兵庫県の特例市に指定されている加古川市は、東播磨地方の中核都市としても知られています。
加古川市の中心には、一級河川である加古川が流れている都市です。
加古川には、兵庫県の中心都市と隣接していながら数多くの歴史的スポットが残されています。
自然も豊かな街なので動画制作・映像制作においても、撮影しやすい環境が整っているのではないでしょうか?
今回は、兵庫県加古川市内にあるおすすめ撮影スポットをご紹介していきましょう。
兵庫県で撮影する際には、ぜひ参考にしてみてください。
««相場の半額でお見積りします»» 動画制作をご検討の方はこちら
目次
観音寺
兵庫県加古川市志方町に位置している観音寺は、志方城本丸跡にある曹洞宗の寺院で、本尊は観世音菩薩です。
志方城とは、戦国武将黒田官兵衛の妻である光が生まれた櫛橋家の居城としても有名でしょう。
黒田官兵衛と言えば、近年NHKの大河ドラマの題材にもされており、その人気と知名度はご存知の方も多いでしょう。
黒田官兵衛は軍師としても有名ですが、一夫多妻制が主流だった戦国時代において、一夫一妻を貫き通した武将としても有名です。
志方城は観音寺の境内を本丸としており、観音寺の周辺付近一帯を囲むような規模であったとされています。
1578年に豊臣秀吉からの攻撃により落城してしまい、その約10年後に禅寺として現在の観音寺が建てられました。
そんな歴史ある観音寺は、現在もその昔ながらの風情を感じることができる撮影スポットとなっています。
とびきり綺麗な場所というわけではないのですが、日本ならではの歴史ある、風情豊かな撮影スポットと言えるでしょう。
日岡山公園
JR加古川線日岡駅のほど近くにある日岡公園は、加古川市内最大の花見スポットとしてご存知の方も多いのではないでしょうか。
付近一体は日岡山古墳群とも呼ばれており、日岡御陵の他4基の前方後円墳があります。
日岡山公園の桜は、毎年約1000本の桜が咲き誇り、公園内の通路は桜のトンネルのようになります。
まさに、絶好の撮影ロケーションと言えるでしょう。
また、昼間だけではなく夜に訪れてみることもおすすめです。
花見のシーズン中のみにはなりますが、およそ330本のぼんぼりが点灯し夜桜を撮影することができます。その幻想的な空間を撮影できるスポットは、全国各地を探してもそうないでしょう。
毎年開催されている「花とみどりのフェスティバル」も、撮影にはおすすめでしょう。
加古川市の桜や花を撮影するなら、ぜひ日岡山公園に足を運んでみてください。
水管橋
加古川市加古川町中津にある水管橋は、昭和55年に完成した送水管2条を渡している工業用水送水管橋となっています。
直径1.2m、全長426mもの大きさがあり、歩道橋としても役立っている橋です。
自然の美しい加古川の景観の中にそびえ立つ水管橋は、セルリアンブルーの鮮やかな発色とアーチ型の独特な雰囲気を持っています。
橋自体を背景として撮影しても良いでしょう。
そして、加古川の夏の風物詩とも言える加古川まつり花火大会の際には、水管橋付近から花火を打ち上げているようです。
水管橋の周辺には高いビルなどの花火を遮るものはないため、360度どの方向からも撮影することもできます。
加古川まつり花火大会では、約5000発もの花火が打ち上げられます。
夏に加古川市へ行くのであれば、花火大会の日にちを調べてから行くと良いでしょう。
こちらの花火大会は、市内外からおよそ7万人もの見物客が訪れるそうで東播磨の中でも随一の花火大会と言えます。
加古川とともに花火を撮影してみてはいかがでしょうか?
鶴林寺
仏教寺院である鶴林寺は、565年に開山されたと言われています。
開山から数年後の589年、当時16歳の聖徳太子が仏教を普及する目的で建てられたとも言われる寺院です。
戦国時代という乱世においても、焼き打ちなどで破壊されることなく現在までその姿を保っています。
それにより、境内は国宝や重要文化財に指定されているものが多くなっているのです。
歴史がそのまま残っている鶴林寺に行けば、現存している日本の国宝や重要文化財を撮影することもできるでしょう。
鶴林寺は、平安時代・室町時代・鎌倉時代から受け継がれた絵画や彫刻、建築物などが充実しているため、播磨の法隆寺とも呼ばれているのです。
鶴林寺は、歴史的なスポットと言うだけでなく景観も美しいです。花の名所としても知られており、その季節折々の花を撮影することができるでしょう。
特に、本堂前の菩提樹と沙羅の花を撮影したいのであれば、6月中旬頃に訪れることをおすすめします。
また、ここ数年で江戸時代から残っている石の塔が、パワースポットとしてもピックアップされました。
過去やライバルたちを振り切りたいと考えている人は、パワースポットへ立ち寄ってみても良いでしょう。
平荘湖
加古川市内の北側に位置している平荘湖は、昭和41年に東播磨工業地帯の工業用水を安定して供給するために建設されたダムによってできた人工湖です。
平荘湖には、ひょうたん型の島も浮かんでいるなど、周辺も自然豊かな景観のため撮影にぴったりのスポットです。
自然豊かな平荘湖周辺には、数多くの野鳥が生息しています。
もしかしたら、ハヤブサやオオタカなどの大型の野鳥も撮影できるかもしれません。
冬には、多くのカモが平荘湖にやってくることもあり、渡り鳥たちの越冬地とも言えるでしょう。
そのための観察小屋も併設されているので、渡り鳥を撮影するのであればおすすめのスポットです。
約5kmの外周道路は、ウォーキングやランニングをしている方も多く見受けられます。
豊かな自然の中で、ゆったりと散歩しながら撮影するのも良いでしょう。
また、平荘湖の周辺は自然に囲まれていることから、外周道路を歩いているだけで美しい花々を見ることができます。
春には桜、梅雨時期にはアジサイなどその季節の花や秋には紅葉が撮影できるでしょう。
平木橋
加古川市の指定文化財として登録されている平木橋は、花崗岩と赤レンガが特徴的な橋です。平木橋は、上に通水路がある水路橋でもあります。
大正4年に神戸の淡河川と山田川から農業用の水を引くために造られました。
しかし、わずか数年しか使用されず、その後は何十年も放置されていたと言います。
建造当時と現在の場所が異なっていますが、東播磨南北道路建設のために移設されました。
平木橋そのままを移設しているので、歴史ある景観を撮影することができるでしょう。
のんびり散策することもできる平木橋は、ゆったりと撮影するのに向いていると言えます。
様々な角度から撮影することもできるので、一度加古川市内の撮影で訪れてみてはいかがでしょうか?
多木浜洋館
多木浜洋館は、多木化学株式会社創業者の多木久米次郎氏が迎賓館として使用するために建てられた洋館です。
こちらの洋館完成までに、およそ15年もかかったとされています。
当時では珍しい4階建ての洋館となっており、外壁や屋根も珍しい銅板張りとなっているため周囲からとても目立っています。
その外観から、別名「あかがね御殿」とも呼ばれているようです。
周囲と趣が全く異なる洋館ですので、その景観を撮影してみても良いでしょう。
平成14年には、国の登録有形文化財としても登録されている洋館ですので、一見の価値はあります。
完成までに15年かかった洋館の内装も贅が凝らされて素晴らしいので、訪れた際には内部への見学もおすすめです。
ただし、見学には予約が必要となり、撮影許可も必要と思われるので、事前に問い合わせてから訪れるようにしてください。