Videoサービスコンセプト紹介・アニメーション事例

動画制作の背景

アドスクワッド株式会社は、店舗や施設の顔ともなる「看板」の企画・デザイン・制作・施工までを一貫して手がけるクリエイティブ企業です。手描きのラフスケッチから始まる丁寧なヒアリングと提案力、そして確かな施工技術によって、クライアントの想いやブランドイメージを具体的な“かたち”にしてきました。
しかし、同社の魅力である「ゼロからつくり上げるプロセス」や「豊富な施工実績」は、静的な写真や言葉だけでは伝えきれない側面もあります。そこで今回、ブランドの信頼性とクリエイティビティを30秒で直感的に伝えるコンセプト動画の制作に至りました。
視聴者に「この会社なら、理想のイメージをかたちにしてくれそう」と感じてもらうことを目的としています

動画の内容

「手描きから始まる看板づくり」という強みを軸に、アニメーションと実写を融合させて表現したブランディング動画です。温かみのある手描きアニメで制作の丁寧さと真摯な姿勢を伝え、そこからスムーズに実写の看板写真へ切り替えることで、豊富な実績と確かな技術力を訴求。最後にロゴとメッセージを印象的に提示することで、信頼感とブランドの世界観を短尺で効果的に伝える内容となっています。

構成のポイント

本動画は、アドスクワッド株式会社様が持つ“クリエイティブ力”と“実績の信頼性”を、アニメーションと実写を組み合わせた表現で印象的に訴求するコンセプト映像です。
前半では、クライアントとの打ち合わせからスケッチに没頭するスタッフの様子を手描き風アニメーションで描き、温もりや真摯な姿勢を演出。描かれたイラストが実写の看板写真へと変化し、想いが「形」になる過程を象徴的に見せます。中盤から後半にかけては、実際の看板事例を次々に表示し、幅広い対応力と高いデザイン性を視覚的にアピールします。
最後は白背景に浮かぶロゴと共に、ブランドメッセージ「イメージを、カタチに。」をシンプルに提示。温かみと信頼感、そして実績に裏付けられた説得力を兼ね備えた映像構成により、視聴者の関心を高め、サービス理解や問い合わせへとつなげることを狙った動画です

デザインのポイント

今回のデザインでは、アドスクワッドさんの“イメージをカタチにする”というコンセプトを、視覚的にどれだけ自然に伝えられるかを意識しました。冒頭では、スタッフがクライアントの要望に真摯に耳を傾けながら、スケッチを通じて想いを形にしていく様子を、温かみのある線画アニメーションで表現しています。構図やアングルを変化させることで、視聴者の目線を引きつけ、物語に自然と引き込む演出を目指しました。
印象的なのは、モノクロのラフスケッチがそのまま実写の看板写真へとスムーズに変化していく流れです。想像から現実への橋渡しを、違和感なく一連のビジュアルでつなぐことで、同社のものづくりの真髄を体感してもらえるよう工夫しました。また、真っ白な背景の上に次々と登場する看板群が、最終的にロゴへとつながっていく演出は、サービスの多様性とブランドの一貫性の両立を表現しています。
全体のトーンには、モノトーンとブルーを基調としたシンプルな配色を採用しました。これにより、映像に統一感と清潔感を持たせつつ、浮かび上がる看板の多彩さや細部のディテールがより際立つように設計しています。

編集のポイント

この動画の編集では、“アイデアが現実になる過程”をひとつの流れとして見せることを大切にしました。最初に登場する手描きのアニメーションから、実写の看板写真へと変化していくシーンでは、違和感のないつながりを意識しながら、トランジションのタイミングや絵の動きを丁寧に調整しています。視聴者が自然に引き込まれるよう、画のリズムと展開のテンポ感には特にこだわりました。
また、複数の看板実績をテンポよく次々と見せていく中盤のパートでは、それぞれのカットの切り替えに緩急をつけ、単調にならないように演出しています。白背景に看板写真が浮かぶ場面では、構成の整然さと視認性の高さを意識し、情報が一目で伝わるように配置や出現タイミングを細かく調整しました。
ラストでは、ブランドロゴが浮かび上がる演出に合わせて“ポッ”という軽やかな音を重ね、視覚だけでなく聴覚でも印象に残るよう工夫しています。全体を通して、視覚とリズムで“イメージをカタチにする”というメッセージがストレートに伝わるよう、映像と音のバランスに細心の注意を払って編集しました。