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モバイル動画マーケティングを成功させるための戦略とは

今や人口の大多数が所持しているとされているスマートフォンですが、そのスマホ所持者に向けたマーケティング手法として、動画広告に力を入れる企業が増えています。
動画によるマーケティング手法はこれからの時代に合っているとも言われていて、これにより成功を収めている企業も少なくありません。

そんな中、スマホでも手軽に動画を録って投稿できる環境も整ってきています。
今回はモバイル動画マーケティングに的を絞り解説していきましょう。

■動画マーケティングは最新の手法

2016年から、オンライン環境にある動画視聴は増加傾向にあり、動画視聴の場を提供するプラットフォームも増えました。
5~6年ほど前までは動画を見るならYouTubeと言うくらいYouTubeが有名でしたが、今ではFacebookやTwitterなどのSNSでも動画を投稿、再生することができるようになっています。

それにはスマホが広く普及していることが強く関わっているとされているのです。
テレビを視聴する時間が減っていく中で、動画再生数や時間は増えている傾向にあります。
中でもモバイルデバイス、つまりスマホなどの携帯端末からの動画視聴時間は平均40分を超えており、これから先情報媒体として動画は有効だと言えるでしょう。

動画は文章よりも記憶に残りやすく、イメージを共有しやすいのが特徴です。
しかし、それは動画をしっかり見てもらった上でのことで、文章や画像などと違い瞬時に情報を伝えることは不得手です。

忙しい中でSNSに触れているようなユーザーからは、興味のないものとして振り向いてもらえない可能性もあるのです。
スマホと指先があれば、世界中のコンテンツに接続し、マイペースにそれを楽しむことができる環境の中、元々広告物に興味のなかったユーザーを数秒で振り向かせる動画を作るにはどうしたら良いのでしょうか。

■スマホと動画広告の親和性は高い

スマホ普及の少し前からSNSの普及が始まり、スマホが広く行き渡った今ではSNSもその分普及が進んでいます。
バナー広告や文章広告よりも、SNSのタイムラインに流れてくる動画広告は目に留まりやすく印象に残りやすいので、マーケティング活動としてはかなりの効果が望めるでしょう。

しかし動画マーケティング自体も数を増やしつつあり、手法そのものの目新しさでは顧客を呼び込むことは難しくなってきています。
数が増えたのは、手法の広告効果の高さに加えて、動画広告をデジカメやスマホなどで手軽に作れるようになったことも要因と言えるでしょう。
そこでSNSの特色を上手く使ったり、ターゲットを細かく絞り込んだりすることで、ユーザーに動画広告自体を面倒と思われないように工夫していくことが必要です。

今はSNSの特色によってユーザー層に多少の偏りや傾向があることや、SNS内に登録されている情報から地域や年齢、性別やWebの閲覧履歴から動画広告を出す範囲をかなり細かく、ピンポイントで指定できます。
ユーザー側からすれば興味のない広告が頻繁に表示される機会が減り、より興味の出そうな広告が表示されるようになるため、SNSでの動画マーケティングの効率をより高めることができるでしょう。

■モバイル端末のみの強みを生かす

スマホなどのモバイル端末の特徴として、位置情報を扱えるという点もターゲティングには重要です。
例えば大型ショッピングモール内にいるユーザーに対し、モール内に入っている店の情報やクーポンを配信できれば、購買意欲の増進に繋げることができます。
同様に自社の製品を広める目的で特定地域のユーザーへ向けて動画広告を配信すれば、ちょうど折り込みチラシのように情報を拡散させることができます。

ただしターゲティングが上手くいったとしても、自社製品やサービスを強調し、良さをひたすらアピールするような動画ではほとんど見て数秒で視聴を中断されてしまうかもしれません。
広告を出す側ではなく、見る側の立場に立った動画作りを意識しなければ、いくらでもコンテンツが溢れている今ではすぐにユーザーは離れていきます。
将来的に顧客になってもらうためにも、広告を出すユーザーはできるだけ興味を持ってくれそうな層を意識して動画を作成し、また配信しなければなりません。

動画を配信する先について理解が深まったのではないでしょうか?次はモバイル動画マーケティングの要、動画制作における基礎を見ていきましょう。

■モバイル動画マーケティングの基礎

スマホやタブレットに代表されるモバイルデバイスには、以下のような特徴があります。

・本体が小さいので画面が小さく、動画も小さくなってしまうが、画面の占有率は非常に高い

・データ通信量がパソコンと比べ小さく、4GかLTE、Wi-Fiなどの通信方式を利用する

・スキマ時間での利用が多い

・常にネットに接続できる

・ブラウザでコンテンツを見ている時と、専用アプリを使用してコンテンツを見ている時では得られる情報が違う場合がある

・GPS昨日がオンになっていれば位置情報を得ることができる

これらの特徴に合わせた動画を配信しなければ、そもそも見てくれる可能性は低下することとなります。
スマホなどに合わせた動画作成のポイントを押さえていきましょう。

■再生時間が短い動画にする

モバイル端末への動画マーケティングでは、動画の再生時間はできるだけ短くまとめることが良いでしょう。
一つは先にも説明した通り、ユーザーが注目するには短い間で関心を惹くような動画にするべきという理由です。

忙しいユーザーは興味がなければすぐに別のコンテンツへ向かってしまいます。振り向いてもらうには、隙間時間ですぐに見られる動画にしなければなりません。

もう一つの理由がデータ通信量です。スマホやタブレットはパソコンと違い、携帯電話の通信方式からデータをやりとりしています。

国内では7GBの制限があり、これ以上の通信を行うと通信速度が規制されてしまうので、Wi-Fi環境ではない場所でモバイル端末を使用するユーザー、そもそも環境のないユーザーは長い動画を再生すること自体を避ける可能性があります。
ですから長いというだけで再生されない可能性も考え、短い動画に抑える方が良いでしょう。

■字幕をつける

どこでもネットにつなげるということは、電車内や店内など、音を発生させづらい場所で視聴される可能性があるということです。
字幕があれば、音を出さない状態でも動画内容を把握しやすくなります。

また一部の動画プラットフォームでは、元々動画についていなかった字幕を後から字幕表示機能を使って付与することもできます。
動画自体の印象をあまり変えずに行うことができるので便利です。

■動画自体を縦型にする

スマホやタブレットは、通常縦で使うことが多い傾向にあります。
動画広告を出すSNSでも、基本的には縦持ちを意識して構成されています。

そのため横動画では持ち替える必要があり、ひと手間かけてしまうことでそのまま見続ける可能性が低下します。
また横動画をそのまま縦持ちで見続ける場合もあり、そうなると画面の占有率が下がって臨場感が薄れてしまいます。

そこで動画を元から縦型として作るという案です。
これであれば持ち替える必要もなく、また動画広告で重要な画面占有率、臨場感をだすことができます。
動画プラットフォーム側でも縦型動画の配信に対応してきていますし、街中の大型ビジョンなどでも縦型が増えてきているので、これから先縦型動画を見かけることは増えると予想されています。

これらのポイントを押さえた動画作りをすることで、再生する時にそのまま見続けてもらいやすくなります。
動画マーケティングはユーザー側へ奉仕するようなテクノロジーを意識し、できる限り配慮を行うことが成功の鍵と言えるでしょう。

■モバイル動画マーケティングを成功させるための戦略

モバイル端末と動画マーケティングの間を取り持つものとして、SNSとその特性が重要となります。
マーケティングを成功させるには、SNSに合わせた広告展開が必要不可欠で、ターゲットとなるユーザーやニーズに合わせてSNSを選ぶことでよりユーザーに迫ったマーケティングを行うことができるのです。

例えば、Facebookでは実名で始めることが推奨されており、現実の人間関係に近い環境が構成されやすく、友人や有名人などの情報発信を行う人がどんな人間であるかを重要視されるSNSです。
このようなSNSでは人の持つ属性、潜在的なニーズに向けた広告を出す方が良いでしょう。

逆に不特定多数かつ趣味や興味のあることなどで繋がっていくTwitterでは、誰かが投稿した商品情報が急速に広まり、購買意欲の刺激になるなど、瞬間的なニーズが発生しやすい傾向にあります。
それぞれのSNSを利用するタイミングや場所、求められている情報などを意識し、動画の構成やメッセージを変えていくことで、動画マーケティングを成功させることができるのです。

■ユーザーに見てもらえる動画構成の要

また基礎から発展した応用として動画の構成にも重要な要素があります。
その要となる4つのポイントを見ていきましょう。

1つは一目で伝わることです。動画広告は、再生を始めて2~5秒の間に半数のユーザーが視聴を止めると言われています。
ですから動画を見始めてすぐに引き込める内容を組み込むことで、SNSなどで偶然目にとまった時でも見てもらえる可能性を高くすることができます。

2つ目に伝えたいことを明確にすることです。
スマホから動画を見ている際、音の出せない状況であることが多く、その場合は字幕を付けておくのが効果的という話をしました。

その際、字幕で一瞬のうちに見て理解できる文字数には限りがあり、長々説明するようなものではやはり飽きられてしまいます。
再生されて数秒で止める人もいる中、伝えたいことを冒頭ですぐ分かるようにする方が良いでしょう。

3つ目には、ユーザーと関わりがあると感じさせることです。
ユーザー側が感じることだから関係がない、ということは全くありません。

SNSのコミュニティに向け、メッセージを呼び掛けることで関わりを感じさせることも重要です。
中にはコミュニティ内での流行を企画に反映させるなどの展開をする企業もあるようです。

4つ目に、動画最後などに行動を促すメッセージを添えましょう。
これをしなければ、最後まで動画広告を見た人がさらに情報をほしいと思った時に、どうすれば得られるのかが分からず、諦めるパターンが出てきます。
そうなる前に、自社サイトやECサイトへ誘導したり、キャンペーン応募へ誘導したりすることで、スムーズにユーザーを取り込むことができるのです。

■スマホでも簡単に動画が作れる時代

最後に、動画広告をスマートフォンのみで作成できるアプリをいくつか紹介いたします。
今まで解説した事柄をもとに、手軽に動画広告を作ることができるでしょう。

・iMovie

iPhoneやiPadを出しているアップル社が配信しているアプリです。
プロから初心者まで簡単に扱うことができ、無料かつ手軽に行えます。

ビデオ、タイトル、字幕、場面切り替えなどの編集に、Web環境への投稿までこのアプリで済ませることができます。
また、映画予告編風の動画を作成することができるなど、テンプレートも多数あるのでオススメです。

・Adobe Premiere Clip

Adobe社が手掛ける無料の動画編集アプリです。複数ある動画の順序を並び変えたり、色彩を調整したりと本格的な動画編集を行え、プロも使うアプリの一つです。
自動編集モードやカスタム編集モードというモード設定もあり、スマホカメラで動画を撮影した後に簡単に編集して動画を作成したり、自宅へ戻ってから本格的な編集にとりかかったりできるなど、様々な場面で活躍するでしょう。

・Magisto

PVのようなハイクオリティの動画を作ることができるアプリです。
様々なテーマ設定があるので、作りたい雰囲気を自由に選んで動画を作ることができます。
やり方もシンプルで、使いたいビデオと音楽を決めるとAIが自動的にシーンを判別して動画を出力してくれます。
手軽にプロっぽい動画が作れるとあって人気のアプリでもあります。

・Splice、Quik

どちらもGoProが出している、動画編集用のアプリです。
Spliceはipadやiphone専用、QuikはiOSでもAndroidでも両方で使える違いがあります。
スマホ内の写真や動画を選び、スライドショー形式の動画を作ることができます。

Quikの場合は選択した写真や動画から自動的に編集して繋げ、その後音楽などを選択し動画として仕上げることができます。
Spliceの場合は、速度を変えたりエフェクトをかけたり、字幕や音声ナレーションを入れることができる機能がついているので、動画広告にはSpliceの方が向いているかもしれません。

これらのアプリを使用しても、今話題にされているような動画広告をハイクオリティで作ることは難しいです。
AIが自動で動画を作成してくれる機能は確かに便利なのですが、それが広告として最適になるかどうかはまた別の話なのです。

もちろん、これらのアプリをフルに活用し、素晴らしい動画を作る方もいますが、それは一朝一夕で作れるような作品ではありません。
よりハイクオリティで、ユーザーの目に留まりやすい動画広告を目指すなら、プロの動画制作企業へ依頼する方が良いでしょう。


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