デジタルネイティブである昨今は、デジタルに関連したコンテンツが目覚ましい発展を遂げており、私たちの生活の中にも活用され始めてきています。
そんな中で3D映像を駆使した広告ツール「Phantom(ファントム)」をご存知ですか?
このPhantomという広告ツールは、これまでの広告ツールとは全く異なる種類であり、近未来を感じられるようなものになっています。
では、どのような広告ツールなのか、詳しく解説していきましょう。
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Phantomとは?
Phantomは、株式会社Life is Styleが独自開発した3Dホログラム技術を使って、集客や告知、販促を行う最新技術を取り入れた広告ツールです。
Phantom本体と株式会社Life is Styleが制作した映像技術を使って映像を3Dホログラムとして立体に見せることができます。
3D映像というのは基本的に画面を通して見ることができるものです。
3D映像は両眼立体情報を加えることによって奥行きが生まれ、立体的に物があるように見えます。
ただ、やはりあくまでも映像の中になってしまうため、平面状のスクリーンを用いないといけなくなってしまい、本当にそこにあるかのように見える、というわけでもありません。
立体的には見えますが、スクリーンから飛び出して見える程度であくまでもスクリーンから離れてしまうと3D映像を流しても立体的に見えなくなってしまいます。
しかし、Phantomはスクリーンに映し出すのではなく空中に3Dビジュアルを表示させます。
そのため、まるで表示されている映像が浮かんでいるように見え、本当にそこにあるかのように見えてしまうのです。
3Dとホログラムを組み合わせた技術
3D映像が実在しているように見えるのは、「ホログラム」による技術も取り入れているためです。
ホログラムとは、レーザーを使って参照波と物体並によって2次元的に記録された情報を3次元に表示する方法を指します。
簡単に言えば3次元の立体的な姿を記録できる写真のようなものです。
基本的に3次元の人間を撮影しても出てきた画像は平面(2次元)であり、決して立体的ではありません。
しかし、ホログラムは3次元のものを3次元の姿そのままに記録しておくことができるため、立体的に見ることができるのです。
3Dとホログラムの技術が組み合わさることで、通常では専用スクリーンやメガネを用いないと立体的に見えなかった映像が、何も付けていなくても立体的に見えるようになります。
Phantomの場合、本体からLED光源が出ていて、その光源が回転することにより立体的に見えるような仕組みになっています。
専用スクリーンやメガネを用いないメリット
専用スクリーンや立体的に見えるようにするメガネなどを使わなくても映像を映し出すことができるPhantomですが、専用スクリーンやメガネを使わないことで様々なメリットにつながっています。
例えば、コストが抑えられるという点です。
3Dホログラムを映し出す専用スクリーンはかなりのコストがかかってしまい、一時的な導入には向いていません。
専用メガネはスクリーンに比べてコストを抑えられますが、消費者がメガネをかけて外すという動作を必要としてしまうため、煩わしさを生じてしまいます。
Phantomなら専用スクリーンもメガネも不要であり、Phantom本体と動画さえ準備しておけば最先端の3Dホログラムを見ることができます。
Phantomの製品仕様
Phantomには「Phantom 50z」と「Phantom 65z」の2種類があります。
どちらも輝度4000cd、解像度512×512ですが、最大画像サイズは50zで直径460mm、65zで直径600mmと、65zの方が大きいサイズとなっています。
かかる消費電力も65zの方が大きいですが、製品寿命としてはそれぞれ30,000時間以上です。
現在音声出力に関しては開発中となっていますが、形式はAAC、出力方法としてBluetoothでの開発が進められています。
今後実用化されていけばBluetoothを使ってスマホやパソコンから簡単に音声出力を行うこともできるようになるでしょう。
設置方法も簡単で、3Dホログラムを映し出したい場所近くの壁に設置するか、もしくは天井からPhantom本体を金具で固定し、使用するかのどちらかになります。
天井に設置するとPhantom本体の姿が見えにくくなるので、より何もないところから3Dホログラムが出てきているように見せることができるのでおすすめです。
既にメディアや企業からも注目されるPhantom
新しい広告ツールであるPhantomですが、既にメディアや企業からも注目され、導入が始まっています。
例えば株式会社ナムコやThe Office、コカコーラジャパン、日本ハム、パセラリゾートなどの企業はもちろん、千葉市科学館のような施設でも導入されています。
今後ますますPhantomの認知度が高まっていけばメディア関連はもちろん、企業からの導入依頼も増えていく可能性が高いです。
なぜなら今までの広告ツールとPhantomには違いが見られるためです。
その理由について下記項目で詳しく解説していきましょう。
これまでの広告ツールと何が違うのか?
Phantomは新たな広告ツールとして、多くのユーザーにこれまで感じたことがない、新しい体験をすることができるアイテムです。
しかし、これまでの広告ツールと具体的にどのような違いがあるのでしょう?
広告ツールと言ってもかなりたくさんの種類があります。
例えば検索エンジンを活用したリスティング広告やサイトに広告を配信するアドネットワーク広告、SNSを使ったソーシャルメディア広告、テレビやラジオ、新聞などのマスメディアを利用したマス広告、DMやフリーペーパー、折り込みチラシなどを使ったSP広告などが挙げられます。
これらの広告ツールは、現在でも使われている広告ですが、真新しいものは特になく違う商品であっても広告内容に工夫を施さない限り、違う商品やサービスの広告でも同じようなものに見えてしまう可能性が高いです。
インパクトに欠けてしまうためどうしても消費者側には飽きられてしまうことも懸念されます。
しかし、Phantomはこれまでにない新しい広告ツールであり、さらにビジュアル的にも消費者の目を引くことのできるツールです。
商品やサービスを売って売上をアップさせるためには、まず興味を持ってもらうことが重要となります。
Phantomを活用すればまず目を引かせることができ、そこから消費者を商品やサービスへの興味につなげることができるのです。
SNSとの連動でさらなるマーケティング効果を生み出す
さらに、近年はSNSの利用拡大によって「商品やサービスの情報」だけではなく「体験すること」が重視されるようになりました。
商品やサービスの情報だけを伝えたとしても、そこから販促につながらないケースが増えてきているのです。
SNSを活用した広告は各企業でも取り入れられていますが、こちらも既に飽和傾向にあり珍しいものではなくなってきました。
最近ではSNSで動画広告を拡散させることでマーケティングにつなげるという方法も出てきていますが、やはり動画広告でも「体験すること」にはつながりません。
Phantomを活用すれば、興味を持った消費者が写真を撮影してSNSで拡散し、他の消費者にも興味を持ってもらうことができます。
つまり、Phantomだけでも効果的なマーケティングがSNSと組み合わせることでさらに効果的なマーケティングへとつなげられるのです。
Phantomの効果的な利用方法
「Phantomを導入したいが、どうすれば効果的にマーケティングへつなげられるか分からない」という方もいらっしゃるのではないでしょうか?
Phantomは様々な場所でのマーケティングにも活用することができますが、中でも効果的な場面として挙げられるのが、以下の3点です。
展示会や見本市
BtoB向けの展示会や見本市では新規顧客を獲得できる大きなチャンスでもあります。
しかし、周りには似たような商品・サービスを持つ他社のブースもあることで、工夫を凝らさないと新規顧客へのアピールにはつながりません。
しかもブースを出展させることで費用もかかってしまい、ここで新規顧客を掴まなければコストだけがかかってしまうことになります。
ブースの飾り付けやチラシ・リーフレットの準備なども重要と言えますが、それは他社ブースでもやっていることで大きな違いを出すことがなかなかできません。
そのような時に活躍してくれるのがPhantomです。
例えばある商品を紹介したいという時に、Phantomで3Dホログラム映像を出せば、それだけで注目を集めることができます。
さらに、3Dホログラムで商品映像を立体的に見せることによって、見ている人がどういった商品なのかイメージしやすく、細かい部分を説明することも可能です。
もし、ブースに導入できないような大型の商品であっても、Phantomを利用すれば説明もしやすくなります。
もちろん、これはBtoB向けの展示会や見本市だけではなく、消費者向けの展示会や見本市にも有効です。展示会に訪れる消費者は、新しい商品・サービスなどを知りたいという気持ちでやってきているわけですから、3Dホログラム映像は近未来感を演出することができ、商品・サービスの認知度向上につながるでしょう。
実店舗や企業
実店舗においてもPhantomを活用してマーケティングを行うことができます。
実店舗の場合「店頭販促」という形で様々な販促活動が行われているかと思います。例えば店頭からお店の中へ入りやすさを意識したり、映像を流してどういったお店なのか紹介したりすることで、ウィンドウショッピングをしている消費者をいかに入店させるか、注目させるかが重要です。
Phantomでは立体的な3Dホログラム映像を制作する際に、様々な形に作ることができます。
文字を立体的に映すのはもちろん、画像を読み込んで立体的な映像として流すことも可能です。
つまり、お店の名前を表示させることもでき、商品やサービスを店頭で紹介することもできるということになります。
ウィンドウショッピングでは「どんな商品が売られているのだろう」という多少の興味から行われるものです。
ウィンドウショッピングを行なっている時点で大きな興味はありませんが、Phantomを使って販促活動を行えばより注目されるようになり、商品やサービスに対して大きな興味へと変化する可能性が十分にあります。
また、実店舗と同様に企業に取り入れる場合は、ブランドの認知度をアップさせることを目的とするだけでなく、「最先端技術を導入している」というイメージにつなげることも可能です。
例えばIT企業であれば受付のところにPhantomを設置して企業名やブランドロゴを映し出しておくと、会社に来た顧客も注目することでしょう。
この企業では最先端技術を活用しているという印象を与えることができ、それは決してマイナスイメージにつながることはありません。
屋外デジタル広告としての活用
近年、「屋外デジタル広告」が非常に注目を集めています。屋外デジタル広告というと、大型施設やビルの巨大スクリーンなどをイメージされるかと思います。
しかし、このようなスクリーン以外でデジタルサイネージ(電子看板)が利用されることが増えてきました。
デジタルサイネージは施設の中や屋外で広告を流していきます。
既に駅や空港、病院などの多くの人が利用する施設での導入が進んでおり、身近に取り入られるようになってきています。
こうしたデジタルサイネージはあくまでも情報提供に特化したものが多く見られます。
例えば、駅や空港では敷地内の案内情報、金融機関であれば常に変動する株価情報、病院なら来院する人に対して待ち時間を知らせたり、連絡事項を伝えたりするなどの情報提供がメインとなっています。
デジタルサイネージは幅広い分野で活用されていますが、Phantomでの導入によって人の関心を集めより多くの人に情報提供を進めていくことも可能です。
普通のデジタルサイネージに比べて3Dホログラムの方が人によってはまだ見慣れないものであるため、注目を集めることができます。
情報提供だけに留まらず、広告としての活用にもつながります。
特にデジタルサイネージは設置する場所によってターゲット層を設定しやすく、特定層に絞って3Dホログラムによる広告を展開すれば狙った層に対して的確なマーケティングを打ち出すことも可能なのです。
Phantomについてご紹介してきましたが、こうした新たな広告ツールはこれから企業側にはもちろん、消費者からも注目を集めていくことになるでしょう。
多くの消費者が感じている広告に対しての「飽き」をなくすことができるのは、3Dホログラムを活用した広告ツール・Phantomだと言えます。
3Dホログラムを使ったユーザー体験をぜひマーケティングに導入してみてはいかがでしょうか。