今回は、ニュージーランドの交通事故防止啓蒙CMのご紹介です。
このCMは、事故の瞬間をリアルに描いた実写映像です。
内容は、
T字路で、子供を乗せた父親の車が曲がろうとしたところに、直進車が迫ってきます。
危ないと思い、直進してきた車の運転手があわててブレークを踏みます。
そして、ぶつかりそうになったところで、時間が止まります。
お互いの運転手のみ、時間が止まっていません。
2人の運転手が車から降りてきます。
そして2人の会話が始まります。
父親 : 「申し訳ない、曲がれると思ったんだ」と謝り、
男性 : 「急に出てきたら止まれないじゃないか」と憤ります。
父親 : 「頼むよ、息子を乗せているんだ」
男性 : 「スピードを出し過ぎていたんだ。どうにもできない」
その後、2人は車に戻ります。
そして、再び、止まっていた時が再び動き出し・・・・
時間を止め、ぶつかってからは、表現できない、2人の思いを上手く表現した手法です。
後からの後悔ではなく、この先に待ち受ける後悔を先に描くという手法ですね。
このような手法は、漫画などでも描かれています。
「機動戦士ガンダム」では、戦いの最中、再び出会ってしまったアムロとララァの心情をこのような表現でうまく表しています。
これらの手法は、とても印象に残る表現方法ではないでしょうか?
是非、下記の動画をご覧ください。