東京23区の一つである豊島区は北西部に位置しており、副都心である池袋や高級住宅街として知られる目白エリアがあります。
桜の代表品種であるソメイヨシノの発祥の区であり、さらに霧島ツツジの産地としても有名の地です。
都会と下町風情が共存する豊島区は撮影スポットとして魅力的な場所がたくさんあります。
そこで、豊島区で動画・映像の撮影を検討されている方に向けて、おすすめの撮影スポットをいくつかご紹介しましょう。
ロケ地選びに悩まれている時に参考にしてください。
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目次
染井霊園
都営霊園である染井霊園は駒込にあり、約68平方メートルの霊園には5,500の墓が立っていますが、都営霊園の中で小規模です。
こちらの霊園では水戸徳川家の墓場として知られており、水戸徳川公爵家をはじめ、府中平松家、徳川斉昭や徳川昭武の生母である側室の高橋悦子の墓が残されています。
明治政府が神仏分離政策を推奨したことで神式の葬儀が増加しましたが、既存の墓地のほとんどは寺院が所有しており、埋葬する場所の確保が困難になる問題が起きました。
それに加えてキリストは神仏分離政策の対象外だったため墓地を所有していなかったため、所有されていない墓地を造る必要があり、明治政府が林田藩建部邸跡地に神葬墓地として建てられたことが開設背景です。
1874年に東京府の管理下になってから公共墓地に指定され、1935年に現在の名称に変更されました。
歴史的スポットとしてだけではなく、区名物のソメイヨシノが100本ほど植えられており、遊歩道は桜並木となっています。
毎年桜が満開の時期になると地元では名所の一つとして親しまれており、撮影のシーズンとしてもおすすめです。
目白庭園
1990年11月に作庭された目白公演は比較的新しい日本庭園になります。
約860坪と小規模の庭園ですが、池泉回遊式の日本庭園と和風建築物の赤鳥庵の風景は心が穏やかになる景色です。撮影には占用申請と許可が必要となるので、撮影をする際は必ず所管に問い合わせてください。
庭園には四季折々の植物が植えられており、季節によっては緑が多い景色や、赤に染まる木々を動画・映像に収めることができます。
池の南側にある石垣は庭園が一望できるのでおすすめスポットです。
目白庭園には滝もあり、水が流れる音がより風流で安らぎがあります。
秋は夜間にライトアップされ、より幻想的な庭園を撮影することが可能です。
赤鳥庵は木造瓦葺きの平屋建てで、京都・北山杉を使用しています。
日本らしい和室は茶道や華道、句会などに使用されることが多く、窓際から庭園を一望でき、室内から観る庭園の風景も格別です。
サンシャインシティ
巣鴨プリズンの跡地の再開発により誕生したサンシャインシティは、豊島区を代表する複合商業施設です。
超高層ビルの中では都内屈指の高さを誇るサンシャイン60展望台をはじめ、様々なお店が入店するビルや商店街が広がっており、ホテルや水族館、室内型テーマパーク、劇場、プラネタリウムなど様々な施設が揃っています。
たくさんの施設が密集しているので、バラエティ豊かな動画・映像撮影が可能です。
展望台からは池袋の高層ビル群を一望でき、昼夜では一味違った街並みを撮影できるでしょう。
サンシャイン水族館は子どもから大人まで大人気のスポットであり、様々な魚をはじめ、水辺で暮らす生物を幻想的に収めることが可能です。
2017年にオープンしたマリンガーデンはまるでペンギンが空を泳いでいるような躍動感ある姿を見ることができるので、動画・映像撮影にぴったりでしょう。
サンシャインシティで撮影をする場合、施設によっては許可が必要です。
また、映像や音声の撮影を禁止している場所やフラッシュや大きな機材の持ち込みを禁止している場所もあります。
安全かつマナーを守りながら撮影するために、必ず事前に問い合わせて確認や申請を行ってください。
みらい館大明
2005年3月に閉校してしまった大明小学校の跡地を活用した生涯学習施設になります。
この施設では地域づくりや学びを柱に、地域でのサークル活動や勉強会での貸出、地域の交流イベントなどに用いられている施設です。
もともと撮影やイベント用の施設ではありませんが、所管に企画書などを提出して許可を得ることができれば動画・映像の撮影が可能です。
なお、撮影の使用では料金が発生します。
企画書提出後の仮予約では料金は発生しませんが、利用日2日前から料金が発生するので、料金や手続き方法などは特定非営利活動法人いけぶくろ大明に問い合わせてください。
廃校施設なので学校風景をモチーフにした動画制作や映像制作を行いたい人におすすめです。
また、地域づくりを目的にしている施設なので、地域交流イベントなどを撮影して地域活性化を目的に動画制作・映像制作を企画したい際にも活用できるでしょう。
ORANGE GALLERY
ORANGE GALLRRYは池袋西口メトロポリタン通りにあるレンタルギャラリーになります。
池袋から徒歩1分もかからない距離にあり、全面ガラス張りで明るい施設です。
こちらではイラストや写真、彫刻、書道、パッチワークなど個人・団体問わず様々な展覧会や発表会が定期的に開かれています。
数日毎で展示が変わるので、何度訪れても違う作品を楽しむことができます。
クリエイティブをモチーフにした動画・映像撮影にぴったりな場所でしょう。
同じ場所でも、展示されている作品が変われば色々なタイプの撮影ができます。
公式サイトでは展示スケジュールが発表されています。
興味のある展示会や撮影してみたい展示会が開かれる時期を確認して企画することが可能です。
雑司が谷旧宣教師館
約50年間も日本で慈善事業や幼児・青年の教育など幅広く活動し、多くの人々に影響を与えたアメリカ人の宣教師・マッケーレブの居宅です。
木造総2階建ての建物はシングル様式のデザインとなっており、カーペンターゴシック様式を細部に採用しています。
これは19世紀後半のアメリカ郊外住宅の特色を再現したおしゃれな住宅です。
1987年9月に区の有形文化財に登録され、重要文化財として保存や活用を推進するため、1992年に指定文化財となりました。そして、1999年に都の指定有形文化財に登録されました。
平成反年より関連資料などを館内で展示しており、貴重な資料やレトロな木造住宅を見ることができます。
雑司が谷旧宣教師館は個人で楽しむ範囲で撮影を許可していますが、Webへの公開や動画・映像制作などの用途で使用する場合は申請と許可が必要です。
歴史的価値のある建物となるため、建物の保護としてフラッシュや三脚は禁止となっているので、撮影をする際は注意しましょう。
法明寺
南池袋にある法明寺は都会のすぐそばということを忘れてしまうほど、閑静な街並みにあるお寺です。
もともと真言宗の旧跡であり威光寺として弘仁元年に開創されましたが、正和元年に日蓮宗に改宗され、寺号は威光山法明寺になりました。
境内にある安国堂では日蓮聖人を祭っており、また酒井抱一の朝顔の絵と句が彫られている蕣塚などがあります。
奥に進むと朱色の鳥居がたくさんあり、その先に隠れ家のような雰囲気のある威光稲荷堂が祀られています。
数本の鳥居と静寂な空間は現実離れした雰囲気を体感できるでしょう。
法明寺は江戸時代から桜の名所としても人気があります。中でも山門前に植えられた桜は、まるで桜のトンネルのようになっています。
例年3月下旬から4月上旬頃にソメイヨシノの見頃なので、桜撮影はその時期を狙ってみましょう。