Video介護用みまもりセンサー紹介動画制作　株式会社ツカモトコーポレーション様

動画制作の背景

ツカモトコーポレーション様は、積み重ねてきた確かな実績と経験をもとに、幅広く多彩な事業を展開する創業200年を超える老舗企業です。今回は介護用見守りセンサー「アルゴスリープ」の広告動画を制作したいというご要望をいただきました。人手不足が課題となっている介護施設などに向けて、業務効率化の取り組みとしてこの商品が有効であることを伝え、導入を促進させるのが目的です。

動画の内容

指人形を使った演劇で、介護業界の人手不足の課題提示から、アルゴスリープ導入のメリットを紹介。指人形をというユニークな演出でターゲットの興味を引きつつ、親しみの中にも課題を解決するポジティブさが伝わるような内容です。

構成のポイント

介護用見守りセンサー「アルゴスリープ」は、介護される側と介護をする側の、両者をサポートする製品であると考え、人の温もりや心が通い合うような雰囲気を大切にしたいと考え、リアルな介護現場を実際に再現するのではなく、指人形を使った演劇演出を取り入れました。手を一人の人間に見立てたストーリーで、介護現場に製品がある場合と、製品がない場合の、スタッフの喜怒哀楽を表現しています。また、課題解決感やサービスへの親しみを感じてもらえるように、やわらかい雰囲気の背景を制作。背景は3DCGで作成していますが、指人形のかわいいトーンにマッチするようなビジュアルデザインにしています。

デザインのポイント

デザイナーチームでは、センサーをベットに入れるシーンのイラストと、スマホ画面のデザイン作成を担当しました。実写とCGで構成された質感の高い映像に入るイラストということもあり、フラットでチープな感じが出ないよう、特に質感に気を配りました。。ベッドのイラストは立体感あるアイソメトリック（対象物を斜め上から見下ろすような視点で描かれた図やイラストのこと）のものを使用。ベッドフレームの木目や、グラデーションの柔らかい影の雰囲気が組み合わさり、精密な仕上がりとなっています。スマホは少し艶感があってリッチに見えるイラストを使用しています。

撮影のポイント

今回は背景を3DCGで制作することが決まっていたため、指人形のシーンはグリーンバックで撮影しています。指に着せる衣装や、ベット、布団など、実際に動かす必要があるものは、実物を準備して撮影しています。背景のCGとしっかりとマッチした映像にするため、背景CGは撮影前に作成。指人形と背景の大きさのバランスや、カメラの動きをどのようにするかなど、Vコン(ビデオコンテ）を作成して検証しました。撮影時にはVコンで検証したデータを元に、カメラ位置や高さを検証時と同じように再現。現場のモニターで背景のCG合成を確認しつつ、微調整を繰り返しながら撮影を行いました。また、背景のCGの雰囲気に合うように、指人形シーンはワンカットずつ丁寧にライティングを行っています。

編集のポイント

今回の編集のポイントは、グリーンバックで撮影された指人形シーンと、背景の3DCGとの合成です。実写で撮影した指人形シーンと、完全にコンピューター上で作られた3DCGとを馴染ませるために、さまざまな調整を行いました。また、指人形の動きと背景の動きがしっかりとシンクロした、見てて気持ちの良い動きになるように、何度も編集作業中にタイミングの調整を重ね、ベストなシンクロ具合を探っています。