茨城県水戸市は県の県庁所在地で、中部に位置する市です。水戸黄門で知られる徳川光圀や水戸徳川家ゆかりの地で、たくさんの歴史を残しています。
また、水戸市立図書館や茨城県庁旧庁舎などは撮影ロケ地を使用されており、魅力的なスポットが充実しています。
また、水戸市には「いばらきフィルムコミッション」があり、ロケ地の案内や撮影に関する許認可の手続きの相談など、動画・映像撮影の相談ができるサービスも展開しているので、水戸市での動画・映像撮影で疑問や悩みがあれば活用してみると良いでしょう。
そんな水戸市にはどんな撮影スポットがあるのか、おすすめの撮影スポットをいくつかご紹介していきます。
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目次
水戸東照宮
水戸駅から徒歩10分の場所にある神社で、有料駐車場があるので自動車でも訪問することができます。
徳川家康の十一男で初代水戸藩主であった徳川頼房が主祭神として祀るために、霊松山に創建されました。
現在は創建者である頼房も祀られています。
戦前は社殿が旧国宝に指定されていたものの、1945年に戦災によって焼失し、現在の社殿は1962年に造営されました。
中心には東照大権現は祀られているので、地元の人々には権現さんと呼ばれ親しまれています。
また、左には山王権現、右には麻多羅神が祀られています。
1625年に徳川秀忠の霊屋が置かれたことをきっかけに、歴代の徳川将軍の霊が祀られるようになったようです。
境内には頼房が奉納した銅灯籠や、徳川光圀がつくらせた常葉山時鐘、徳川斉昭が考案した安神車なども現存しています。
11月は神社周辺の紅葉が色づき、夜間はライトアップされるのでより美しい神社の景色を動画・映像に収めることができるでしょう。
水戸八幡宮
八番町に鎮座する神社で、1592年に水戸城主であった佐竹義宣によって創建されました。
1598年に本殿が建てられ、水府総鎮守されています。
1694年に那珂西村に移されましたが、1709年に水戸に戻り、それ以降は代々水戸藩主の守護神として信仰されてきました。
本殿は国の重要文化財に指定されており、さらにご神木の「オハツキイチョウ」は天然記念物に指定されています。
他にも茨城県や水戸市の文化財がたくさん所在しており、歴史的に価値のある神社です。
主に厄除けや諸難除、子育て子授けのご利益を得るために多くの人が参拝に訪れています。
初夏を迎えると紫陽花が先、「水戸のあじさい祭り」の会場の一部となっています。
秋を迎えると紅葉や黄葉が色づき、夏とは違った美しい景色を楽しむことが可能です。
神社と美しい自然風景は茨城百景や茨城観光百景、水戸百景などにも選ばれるほど絶景です。
偕楽園
偕楽園は日本三名園に一つで、徳川斉昭の命令で造園された日本庭園です。
茨城県の都市公園や水戸県立自然公園として管理運営されているので、撮影をする際は許可を取っておくようにしましょう。
こちらの庭園では四季折々の植物が植えられていますが、中でも見物なのは梅です。
本園内だけでも100種類の梅の木が3000本も植えられており、初春を迎えると白や淡いピンクの花が咲き乱れます。
例年2月下旬から3月下旬まで「水戸の梅まつり」が開催されており、期間中は多くの人で賑わっています。
夜になると庭園内はキャンドルライトでライトアップされ、夜梅祭や茶会などのイベントが開かれ、昼間とは違った幻想的な庭園の世界に思わず見とれてしまうでしょう。
他にも春は桜、夏にはキリシマツツジや孟宗竹、杉林、秋は萩や紅葉といった植物が見頃を迎えます。
梅まつり以外に桜まつり、つつじ祭り、萩まつりなど季節ごとに様々イベントも頻繁に行われています。
弘道館
弘道館は1841年に水戸藩9代藩主・徳川斉昭が創設した水戸藩の藩校で、日本遺産に認定されています。
この藩校では「教育で人心を安定させ、教育を基盤に国を築く」という建学精神のもとで、儒学教育を基礎に文武を磨く教育機関でした。当時は学問や文芸から、医学、薬学、点文学など様々な分野の教育を行っており、この思想や西郷隆盛や吉田松陰といった幕末志士にも影響を与えたと言われています。
正門が数回に及ぶ戦火を逃れており、国の重要文化財に指定されています。さらに文武の試験や色々な儀式が行われた正庁と、徳川慶喜が4ヶ月の謹慎生活を個なった至善堂も重要文化財です。
文館跡は梅林となっており、現在は梅の名所としても人気です。
撮影時の注意点ですが、展示室は撮影が禁止となっているので注意しましょう。
それ以外の場所は基本的に撮影OKですが、非公開されている場所もあるので無断で立ち入ることはやめましょう。
また館内での三脚の使用も禁じられているので、マナーを守って撮影を楽しんでください。
千波湖
偕楽園の近くにある千波湖は栃木県と茨城県に流れる那珂川水系の湖で、ひょうたんのような形をしています。遊歩道に囲まれており、周りには600本ほどの桜が植えられており、花見スポットとしても人気です。
植えられている桜の種類はソメイヨシノやボタンザクラ、シダレザクラなどで、品種によって満開の時期が異なるので長い期間、桜の動画・映像撮影ができるでしょう。
水辺ではコクチョウやハクチョウなどの鳥もくつろいでおり、のんびりとした自然風景を撮影したい時にぴったりです。
遊歩道ではジョギングやサイクリングをする人が多く、ボートやサイクリングの貸し出しもあります。
ボートで湖から見える景色を撮影したり、自転車にカメラを付けてツーリング撮影を楽しんでみたりしても良いでしょう。
水戸市森林公園
1968年に整備された水戸市森林公園は、北部の丘陵地帯にあります。
143haに及ぶ広々とした敷地は雑木林や松林、湧水など大自然に囲まれ、四季の変化を楽しみながら風景動画・映像撮影が可能です。
園内にはヤギが放牧されているふれあい広場や、ヤギ乳や牛乳を使った乳製品を販売するお店、4月下旬から5月上旬に見頃をむかえるつつじと眺望が素晴らしいつつじヶ丘など、様々なスポットや施設が併設されています。
森の交流センターではそば打ち体験ができ、貴重な体験ができることからファミリー層を中心に多くの人々が訪れています。
中でもおすすめなのが恐竜広場です。そこには実物大の恐竜の模型が14体も設置されています。
カラフルな恐竜やマンモス、創作の怪獣は大迫力で、滑り台となっているので恐竜に乗ることも可能です。
大自然とダイナミックな恐竜の組み合わせは動画・映像でも映えるでしょう。
大塚池公園
大塚駅から徒歩15分ほどで行くことができる大塚池公園は住宅街の中にある公園です。
この場所は、10月下旬から3月下旬にかけてたくさんのハクチョウが飛来することで有名です。
なんと、最盛期には300羽以上も飛来し、小さな池なので間近でくつろぐハクチョウの姿を動画・映像に収めることができます。
ハクチョウ以外にも黒いボディに赤い嘴が映えるコクチョウや、緑の頭と栗褐色の胸元、黄色い嘴のマガモ、灰色の体に細かい黒の模様が入ったオナガガモ、長い尾と黒と白い体が特徴的なハクセキレイなど色々な水鳥や野鳥を観察することも可能です。
可愛らしいカモの家族が見られることもあるので、ぜひハクチョウ以外の生物にも注目してみましょう。
大塚池公園では餌やりは禁止となっています。野鳥達は人慣れしており、餌を持っていなくても袋などを見て勘違いして自ら近寄ってくるので、静かに待つようにしましょう。
鳥たちが異物を食べないように、ゴミの管理は徹底してください。