東京都府中市は、昔武蔵国の国府が置かれていた地域です。
武蔵野、多摩地域にあたり、旧北多摩部が府中市として今存在しています。
大昔の遺跡が多くあり、武蔵国の国府であったことからも、政治や経済、文化の中心を担う土地として栄えていたとされているのです。
交通網としても重要拠点として利用されていた背景があり、今でも大きな企業の工場や研究機関などが設置されています。
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目次
大國魂神社
武蔵国の総社かつ、東京五社と呼ばれる神社のうちの一つである大きな神社です。
武蔵国だった時には、一之宮から六之宮までを合わせて祀っていたため六所宮とも呼ばれています。
神社をまとめた理由としては、国司が全ての神社を一之宮から順番に順拝していくのは大変で、長い間巡礼をし続けなくても済むように、武蔵国内の神様全てを合祀した神社を作ってまとめて祭祀を行おうという発想からのようです。
府中市のほぼ中心部に位置しているこの神社は、元々武蔵国の国府だった跡地に建っています。
数多くの社殿が建っており、建造物以外にも重要文化財に指定されている木造の狛犬、天然記念物に指定されている参道の馬場大門のケヤキ並木などが存在しています。
源頼朝が妻への安産祈願にと参拝したり、源頼義と源頼家が奥州戦へと赴く前に戦勝祈願をしたとも言われています。
映像制作や動画制作のロケ地として以外に、撮影が無事成功するように参拝していきましょう。
都立浅間山公園
標高が約80mの低い山全体を公園として解放している場所です。
以前は陸軍の火薬庫として利用されていて、窪地には燃料の貯蔵タンク、調布飛行場から飛び立つ戦闘機を隠す場所としてもここが利用されていたものの、戦後に払い下げられ、今は自然豊かな場所として親しまれています。
浅間山の歴史はなかなか古く、府中市唯一の山であり、元は台地だったところが河川で削られ丘として残っているのが今の浅間山です。
周辺との標高差は約30mほどなので、ハイキングなどで登るのも楽です。
山頂には浅間神社が置かれており、円形の古墳も存在しています。
浅間山公園での見どころは、武蔵野の自然の面影を残している雑木林、そしてここにしかないムサシノキスゲという、6枚の花弁をもつ黄色く愛らしい花です。
桜などの花々も四季によって咲いていくので、花を撮影しに行くのもおすすめします。
寿中央公園
静かな住宅街の中に、この公園があります。
ここには現存している中でも世界最古の花である、大賀ハスというハスの花が咲く池があり、その池はひょうたん池と呼ばれています。
大賀ハスは、1951年、千葉県にある落合遺跡から発掘された、2000年以上も昔にできたハスの実から発芽し、咲いたハスです。
湿地帯にあった草炭を燃料として発掘していたところに丸木船と櫂が発掘され、その後の発掘調査によりハスの果托などが発掘され、ハスの研究者であった大賀一郎氏がその話を聞いてハスの発掘に着手し、ボランティアの力を借りつつハスの実3粒を発掘したのです。
そのうちの一粒が発芽し、花を咲かせたのがこの大賀ハスになります。
大賀博士の自宅近くにあったこの公園にハスの一部が植えられて、時期が来ると今も美しいピンク色の花を見せてくれるのです。
府中の森公園
旧米軍基地だった跡地を、緑豊かな公園として整備した都立公園です。
広い芝生と豊かな森があり、運動やレジャー、非常時には避難場所としても活用されているのです。
普段は家族連れが遊びに来ていることが多い公園ですが、野球場やテニスコート、サッカーグラウンドなども整備されているので、本格的にスポーツを楽しむ人にもおすすめです。
散策をする場合も、森や丘、水辺などのロケーションが豊富なので、ゆったりと景色を楽しむことができます。
園内はモニュメントや花の広場、日本庭園なども整備されています。
映像制作や動画制作のロケ地として使う場合、それらの場所も活用できるかもしれません。
緑豊かな公園をぜひ活用してください。
郷土の森博物館
森全体が博物館という、日本では珍しい野外博物館です。
多摩川近くの府中市郷土の森公園に隣接しており、敷地面積は約14haほどもあります。
その広い敷地には、様々な草木、建築物などがあり、一日を使ってゆっくりと散策をしたくなる場所です。
特に四季折々の花々が咲き誇る美しい森のエリアは、花の開花時期になると観光客や写真撮影、映像制作の撮影などをする客が一気に増えます。
梅やアジサイなどが特に有名で、毎年それを楽しみに訪れる人もいるようです。
建築物の展示は、多摩川の砂利を採掘していた地域の家や田畑を再現したものが多く、実際に建物の中を見学できるものもあります。
博物館の本館では歴史と文化にまつわる展示と、美しいプラネタリウムを楽しめる施設があるので、そちらで勉強したり、癒されたりして動画制作中の息抜きとしても活用してみましょう。
多磨霊園
東京都内の公園墓地として最大の面積を誇る場所です。
園内をバスが巡回するほど広く、各著名人などの墓が存在しています。
観光地と呼ぶには不謹慎かもしれませんが、尊敬する有名人がこの多摩霊園に眠っているかもしれません。
多摩霊園の魅力は、それぞれの個性的な墓石、そして著名人にまつわる言葉が刻まれたものなどです。
ロケ地として使うのは少し気が引けますが、シナリオの着想を得たり、著名人の墓参りをして成功祈願などをしたりするという方向で訪れてみましょう。
著名人の墓所の位置を記した案内図が配布されているので、それをもって巡ることで迷わずに行くことができます。
またお墓のある場所以外は自然豊かで静かな場所なので、リラックスすることができると評判でもあるのです。
JRA競馬博物館
東京競馬場の敷地内にある、競馬というスポーツの誕生から日本での競馬普及、発展、歴史を知ることができる、珍しい競馬の博物館です。
競馬のあらゆる情報を展示しているだけでなく、競馬を開催していく舞台裏の展示や、競馬に関する関連映像の資料を上映している映像ホール、馬事に関する特別展示なども開催しています。
中央競馬の発展に貢献した競走馬を顕彰馬として登録し、殿堂入りすることになっています。
また馬の調教師や騎手も顕彰者として功績を称えており、博物館内で展示がされているのです。
顕彰馬の肖像画やブロンズ像などもあるので、馬が好きな人はぜひ行ってみてほしいと思います。
映像制作をする際にも、映像資料などから制作のヒントを得られるでしょう。
サントリー武蔵野ビール工場
その名の通り、サントリーが実際にビールを作っている工場です。
事前予約必須ですが、観光客として訪れるならぜひとも見学コースで楽しみましょう。
サントリーこだわりのビールの製作工程をじっくり見学し、さらにビールの試飲までできます。
ただドライバーは試飲できないので、気をつけてください。
工場見学では、最初に原料や製造へのこだわりについて学び、そこから工場見学が始まります。
仕込みをする設備を実際に目で見に行き、お酒を貯めるタンクとして実際に使われていたタンク内を通り抜け、試飲をした後はショップでお土産を購入していくこともできるのです。
特にお酒を貯めるタンクなどは、記念撮影などでも人気のスポットだそうです。
美味しいお酒は適切な量を飲むことでアイディアを生み出す原動力になるという話もありますので、一度試してみてはいかがでしょうか。