相模湾に面している藤沢は神奈川県南部に位置する都市です。
湘南エリアの中では人口数がトップで、江ノ島駅はJRや私鉄、地下鉄、モノレールの駅があるので交通の利便性も高く、海に面しているためリゾート感のある暮らしができるとして居住エリアとしても人気があります。江の島や新江の島水族館など観光スポットも目白押しです。
そんな藤沢で動画や映像の撮影をする際、どんなスポットがあるのでしょうか?
湘南エリアで動画・映像撮影をしたいとお考えの方に向けて、藤沢のおすすめ撮影スポットをいくつかピックアップしてご紹介しましょう。
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目次
辻堂海浜公園
辻堂海浜公園は辻堂西海岸に位置する都市公園で、かわがわの公園50選にも選ばれています。
プールや芝生の広場、交通公園・展示館などが併設されており、子どもから大人まで楽しめることから、ファミリー層から時に人気です。
都市公園なので、個人利用以外の撮影が目的時は藤沢土木事業所に申請しましょう。
約2ヘクタールの広大な芝生公園はシートを敷いたり、芝生の上に寝転がったりと思い思いにレジャーを楽しむ人々が集まっています。
春になれば桜が満開になるので、桜撮影をしたい場合にもぴったりでしょう。
花工房には地域ボランティアのより手掛けられた花の庭があり、彩りに溢れた空間となっております。
季節折々の花々が咲き誇ります。
引地川親水公園
1997年に設立された引地川親水公園は16.14ヘクタールの敷地を有する公園です。
中央部に北から南に流れる引地川があります。
園内はスポーツ広場や芝生の公園、遊具、遊水地、温室植物園などが併設されています。
急速に都市化が進む影響で水辺の自然が減っていることから、良好な水辺の形成を目的にふるさとの川モデル事業に選ばれ、引地川親水公園が設立されました。
こちらの公園は気軽に自然と触れ合うことを意識して造られたため、藤棚やツツジの広がる丘、桜並木などの四季折々の植物があります。
また、植物だけではなくハクセキレイやカワセミなどの野鳥や昆虫が数多く生息しているので、自然風景をモチーフとした動画・映像の撮影にぴったりです。
大庭城址公園
大庭城跡地に造られた都市公園です。
豪族の大庭氏の拠点でしたが、15世紀あたりに関東管領の上杉氏に使えていて、江戸城の築造に関わった太田道灌が大庭城を本格的に築城し、さらに後北条氏の手によって改修されたと言われています。
園内は12.6ヘクタールの広さで、桜の名所として人気があり、広大な芝生広場には毎年3月下旬から4月上旬は満開の桜を楽しむことが可能です。
さらに、花の広場ではバラ園があります。
バラ園は5月から6月に春バラ、10月下旬あたりからは秋バラが見頃を迎えます。
他にも藤、サルスベリ、コブシといった季節に応じて色々な花々が咲き誇るので、1年中魅力的な動画・映像を撮影できるでしょう。
江の島
江の島は神奈川でも絶景スポットとして人気の陸続きの離島です。
片瀬海岸と江の島を結んでいる江の島弁天橋は自動車と歩行者用の道が用意されており、晴れた日は海や砂浜の風景と合わせてぼんやりと富士山のパノラマビューも見えます。
島の中で最も絶景なのが島の頂点です。
標高60mぐらいなので決して高くはありませんが、40mほどの高さがある展望台からは江の島全域を一望することが可能で、絶景撮影におすすめです。
西には伊豆諸島や箱根の山、東は鎌倉や三浦半島も見ることができ、沖合には大島まで見える景色は圧巻でしょう。
江の島では階段かエスカーで頂上を目指すことになりますが、徒歩は20分以上かかってしまうので、エスカーを利用すると手軽に頂上へ移動できます。
ただし、エスカーは登りのみで帰りは階段や坂道を上り下りすることになるので、撮影する際は動きやすい服装や靴がおすすめです。
江の島サムエル・コッキング苑
頂上付近にある江の島サムエル・コッキング苑は、明治時代中期に横浜の外国人居留地に住んでいたイギリスの貿易商人サムエル・コッキングが造った南国ムードのある植物園です。
当時は東洋一の規模と言われた温室などがあり、2003年4月に現在の姿にリニューアされました。
レンガ造りの温室遺構は唯一現存するもので、文化遺産や土木技術的にも貴重なものとされています。
庭園は国際交流をテーマにしており、和洋折衷の空間には日本の植物だけではなく西洋植物やバラ、アジアの植物が多種多様に栽培されています。
1月から3月は約250種類に椿が500本も開花し、和の空間が広がります。
そして、10月頃を迎えるとカナダ産のバラが開花し、ヨーロッパのバラ園を連想させる雰囲気に変わります。
夜間のライトアップもあるので、幻想的で美しい植物を撮影できる魅力的なスポットです。
江の島シーキャンドル
サムエル・コッキング苑にある高さ約59mの展望灯台です。
江ノ電の開業100周年の記念に改装され、2002年に完成しました。湘南のランドマークとして、毎日多くの人々が訪れています。
タワーは逆円維型をしており、周囲に影を落としにくいデザインとなっています。
藤沢の風景にマッチしたデザインと高く評価を受けたことで、2004年にはグッドデザイン賞にも選ばれました。独特な外観のタワーは動画・映像でも映えるでしょう。
高さ42mほどの展望室は360°の大パノラマ展望となっています。
藤沢市内はもちろん、晴れた日には遠方に富士山、箱根、横浜ランドマークタワー、スカイツリーなどが一望可能です。
日中の風景だけではなく、夕方のサンセットビューや夜間の夜景の風景も動画・映像の撮影におすすめです。
タワー自体も季節に応じて様々な色で鮮やかにライトアップされます。
江の島岩屋
岩屋は長い歳月、波の浸食を受け続けたことでできた洞窟です。奥行き152mの第一岩屋と奥行き56mの第二岩屋の2つの洞窟があり、弁財天信仰の発祥地とも言われています。
洞窟内は年中15~18℃となっており、涼しいので季節問わず撮影で訪れる場合は羽織るものを持っていくと良いでしょう。
洞窟の中では間接照明がついていて、静かなトーンのBGMもかかり神秘的な空間の中で、藤沢や江の島の歴史、文化を学べる展示物が充実しています。
奥に進むと薄暗さが増し、ろうそくの貸し出しがあります。
ただ、撮影でカメラを持つ際は危険なので、ヘッドライトなどがあると安心でしょう。
基本的に施設内は個人で楽しむ範囲で動画・映像の撮影が可能となっています。
個人使用以外の用途で撮影する場合は、撮影許可を確認しておきましょう。
稚児ヶ淵
江の島にある稚児ヶ淵は岩屋の前に広がる岩場で、関東大震災の際に隆起されました。
かながわの景勝50選にも選ばれており、名前の由来は鎌倉相承院の稚児白菊が身を投じたことから来ています。
夕日が美しいと地元でも有名であり、サンセットビューの動画・映像撮影にぴったりでしょう。
また、潮が少し高めで岩肌が海水に残る程度になると、晴れていると岩場に空と雲が映り、まるでウユニ塩湖のようだと言われています。
条件が一致しないと見ることは難しい風景ですが、冬は雨が少なく空気が少ないので、満ち潮の予測時刻あたりが狙い目です。
磯釣りの名ポイントでもあり、磯釣りを楽しむ人が多く見られるでしょう。
岩の割れ目には小さな買いやエビの姿もあり、海の生物を間近で見られることから子どもにも人気です。
フジツボがあり大変滑りやすい岩肌なので、撮影の際は滑らないように注意しましょう。
江の島から階段での移動はなかなかきついかもしれません。
もって手軽に稚児ヶ淵を訪れたい方は、べんてん丸で訪れましょう。
べんてん丸は片瀬海岸と岩屋を結んでいる遊覧船で、体力に自信がない方でも気軽に稚児ヶ淵や岩屋まで移動することが可能です。