動画制作の背景
GTLは天然ガスから作られる環境負荷の少ないクリーンな軽油代替燃料。そのGTLの認知度向上と、伊藤忠エネクスが誇る安定の共有体制を、動画で分かりやすくターゲットに伝えたいというご要望をいただきました。
動画の内容
伊藤忠エネクス様の営業スタッフと顧客の会話シーンを中心に、再現ドラマ風の演出でGTLと伊藤忠エネクス様の優位性を伝える内容です。
構成のポイント
伊藤忠エネクスの営業スタッフがGTLの紹介を始めると、顧客からさまざまな質問が飛んできます。「供給インフラは?」「供給体制は?」「コストは?軽油より高いのでは?」など、ターゲットの共感を得られるような質問です。それらの解決方法を具体的に提示していくことで、GTLの優位性を納得感を持って理解してもらえるようにしています。ただ優位性を一方的に伝えるのではなく、顧客視点の要素を盛り込むことで、共感や深い理解を得られるような構成です。
デザインのポイント
実写がメインの映像には、映像の引き立たせたりフォローするようなデザインを行います。伊藤忠エネクス様への信頼を感じてもらえるように、フォントは細く綺麗な明朝体をメインにしたデザインに。背景や装飾のデザインも繊細で洗練されたものを選び、実写映像と密度を揃えました。今回PRする製品「GTL」には決まったロゴ等はありませんでしたが、フォント選びや文字組みなどを行い、テーマとして打ち出す演出ができるようデザインしています。
撮影のポイント
輸送船・輸送車で作業するシーンは、GJCにて撮影・空撮を行いました。輸送船が着港するスパンは数ヶ月と長く、撮影のチャンスは1日のみ。撮り直しができず、失敗が絶対許されない状況でした。事前にロケハン(撮影場所の下見)を行い、輸送船の着港の様子を想定しながら、撮影する場所やドローンを飛ばす位置などを確認。当日は天候にも恵まれ、絶好の撮影日和。輸送船のベストショットが撮影できるように、クライアント様より随時連絡をもらいながら、着港のタイミングを確認。その連携が功を奏し、輸送船や施設のスケールを感じることができるカットを撮影できました。
編集のポイント
この動画は、GTLという次世代エネルギーの存在と、その優位性をしっかりと伝えるため、6分を超える長尺の映像になっています。
そのため冒頭30秒程度ではイメージに近い映像とナレーションをただ流すのではなく、各映像の要素(環境、都市活動、煙、輸送など)がバラバラにスキャンされるような加工を行い、見る人に、「本編でこれから説明される具体的な内容」を事前に予告し認識して貰えるようにしております。本編は冒頭と比較すると映像展開もBGMもスピード感を落とした、しっかりとした説明が入りますが、冒頭の映像によって、最後まで内容に迷わず・飽きずに見続けてもらえるような映像に仕上げています。