今回は、世界が認めた「子供が泣き止む動画」をご紹介します。
その動画は、お菓子メーカーの「LOTTE(ロッテ)」が制作した、「ふかふかかふかのうた」。
検証によると96.2%の子供が泣きやんだそうです。
YouYubeの再生回数は、なんと!現時点で600万回突破しています。
そして今年6月には、世界最大級の規模を誇る国際広告賞「カンヌライオンズ国際クリエイティビティ・フェスティバル」のサイバー部門にて、銅賞を受賞しています。
それでは、泣く子も泣き止む、その秘密とはいったいなんでしょうか?
2分14秒の動画の間、カフカくんがキャンディを食べるというアクションを通じて、その動きを大胆にしたり、音楽の曲調がゆるやかなものから一転してアップテンポになったり、ころころと変化するこの動画映像。
見るものを飽きさせないストーリーとテンポ感にあふれています。
実はこれが、「科学的根拠」に基づいて制作されたものなのです。この動画の監修をしたのは、日本音響研究所の鈴木松美音響博士。
鈴木松美音響博士によると、赤ちゃんには「定位反射」という反応があり、この動画はその定位反射を利用して赤ちゃんが泣きやむように計算されているのだそうです。この定位反射を促すために、「ふかふかかふかのうた」の動画のなかでは、赤ちゃんが刺激を受けやすい高めの周波数で、動物や摩擦音などのいろんな効果音を使用。
また、転調する歌い方で赤ちゃんの気分を変えるという工夫がされているようです。子どもが音を聴き取りやす周波数は、6000〜7000ヘルツの周波数帯で、定位反射を引き出すために効果音や摩擦音、破裂音を使った歌詞、歌い方など、色々な音が効果的に使用されています。
赤ちゃんがこの動画を見ることで、頭の中で、「なんでだろう?」いう疑問をいだき、「泣くことを忘れてしまう」そうです。
ぐずる赤ちゃんと困り果てたママに向けた、オリジナルキャラクター「カフカくん」が登場する「子供が泣きやむ動画」。
子どもの「グズり泣き」に悩むママさん たち、下の「ふかふかかふかのうた」の動画で試してみてはいかがでしょうか?
また、「カフカくん どこ いくの?」という題名でDVD付きの単行本も発売されています。
カフカくんではありませんが、スマホで「赤ちゃん泣き止み音アプリ」っというアプリがダウンロードできるみたいです。