多くの企業では、ビジネスを成功させるために動画を活用しています。専門知識を持つ制作会社に依頼すると、クオリティの高いより効果的な動画を完成させられるというメリットがありますが、費用の内訳はどのようになっているのでしょうか?今回は、動画を制作会社に依頼した場合の見積もり金額や費用内訳などについて詳しく解説します。
動画制作の見積もり金額の決まり方
動画制作では、企画費・人件費・諸経費などの3つを合算した金額で見積もりが出されます。動画を活用するため企業が制作会社に依頼すると、動画を制作する目的や予算などのヒアリングが行われます。
制作会社が見積書を出すには、依頼する企業側もしっかりとした準備が必要です。何のために制作しようと考えたのか、どのように活用してどのような効果を得たいのか、予算はいくらなのかなどを事前に準備しておくことで、ヒアリングもスムーズに進みます。その後、制作会社はヒアリングをもとに見積書や提案書を作成します。
動画制作にかかる費用の目安
制作にかかる費用は、どのような内容と種類にするかによって金額が異なってきます。実写で動画を制作する場合には、ロケーションや機材、キャストによって見積もり金額が変わります。動画の種類・目的別にした費用目安は以下のとおりです。
目的 | 費用目安 | 対応可能な動画の種類 |
商品・サービス紹介 | 10万~200万円以上 | 実写・アニメ |
企業・店舗・学校紹介 | 10万~200万円以上 | 実写・アニメ |
セミナー・イベント動画 | 5万~50万円以上 | 実写 |
インタビュー動画 | 5万~40万円以上 | 実写 |
採用・リクルート動画 | 10万~200万円以上 | 実写・アニメ |
アニメーション動画 | 10万~300万円以上 | スライドショーから3Dアニメなど |
ドローン空撮動画 | 10万~30万円 | 実写 |
YouTube動画の編集のみ | 5,000円~50万円 | – |
テレビCM | 100万~500万円以上 | 実写・アニメ |
動画制作にかかる費用の目安については、下記も参考にしてみてください。
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動画制作の見積書を貰うタイミング
見積書が出されるタイミングとしては、ヒアリングしてから約2週間が目安となります。ヒアリングで知り得た動画を制作する目的や予算などを踏まえ、制作会社は動画の流れやストーリーなどを大まかに決めた提案書を作成します。そして、2週間を目安として提案書と見積書が出される流れです。
動画制作は、企画・台本作成・撮影(またはアニメ制作)・編集という流れで進みます。制作完了までの流れを詳しく知りたい方は、下記も参考にしてみてください。
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動画制作の見積書の内訳
動画制作には、企画や構成をはじめ、制作費用や人件費、諸経費など、3つの費用を合算したものが見積書に記載されます。制作費用・人件費・諸経費は、さらに細かな種類に分類されたものが合算されています。ここでは、内訳を見ていきましょう。
企画・構成にかかる費用
企画費用としては、企画・構成費とディレクション費用が発生します。企画・構成にかかる費用の目安は、2万~50万円以上が目安です。クオリティやパフォーマンスの高さが決まるステップであり、動画を制作する上でも重要な箇所になります。
①企画・構成費
企画・構成費では、目安として2万~15万円がかかります。企画・構成費は、その名のとおり動画制作の目的・背景に基づいたターゲット設定や演出などを決める企画に関わるものと、制作スタッフや必要機材の選定やスケジュール調整、資料作成などの費用が含まれます。主にプロデューサーが中心となって進行を務めるのが特徴です。
打ち合わせ・台本と香盤表の修正などにかかる費用が記載されることになり、綿密な打ち合わせや高クオリティを求めて修正を何度も行う場合は費用が高くなる場合があるでしょう。企画の段階で市場分析や競合調査などを必要とする場合は、大がかりで手間もかかるため、入念な企画・準備を行う必要があり、費用も高額になります。
②ディレクション費
ディレクション費の目安は、5万~25万円ほどとなっています。ディレクション費は、企業との企画・打ち合わせ・撮影準備・現場の指揮などを取るディレクターの人件費のことです。動画のシナリオ台本や絵コンテ作成などにも携わり、動画全体の演出に関わる存在のため、熟練のディレクターが起用されることもあります。
ディレクション費は依頼した案件のうち20~30%で計算されるケースが多く、大きなプロジェクトになればなるほどスキルを必要とするため高額になりやすいです。例えば、ディレクション費が20万円となっている場合、スキルの高いディレクターが起用されている可能性が高いです。熟練のディレクターなら、動画のパフォーマンスも良く高品質なものが期待できます。
動画制作費用・人件費
動画制作費用は、アニメーション動画にするのか実写動画にするのかでも金額が変わります。動画制作費用の目安としては、イラスト作成によるアニメーション映像の場合で5万~50万円となっています。実写の場合、ロケーションや機材、またキャストの起用により金額が変動するため、高額になるケースも多いです。
また、見積書の金額を左右する人件費は、制作スタッフやキャストの起用、スキルや制作時間などを合わせたものが記載されます。人件費全体で見ると5万~300万円以上が目安となります。では、細かな内訳を見ていきましょう。
①役者・モデル費
実写での撮影の場合、動画に出演する役者やモデルを起用するための費用がかかります。費用の算出は、動画1本につき○○円という形で決定されることが多いです。役者やモデルを起用する動画としては、商品・サービス紹介やインタビュー動画、テレビCMなどが挙げられます。
役者やモデルを起用することで、動画の品質が大きく上がり、映像も話題性から多くの人から視聴される可能性が高いでしょう。費用相場としては、本数×5万円~が目安となっていますが、有名タレントや芸能人となると費用も遥かに高額になります。
大手企業や大がかりなプロジェクトの場合は、動画に起用する役者・モデルを決めるためにオーディションを実施するケースもあります。予算に余裕があり、高品質な動画で高い効果を得たいのであれば、有名タレントを起用するのも方法の1つです。事務所や劇団に所属しているようなプロの役者であっても、本数×5万円~で起用できる可能性があります。
②カメラマン費
カメラマン費は、動画を実際に撮影する撮影費となります。カメラマンの人件費として、1日約8万~15万円となっており、そこにアシスタントの人件費が1日約3万円かかる仕組みです。アシスタントは、カメラや機材のセッティングや、現場の調整や出演者管理、カメラマンの補助などを行います。
カメラマン費は動画の本数ではなく実稼働で計算されますが、どのようなカメラを使うか、またカメラマンの技量によっても費用が変わってきます。撮影日が1日だけの場合は、カメラマンに支払う費用に加えて機材の使用料として少なくとも8万円が必要です。カメラがカメラマン所有のものでない場合は、その分上乗せされます。
50万円以上の実写動画を撮影する場合であれば、カメラを2台とアシスタントでの撮影になることが多いです。カメラマン費は撮影費として見積書に記載されることもありますが、カメラマン費の記載がない場合は撮影費として換算されていると理解しておきましょう。
③編集費
編集費は、撮影した映像の編集を行うための費用で、5,000円~50万円以上が目安となり、内容によって金額に大きな差が生まれます。編集作業は、動画を適切な尺へとカットしたり、テロップや効果音・画像やイラストなどを挿入したりするなど、様々な方法があります。
編集費が最も安くなるのは、YouTube動画を大量に生産した場合です。これは、制作会社では編集でフォーマットを活用するからです。フォーマットを活用すれば、手順に沿って作業を進めていくだけになるため、完了までが容易になります。
しかし、2Dや3Dなどの動画やオリジナルのグラフィックを作成した上での編集には手間がかかるため、費用も50万円以上になる場合があります。また、担当する編集マンが編集にどのくらいの期間をかけるかによっても金額が変わり、動画の尺が長くなればなるほど編集時間も増加するため、費用も高額になります。
④ナレーション費
ナレーション費は、動画にナレーターを起用する場合にのみ発生する費用です。起用したナレーターの人件費のことで、動画の本数に応じて費用がかかり、1本5万円ほどが目安となっています。
ただし、依頼する制作会社によっては、原稿の文字数や収録時間で費用を設定しているところもあるので、事前に確認が必要です。中には編集マンが編集作業の段階で声を吹き込むということもありますが、その場合はナレーターを起用しないため編集費のみとなります。
⑤照明・スタイリスト・メイク費
照明・スタイリスト・メイク費は、動画にキャストやエキストラなどが出演する場合にかかる費用です。それぞれの費用の目安は1日あたり照明が約8万円、スタイリストが5
~10万円、ヘアメイクが5万~10万円となっています。
実写動画にする場合、照明技術者であるエンジニアが入ることもあります。動画は、光の量を調節すると天候に関係なく綺麗に撮影できるため、カメラの感度やノイズを調整しやすく画質も高くなるのが一般的です。
キャストやエキストラが出演する場合は、光がキャストやエキストラに当たるよう調整も必要です。照明のエンジニアが入ることで、動画の仕上がりが格段に変わってくると言っても過言ではありません。
キャストやエキストラに自社の従業員が出演する場合や、衣装や髪型などでスタイリストやヘアメイクを依頼しない場合などは、その分費用を抑えられます。しかし、プロのコーディネートやヘアメイクが入るかどうかで、キャストやエキストラの印象も変わるので、起用する人の魅力を引き立たせるためにはスタイリストやヘアメイク費は必要になると考えておいた方が良いでしょう。
また、料理を紹介する動画にする場合は撮影が難しいため、料理やテーブルセッティングなどを担うフードスタイリストが必要です。費用の目安は、1日5万円~となっています。
⑥グラフィック作成費
グラフィック費は、アニメーション動画にする場合に必要となる費用で、1カットにつき約8,000円~、尺が1分の場合は約10万円~が目安となっています。グラフィック費とはイラストレーターの人件費という扱いとなっており、アニメーションの動画で使用するイラストやグラフィックなどを制作するために必要です。
ヒアリングの内容をもとに、アニメーションの世界観やテイストに問題がないか確認しながら動画に登場するキャラクターや背景、イメージなど、様々なシーンを描いていきます。
⑦アニメーション制作(編集費)
アニメーション制作は、動画を編集するためにかかる費用のことです。費用の目安としては、1本約2万円~となっています。
アニメーション動画は、アニメーターがイラストを動かしてできるだけ滑らかに動くよう調整する必要があります。編集作業でも最も時間と手間がかかり、品質を左右する重要な工程の1つです。テレビアニメ経験や一定の技量やスキルを持つアニメーターであれば、高品質な仕上がりが期待できます。
中にはアニメーターがナレーションも担当することがありますが、その場合はナレーション費が抑えられるでしょう。アニメーターがナレーションも務める場合、声を吹き込んだ後にイラストを入れて動かしていく作業に入ります。
諸経費
見積書に記載される諸経費には様々な種類があり、動画の内容によって費用が変動するため一概には言えません。ただし、機材費や音響効果費など以下の項目を合わせると、少なくとも1日で40万円ほどは必要になります。
①機材費
諸経費として必要になるのは、まず機材費です。機材費は、カメラや照明、音声など動画を撮影するために必要になる大道具や小道具などにかかる費用で、カメラで約5万~15万円・レンズで約3万~10万円・照明で約3万~10万円が目安となっています。
見積書にはこれらを合算して撮影機材費が記載されることが多いです。撮影機材以外にも、移動用のクレーン・レール・ドローン用機材などが必要になる場合は追加として費用がかかります。レールやドローンをレンタルする場合は1日で約15万円必要になります。
照明機材では、屋外か屋内かによって白熱球や蛍光灯、LEDの中から使い分けるほか、音声でもガンマイク・ワイヤレスマスク・ピンマイクなどを使い分けることになるため、性能が良い機材を使用すれば費用も高くなるでしょう。また、撮影場所まで機材を運搬する場合、社用車やレンタカーを使用しますが、その際には機材費とは別に車両費が記載されます。特殊な機材を使用する場合も、機材費とは別の特機費として見積書に記載される場合もあります。
②ロケ地使用費・スタジオ費
実写動画を撮影する場合は、企業・店舗・学校などのロケ地やスタジオなどの施設レンタル料が発生します。ロケ地レンタルの場合は、1日撮影で約15万~35万円、スタジオをレンタルする場合は1日撮影で10万~25万円が目安となります。ここに人件費や交通費、宿泊費が追加として必要になる場合もあるでしょう。
③音響効果費
音響効果費は、映像にテロップや画像を挿入するのと同時に、音楽を挿入する場合に必要となる費用です。使用する音楽を購入・使用する場合以外に、オリジナル楽曲を制作する際にも必要です。費用はどのような使用方法にするかで左右され、数万円~数十万円が目安となります。
音楽を挿入すると動画の印象も大きく変わります。ただし、著作権料を支払わなくてはいけない場合もあるので、選曲には注意が必要です。オリジナルの楽曲を制作する場合は、その分費用も高くなります。
④MA費(MAスタジオ費)
MA費は、動画の編集時に効果音やナレーションを挿入するために必要となる人件費のことです。効果音と言うと音響効果費と似ていますが、楽曲を使用するわけではないため見積書では別に記載されることが多いです。
収録スタジオレンタル料とエンジニアの人件費として、1日に約10万円が必要になります。ナレーションの収録やBGM、効果音を本格的なものにする場合はMAスタジオ費として記載され、金額も高くなります。
⑤マスターデータの作成費
マスターデータ作成費は、その名のとおりマスターデータを作成するためにかかる費用です。マスターデータは、動画制作が完了し制作会社から納品される際の映像データのことを言います。
マスターデータがあると、DVDやブルーレイなどに動画を複製でき、企業も様々な場所で活用できるというメリットが特徴です。費用は約1万~5万円が目安になっていますが、動画の尺が長くなると費用も高くなる傾向にあります。
動画制作の見積もり金額に差が出る理由
動画制作の見積もり金額には、差が出ることも少なくありません。次に、なぜ差が出てくるのか、その理由について解説します。
企画・構成費に差が出る理由
企画・構成については、テンプレートを用いた動画制作か、オリジナル動画を制作するかで費用に差が出てきます。テンプレートを用いて制作を行う場合、台本を最初から作る手間や下調べなどが不要になります。多くは、動画制作会社が過去に作った動画や素材に沿って制作されるため、費用を抑えることが可能です。
オリジナル動画を制作する場合は、スケールが大きくなるほど費用が上がります。理由としては、企画のために市場分析や競合調査を行ったり、一から台本を作ったりすることが挙げられます。テンプレートを用いた動画とは異なり、入念な打ち合わせや修正などが行われるのもオリジナル動画制作の特徴です。つまり、企画・構成にかかる手間や時間が大きいほど、費用にも差が出てくることになります。
オリジナル動画になると依頼者の負担も大きくなるという点は、注意しておく必要があるでしょう。
人件費に差が出る理由
動画制作の見積書で特に費用の差が大きくなりやすいのが、人件費です。講演を撮影するセミナー動画など、カメラマンと編集者の計2人だけで完結する動画制作は、人件費が安くなります。
さらに音楽やナレーション、資料の挿入などが不要で、カットやトリミングといった作業だけであれば、人件費は約5万円になります。完全オリジナル動画となると、必要なスタッフが増えるため、こだわるほど人件費は高くなるのです。
特に費用が高くなるケースは、有名なタレントやモデルを起用する場合で、1本1,000万円を超えることも少なくありません。必要なスタッフ数やタレントの起用で差が出るのはもちろんですが、動画制作会社によって費用が変わってくることもあります。スタッフが少ないのに金額が高いこともあれば、比較的多いのに人件費が少ないということもあるでしょう。
動画制作の見積もり金額を安くするポイント
見積もり金額に差が出ることを利用して、見積もり金額を安くすることも可能です。安くするためのポイントをご紹介します。
企画を自分で行う
企画・構成費は、動画制作の見積もりの中でも差が出やすく、高額にもなりがちな部分です。企画構成を自分で行うことで、見積額をかなり抑えられます。
企画構成は、ターゲットの心を掴む動画を作るために欠かせない作業の1つとなっており、動画制作を成功に導く要素でもあります。企画構成に沿って動画制作が進められていくため、入念に行わなくてはなりません。動画制作の企画構成経験がない場合は、無理に進めず、動画制作会社に任せた方が良いでしょう。
イメージに近い動画を参考にしてもらう
動画制作を依頼する時に、作りたい動画の参考になるような動画を用意しておくのも見積もり金額を安くするポイントです。費用を抑えられる理由は、台本制作のための想像がつきやすかったり、下調べに時間をかけなくて済んだりするためです。
動画制作会社が過去に作った動画でも良いですが、YouTubeなどでイメージに近い動画を探してみるのも良いでしょう。アニメーション動画の制作であれば、既存のイラスト素材を用意すると、より費用を削減できます。
出演者を用意する
キャストを各自で用意することも金額を抑える方法の1つです。有名タレントでなくとも、俳優などを起用すると費用がかさんでしまいます。社員に出演してもらう、衣装やヘアメイクも各自に任せるなどの工夫をしてみましょう。
出演者を用意する方法は、イメージどおりのキャストを探す時間を削ったり、オーディションを行う手間や費用なども抑えられたりするのでおすすめです。とはいえ、社員の中でもイメージに合う人を探すことは重要になるため、できる限り時間をかけて決めていきましょう。
動画をなるべく短くできるよう工夫する
必要になる機材や人件費などが増えるため、長い動画になるほど見積もり金額は高くなります。動画をなるべく短く収められるような工夫をすれば、費用も格段に安くなります。
とにかく費用を抑えたいという場合は、30秒以内の動画にすることを目標に、伝えたいことやメッセージなどを絞っていきましょう。伝えたいメッセージを1つにすることで、より動画を短くできます。ちなみに、メッセージを3つ以上盛り込みたい場合は、60秒以上の動画になるのが一般的です。
撮影時間をなるべく抑える
実写動画制作で費用を抑える時に重要なのが、撮影時間です。カメラなどの機材費はもちろん、プロのカメラマンなどの人件費がかかってくるため、撮影時間を少なくすることで費用の削減につながります。
撮影は、1日単位で費用が変わってくるため、なるべく1日で終わらせられるように調整することが大切です。また、屋外での撮影は天候に左右されてしまうことがあるため、撮り直しなどで費用が増えるケースにも注意してください。
フリー素材の音楽を使用する
BGMなどの音楽要素は、動画の雰囲気やイメージをわかりやすくするためにも重要です。動画制作会社は、オリジナルのBGMなどの作成も行ってくれますが、もちろん費用がかかってきます。そのような費用を抑えるために、フリー素材の音楽を使います。
オリジナリティは出せませんが、馴染みのあるBGMなどを使えば、親しみやすさを演出できることもあります。動画制作会社によっては、フリー素材の音楽に対応していないこともあるため、事前に確認しておくと良いでしょう。
発注は直接動画制作会社に
動画制作を依頼する時は、「代理店」「動画制作会社」「フリーランス」のどれかを選択し、契約することになります。代理店への依頼になると、マージンが発生することから、見積もり金額が高くなりがちです。
フリーランスには仲介手数料などもなく依頼できますが、スキルにばらつきが見られるのも事実です。よりお得に、安定したクオリティを求めるのであれば、実績豊富な動画制作会社に依頼しましょう。動画制作会社に発注する時は、外注依頼ではなく直接依頼するのがポイントです。
動画制作の見積書における注意点
動画制作の見積書には、注意しなければならない点が3つあります。どのような点に気を付ければ良いのか確認していきましょう。
不明な点はすぐに質問する
見積書には専門用語が多く使われているため、動画制作に携わったことがない場合はよくわからないことも多いです。専門用語でなくとも、不明な点があれば遠慮せずにすぐ質問するようにしましょう。
しっかりと不明な点を解消していけば、削れる部分が見つかることもあるため、より費用を安くしたり、予算を他の部分に使ったりできます。余計な費用をかけないためにも、見積書が出たら必ず隅々まで確認することが大切です。
素材費について確認する
ナレーションや音響効果にかかる費用は、編集費としてひとまとめになっていることがあります。逆に、編集費に含まれていない可能性もあるため注意が必要です。
素材を購入する場合や、オリジナルで制作する場合は、追加料金がかかる可能性があるため、見積書の金額よりも高くなってしまうのです。素材について詳細が書かれていない場合は、ナレーションやBGMなどの素材はどうするのかを必ず確認するようにしましょう。
IP使用権・キャストの契約期間について確認する
見積書が出たら、IP使用権についても必ずチェックしましょう。特にアニメーション動画のイラストは動画以外の場所で使う時に追加料金が必要になることもあるため、注意が必要です。
実写動画に関しては、キャストの契約期間が切れると動画を公開できなくなってしまうため、こちらも事前に確認しておきましょう。社員を出演者として起用する場合も、映像を公開する期間を伝えておくとトラブルを避けられるのでおすすめです。
動画制作の見積もり事例
動画制作の見積もりについて、よりわかりやすくするために実際の事例も見ていきましょう。今回は、3つの事例をご紹介します。
美容商品紹介動画制作事例
動画・映像の種類 | プロモーション実写動画 |
映像尺 | 30秒 |
動画制作担当範囲 | 構成・デザイン・編集 |
見積もり金額 | 3万~10万円 |
キャストや撮影がないため、3万~10万円が見積もり金額です。テロップやグラフィック、BGMなどを挿入するだけでも、商品のイメージがより伝わりやすくなります。
銀行サービス紹介動画制作事例
動画・映像の種類 | CG・アニメーション動画 |
映像尺 | 1分22秒 |
動画制作担当範囲 | 構成・デザイン・編集 |
見積もり金額 | 10万~30万円 |
1分以上のアニメーション動画であるため、10万~30万円が見積もり金額となっています。サービスの利用を促すための構成もプロが考えるため、より効果的な動画を実現できます。
資産形成サポート企業紹介動画制作事例
動画・映像の種類 | プロモーション実写動画 |
映像尺 | 3分55秒 |
動画制作担当範囲 | 構成・デザイン・撮影・編集 |
見積もり金額 | 30万円~ |
編集だけでなく撮影も担当していること、長尺であることから見積もり金額は30万円~となっています。ハイクオリティな映像に追加されたテロップやグラフィックが印象的な動画に仕上がっています。
動画制作・映像制作ならGJCへ
GJCは、業界トップクラスの制作コスパを誇る動画制作会社です。お客様にとっての「ちょうど良い」を目指し、クオリティや価格、動画制作の目的達成を第一にしています。30秒以内の短尺動画はもちろん、長尺動画や3DCGにも対応しています。
また、ターゲットに見てもらうだけでなく、その先の購買や利用をしてもらえるような企画・構成が可能です。見積もりに関してもお客様がわかりやすいよう、丁寧にご説明いたしますのでご安心ください。
まとめ
今回は、動画制作の見積もりについてご紹介しました。動画制作の見積もり金額を抑えるためには、様々な工夫や準備が必要になります。しかし、動画制作が初めての方にとっては難しいことも多く、プロに任せる方が安心できることも多いです。
そのため、自分でできるところを探して、少しずつ費用を削っていくことが重要になります。ぜひ今回ご紹介した見積もりを安くするポイントを参考にして、動画制作を進めてみてください。