360度動画・映像の制作を発注するときに知っておきたいポイントとは? | 動画制作・映像制作会社のグローバル・ジャパン・コーポレーション

360度動画・映像の制作を発注するときに知っておきたいポイントとは?

動画マーケティングにおいて、近年特に注目を集めている「360度動画」は、既に大手企業を中心に幅広く活用されてきています。
そのため、他の企業の方もぜひ動画マーケティングに360度動画を取り入れたいという方も多いのではないでしょうか?

自身が撮影し編集して投稿することも可能ですが、ある程度専門的な知識がないと例え動画広告として投稿できても効果的な広告にならない場合もあります。
そういった場合は360度動画をプロの動画広告制作業者に発注してみましょう。
今回は360度動画の制作を発注するときに知っておきたいポイントをご紹介していきます。

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単に「360度動画」を作ればいいというものではない

制作を発注するときのポイントをご紹介する前に、動画広告を作る上でのポイントについても解説していきます。
動画広告では、自社の商品やサービスを動画というコンテンツを使って多くの人に見てもらい、認知度を高めることや販売促進につなげることが目的となります。
そのため、商品やサービスのターゲットに対して効果的な動画広告を作成しなければ動画広告を作ったとしても意味がありません。

まずは、商品やサービスのターゲットに合った動画広告の企画を考えてみましょう。
なお、360度動画をマーケティングに取り入れる場合は、相性の良い企画がいくつかあります。下記に紹介する企画の中で自社の商品やサービスに合った企画を選んでいきましょう。

疑似体験ができる動画広告

360度動画の魅力といえば、やはり自身の操作によって視点を変えられることです。
今まではカメラの一方向でしか映像を見られませんでしたが、360度動画が制作されるようになったことで様々な視点から映像を見ることができます。

様々な視点を見るためには自身の操作が必要となるため、まるで動画の中に入ったような感覚になれるのです。
特に、観光地を紹介する動画やライブハウスで撮影し、実際にライブを目の前で見ているかのように撮影した動画、施設の中を見て回れるような動画などは疑似体験によって動画ユーザーの満足度も通常の動画広告に比べて高められるでしょう。

ストーリー性の高い動画広告

通常の動画広告にも多く見られるストーリー性の高い動画広告ですが、360度動画においても有効的に使えます。
ドラマを見ていると喋っている方の視線や表情などは分かるものの、周りの人はカメラに映されていないため、どのような表情・行動をしているのか確認することができません。
しかし、360度動画では全方位から見られることもあって、喋っていない人の様子も見ることができます。

また、自分自身が主人公となって行動する様子が見られる360度動画は人気の高い動画広告となっています。
疑似体験とかなり似ていますが、こちらは非現実的な内容であっても問題ないため、より動画の内容に幅を効かせることができるでしょう。

臨場感を楽しめる動画広告

360度動画はまるで自分が仮想空間を通じてその場にいるような雰囲気になれるということから、臨場感を楽しめる動画でもあります。
例えばスポーツを観戦するときは観客席から見ますが、かなり距離が離れているため臨場感はあまり感じられません。

しかし、360度動画で選手のすぐ近くにカメラをセットした場合、走り抜ける選手の姿やその場の状況などを選手目線から見られるので、白熱した臨場感を得られます。
スポーツだけでなくてもスピード感があって、通常の動画ではなかなか伝えづらいという内容でも、360度動画なら伝えることができます。

360度動画制作に対する考え方

360度動画は通常見られる平面の動画に比べると、かなり特殊な撮影・制作方法で行われます。
単純に平面の映像を引き伸ばしてそれらしく作っても、質の高い360度動画は作れないでしょう。

特に大切なことは、空間認識力です。空間認識力がないと現実にある空間をうまく切り取ることができず、それを動画広告に反映させることができません。
撮影した映像は空間を切り取ったものとして全体を把握すること、そして動画として見たときに様々な視点から見ても違和感がないかは最低限クリアするべきことと言えます。

また、360度動画は今までの動画と異なり画面に枠のようなものがなく、全て見渡すことができます。視点を動かすだけではなく、頭を動かして周りの動きに付いていこうとするため、周りの動きが早く感じられてしまう場合もあります。
周りの動きに付いていこうとしてカメラを大きく操作したり、首を思いきり捻ったりしていれば映像に酔ってしまうことも考えられるでしょう。

せっかく360度動画で作った動画広告を見てもらうのですから、見ている視聴者側が少しでも疲れないような映像を作ることも重要なポイントとなります。
例えば音のバランスは大丈夫かどうか、映像の輝度や色彩は問題ないかなど、かなり細かくチェックしていくことが大切です。
これはプロの動画制作業者の仕事でもありますが、発注する前にこういった部分を知っておくことで、より質の高い360度動画が作れるでしょう。

動画制作業者・映像制作会社の選び方

動画広告の発注を依頼したいと考えている方も多いかと思いますが、最近動画制作業者は年々数を増やしています。
その中からより良い動画広告を作ってもらえる業者を探すにはどうすれば良いのでしょう?
そこで、動画制作業者を選ぶときのポイントもご紹介していきます。

動画広告を制作する目的をハッキリさせておく

動画制作業者を選ぶときに、初めに気を付けたいポイントが「動画広告を制作する目的」です。
目的がハッキリしていない状況で制作依頼してしまうと、理想的な動画広告を作ることは難しいと言えます。

例えば自社製品の商品購入を促したいという目的をきちんと制作業者側に伝えられれば、制作業者も目的に沿った形の動画広告を作成することができます。
しかし単純に「商品に関する動画広告を作ってほしい」とだけしか伝えられないと、商品の購入を促したいのか、それとも認知度をアップさせたいのか、自社のブランディングを行いたいのかなど、様々な選択肢が出てきてしまい、制作業者側も着地点が分からず困ってしまいます。
こちらがどういった目的で360度動画の動画広告を作ろうとしているのかをハッキリさせてから、制作業者に相談した方が良いでしょう。

制作業者に選ぶときは自社側が望んでいる結果と、制作業者側が得意なことが合致していると、かなり良いできの動画広告を制作することも難しくありません。
制作業者ごとに得意としていることなどは違ってくるため、それぞれの動画制作業者の強みを比較してみましょう。

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動画広告の制作実績をチェックする

多くの動画広告制作業者では、制作実績をホームページに掲載しており、どのような動画広告を作ったことがあるのか会社に問い合わせなくても確認できることがほとんどです。
動画広告の制作実績を見ると、かなりどんな傾向の動画広告を作っているのかが分かってきます。

例えば撮影テクニックを重視し、映像美を強調した動画広告が多い業者や、ストーリー性を重視していて泣けるものから笑えるものまで幅広い動画広告を作っている業者など、様々な動画広告制作業者があります。
また、エフェクトを多用したり、CG・アニメーションを取り入れたりしたい場合は、制作業者によっては取り扱っていない場合もあるので気を付けなくてはなりません。

360度動画も現在多くの動画広告制作業者で取り入れられてきましたが、まだ取り扱っておらず制作できないというところもあります。
問い合わせをすればもっとたくさんの制作実績を見ることもできますが、まずはホームページの実績をチェックして、自社が提供したいと考える動画広告の目的に合っているかどうかを確認してみましょう。

自社の優先するものと、制作業者の優先するものが一致しているかどうか

動画広告を制作したい場合、費用・スピード・クオリティによって優先されるものは変わってきます。
もちろん、全てを兼ね備えている動画広告制作業者が一番良いのですが、そういったところはなかなか少ないため、あらかじめ優先順位は付けておくべきです。

例えば、早く360度動画を投稿したいということでスピードを優先した場合、いくら費用が安くさらにクオリティが高くても、納期までに間に合わなければ意味がありません。
また、費用を優先する場合もいくら投稿までのスピードが早くクオリティが高くても、その分制作費がものすごくかかってしまっていたら予算もオーバーしてしまい、広告費で赤字になってしまう可能性も高いです。

このように、自社が優先するものと制作業者が優先しているものが一致しなければ、希望に沿った動画広告を作ることが難しくなってしまいます。
契約後にトラブルを抱えないようにするために、依頼段階で費用・スピード・クオリティのどれを優先するのか、制作業者側に伝え、それが難しそうなら他の動画広告制作業者に相談するようにしてみましょう。

予算内に収まるために気を付けたいポイント

360度動画の動画広告を依頼する場合、やはり気になるのが費用のことです。
いくら高いクオリティであっても大幅に予算を超えてしまうようなものになってしまっては、企業としても運営に悪影響を及ぼしてしまう可能性があります。
それで自社の商品やサービスの販促につながれば良いのですが、マーケティングに失敗してしまう可能性もないわけではありません。

制作業者のホームページには、「◯◯円でこれだけの動画が作れます」と宣伝しているところもあります。
しかし、この費用は最終的な費用として挙がったわけではありません。例えば、撮影・編集だけの料金のこともあれば、企画から撮影、編集、投稿と、全ての動画広告制作の流れを含めた料金になっているのかはしっかりと確認しておきましょう。

予算をかなり抑えないといけない場合は、撮影だけは自社で行って編集だけを依頼したり、修正回数を1回だけにしたりするなどの対策が必要となります。
今では360度動画を撮影する機材は簡単に購入することができるので、もし予算をかなり抑えたいという場合はこの方法を取ってみるのもおすすめです。

複数の映像制作業者に見積もりを取ってみる

同じようなクオリティの制作業者が2つ以上あった場合、1社に絞り込むために相見積もりを取ってみましょう。
相見積もりを取ることによってクオリティでは比較できなかった料金で比較することができます。
見積もりを取る時は具体的な動画広告のイメージがきちんとできていないと詳細な見積もりが作れないので、あらかじめ動画広告を依頼する際はイメージを伝えられるようにしておきましょう。

見積もりの料金がほとんど変わらない場合は、制作にかかる期間を尋ねてみるのもおすすめです。
また、追加料金があるのか・ないのかという部分も、見積もりの説明時に聞いておいた方が後々安心できます。

あくまでも「マーケティング」であることを忘れない

360度動画を制作業者に発注するときの知っておきたいポイントについてご紹介してきましたが、最後に気を付けたいポイントとして、この360度動画はあくまでも「マーケティング」であることを忘れないことが大切ということです。
どういうことかというと、例えば制作業者の実績をホームページで見ている時に、「この動画はかっこいいから、こういうものを作ってもらいたい」と思って決めてしまう場合があります。

確かにかっこいい動画は見られる回数も増えやすく、SNSでも拡散されやすくなります。しかし、かっこいいに特化してしまいマーケティング部分を忘れてしまいがちです。
目的がブランディングであればそれは間違いではないのかもしれませんが、最終的には売上を上げることが目的でもあるので、かっこいい360度動画というだけではなく、きちんとマーケティングの視点から制作業者に発注しないといけないのです。

商品やサービスによってはかっこよさを重視しても内容が理解されず、結局売上につながらないパターンもあります。
場合によっては分かりやすく単純な動画広告の方が売上につながることもあるので、その点はよく制作業者と話し合いを重ねながら最終的な目的をクリアできるように動画広告の発注を行いましょう。

360度動画を動画広告として取り入れたい場合は、自社で行うことも可能ですが、やはりその道のプロである制作業者に依頼した方が確かな品質の動画を作ってもらうことができます。
せっかく360度動画を取り入れるなら、今回紹介した発注前に知っておきたいポイントを把握し、実際に発注してみてはいかがでしょうか。

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