動画マーケティングがECに与える影響とは | 動画制作・映像制作会社のグローバル・ジャパン・コーポレーション

動画マーケティングがECに与える影響とは

インターネット上で動画を見ない日は無いというほど、動画がありふれたものになった昨今、様々な手法の存在するマーケティングの中から動画マーケティングという方法が少しずつ頭角を現してきています。
その傾向はECサイトにも少しずつ入り込み、動画マーケティングは今後発展していくと見られています。
ECサイトとはなにか、基本から少しずつ押さえつつ、動画マーケティングの今後を解説していきます。

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ECサイトとは?

そもそもECとは、Electronic Commerceの頭文字をとった略語で、訳せば電子商取引となります。
インターネット上でサービスや商品の取引ができる、つまり電子商取引ができるサイトをECサイトと呼ぶのです。

身近なECサイトの例としては、楽天やAmazonなどのオンラインショッピングサイトが挙げられます。
ワンクリックで商品が注文でき、買い物に行く必要も重たい荷物を持つ必要もないことから、非常に便利なサービスになっており、今後ますます利用が進むと考えられています。

ECサイトと動画マーケティングの関連性

ソーシャルメディア、SNSが日常に密接に関わるようになってきた中、昨年頃から30秒~2分程度の短い動画がタイムラインに頻繁に並ぶようになってきていることに気付いている方もいるでしょう。
そういった動画による商品やサービスのマーケティングが今トレンドになっていて、今後もさらに増えていく見通しです。
それがECサイトとどう関連しているのでしょうか。動画マーケティングに存在する2種類の手法との関わりを元に見ていきましょう。

分散型

以前は自社サイトなどで様々なコンテンツを配信し、更新状況をSNSで知らせる方法が一般的でした。
しかし今、次第にそれとは別でSNSのみで完結する分散型メディアという手法が主流になりつつあります。

分散型メディアの手法ですと、投稿するSNSに合わせてコンテンツを作る必要があり、それが複数になるとその分手間とコストがかかります。
自社サイトなどのメディアがあれば、それを更新し、更新したという情報を各SNSに流すだけで、分散型よりは楽にコンテンツを提供することができます。
しかしユーザー側からみれば、各SNSに合わせてコンテンツ提供がされている分散型の方が、別のサイトに飛ぶなどの手間を省くことができるので、楽にコンテンツを楽しめます。
結果的に情報を目にとめる時間、確立が上がるため、発信側はユーザー支持を集めやすくなり、情報発信者として影響力を高めることができるのです。

そんな分散型メディアの主な手法が動画配信です。
動画は様々なSNSで配信でき、また目に留まりやすく、そして印象に残しやすいため、次々と広がっていきます。
また文章やイラストでは通じにくいものも、動画として動きを伝えることでユーザー側に分かりやすく情報を伝えることができるのも大きいでしょう。

自分の店舗に集客するのではなく、顧客になりそうな人の集まっている場所で繰り広げるという考えです。
動画コンテンツの中である商品を使用する、動画として商品やサービスの魅力を発信するなどして、ユーザーの意欲を掻き立て購入に繋げる方法は、スーパーの試食コーナーやテレビショッピングなどに通じるものがあるかもしれません。

生放送型

そんな分散型に近いものの、動画の内容が少し違うものがこの生放送型の動画マーケティングです。
2016年、数多くのSNS運営会社でリアルタイム動画を投稿できるサービスに力を入れ、様々な生放送アプリが生まれました。

生放送の魅力は、通常の録画を放映する動画とは違いリアルタイムというドキドキ感と、双方向のコミュニケーションが可能な身近感です。
特に有名人と近しくなれるという感覚は特別な雰囲気を味わうことができ、固定のファンが付きやすいのも特徴のひとつです。

また一口に有名人と言っても、この生放送動画を通じて有名になる人もいて、注目されたいと願う一般層からの配信者が絶えないのも、生放送型の特徴と言えるかもしれません。
インターネット世界の中での有名人が動画で何かを紹介すれば、その商品は即日完売することがあり、たかがネットの有名人と一蹴することはできないでしょう。

中国のとある生放送配信SNSでは、そこで紹介された商品がたった数分で莫大な売り上げを博したという事例も数多くあるくらいです。
誰もが気軽にリアルタイムで繋がれる環境がある中、企業のみが情報発信をする時代は終わっていくのかもしれません。

ECサイトとの現状

動画マーケティングでは、分散型と生放送型双方に密接に関わっているものの、まだ途上にあるともいえます。
分散型であればSNSに乗せるコンテンツを配信する側の方からなら既にビジネスモデルが完成しつつあるようですが、ECサイトから見ればまだ誘導や売上向上の成果が見えづらいようです。
分散型で特に人気の料理動画であっても、実際に使われている食材を取り扱う食品メーカー、調理器具や皿などの方面であれば強い味方ともなりますが、他の企業との関連性は薄く、活用法を見出せないのも現状です。

一方生放送型では、特に中国の文化などの影響もあり、ECサイトへの誘導や売上効果など目ざましい利益をあげていますが、それが別の国でもそのまま使えるかと言うと疑問の声が大きくなります。
既に中国では生放送型動画マーケティングでの投資コストが上がりつつあり、相対的に費用対効果が悪くなってきているところもあるようです。

ECサイトの動画活用・成功事例~カメラのキタムラ~

ECサイトと動画マーケティングをより効果的に成功させていくには、今後どのような付き合い方をしていくのが良いのでしょうか。
国内での成功例を見ていきましょう。

国内企業の中でも、すばやく動画マーケティングに乗り出し、良い成果をあげていることで知られています。
カメラなどの機器類は、知識がある人でも商品選びに苦労するほど複雑で分岐の多い業界でもあります。
初心者であればなおさらで、実際に商品を販売している店員に聞いて購入を考える人が多いでしょう。

そこでカメラのキタムラは、ECサイト内で販売している商品の優れた点、使い方のコツなどを動画内で丁寧に紹介し、それをECサイト内でそのまま公開しています。
店員の代わりに分かりやすく解説する動画があれば、初心者でもその商品の良さを理解することができて、購入に前向きになり、選んでもらえる可能性を引き上げているのです。

また、家電量販店などではなくカメラ専門店での視点から動画制作を行っているので、知識のあるヘビーユーザーからも評価が高くなっています。
Youtubeと連携しているため、動画を普通に見ていた人がECサイトへ誘導されてくることもあり、効果は非常に高いと言えるでしょう。

ECサイトの動画活用・成功事例~釣り具メーカーダイワ~

釣り具メーカーのダイワでも動画マーケティングを行っています。
釣りの大きな点として、アウトドアスポーツであることが挙げられます。
ですから文章や画像で商品の魅力を伝えるには限界があり、そこで両社が着目したのが動画配信だったのです。
実際に自社製品を使って釣りをしている場面を動画で配信することで、狙った魚を釣り上げられることをアピールしたり、釣り自体の楽しさを知ってもらって購買意欲に繋げたりしています。

ダイワのサイトでは、自社がスポンサーになっているテレビ番組「THEフィッシング」を視聴することができるようになっていて、ユーザーは番組内の釣り方法や狙う魚などで分かれたジャンルを選び好きな番組を見ることができます。
釣りの基礎を教えるハウトゥー動画やドラマ仕立てで釣りの魅力を紹介する動画もあり、初心者にも優しい作りになっています。

ECサイトの動画活用・成功事例~シマノ~

ダイワ同様釣り具メーカーですが、またこちらも特色ある動画マーケティングを展開しています。
こちらのサイトでは、オリジナルムービーを制作し載せていますし、テレビ番組の釣り百景、また初心者向けの釣り教室の内容を見ることができます。

釣りファンをもうならせる充実したラインナップを揃えており、評価や効果は高いようです。
また動画とECサイトを連携させているので、動画視聴中にほしいと感じた商品はすぐにECサイトで購入できるという点も良い評価になっています。

ECサイトの動画活用・成功事例~無印良品~

無印良品の動画マーケティングでは、その商品を使うとどのくらい快適になるのかを伝えるという点において非常に高い評価をされています。
MUJI to Sleepというネッククッションを紹介する動画では、3分以上もたくさんの人々が多彩なシーンで眠っている映像をひたすらに流しています。

その誰もが無印良品のネッククッションを使っており、場所もソファや床などの良く寝る場所だけでなく、飛行機や高速バスでの移動中など、眠りたくてもなかなか眠れないような場面で、快適そうに眠っているというシーンがあります。
動画で魅力を伝えるという点では相当に上手い表現でしょう。

このように動画で商品やサービスの魅力を伝えることで、ユーザーの購買意欲を刺激することが重要なポイントとなります。
ECサイトと動画マーケティングを成功させる鍵となるでしょう。

ファッション業界ではECサイト×動画活用が特に注目されている

幅広い業界のECサイトに動画が活用されていますが、特に注目されているのがファッション業界です。
ファッション業界で最も重要な「ブランディング」と「世界観」の両方を動画で引き立たせることができ、服の魅力も伝えやすいため、消費者の購入意欲を高める手法として動画が活用されているのです。

例えばファッションのショッピングサイトで服の画像だけが置かれているところもあります。
これで購入を促せるかと言われればそれは難しいです。

しかし、もしこのページに販売している服と同じものを着用しているモデルが、楽しそうに歩いたり、買い物を楽しんだりしている動画があったらどうでしょう?動画を見た人は服を着ている自分をよりイメージしやすくなり、購買意欲を掻き立てられます。

特にファッションに関してはオンラインショッピングをすると自分が思っていたよりもサイズ感や色に違いが出てきてしまうため、後悔する買い物をしてしまう人も少なくありません。
後悔しない買い物につながれば次回も利用したいという気持ちにつながっていくはずなのです。

さらに、動画を活用すればブランドの世界観を自然と作り出し、アピールすることができます。
なかなかテキストでは表現しきれない部分があったり、言葉だと分かりづらかったりする部分も、動画でならそのブランドのイメージを顧客に伝えられるのです。

店舗利用と動画活用したECサイトとの差は何か?

ファッション業界で動画活用を実施したECサイトが注目されている理由として、近年実店舗の売上が下がってきていることが挙げられます。
特に若い人を中心に店舗で服を買う人は減ってきているのです。

これは若い人を中心にECサイトでの購入に移行していることが考えられます。
ファッションに興味がなくなったのではなく、より便利な方法を選ぶようになったという話なのです。

また、店舗利用をすると顧客側にとってデメリットと感じられる部分もあります。
例えば店舗では取り扱っていない商品もECサイトを利用して最初から取り寄せればわざわざお店から取り寄せてもらい、再び店舗を訪れる必要もありません。
また、アパレル店員に話しかけられることが苦手でなかなかお店に行けない人も、ECサイトなら自由に服を見たり、買い物したりすることができるので利用しやすいのです。

ただし、ECサイトには弱点もあります。それは実際に見ることができず、着ているイメージが湧きにくいという部分です。
服は見た目が大切なのはもちろんですが、実際の素材感や細かいディテールまでチェックしないと自分にピッタリなものは見つけられません。

そこでECサイトでは動画が活用されているわけです。動画なら実際に見たり触ったりしているわけではありませんが、画像だけよりもずっとイメージが湧きやすくなります。

このように、動画活用したECサイトは店舗以上に売上が伸びているという結果も出てきています。
今後、ファッション業界において動画活用したECサイトが一般的になってくることは間違いないでしょう。

動画マーケティングがECに与える影響というのは計り知れない部分があります。
特にファッション業界は自社のブランドをより明確に顧客へ伝えられる手段として、動画は最適と言えるでしょう。

Members制作メンバー

早いレスポンス、心地よい対応、高い専門性で
お客様と一緒に制作を進行していきます。

  • 手塚 康司
    代表取締役
    手塚 康司

    顧客ファーストの制作サービスとマーケティング的観点から制作する動画をぜひ体験してください。

  • 鬼塚 智己
    クリエイティブ・ディレクター
    鬼塚 智己

    顧客の課題解決を第一とし、映像、デザイン、ビジネス視点を組み合わせたアプローチでゴールを目指します。

  • 平原 昌樹
    撮影技術責任者
    平原 昌樹

    予算が限られたなかでもハイエンドの撮影機材を使ったような撮影効果を出す方法を提案。価格以上の撮影クオリティを実現します。

  • 藤田 秀幸
    営業・制作進行責任者
    藤田 秀幸

    お客様の動画に対する要望を最大限実現するため、最適なお見積りとご提案、スムーズなプロジェクト進行でサポートします。

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