノシロ池」などがあり、恋愛成就や無病息災などのパワースポットとしても知られています。
山頂では天気が良いと渥美半島や三河湾を見渡すことができ、空気が澄んでいれば富士山が見えることもあります。
緑のコントラストがきれいな景色は、動画・映像撮影に最適な景色でしょう。