東京都の北区は、歩きたくなるまちというコンセプトで、観光スポットをまとめている地域です。
位置は東京の中でも最北端に位置する区で、板橋区の隣にある区であり、散策も含めて様々なスポットを歩いて回る魅力があります。
動画制作・映像制作の撮影に最適なスポットを中心に、北区の魅力をご紹介します。
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目次
飛鳥山公園
江戸時代に造営が行われ、享保の改革の一環として1720年から桜の苗木を植える整備が行われた、古くからある公園です。
飛鳥山公園が花見の名所として完成し、江戸庶民に開放した際には、吉宗公が自ら縁石を設けたという逸話も残っています。
今でも東京屈指の桜の名所となっており、東京オリンピックの会場を想定した運動場整備を行ったり、各種博物館・資料館を設営したり、2009年には斜行モノレールの運行が始まったりと、愛され続けている公園なのです。
桜以外にも、ツツジ10種・15000株、アジサイ約1300株が植えられており、それらの開花を楽しむことができます。
一年を通して四季の移ろいを感じさせる飛鳥山公園は、市民・観光客どちらも楽しむことができる公園なのです。
音無親水公園
隅田川に注いでいる石神井川の旧流路に作られた公園で、親水公園として美しく整備されています。
石神井川は昔北区の地域で、音無川と呼ばれて親しまれており、桜や楓、紅葉などとともに住民から愛されていた土地でした。
しかし戦後の復興が進み、経済発展とともに石神井川は生活排水で汚れ、洪水防止のための改修工事がされて岸部はコンクリートで覆われてしまい、一度はその姿も見る影なく廃れてしまいました。
後に新たな改修工事がなされ、2本のトンネルに排水が流れていき、残された旧水路をかつての姿に戻すため、この公園が完成したのです。
公園内は桜が非常に多く、シーズンには多くの花見客が訪れます。
撮影にもぴったりのロケーションなので、映像制作のロケ地としてもおすすめです。
旧古河庭園
現在は国有の財産となっていますが、元は古河虎之助男爵の邸宅であり、洋館と西洋庭園、日本庭園をもつ美しい場所でした。
現在でもその美しさは保たれており、バラの名所、国の名勝地として親しまれています。
洋館と西洋庭園の設計は、鹿鳴館やニコライ堂、旧岩崎邸洋館なども手掛けた建築家、ジョナサイヤ・コンドル氏です。
洋館と西洋庭園が完成した約5年後に、平安神宮神苑や円山公園、京都無鄰菴などを手がけた京都の庭匠、七代目小川治兵衛が日本庭園を完成させました。
当時の素晴らしい建築家と庭匠の手により、美しい庭園が作られ、今でもその景観を楽しむことができます。
西洋庭園・日本庭園どちらも大きく違う雰囲気を持っているので、ぜひどちらも映像制作や動画制作に役立てましょう。
名主の滝公園
その名のごとく、公園内に4か所の滝があり、滝から落ちる水の音やマイナスイオン、涼しげな風などに癒されるスポットです。
現在そのうちの男滝しか稼働していないようですが、王子近辺に7つもあった滝のうち、現存しているのはここだけになっています。
回遊式の庭園ですので、滝を中心に池や緑の中を散策できるようになっているのです。
ヤマモミジ99本をはじめとして、ケヤキやイチョウ、スダジイなど様々な木々が斜面に植えられ、四季の移ろいをゆったりと感じながら歩くことができます。
茶室や集会室などの多目的施設もあるので、映像制作・動画制作時に様々なことに活用することもできるでしょう。
赤羽自然観察公園
元は自衛隊の駐屯地として使用されていましたが、土地の一部を整備しなおして公園として今は利用されています。
公園内では水が湧き出ている場所があり、それを中心に公園づくりが行われていて、2003年には東京都の観光局が、赤羽自然観察公園の湧水を東京の名湧水57選に選んだのです。
現在でも自然保護の観点から、公園内は本来この地域に生息していた植物を植え、在来種以外の樹木を撤去し、その後は自然のまま保護し見守るという体制をとっています。長期的な視点で自然保護・自然回復を狙っているため、見守ることが中心となる保護活動を行っているのです。
また自然保護区としての面だけでなく、多目的広場や田んぼ、デイキャンプ場、農家体験館などの施設もあり、特に体験館は北区の有形文化財に指定されている、旧松澤家住宅を移築復元した施設となっています。
貴重な文化遺産かつ内部で見学や古民家体験イベントなどを楽しめるため、誰でも豊かな自然と古来の生活を楽しむことができるのです。
カトリック赤羽教会
1949年に設立された、古くからあるカトリック教会です。シンプルながらも通る光が美しいステンドグラスに、開放感のある高い天井、そしてヨーロッパ建築らしい均整のとれた教会で、様々な映像制作・動画制作のロケ地として使われています。
ドラマであれば花より団子2、ソムリエ、女王の教室、僕の生きる道、幸せになりたい!など、CDジャケットですがGLAYのHAPPINESSのジャケットとしてもこの教会がロケ地として使用されているのです。
こちらで挙げる結婚式が特に人気で、カトリック信者でなくとも教会での結婚式を挙げることができます。
教会の庭で咲く花などとともに、美しい教会を撮影してみてはいかがでしょうか。
亀ヶ池弁財天
北区・赤羽の一帯には昔大きな池があり、その池は亀ヶ池と呼ばれていたそうです。
そこから名前をもらい、この弁財天さまを祀る神社は亀ヶ池弁財天と呼ばれています。
今は静勝寺、以前は稲付城西側にその池があった頃、昼も薄暗く、池の一角にあった祠には無数の亀が住んでいたと言われており、この池に住む大亀は甲羅の周囲が8.9尺、メートルに直すと約2.7mもあったと言われています。
他にも伝説では一対の大蛇が住んでいたとも言われているのです。
現在の亀ヶ池弁財天にある池はその名残であり、中の島に祀られた祠は、亀が住んでいた祠そのものだそうです。
お願い事をして叶ったら、お礼の印として絵馬の形のお札をかけるしきたりになっています。
王子神社
鎌倉時代の末期に、紀州熊野三所若一王子が勧請し、もともと岸村と呼ばれていた場所が王子村と改められ、現在の王子という地名や、神社の名前となったそうです。
パワースポットとしても親しまれており、近隣住民だけでなく観光客も参拝していく姿が良く見られます。
王子神社の境内には、非常に大きなイチョウの木があり、この木は東京都の指定文化財になっているのです。
紅葉のシーズンには、イチョウの葉が色づき、黄金色にも感じる美しい景色を楽しむことができます。
また、王子神社という名称からか、近年流行っている御朱印集めをする人にも人気で、格調高いイメージのある王子神社の御朱印を頼む人も多いようです。
境内の緑も楽しみつつ、王子神社を満喫してください。
王子稲荷神社
王子神社とならび愛されている、稲荷台明神を祀る稲荷神社です。
こちらもパワースポットとして有名で、お稲荷さんにお参りする人が大勢います。
こちらには、願掛け石というものがあり、願い事を思い浮かべながら御石様と呼ばれる石を持ち上げ、その重さが想像より軽ければ願い事が叶いやすく、重たく感じればまだ叶うのは先だから努力を続けよという言葉の表れとなるそうです。
王子稲荷神社ができる前は、ここは雑木林だったそうで、キツネがたくさん生息していたのだそうです。
狐の穴跡では、キツネが住んでいたとされている洞窟の跡があり、ここもまた信仰の対象となっています。