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Photoshop(フォトショップ)で動画編集する方法

動画制作・映像制作において、「撮影」以外に「編集」という作業が必要になります。
何も編集されていない動画・映像をそのまま流すことも可能ですが、どうしてもムダなカットが入ったり、テンポが悪かったりするので見にくい作品になってしまいます。

多くの人に見てもらえるような動画・映像を制作するためには、編集作業は欠かせません。
今回は、そんな編集作業で活躍するPhotoshop(フォトショップ)の使い方についてご紹介していきましょう。
これから動画制作・映像制作を行いたいと考えている方や、Photoshopでどうすれば編集できるか知りたいという方はぜひ参考にしてみてください。

・Photoshopの動画編集機能とは?

そもそもPhotoshopがどういったものかご存知でしょうか?
Photoshopとは、日本だけでなく世界でも知られている画像編集ソフトです。
写真を加工したり、2枚の画像を合成したりすることで、新しい画像を作り上げることができます。
元々は画像を編集するために活用されているツールなのですが、動画編集用のワークスペースも用意されており、モーションを選べば動画編集が行えるようになります。

では、Photoshopの動画編集機能では具体的にどんなことができるのでしょう?まず1つ目にできることは、トリミングと切り分けです。
トリミングとは、動画の最初と最後の部分をカットし、必要な部分だけを残す作業のことを指します。
切り分けは、動画や映像を色んな部分で分割し、不要な部分をカットしていくことです。

トリミングと切り分けは動画編集において基礎的なものであり、最低限覚えておきたい作業だと言えます。
トリミングと切り分けをPhotoshopで使いこなすことができれば、より見やすい動画・映像を制作することができるでしょう。

2つ目に、複数の動画をつなぎ合わせられるという点です。1本の映像を作るためにはいくつかの素材をつなぎ合わせる作業も必要になってきます。
そうすることで、1本の映像だけで作るよりも内容を深められ、興味をそそられるような作品に仕上げられるのです。

Photoshopなら動画をつなぎ合わせることはそう難しいことではありません。
後ほど詳しく動画編集のステップをご紹介していきますが、動画の素材をいくつか用意し、Photoshopのワークスペースで順番に合わせていくだけでできます。
この時、トリミングや切り分けを活用すると、さらに本格的な動画・映像に仕上げられるでしょう。

3つ目はアニメーション動画の作成です。Photoshopではアニメーションフレームをタイムラインパネルで作成し、そのフレームを使ってGIFアニメーションを作り出すことができます。
仕組みはパラパラ漫画と同様で、複数枚のアニメーションフレームを用意し画像を送るスピードを調整すればGIFアニメーションが完成します。

本格的なアニメーションが作れるというわけではありません。
しかし、例えば動画や映像の中にロゴのGIFアニメーションを入れたいという場合は、Photoshopだけで済ませられるということになります。

4つ目は動画に補正や効果、テロップを入れることができます。元々画像編集ソフトであるPhotoshopは、動画にも同じように様々な補正や効果、テロップを入れられるのです。

具体的にどのような補正、効果、テロップが入れられるのかと言うと、まず補正では動画全体の色調を変えたり、フィルター処理をかけたりすることができます。
普通の動画にレトロ感のある色調に変化させたり、フィルターをかけたりすることで、懐かしい雰囲気を持つ動画に仕上げられます。

効果は、Photoshopに備わっている様々なツールを活用することで、肌を綺麗に見せたり体型を変化させたりすることができます。
テロップは、動画をより分かりやすく、見やすくするものであり、字幕ファイルを取り込めば簡単に動画へ挿入できます。
このように、1本の動画をそのまま流すよりも、Photoshopで補正や効果、テロップを入れることで本格的で見やすいものに仕上げられるのです。

・Photoshopで動画編集する方法 ~入門編~

Photoshopで動画編集ができることが分かりましたが、どのように編集していけば良いのでしょうか?
動画編集が初めてだという方のために、Photoshopで編集する方法と注意点を分かりやすく解説していきましょう。

-動画を取り込む

まずはビデオカメラやスマートフォンなどで撮影した動画データをパソコンに移し、それをPhotoshopに取り込んでいきます。
Photoshopへの取り込みは[ファイル]メニューにある「開く」から必要な動画ファイルを選べば取り込み完了です。

動画ファイルには色々なファイル形式が存在します。
Photoshopでは「.mp4」や「mpeg」、「.avi」、「.fiv」、「.mov」、「.wmv」など、主要フォーマットは一通り取り込み可能です。
しかし、OSによって対応しているファイル形式が変わるので、取り込み可能なファイルであるか確認しましょう。

対応していない場合は変換ソフトなどで変更が必要です。
容量が大きいと時間がかかってしまうので、撮影の時点でPhotoshopに対応しているファイル形式に保存することをおすすめします。

-レイヤーの使い方

動画ファイルを取り込むとレイヤーパネルに「ビデオグループ1」や「レイヤー1」など、グループ化されたレイヤーが表示されます。
レイヤーは層という意味があり、複数のグラフィックを重ねて表示できる機能です。

動画をレイヤーとして取り込む場合、[ツール]Photoshop→ファイルをPhotoshopレイヤーとして読み込みで動画ファイルを選択すれば、新しいレイヤーを追加できます。
ただし、この方法だとレイヤーはグループ化されず、初期の状態だと最初に取り込んだ動画とタイムラインが重なって再生されてしまいます。
複数の動画をつなぎ合わせたい場合は、同じビデオグループにレイヤーを移動させましょう。

タイムラインパネルにある「+」ボタンからもつなぎ合わせたい新規レイヤーを追加することが可能です。
ただ、動画編集では後から別のレイヤーを加えたい時もあるでしょう。
その場合、一つのビデオグループに全レイヤーをまとめておくと、どこに挿入したいのか把握しにくい場合があります。

見やすさを配慮するビデオグループで分けておくことをおすすめします。
まず、レイヤーパネルからグループ化したいレイヤーを選択し、タイムラインパネルでビデオグループの横にあるフィルム型のアイコンをクリックし、クリップから新規ビデオグループを作成します。
レイヤーが重なってしまう場合はタイムラインに表示されたクリップをドラッグ・ドロップで動かすことで位置を変えることが可能です。

すでに複数の動画を取り込んでいる場合は、同じ操作でグループ化していきましょう。
タイムラインが重ならない部分は新規ではなく、既存のビデオグループにまとめても問題ありません。
自分が編集しやすいようにビデオグループ機能を活用していきましょう。

-トリミングや再生速度の変更

トリミングで動画の不要な部分を取り除き、見せたい部分だけを抽出していきましょう。
タイムラインで動画を再生させると赤いバーが動き、再生時間の位置を視覚的に示してくれます。
トリミングはプレビューを参考にしながら、バーを動かして抽出部分を決めましょう。

まず抽出したい部分の先頭までバーを大まかに動かし、再生ボタンの左右にあるアイコンで位置を調節します。
先頭からバーの部分まで動画をドラックするとその位置までの動画をカットできます。
同じように抽出部分の終端をバーで指定し、動画の終端をドラッグしてバーまで持ってくれば後ろの部分がカットされ、中間部分と摘出可能です。

中間部分をトリミングする場合はカットツールを活用しましょう。
バーで位置を決め、タイムラインパネルにあるハサミのアイコンをクリックすることで分割できるので、分割した部分を削除してください。
このカットツールを使えば、カットした部分に他のレイヤーを加えてフラッシュカットの演出が可能です。

レイヤーの右にある三角マークのアイコンをクリックするとビデオパネルが表示され、再生速度を変えることが可能です。
高速再生やゆっくりした速度で表示されるようにできます。
なお、逆再生機能はないので、逆再生を入れたい場合はフレームアニメーションを作って挿入する必要があります。

-オーディオの追加

タイムラインパネルにあるオーディオトラック欄にある「+」ボタンを使いすると、BGMや効果音などの音声を追加できます。
トリミングと同じ感覚で再生時間や位置を調整することが可能であり、タイムラインが重ならないように別の音楽を追加することも可能です。
効果音やナレーションはBGMを流したまま音を出したいので、別のオーディオトラックを追加することで、重ねて音声も追加できます。

データと同じ音量だと動画の音声がごちゃごちゃし、聞きづらいものとなってしまいます。
動画自体の音を消したい、または音声を小さくしたい場合は上記でご紹介したビデオパネルのオーディオ設定を開き、ボリュームを調節してください。一つの動画にまとめる際、音声を削除したい場合はオーディオをミュートにチェックを入れましょう。

音量やミュートは設定したクリップの全てに反映されます。
インタビューや人の声などのシーンで反映したくない場合はカットツールでその部分を除外するか、音声ファイルを用意してオーディオトラックに追加しましょう。

追加したオーディオトラックも右端に三角マークのアイコンがあり、そこからオーディオのボリュームを調節できます。
他のオーディオとの重なりを意識しながらボリュームを調整していきましょう。

-フェード機能の使い方

カットによっては映像と音がぶつ切りになってしまうので、場面転換のエフェクトとしてフィードを活用してみましょう。
タイムラインにある四角ボタンから好きなフェード演出を選択し、エフェクトを入れたいクリップにドロップしてください。

クリップにフェードの再生時間が視覚的に表示されるので、ドラッグして調節してください。
音声もボリューム調整の項目からフェードインとフェードアウトを設定できます。

-書き出し

動画編集が終わったら次は一つの動画に書き出し(レンダリング)していきます。
[ファイル]メニューから書き出しに移動し、ビデオのレンダリングをクリックしましょう。
ファイル名や出力先のフォルダー、ファイル形式、画質、動画サイズなどを設定し、レンダリングをクリックすれば編集作業は完了です。

・Photoshopで動画制作/映像制作を行った作品事例

Photoshopを活用して作られた動画は多く見られますが、中でもどのようなものがあるのかご紹介していきましょう。
事例を見ると、高いクオリティを持った動画がPhotoshopでも作れるということが分かります。

-スイーツパラダイス

こちらは若い女性を中心に人気を集めている、スイーツパラダイスの広告動画です。
スイーツパラダイスで提供されているメニューを中心に紹介しています。

Photoshopなら食べ物がより美味しく見えるように映像を加工することも可能です。
また、テロップも女性が興味を持ってもらえるようなマスキングテープ風になっており、お店に合った可愛らしい広告動画に仕上がっています。

-新宿医療専門学校

新宿医療専門学校の魅力を伝える広告動画です。生徒たちが学校の施設・設備などを紹介しています。
適切で分かりやすいテロップを使い、学校がどんなところなのか、どんなことが学べるのかを説明しています。

また、多くの動画素材を用いてトリミングやカットなども活用されており、とても見やすい動画に仕上がっています。
映像の最後には効果なども取り入れており、魅力的な動画に仕上がっていると言えるでしょう。

-株式会社ボードルア

こちらは株式会社ボードルアの宣伝動画になります。
最初は東京都内を上空から撮影した映像から始まり、その後に人が歩いているところに変わります。
この時、テロップが立体的で、まるで本当にそこにあるかのようにも見えます。

また、「baudroie inc.」と書かれた張り紙が最初はホワイトボードに貼られているのですが、その紙がアップされたと思ったら、違う場所の映像にすり替わっています。
このような素材のつなぎ合わせもPhotoshopなら簡単に行えるのです。

・まとめ

今回、Photoshopの動画編集機能で行えることや、編集作業の流れ、そして事例をご紹介してきました。
今回ご紹介した事例は全て動画制作・映像制作のプロであるGJCの作品となっています。
自らPhotoshopを活用して動画編集を行うこともできますが、撮影から編集作業、ナレーションなども全て任せて、高品質な動画・映像に仕上げたい場合はGJCを活用してみましょう。


映像制作のリソースが欲しい企業さま。パートナー契約・アライアンス契約あります。

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