今回は、イギリスで放送禁止になったCMのご紹介です。
そのCMは、イギリスの「コカ・コーラ」のCMで、視聴者から誤解を招くとして放送禁止になったようです。
CMの内容は、登場人物が犬の散歩やダンスなどさまざまなアクティビティをしながら楽しく体を動かし、コカ・コーラ1缶分のカロリー(140kcal)を消費している様子が描かれています。
しかし、CMを見た視聴者から、CMの中に出てくるアクティビティを1つこなせば140kcalを消費できると勘違いしてしまう、とのクレームが入ったという。(実際のところは、犬の散歩25分、クラブでダンス10分、大爆笑75秒、勝利のダンス1回を全部合わせて140kcalという意味。)
これに対しイギリスの広告基準局は、消費者に間違った情報を与えかねないとし、放送を取りやめるよう要請したそうです。
コカ・コーラは、糖分の多く、肥満の原因になるとしてこのところ売り上げが低迷しているとのこと。
そこで、消費者が健康的なアクティビティに励めば、140kcalなんてあっという間に燃やせるということを謳ったCM制作したそうです。
このCMは、イギリスとアメリカで放送されており、イギリスだけが放送禁止になったようです。
引き続き放送されているアメリカでは、「どんなものだって飲み過ぎたり食べ過ぎたりすれば体に悪い。そんなことわざわざCMで説明されなきゃわからんのかイギリス人は」「広告が“釣る”のなんて普通のことじゃん。イギリス人はマジメだな」と嘲笑の声が集まっているようです。