東京都の北東部、隅田川と荒川に挟まれた地域と、荒川の北に広がる地区とで構成された東京二十三区のうちの一つです。
足立区の名前は葦がたくさん生えていた土地だったから、万葉仮名で阿太知だったものが違う漢字をあてられたものなど諸説あります。
通勤・通学でここに来る人も多いですが、映像撮影・動画撮影にもぴったりのスポットがあるのです。
それらを紹介していきます。
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目次
花畑公園
非常に広い芝生広場とその周囲を彩る約110本ものソメイヨシノを楽しめる公園です。
公園内には花畑記念庭園や桜花亭という施設もあり、特に春の季節に大変賑わう公園となっています。
園内にはウォーキングコースや足つぼ歩道、健康器具コーナーなど健康を意識した施設があったり、児童や幼児がのびのび運動できるコーナーもあったりします。
花畑記念庭園は、池泉回遊式の日本庭園で、石垣や塀、築地塀などで囲まれた池や川、滝、築山などを楽しむことができる場所です。
公園に隣接していますが、非常に穏やかで美しい景色が広がっており、四季折々の花や景色を楽しむことができます。
桜花亭には和風の茶室や日本間、洋室などがあり、映像制作にも利用できるかもしれません。
また、カフェが併設されているので、動画制作の合間の休憩にも利用できます。
舎人公園
舎人公園と書いて「とねりこうえん」と呼ぶ、都会のオアシスの様な緑豊かな公園です。
非常に敷地面積が広く、約61.2ヘクタールもの広さを誇ります。
最終的には約69.5haまで敷地を広げる予定があるそうです。
公園中央付近には日暮里・舎人ライナーや道路が通っているため、アクセスは抜群に良いでしょう。
公園内は陸上競技場やテニスコート、野球場などのスポーツ用のグラウンドが整備されているほか、デイキャンプ場、バーベキュー広場などのレジャー施設、ドッグランなどの施設もあります。
売店では軽食を食べることもできるので、手ぶらで楽しむこともできるのです。
動植物の保護地としての顔もあり、園内北東側にある大きな池には、水草のガマやアシなどの植物が繁茂しており、魚や昆虫、そしてそれを主食にする水鳥などがやってきます。
木道が整備されているショウブ田では、初夏に美しい花を咲かせ、写真や映像制作、動画制作のモチーフなどにも人気です。
東綾瀬公園
JRの綾瀬駅の前に、Uの字の形を描くように整備された公園です。
全長はおおよそ2kmほどあり、東京武道館までまっすぐに伸びた道があります。
遊具があるほか、野球場やテニスコート、ゲートボール場などもあります。
子供向けの木製遊具などが充実しており、さまざまな形をした遊具で子どもたちはのびのび遊ぶことができます。
遊具だけでなく、芝生広場で駆け回ったり、ザリガニが生息している池でザリガニ釣りをして楽しむこともできたりするようです。
遊具が非常に豊富で、運動場なども多いので自由に楽しく遊べるようになっています。
映像制作・動画制作のロケ地としてなら、遊具の他に日時計が印象的でおすすめです。
園内には大きな日時計があり、晴れた日であれば日時計か大まかな時刻を見ることができます。
オブジェとしても美しいので、ぜひ活用してみましょう。
ベルモント公園
オーストラリアの、西オーストラリア州にあるベルモント市と友好親善を記念し、足立区に作られた公園がこちらのベルモント公園です。
レンガ造りの洋館と、美しい洋風庭園が特徴と言えます。
ベルモント市から贈られた贈答品は洋館の中に展示されており、工芸品や日用品を中心にオーストラリアでの暮らしを垣間見ることができます。
他にも西オーストラリアの州鳥となっているブラックスワンの剥製を見ることもでき、日本にはいない生き物の姿をじっくり観察することができるのです。
洋風庭園には非常に多くのバラが植えられていて、45品種約80株ものバラが、5月から6月にかけて一斉に咲き誇り、バラの香りと美しい花々を見て楽しむことができます。
以外と知られていない名所ですので、ぜひ映像撮影などに利用してみてください。
足立区生物園
動物園ではなく生物園であり、昆虫や熱帯魚なども含む様々な生き物を観察・触れ合いをすることができる施設です。
施設内には10種類以上、約500匹もの金魚が泳いでいる大きな水槽や、蝶が放し飼いにされているバタフライガーデンなど、美しい展示も複数あります。
水族館コーナーには比較的川の魚が多く、ドジョウのようなポピュラーな魚からピラルクのような海外にいる魚まで揃えており、爬虫類では4m近いような巨大なニシキヘビなども展示されています。
動物園コーナーには、ウサギやリス、チンチラ、ワラビーなど可愛らしい生き物がたくさんいるのです。
とくに植物園の大温室で、蝶が放し飼いにされている場所は特に見ておきたいスポットです。
およそ15時半ごろからその日当日に羽化した蝶を温室に放すイベントも開催されているので、撮影にはぴったりでしょう。
総持寺
牡丹の名所として知られている、美しい花が咲き誇るお寺です。
牡丹は藤の花が咲く4月~5月頃が見頃で、それよりも前には桜、梅などの花が咲いています。
桜はソメイヨシノをはじめとした、八重桜やしだれ桜などの品種が植えられており、見ごたえのある花見を楽しむことができるのです。
見事な牡丹が咲く牡丹園には、奈良県にある長谷寺から、株分けされてきたものだそうで、鮮やかな赤から雪の様な淡い白色など、時期になると絶景とも言われる姿を見せてくれます。
境内6か所に70種、約4500株もの見事な牡丹を見に、毎年多くの人が訪れているのです。
また、総持寺は関東三大師の一つとして数えられており、昔病に苦しんでいた村人のために祈祷したところ、枯れ井戸から清水が湧きあがり、病はそれによって治り根絶されたという伝説があります。
炎天寺
「やせ蛙 負けるな一茶 是にあり」という俳句で有名な俳人、小林一茶に縁のあるお寺です。
お寺の庭に小さな池があるのですが、この池には相撲を取るカエルの像をはじめとした様々なカエルの像があり、一風変わった微笑ましい風景を作っています。
福かえるの像や修行大師の像、社務所の玄関内にもカエルの置物など、カエルが愛されているお寺であることをひしひしと感じるお寺になっています。一茶祭りというお祭りが毎年11月に行われ、カエルに扮した人が相撲を取るイベントもあるようです。
お寺の起源は炎天続きだった旧暦6月、奥州の安倍一族を鎮定に赴いた源頼義が、勝利した記念に炎天続きだったこの地にあったお寺ということで炎天寺として改めたという逸話があります。
千住大橋
江戸時代に初めて隅田川に架橋された橋が、この千住大橋です。
周辺地域では大橋、というとこの千住大橋を指すというほど親しまれている橋となっています。
江戸時代に建てられた当時の千住大橋は、江戸の300年の歴史の中で洪水流失を一度も経験しなかったことから、非常に強靭な橋だったと言われているのです。
また千住大橋は松尾芭蕉の奥の細道の出発点となった場所としても有名です。
浮世絵師の歌川広重をはじめとした絵師がモチーフにしたことも多く、当初から愛され続けていた橋だとわかります。
現在の千住大橋は交通量の関係から上り下りの専用橋に分かれているのですが、青いアーチの橋はまた違った美しさを見せてくれるでしょう。
映像制作の撮影地としても、青空に映える青いアーチの橋は印象的で美しいスポットです。
ロケ地として赴く際は、事前に天気予報などを確認してぜひ行ってみてください。