動画制作の背景
有限会社GOU設計様は、東京の千代田区・神田にあるアトリエ系の設計事務所です。見えない部分にも工夫を凝らし、住む人が安心してのびのび生活できる家づくりを提供しています。今回は、物件の閲覧を疑似体験できるようなルームツアー動画を制作したいというご依頼をいただきました。家づくりを検討するターゲットに対して、GOU設計様の家づくりの魅力を疑似体験できるような動画にしたいとうご要望です。
動画の内容
主観的な映像で物件内をくまなく巡ることで、まるで現地にいるかのような疑似体験ができるルームツアー動画です。
構成のポイント
この物件を訪れた人の目線で家を見ているような主観的な動画構成にしています。家を訪れ、外観を見てドアを開けて中に入るー。そんな物件閲覧の時の行動をイメージして構成を組み立てることで、まるで現地に訪れて家を見ているような感覚になれる動画を目指しました。途中で家の間取りの画像を入れることで、物件の全体像がわかるようにしているのもポイントです。
デザインのポイント
八ヶ岳山麓の大自然に囲まれた物件の良さや、自然と調和したインテリアを最大限に伝えるために、テロップなどのデザイン要素は極力シンプルにして、必要な情報を最低限に伝えられるよう制作しました。また、ルームツアー動画という目的を達成するために、ターゲット視聴者が動画での物件閲覧体験に没入できるように、映像以外の装飾は控えめにしています。また、間取り図の紹介シーンでは、物件のイメージに合わせた自然な色使いのデザインにすることで、違和感なく動画に溶け込むようなシーンになるよう工夫しています。
撮影のポイント
人の目線で見たような映像を撮影するために、歩きながらの撮影でも手ぶれや揺れを抑えることができ、綺麗で滑らかな動画を撮ることができる「スタビライザー」という機材を用いて撮影を行なっています。カメラワークは、ゆっくりと家の中をくまなく見ているような動きを意識しています。
編集のポイント
編集チームでは、ディレクターが行った仮編集の動画に対して、テロップ挿入といった本編集作業を行いました。自然と調和したナチュラルなイメージの雰囲気を盛り上げるために、テロップが入る時の動きの演出も極力シンプルなものにしつつ、ブラー(ぼかし効果)などを追加することで、より洗練された雰囲気にしています。間取り図面が登場するシーンでは、ルームツアーの流れが止まってしまう印象を与えないように、図面を主張しすぎず、自然な流れで見れるような動きにしています。各撮影カットの使いどころは、ゆったりとしたイメージが崩れないよう、使用するカットの長さを細かく調整しています。