動画制作の背景
株式会社松風様は、歯科材料や機器の開発・製造を中心に、歯科医療の発展と人々の健康づくりを支える企業です。
今回の動画は、同社の「メルサージュ セルフケア」シリーズのリブランドにあわせて制作されたイメージムービーで、歯科医師や歯科衛生士など、実際に現場で製品を扱う方々に向けて、ブランドの新しい世界観や理念を丁寧に伝えることを目的としています。
動画の内容
従来の製品訴求型の映像ではなく、プロケアとセルフケアがつながり、患者と歯科医院の信頼関係を支える“ケアの循環”をテーマに構成しています。
動画では、来院からセルフケアまでの流れをドキュメンタリータッチで描き、歯科衛生士と患者のやり取りや、やわらかな光に包まれた院内の空気感を通して、“寄り添うケア”というブランドの姿勢を自然に表現しています。
構成のポイント
構成では、「プロケアとセルフケアの循環」というブランドの核心を、感情的にも理性的にも伝わるかたちで描くことを意識しました。松風様の製品が単なる歯科用品ではなく、生活者と歯科医院をつなぐ“架け橋”であることをテーマに据え、物語のような流れで構成しています。
冒頭では、患者が自然に歯科医院へ向かうシーンから始まり、歯科衛生士とのやり取りを通して、「歯医者はもっと気軽に通える場所」というメッセージを感じられるようにしました。ここでは、歯科医院特有の緊張感をやわらげるために、やさしい光とゆったりしたテンポを意識し、映像全体に安心感を持たせています。
中盤では、歯科衛生士による診療やクリーニングの様子を中心に、プロケアの丁寧さと信頼性を表現しました。
終盤では、セルフケア製品を手に取る患者の姿を描きながら、ケアが日常へと広がっていく様子を静かに見せています。ここでは、商品を前面に出すのではなく、「使うことで自分の健康を支えている」という実感を中心に据え、ブランドが生活に溶け込むような自然な流れを意識しました。
最後に「生活者と歯科医院をつなぐ架け橋」というコピーを配置し、全体を通して伝えてきたテーマを象徴的に締めくくっています。過度な演出ではなく、あくまで“現場のリアルな空気感”の中で、信頼とぬくもりが感じられる構成に仕上げた点が、この動画の大きな特徴です。
デザインのポイント
この動画のデザインでは、ブランドメッセージである「生活者と歯科医院とをつなぐ架け橋」という言葉を、映像全体のトーンでどう感じ取ってもらうかを大切にしました。単に製品を紹介する映像ではなく、「歯医者さんに通うことが心地よい体験に感じられる」ような印象づくりを意識しています。
フォントには、信頼性とやわらかさの両方を兼ね備えたゴシック系の書体を採用しました。医療や製品の正確さを損なわず、同時に“冷たさ”を感じさせないバランスを取ることで、視聴者に安心感と親しみを持ってもらえるよう工夫しています。
また、映像に登場するテロップやグラフィックには、淡いグラデーションや柔らかな光の表現を取り入れました。白を基調にした映像に自然に馴染む色調で、上品さと清潔感を保ちながら、ほんのりと温もりを感じられるデザインにしています。これにより、ブランドが伝えたい“優しさと信頼”の両方が、映像の中で心地よく共存するように仕上げました。
全体として、過度な装飾やコントラストを避け、あくまで落ち着いた印象の中にやさしい光が差し込むようなデザインを目指しました。見た人が自然と「このブランドは信頼できそう」と感じ、歯科医院に足を運ぶきっかけになるような表現を心がけています。
撮影のポイント
今回の撮影では、クライアントが持つ明確な世界観を丁寧に映像へ落とし込むことを第一に考えました。事前に共有されたトーンやイメージを忠実に再現しながらも、映像としてより自然で美しく、そして視聴者にとって理解しやすい形に仕上げることを意識しています。
特に印象的なのは、自宅ケアを想定したシーンです。実際には院内で撮影していますが、アングルや被写界深度、照明の当て方を工夫し、まるで自宅の洗面所でケアしているかのような柔らかい空気感をつくりました。あえてカメラを少し引いた位置に置き、生活の延長線上にあるリアルな距離感を演出しています。
撮影機材についても、シーンごとに最適な方法を選びました。滑らかな動きを出すためにレール撮影を取り入れ、人物の動きや手元の操作を追うカットではスタビライザーを使用。動きのあるシーンでも映像がブレず、視聴者が自然に内容へ集中できるよう細部までこだわっています。
また、照明は全体的にやわらかく、白を基調としたトーンで統一し、清潔感と上質さの両立を図りました。過度な演出ではなく、実際の医療現場や日常の延長として“信頼できる空気”を感じられるよう心がけています。最終的には、ブランドの品格を保ちながら、製品の魅力が静かに伝わる映像に仕上がったと感じています。
編集のポイント
編集では、ブランドが伝えたい「プロケアとセルフケアの循環」というテーマを、一本の流れとして自然に感じられるよう構成しました。来院から診療、セルフケアへと移り変わる一連の流れをスムーズに繋ぐことで、歯科医院での体験がそのまま生活の中に続いていくイメージを意識しています。
特に意識したのは“テンポの呼吸”です。全体的にややゆとりを持たせたカット構成にし、患者と歯科衛生士のやり取りが穏やかに感じられるようにしています。
映像のトーンとしては、柔らかい光と空気感を感じさせる実写映像を生かすために、極力余計なエフェクト(効果)などは使用しておりません。シーンが切り替わる際も、デジタル的な効果ではなく、光などの変化を使って自然に流れるように編集しました。その結果、プロケアとセルフケアがひとつの物語の中で有機的につながり、見ている人がその“循環”を無意識に感じ取れるようになっています。
また、ナレーションとBGMの関係性も細かく調整しました。映像の穏やかなリズムに合わせて、ナレーションの間を生かしながら音楽がしっかりと生きてくるように設計し、聞いていて安心できる空気を保っています。最後のロゴカットでは、これまで積み上げた映像の温度感を崩さないよう、静かな余韻を残すフェードを採用しました。
全体として、派手な演出や早いテンポではなく、“信頼感”と“継続性”を感じられる映像体験を大切にしています。視聴者が見終わった後に、自然と「歯のケアを続けたい」と思えるような流れを意識して編集しました。
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