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VRコンテンツ・VR動画広告マーケティングの可能性と活用方法

最近、様々な場面で「VR」という言葉を耳にするようになりました。
実際に、VRをコンテンツとするコンテンツが話題となり、動画広告でも取り上げられるようになってきているのです。

話題のVRコンテンツを動画広告に取り入れるためにはどうすれば良いのか、また今後VRを活用した動画広告のマーケティングは拡大していくのかどうか気になるところです。
今回はそんなVRコンテンツの可能性についてご紹介します。

■VRとは?

まずはVRが何なのか、今一度確認してみましょう。
VRとは「Virtual Reality」の頭文字を取ったもので、日本語に訳すと「仮想現実」というものになります。
仮想現実というのは、今この場所にはないものをコンピュータにより現実と合成され、まるで本当にその空間にいるような感覚になるというものです。
例えば、街中で海のVR映像を見た場合、そこに海があるわけではないのですが、VR体験している人にとっては本当に海の中にいるかのような感覚になれます。

VRの視覚効果は3Dと変わらないのですが、全方向の映像が見えたり音を流したりすることで、より仮想空間に立体感を生み出すことができ、リアリティーを増すことができるのです。
そんなVRは近年様々なものに活用されています。

・ゲーム

VR活用の中で今最先端を走っているのがゲームです。
今までは二次元の中でプレイしていたものが現実的に楽しめるようになり、まるで自分が本当にゲーム内の主人公になったような感覚を楽しめます。

・医療

医療分野でもVRが活用され始めています。
例えば様々な恐怖症を持つ人に対してVR技術を活用し少しずつ慣れさせて恐怖心をなくしていくという治療方法があったり、手術時患者に対してVR映像を見せて痛みを忘れることで生理治療の向上に役立ったり、医学生が施術トレーニングを行う時にも取り入れられています。

まだまだ活用の場面は少ないものの、今後は様々な場面でVRが活用されていくでしょう。
特にパソコンやスマホなどのインターネットを使う端末においてVRが導入されることで、インターネットを使って実際に買い物をしている気分になれたり、世界の景色をVRで見られたりするかもしれません。

■VR市場が今盛り上がっている

2016年10月に発売された「PlayStation VR」は、ゲーム機の中でも高額な約4万5000円程度でありながらも、売り上げは上々で好スタートを切れました。また、PlayStation VRよりも前に発売されたVR商品に関しても、10万円近い価格でありながら売れ行きは悪くないと言います。

このことから、世界でもVR市場は今後世界中で800億ドルの市場を作り出すとも言われているのです。
日本円にすると9兆円にもなる市場がVRで作られると予測されています。

現在のVR市場は世界的に見るとやはりアメリカが一番盛り上がっており、VRヘッドセットの販売台数的にはアメリカが1位を記録しています。
その後を日本・中国が追う形となっており、世界的に見ても日本のVR市場は盛り上がっていると言えるでしょう。

盛り上がりを見せるVR市場ですが、今後さらに発展していくには課題も見えてきています。
例えばモニターを頭部に取り付けることによって重さを感じ疲れやすいことや、目の疲れ、さらに現実との時間差によって生まれる「VR酔い」が指摘されています。
体の疲れを感じやすいということは、臨場感を楽しめるだろうスポーツ観戦やコンサートなどはVRとの相性が良いにも関わらず長時間プレイになってしまうため疲労が蓄積されやすいということから、コンテンツの拡大を懸念されています。

また、VRを作成するための3Dに関する技術やノウハウなどを持つ人材が不足しているせいで、さらなる発展が難しい状態に陥っています。
そのためゲーム業界の他にVRを導入しているのは大手企業が試験的に取り入れているまでにとどまってしまっています。

どうしても新技術の部分が大きいためコストがかかってしまうのです。
特にHMDを作る際にかかる膨大なコストを削減できるようになれば、今後VR市場はより開けたものになるでしょう。

VR市場が盛り上がりを見せる中で、さらなる発展に向けてはまだまだ課題の残る状態となっています。
ただ、今後VR市場は今以上に日本はもちろん、世界で盛り上がることが考えられます。

■VR・AR・MRは何が違うのか?

映像と動きがリンクする動画は今まで大きなテーマパークや映画で活用されていました。
近年は映像技術の進歩に伴い、映像世界が現実に存在しているようなVRやAR技術も進歩しています。

映像技術にはVR・AR・MRがあり、1度は耳にしたことがある方も多いでしょう。
この3つの技術はほとんど同じと考える人もいますが、これらは似て非なるものです。
どのような違いがあるのかご紹介していきます。

■VRはバーチャルリアリティ

VRの特徴はフルCGや動画を使い、現実世界とは異なる世界をつくりだす映像技術です。
実際に存在する空間ではありませんが、コンピュータ上に人工的な空間をつくり、視覚だけではなく聴覚や触覚を通じてそこに自分がいるような感覚を楽しめます。

VRはバーチャルリアリティの略で、仮想空間というと理解できる人も多いでしょう。
近年はVRを使用したアトラクションが人気で、日本でもVRを使用したテーマパークが増加し、人気を博しています。
さらに家庭用ゲーム機としてPlayStation VRやHTC Viveなどが販売されており、身近にある技術となっているのです。

■ARはオーグメンテッドリアリティ

ARの略であるオーグメンテッドリアリティとは、日本語で拡張現実を意味します。
VRは現実と異なる仮想空間に入り込む技術ですが、ARは現実の情報から仮想空間をつくりだす技術のことです。

VRと違うところは現実世界が主体であることでしょう。
AR技術はスマホのアプリでも使われることが多く、世界的に人気を博したポケモンGOが有名です。

ポケモンGOではGPSを活用してマップが表示され、位置情報を頼りにポケモンがあらわれます。
カメラを通じて現実世界が映り、そこにポケモンも映しだされて現実に存在するような感覚が楽しめるのです。

VRの場合はスクリーンの中に自分がいるような気分になるため、クローズドな世界になりやすいのですが、ARの場合は現実があることで仮想を作り出すことができるので、オープンな世界になりやすいと言われています。
また、現在はスマホでARが取り入れられていますが、今後はスマホアプリだけではなくメガネ・コンタクトレンズなどにAR技術が組み込まれることで、ナビやマップが見られるようになったり、中身を透視したりするような機能が使えるようになる可能性があります。ARはVRと共に発展していく可能性の高い技術です。

■MRはミックスドリアリティ

MRはVRとARの上位技術のようなもので、複合現実を意味します。
簡単に言うと人工的な仮想空間に現実世界の情報を取り込んで、仮想空間と現実空間を併せ持った世界をつくりだす技術です。
MRの中で映しだされた世界には現実世界のものと仮想空間のものが一緒に映しだされる光景となっています。

ARとの違いは、ARは現実世界が主体である一方、MRの場合はデジタル空間が主体ということが違いです。
また、仮想現実から直接操作できるところもARとの違いでしょう。
現実の情報を仮想空間に固定できるため、他人と情報を共有することができます。

MRについてはまだ詳細が出てきていないほど未知の技術であり、海外では巨額の資金投資によってMR技術をさらに取り入れられるようにしようと研究・開発が進められています。
MR技術はVRとARを併せ持つような技術でもあるので、VRやAR市場が今後発展していった先にMR市場が拡大されることが期待できます。

■マーケティングで活用するポイント

VR先進国でもある日本ではマーケティングで活用している企業も増えてきています。
そこで、企業はVRをどのように活用しているのかポイントを紹介していきましょう。

■体験できる施設が増えてきている

VRについてテレビや雑誌で観たことがある人は多いでしょうが、実際に使用したことがある人は少ないでしょう。
どのような機械を使用するのか、使用感はどうなのか、など細かい部分は説明できない人も多いです。
興味があっても体験できないと考えられていたVRを、最近では実際に体験できる施設が一気に増加してきたのです。

東京ではお台場のダイバーシティに「VR ZONE Project iCan」が設置され、暴れるスキーをコントロールして進むスキーロデオや実際にお化け屋敷に行ったような感覚になれる脱出病棟Ωなどを実際に体験することができます。
また、池袋のサンシャイン60の展望台には「スカイサーカス サンシャイン60展望台」があります。
弾丸フライトやスウィングコースターなど今までにない体験ができるとあって、多くの人が訪れています。

そして、横浜DeNAベイスターズの本拠地である横浜スタジアムでは、球界初の360度全方位から野球観戦ができる「360ベイスターズ」を開始しました。
スタジアム内に無料で体験できる特設ブースがあったり、スカイバーカウンターで観戦されるファンの方には無償で1台貸し出しも行っていたりします。

今までにないスポーツの見方、楽しみ方として人気が上昇しています。
この他にもインターネットカフェでVRコンテンツを楽しめる施設も増えてきており、今後もさらなる発展が予想されるでしょう。

■様々なデバイスが登場している

上記のように、どこかの施設に行かないとVRを楽しめないと考えている人も多いでしょう。
東京や神奈川など限られた施設でしか多く普及していないので、地方で生活している人は無縁であると考えているのです。

ですが、近年は多くのデバイスが登場しています。
Galaxyのスマートフォンを使用してVR体験を行う「Gear VR」は、単体では1万円台で購入することが可能です。

SONYから発売されている「PlayStation VR」は4万円台と少し値が張りますが迫力のある3D空間でゲームの世界に実際に行ったかのように体験できるので人気も上昇しています。
PlayStation VRは、北海道や福岡でも体験会を定期的に開催しているので興味を持つ人がより多くなるのでしょう。

「HTC Vive」や「Oculus Rift」も共に10万円以下の金額で購入することができます。Oculus Riftではユーザーとコミュニティで繋がることも可能で、協力してゲームクリアや競い合うこともできるのです。
ゴーグルのように頭に装着して自宅で体験することになりますが、施設にわざわざ行かなくとも自宅でVRを体験できるデバイスが増えているので、今後も様々なデバイスが増加していくほか、さらに安価で購入できるようになるなど、体験者が増加することにも繋がっていくでしょう。

■VR制作ツールも増加している

デバイスが増えてきたことと同様にVR動画を制作するためのツールも近年は増えてきました。
360度全てを撮影できるカメラとして有名なのが「RICOH THETA」です。

ワンショットですぐに撮影することができるほか、自由に編集することも可能で編集した画像は共有することもできます。
IOS、Androidにも対応しており、スマートフォンと連動させることができるのでSNSにアップすることも可能なのです。
KODAKの「PIXPRO SP360」は、1600万画素数の美しい写真が撮れるほか、動画を撮影できたり、ループ録画したりすることもできます。

VR用の動画にするために様々なソフトウエアも登場しているので、マーケティングに活用したい企業にとっては環境が良くなってきたと言えるでしょう。
そして、動画を撮影するだけではなく配信するために必要なシステムも増えてきています。

YoutubeではVR専用のチャンネルもあり、チャンネル登録者は2017年8月現在で2.552.714人と多く、今後も発展していくことでより登録者数は増えていくでしょう。
企業側が楽しめる動画を配信することで、マーケティングでも大きく活用することが可能となるでしょう。

■VRをマーケティングに活用するためには

マーケティングで活用するためには企業側は様々な努力をしていかなければいけません。
コンテンツの作成ではVRに必要な臨場感や没入感を気にし過ぎることが原因で、体験者に本来伝えなければいけないことを見落とすことも考えられます。

マーケティングのみを目的にしている場合は、驚かせるだけでは意味を持たなくなっている現状ですので、開発担当者はインパクトのあるコンテンツだけではなく戦略設計をきちんと考えることが大切となります。
そのためにもVR市場についての知識に長けている担当者が必要になるでしょう。


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