動画制作の背景
建物の解体業を手掛ける企業様より、リクルート用の会社PR動画を制作したいというご要望をいただきました。
動画の内容
建物の解体業というダイナミックでやりがいのある仕事に従事するスタッフ様を、ヒーロー映画に登場するヒーローたちのイメージで演出した、ユニークな会社PR動画です。
構成のポイント
これまでの解体業界には無いような表現の会社PR動画構成を目指しました。街を新しくするため、その第一歩である解体作業に従事するスタッフ様を、ヒーロー映画に登場するヒーローたちのように登場していただく演出にしています。また、インタビューで仕事のやりがいや、会社の魅力を語ってもらうシーンを盛り込むことで、ターゲット視聴者によりリアルに共感を持ってもらえるような構成にしています。
デザインのポイント
建物の解体業というダイナミックな業態を盛り上げられるような、力強くカッコいい映像デザインを目指しました。テロップは大きく質感のあるテイストにすることで、力強さや情熱といったものを表現。また、インタビューシーンでは、スタッフ様が語る内容の中でも、特にキーワードとなるような言葉に関しては、テロップでわかりやすく表示することで、伝えたい内容がしっかりと伝わるような映像デザインにしています。
撮影のポイント
撮影チームでは、企画構成の段階で出ていた、現場の迫力のあるシーンをアメコミ風の映像で表現したり、スローモーションで映画「アルマゲドン」に登場するワンシーン(ヒーローたちがゆっくりと歩いているシーン)のようなイメージを、しっかりと再現できる撮影を目指しました。
実際の解体現場での撮影シーンでは、急成長を続ける会社の勢いと、仕事への情熱を表現できるような映像を撮影するため、真剣に現場作業に取り組むスタッフの姿・表情を中心に、多くのカットを撮影しました。また、重機作業の迫力のあるシーンを安全に撮影するため、事前にロケハン(撮影をする場所に実際に出向き、下見や下調べをすること)を行い、撮影手順の打ち合わせも念入りに行いました。
編集のポイント
映画の予告編に見られるような、登場人物紹介のイメージで編集を行なっています。例えば、スタッフ様の紹介時には、人物映像から静止画を切り出した「フリーズ演出」と呼ばれる手法を用いて、登場人物の人となりと役職・名前がわかりやすいようにしています。また、映像にメリハリを出したり、アクセントとなるような、トランジション(前後のカットを自然につなぎ合わせるために使われる効果)を入れたり、映像の動きやテロップの出現に合わせてSE(サウンドエフェクト・効果音のこと)を挿入することで、映像演出をさらに魅力的に見せられるような編集手法も取り入れています。