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動画広告をやりたいと思ったときに必要な基礎知識まとめ

企業にとってマーケティングは自社の商品やサービスを消費者に認知してもらい、購入意欲につなげるための重要な要素です。
そのため多くの企業では低コストにできるだけ抑えながらも、効果的なマーケティング手法を日々活用しながら事業を進めています。

商品やサービスの宣伝、企業のブランディングというと「広告」を活用したマーケティングが一般的です。
しかし、広告というと例えば新聞やテレビ、雑誌といった媒体を利用して掲載することになるため、効果的ではありますがそれなりにコストはかかってきてしまいます。

そこで注目されているのが「動画広告」です。
今回はそんな動画広告をやりたいと思った時に必要な基礎知識についてご紹介していきましょう。

■動画広告と今までの広告は何が違うのか?

まず、この記事を読んでいる方の中には実際にマーケティング業務に携わっている方も多いかと思います。
皆さんはなぜ動画広告に注目したのでしょう?

恐らく多くの方が動画広告の方が新聞やテレビ、雑誌などの媒体に掲載する広告に比べてコストが安いからという理由を述べるのではないでしょうか。
確かにコストは抑えられますが、今までの広告と動画広告にはコスト以外にも違う点があるのです。

■動画広告とテレビCMの違い

例えば、テレビで広告を配信した場合と動画広告を配信した場合の大きな違いとしては、広告を視聴したことで興味のあるユーザーを増やすことができたかどうかが分かるという点が挙げられます。
具体的に言えば、テレビCMは多くの方の認知度を高めることもできますが、その分本当に興味のあるユーザーを増やせたかどうかが分かりません。

しかし、動画広告であれば視聴率やサイトへのクリック率、検索キーワードの表示回数、さらにビュースルーコンバージョン率(コンテンツを通じてイメージ広告で表示されたもののクリックしなかったユーザーが、別のルートから1ヶ月以内にコンバージョンページに辿り着いた数)などの指標を示すことができるのです。
つまり、費用対効果を明確にすることが可能となります。

テレビCMの場合、コンバージョンにつながっているのか確認するためには検索キーワード数だったり、サイトの閲覧数などで確認したりすることもできますが、それが本当にCMからなのかどうかはアンケート調査を行うくらいでしか明確に判断することができません。
そのため、費用対効果を素早く知り、マーケティングに活かしたいという場合は動画広告の方が有利になると言えるでしょう。

■動画広告とバナー広告の違い

また、同じインターネットを使った広告として、バナー広告があります。
バナー広告はユーザーが検索したキーワードを元に表示する広告を指します。
検索したキーワードを元にしているので初めから興味のあるユーザーに向けて広告を配信することができるのです。

動画広告もバナー広告同様にターゲティング精度は比較的高いと言えます。
動画広告を配信する動画サイトやSNSによっては、詳細なターゲティングも可能であり、検索キーワードを元にしていなくても潜在的なターゲットを見つけることもできます。

動画広告とバナー広告の大きな違いとしては、広告そのものをユーザー同士が共有できるかどうかという点です。
バナー広告はそれぞれのユーザーに対して配信されるため、共有することはできませんが、動画広告は視聴したユーザーが他の人にも見せたいと思った時、SNSやブログなどを通して共有することができるのです。

これにより、動画広告は他の潜在的に興味を持っているユーザーの目にも留まりやすくなります。
もちろん、共有してもらうには質が高く、興味が出るような内容の動画広告を制作する必要がありますが、思っていた以上に多くのユーザーの目に留まることができるのは、動画広告の魅力だと言えるでしょう。

■動画広告の種類を知る

これまでの広告とは一線を画し、様々なメリットを持っている動画広告ですが、一口に動画広告と言っても大きく3つの動画広告に分類することができます。
どのような動画広告があるのか、またそれぞれにどのような特徴を持っているのか把握しておきましょう。

それぞれの動画広告の特徴を知ることによって自社の商品やサービスの宣伝に効果的な動画広告を見つけることができます。
動画広告の制作に入る前にどれを選べばいいか検討してみてください。

■インストリーム

インストリーム動画広告とは、現在でも多くの企業が採用している動画広告で、商品やサービスの内容を伝えやすい広告になります。
例えばYouTubeなどで配信されている動画コンテンツの前に流れたり、視聴中・視聴後にも流れたりするようになりました。

動画広告が表示されると5秒後にスキップできるようになる「スキッパブル広告」と短時間ではあるものの強制的に視聴させることになる「ノンスキッパブル広告」の2種類があります。
どちらを選ぶかは、商品やサービスの特性、さらに動画広告の内容によって変えてみましょう。

インストリームの場合、CPV(広告視聴単価)課金方式が採用されているケースが多く見られます。
CPV課金方式の場合、広告が視聴された数に応じて課金することになります。

例えばYouTubeで配信する場合はCPCV(完全視聴単価)課金方式が採用されており、少しでもスキップされたり、途中でブラウザ自体が閉じられてしまったりすると広告料は発生しません。
つまり、しっかりと広告を見た人の数だけが加算されるため、動画広告のコストを最小限に抑えることができるのです。
動画広告の目的は視聴してもらい認知度を高める、ブランディングを行うということが重要なポイントになってくるため、このような課金方法が採用されているのだと言えます。

■インバナー

インバナー動画広告とは、インストリームとは異なり主に動画サイト以外の広告枠に配信される動画広告を指します。
例えば、ネット利用者の中には動画サイトを利用しない方も少なくありません。
しかし、インバナーなら検索エンジンのトップ画面だったり、サイト内の一部で表示させたりすることもできるので、動画サイトをあまり利用しない方にも有効的な方法と言えます。

また、ディスプレイ広告と同じように様々なターゲティングを行って配信することも可能です。
例えば検索サイトなどを利用するユーザーのその後を追い、再び広告を表示させるリターゲティングや、Cookieを元にしたデータからターゲティングを行うオーディエンスターゲティングなどを、インバナー広告で活用することができます。

基本的にインストリーム広告は基本的に音声もオンの状態で流れますが、インバナー広告に関しては音声オフの状態で流れます。
しかし、音声マークが広告内に表示されているので、いつでも音声オンの状態で視聴することが可能です。

ただ、あくまでも基準が音声オフの状態で流れるため、音声ありきの動画広告を作ってしまうと効果の低いインバナー広告になってしまう可能性もあります。
その点は注意してインバナー広告を制作するようにしましょう。

■インリード

インリード動画広告とは、インストリーム、インバナー広告に次ぐ比較的新しい動画広告の形式を指します。
このインリードではユーザーがサイトをスクロールし移動すると、動画広告が画面に表示され、そこで再生される仕組みになっています。
画面の最初に出てきて勝手に再生されてしまうインバナー広告とは異なり、スクロール後に動画広告が再生されるという違いが見られます。

このインリード広告はPC上でも有効ですが、どちらかと言えば縦に長いスマートフォン向けの広告です。
そのためスマートフォンを利用しているユーザーに向けて動画広告を配信したい場合はインリードを活用すると良いでしょう。

インリードはインストリーム広告などと比べるとストレスをあまり感じにくい動画広告として認知されています。
最初に動画広告を見る必要がないこと、スクロールによって再生されるかされないかが決まるため通信速度の影響を受けにくいことなどが挙げられます。
インストリーム広告は動画を見ている最中に流れるため、スムーズに動画を視聴したい人にとってはストレスを感じてしまいますが、インリード広告ならそういったストレスを感じさせずに視聴させることもできるでしょう。

■動画広告を配信する場合の流れ

ここまで動画広告と今までの広告との違いや、動画広告形式別の特徴についてご紹介してきましたが、実際に動画広告を配信しようと考えた時、どのような流れで行えば良いのかご存知でしょうか?
続いては動画広告を配信する場合の流れについてご紹介していきます。

■まずは動画制作を行う

動画広告を配信する場合、まずは動画制作を行っていくことが大切です。
動画は普通の広告に比べると画面と音から情報を伝えることができるため、商品・サービスに関する情報を盛り込みがちになってしまいます。しかし、直接的すぎる訴求内容になってしまうと、スキップされてしまう可能性も非常に高いです。

できるだけ見てもらう動画を制作するには、直接的な訴求内容にするよりも、商品やサービスのブランドイメージを高め、視聴しているユーザーが「これはどんなものなんだろう?」と興味を持ってもらえるような内容にすることが大切です。
つまり、具体的に商品を紹介するよりも、抽象的でもインパクトの強い動画の方がサイトへの移動や検索回数を増やすこともできるでしょう。

インパクトのある動画を作るためには最後にインパクトを持ってくるのではなく、最初の5秒までにインパクトを与える必要があります。
これは、上記でもご紹介したようにインストリームのスキッパブル広告では5秒後にスキップできるボタンが表示されてしまいます。
それまでに視聴者の興味を惹き付ける必要があるため、動画開始5秒でインパクトを与えなくてはならないのです。

また、動画は比較的質の高いものを作り上げなくてはなりません。近年は多くの企業が動画広告を活用するようになってきました。
他の企業に負けないインパクトを残すためには、それなりに質の高いものを作る必要があるのです。

そのため自社だけで動画広告を制作するのも良いのですが、できれば動画広告制作会社に依頼し、制作してもらった方が良いと言えます。
プロの制作会社に依頼することによって質の高い動画広告も制作できるでしょう。コストはかかってしまいますが、自社で制作した場合でも道具や準備などでコストはかかってしまうため、費用対効果を考えるならばプロの動画広告制作会社への依頼がおすすめです。

■コンバージョンにつながるランディングページの作成

動画広告を制作したら、続いては動画広告を見て興味を持ったユーザーが検索した際に表示されるランディングページ、もしくはWEBページを作成します。
既存のランディングページを活用することも可能ですが、できる限り動画広告に合わせたランディングページを制作するようにしましょう。

なぜ、新規で作成しなくてはならないのかというと、動画広告を見たユーザーはその動画広告のイメージを持ったままランディングページに入るため、もし動画広告とのイメージに差異が生じている場合、コンバージョンにつながらない可能性が高いからです。
むしろギャップによってマイナスのイメージを持たれてしまう可能性もあります。
ですから、動画広告の内容や雰囲気に合わせたランディングページを作成することも大切なのです。

■配信後も精査や比較を続けて行う

動画広告やランディングページが完成し、配信を行ってもそれで終わりというわけではありません。
例えば広告を配信したサイトが商品・サービスのターゲットがあまり利用していなかったり、サイト自体の質が悪かったりする場合もあります。
このような場合は動画広告を配信してもコンバージョンにはつながりません。

定期的に配信サイトでの精査を行い、なかなか伸びなければ他のサイトを利用するなどして改善していくことが大切です。
また、他にもビュースルーコンバージョンやターゲット属性における利用推移などの指標を使って、しっかりと動画広告の効果を実証するようにしましょう。

動画広告をやりたいと思った時に必要な基礎知識をご紹介してきましたが、いかがでしたか?動画広告と言っても様々な種類があったり、内容を充実させたりしなくてはならないので、手間もかかってしまいます。

しかし、マーケティング方法としては有効的ですし、数多くの指標を使って改善させていくことでより費用対効果の高いマーケティングにしていくことも可能です。
動画広告をやりたいという方は、まず動画広告制作会社などへ相談してみるのも良いでしょう。


映像制作のリソースが欲しい企業さま。パートナー契約・アライアンス契約あります。

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