動画広告では、広告体験を最大化するために表現やそれに合ったメディア選びを行うことで、より効率的に集客や宣伝効果を発揮させることができます。
では、どうやって表現に合わせたメディア選びを行えば良いのでしょうか?
今回は動画広告における表現とそれに合ったメディア選びについてご紹介します。
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認知・関心を高める広告表現に合ったメディア
広告で重要なことは、その商品やサービスに対して知っている人にはより認知を深めてもらうこと、知らない人には関心を持ってもらうことがポイントとなります。
広告表現にもこうした認知・関心を高めるための表現を組み入れている場合が多いです。
では、そんな認知・関心を高める広告表現に合ったメディアとはどんなものがあるのでしょう?
youtubeなどのインストリーム広告
現在多くの動画サイトで行われている広告の一つです。
インストリーム広告は、動画本編に差し込まれている動画広告を指します。
例えば5分おき程度にCMのような形で数分間の動画広告を差し込むことによって、動画視聴者に宣伝をしていきます。
この形にすることで、認知していない人はわざわざ飛ばす程の時間ではないので飛ばされずに広告もしっかりと流してくれる場合が多く、また元々認知している、関心のある人への宣伝にも有効と言われています。
電車内のビジョン広告
電車内に設置されているビジョンなどの広告も認知・関心を高められる有効な動画広告です。
多くの人が利用する電車だからこそ、このビジョン広告は認知・関心への効果が絶大だと言えます。
特に都会では電車内にビジョン広告を設置している車両は多く、そのため多くの人に知ってもらえるのです。
ただし、地方の電車内にはビジョンが設置されていないケースがほとんどなので全国的な効果が低いことがデメリットに挙げられます。
また、電車内の広告では音を使えないサイレント広告を作る必要があります。
テレビCM
やはり一番認知度を高められるメディアと言えば、テレビCMでしょう。リアルタイムで視聴している人はもちろん、録画であってもテレビCMが効果的な場合があります。
近年は若者のテレビ離れが深刻化しているため、若者向けの商品やサービスについては必ずしも有効的ではありませんが、それ以外の世代をマーケティングする場合はテレビCMによって大きな効果を発揮させることができるでしょう。
認知・関心度を大きく高められるテレビCMですが、一つ欠点があります。
それは出稿するための価格です。
基本的には数百万円以上はかかると言われており、特に有名タレントを採用すると数億円以上かかってしまう場合もあるのです。
購入につなげる広告表現に合ったメディア
動画広告を通じて購入を促すためには、適した広告表現でアプローチしておく必要があります。
広告表現ではインターネットでの動画再生だけではなく、デジタルサイネージやアドトラックを活用した屋外広告や電車内や駅構内で配信される交通広告、映画館の上映前後に放送されるシネアドという手段もあるのです。
しかし、購入を促すためには商品との関連性を持たせながら広告表現を行わないと、認知度は高められても購入につながり可能性は低くなる可能性があります。
認知度を上げながら購入へ誘導するには、広告表現の方法にも工夫が必要です。
例えば、購入検討を促すためには商品やサービスへの重要性をアプローチするタイプ、関心を持たせる動画広告で検索やリピートを促すタイプ、商品を直接薦めるのではなく第三者からの推奨や商品価値を共有するタイプといった表現があります。
購入につながるまでの方法によって表現の仕方も変わるので、明確にした上で広告表現を決めることが大切です。
購入を促す動画広告・映像広告の掲載
広告表現につながる広告表現とは具体的にどのようなものなのでしょうか。
効果的な広告表現をみていきます。
ディスプレイ広告
ディスプレイ広告はWEBページの一部に動画広告を掲載するパターンです。
商品と関連性の高いサイトへ表示することで、関心を持つターゲットにアプローチすることができます。
すぐに購入者があらわれなくても、見込みのあるターゲットを増やすことが可能です。
また、購入に迷っている人もインパクトのある広告動画を通じて、購入意欲を高めてくれる可能性もあります。
ソーシャルメディア広告
近年はXやFacebookなどSNSが人気で多くのユーザーが毎日利用するため、動画広告を目にする機会も増えています。
このようなSNSでは動画と一緒に商品ページへのアクセスも促すことが可能なので、購入につなげることもできるでしょう。
しかし、購入を促すためにはターゲットユーザーが多いソーシャルメディアを選ぶ必要性があります。
Eメール広告
メルマガに登録している人はその企業や商品に関心を持つ人なので、ターゲットを明確にしてアプローチすることができます。
メルマガ機能で興味のあるジャンルを指定してもらうことにより、はっきりしたターゲット層に商品をアピール可能です。
動画掲載をしている広告は数少ないですが、これから増えていく可能性もあります。
POP広告
今までは手描きのPOPで販売促進が行われていましたが、最近は小型の液晶テレビを用いて動画広告を掲載するパターンも増えています。
類似商品が並ぶ場合、POPでの動画広告を掲載することで他社との差別化ができ、さらに商品の使い方や特徴などを文面よりも分かりやすく伝えることが可能です。
使いやすさや性能を伝えられれば、購入意欲を高めることができるでしょう。
拡散を狙う広告表現に合ったメディア
近年スマートフォンやタブレットの普及によってSNS人気が高くなっています。
Facebook、X、Instagram、LINE、MixChannelなどは日本でも人気があり、多くのSNSが動画広告機能を備えているのです。
SNSではフィード上に広告が掲載されるので広告が目に付きやすい利点もあります。
また、SNSではシェアをする人も多くいるので、良い動画広告であれば拡散してより多くの人の目に付くこととなるでしょう。
拡散機能を備えたSNSを知る
まずは、各SNSの機能を知ることが重要です。
いいねやコメントなどリアクション機能があることで、動画広告を掲載したユーザーに閲覧したユーザーからリアクションがあるのです。
また、SNSによってはシェア機能もあるので動画広告をより拡散できることとなります。
いいね、コメント機能がありシェア機能も搭載。
いいね、コメント機能有りでシェア機能はなし。
個人に投稿を送ることは可能。
X
いいね機能あり。リツイート(シェア機能)、リプライ(返信)機能有り。
LINE
タイムラインでは、いいね、コメント、シェア機能あり。
MixChannel
いいね、コメント機能あり。
シェア機能はなし。
そして、日本国内ではLINEの利用者が圧倒的に多く、2017年現在では人口の52.7%が利用していることがわかっています。
他メディアよりも接触時間が長いことも調査により判明しています。
SNSのユーザーの属性を知って、より拡散を狙う
拡散機能のあるSNSを知ったら、次はSNSごとのユーザーの属性を知りましょう。
動画広告を制作する際にはターゲット層が設定されているでしょう。
そのターゲット層により動画を観てもらうことで、拡散する機会を増やすことができるのです。
30代~40代の男女の利用者が多い。
10代~30代までの年齢の利用者が多く、20代~30代では特に女性の割合が多い。
X
10代~40代の年齢の利用者が多く、その5割が10代~20代である。
LINE
幅広い世代の利用者がおり、会社員や主婦、学生などユーザー属性も幅広いことが特徴。
MixChannel
10代の若者の利用者が多く、その8割が女性である。
このようにSNSによってユーザーの年代や属性に大きな開きがあります。
若年層の女性により拡散をしてもらいたいのであれば、MixChannelやInstagramを利用することで、ターゲットを絞り込んで動画広告を視聴してもらい、拡散も狙えるのです。
ファンを増やすための広告表現に合ったメディア
商品やサービスに安定した売上をもたらしたい場合、ファンを増やすことが重要と言えます。
では、ファンを増やすための広告表現に合ったメディアとはどのようなものがあるのでしょう?
InstagramやXなどのSNS
拡散を狙えるメディアとしてSNSを紹介しましたが、実はファンを増やすための広告メディアとしても使えます。
例えば、SNSでの広告メディアはそのユーザー情報や行動に合わせて動画広告を流すことができます。
このターゲティングは現在とても精度が高く、ファンになりそうな人、使ってもらえそうな人に対して有効的に動画広告を流すことができるでしょう。
また、こうしたSNSは頻繁に見られるため、動画広告もその都度目を通してもらうことが可能です。
しかも拡散されることで興味のある人にそれぞれ拡散されていくため、自然にバイラルメディア化する可能性も考えられます。
デジタル版新聞
近年、新聞を読まない人が増えてきた一方で、各新聞サイトに登録し、デジタル版新聞を読んでいる人も少なくありません。
こうしたデジタル版新聞にも動画広告は取り入れられています。
SNSを利用していない人やビジネスマンに対する商品やサービスには、非常に使える動画広告のメディアと言えるでしょう。
中には、商品やサービスをデジタル版新聞サイト側が紹介ページを設けて紹介してくれる場合もあり、より詳細な内容を理解してもらうことやブランディングを高めたいという形にオススメの動画広告です。
動画マーケティングも上手く活用してファンを増やす
動画広告が注目されやすいのは確かですが、実は動画広告だけでファンを増やすことはかなり難しいことです。
動画広告では今まで興味がなかった人にも興味を持ってもらい、そこから様々なマーケティングを行なっていくことでより効果的にファンを増やすことができます。
例えば、SEO(検索エンジンの最適化)では、GoogleやYahoo!といった検索エンジンサイトでキーワードを入力した際に1番上のページに表示されるようにすることも重要なポイントとなります。
動画広告に関連するキーワードが検索された時に、動画広告が上位に来ればその分ユーザーも見やすく、さらに動画サイト内で検索するよりもPV数は増やしていけるのです。
また、動画の説明文も工夫し、商品やサービスとの関連性が高いものを作ることで、動画広告の上位表示がより現実的なものになってくるでしょう。
こうした動画マーケティングを動画広告に活用することでファンの数をさらに増やしていくことができます。
理想の広告メディアを見つけるには?
今まで広告表現に合ったメディアを紹介しましたが、実際に自社の商品やサービスにとって理想の広告メディアを見つけるためにはどうすれば良いのでしょうか?
理想の広告メディアの探し方をご紹介しましょう。
動画広告は、その表現に合った媒体を選ばないと理想的な広告メディアを見つけることは難しいと言えます。
そのため、動画広告の表現がまずはどのような形になるのか、ざっくりと表現タイプを決めておくと媒体は選びやすいです。
どういった表現があるのか見てみましょう。
商品の特色タイプ
商品に対して具体的に特徴や魅力、機能を紹介するためのタイプです。
分かりやすく宣伝されているので、商品の認知・関心度はかなり高まります。
芸能人や一般人が推奨するタイプ
有名芸能人を採用し、実際に使用した際の感想を伝えたり、一般の人のリアルな声が届くように動画に一般人の口コミがあったりと、テレビショッピングのような形で宣伝できるタイプです。
コストはかかってしまいますが、意見や感想をその人の口から話してもらうことで真実味が帯びてきます。
参加や行動を促すタイプ
動画広告の視聴者に向けて、実際に参加や行動を促すように勧めるのがこのタイプです。
サイト誘導を行なったり、来店を促すようなキャンペーンも実施したりするなど、動画広告内容は集客をメインとするものが多くなっています。
この他にも動物やアニメキャラを使った動画広告や、最近よく目にする料理動画広告のように、生活に役立つ情報を提供するタイプ、さらに企業理念や商品の本質といったところを紹介するタイプもあります。
こうした動画広告の表現にそれぞれ合った動画広告の媒体を探さなくてはなりません。
タイプ別の適した広告メディア
企業ブランドや商品に興味を持ってもらい、購買につなげられるタイプとしては、商品特徴タイプや企業理念タイプなどがあります。
他にも動物やアニメキャラなどを使ったタイプなど、幅広い広告メディアとの親和性が高いため、有効的と言えます。
購買までの時間を短くできるタイプには、商品特徴タイプがこれに当たります。
購買までの時間がスムーズであればあるほど、購買につながる可能性が高くなると言われています。
商品の価値やブランドを好きになってもらうタイプとしては、芸能人や一般人が推奨するタイプなどが効果的です。
こちらは実際に商品購買につながらない可能性もあるものの、イメージを良くするために使われている動画広告の一つと言えるでしょう。
このように、それぞれのタイプによって目的は異なっています。理想の動画広告メディアを探すためには、自社の動画広告はどのような目的で使用するのかを検討しておくと、理想の動画広告メディアが見つかりやすいと言えるでしょう。