動画制作の背景
リオン株式会社様が開発・販売を手がける補聴器「Calm」は、デザイン性と機能性を両立したこれまでにない製品。海外の製品アワードにエントリーすることが決まっており、そこで製品PRのために使用する紹介動画を作成したいというご要望をいただきました。
動画の内容
新製品に搭載された機能がいかに画期的なものであるか、そこにフォーカスしたストーリー仕立ての内容です。一見、補聴器に見えないデザインと充実したサポート性能。これまで補聴器の見た目を気にしていた方に選んでもらえる商品であることをアピールしています。
構成のポイント
冒頭では製品の3DCGを用いて、様々な角度からデザイン性の高さをアピール。その後、モデルが日常生活で使用するシーンを通じて機能性の高さや、生活が豊かに送れるベネフィットを伝えています。ちょっとしたストーリー仕立ての演出で、視聴者の共感を獲得しながら、補聴機能部分の優位性は実際の操作を再現するなど具体的にアピールし、製品紹介に深みを持たせています。
デザインのポイント
製品CG・実写映像・操作画面それぞれのパートに馴染み、統一感を出すためのデザインです。アプリ画面のモックアップ用のスマホは、イラスト調を使うことも多いですが、ここでは実写と合わせた密度のリアルな質感をチョイス。
背景も含めて、平面的にならない画面構成にしています。冒頭と最後のCGシーンでは、中間色のブルーグレーで製品を際立たせつつ、映像全体を引き締めました。
撮影のポイント
今回の撮影は、住宅内のシーンが撮影できるハウススタジオと呼ばれる施設で行いました。撮影前にはロケハン(撮影の下見)を行い、製品が魅力的に見えるようなアングルを検証したり、動画の中で出てくる小道具(ケトルやミキサーなど)などがスタジオにあるかなど細かい確認を行いました。準備を念入りにしたことで、撮影当日はスムーズにクライアント様がイメージしていたカットを撮影をすることができました。
編集のポイント
デザイン性の高い製品のPR動画ですが、単純にカッコいい+オシャレという映像ではなく、機能性やデザインがもたらすベネフィットが最大限伝わるように編集しています。様々なシチュエーションに対応できる補聴機能の説明部分では、どんな操作がどのように行われているか、しっかり理解できるようなスピードや動きにすることで、機能性の高さを伝えています。また、ナレーションではなくテロップのみで解説していく動画のため、視聴者が分かりやすく理解できるように、テロップやカットの表示時間を何度も調整しています。