SNS上ではテキストや画像だけではなく、動画投稿も盛んに行われています。
実際にSNSを利用している方はお分かりになると思いますが、フォローしている企業やフォローの有無問わず表示される広告の中には動画を活用したものがあります。
動画というとYoutubeやニコニコ動画などが定番でしたが、SNSで視聴を楽しむ人々が増えてきました。
その背景から企業側もSNSで動画を使ったマーケティングを実践していますが、どんな利点があるのでしょうか?
今回は各SNSの特徴や活用方法など、マーケティングを最適化するSNS動画についてご紹介していきます。
SNSで動画・映像を利用したマーケティングが増えてきている
SNSはコミュニケーションツールとして活用されており、少し前までは文字での情報発信が中心でした。
しかし、現在は各機能が充実したことで、動画を上げる個人や企業が増えてきました。
SNS動画を活用したマーケティングが増えている理由を見てみましょう。
SNS動画・映像が増えた背景
そもそも、なぜSNS動画が増えたのでしょうか?
それにはスマホの所持率やネット環境の安定性などが影響しています。
【スマホの所持率が増加】
総務省により2016年の調査によれば、モバイル端末の全体所持率は73.0%となっていました。
細かい割合を見てみると、全体の7割以上はスマホを保有している統計となっていました。
スマホはネットに接続できるので、わざわざパソコンを起動しなくても動画をどこでも視聴できます。
その理由から動画視聴が習慣化している人が増えているのです。
【SNSアプリの浸透】
SNSはブラウザだけではなく専用アプリを使って閲覧や投稿が可能です。
ブラウザよりも使いやすいことから、アプリの使用が当たり前となっています。
アプリの浸透によりSNSはより身近なものになったと言えるでしょう。
今では様々なSNSアプリが登場し、動画投稿・視聴ができるメディアも増えてきました。
そういった理由もスマホでの動画視聴の週間かにつながっていると考えられます。
【通信速度の高速化】
光回線の導入が主流となり、通信速度は以前と比べて格段に良くなりました。
スマホのモバイルデータも速度性能が良くなっています。
このことから、読み込みが重い動画もスムーズに再生できるようになりました。
同時に投稿もスムーズにできるので、SNSでの公開する人が増えています。
【SNS上の動画機能が充実している】
SNSのアプリにはカメラ機能があるので、動画を録画してすぐにアップすることが可能です。
また、ほとんどのアプリに編集機能があるので、再生時間の調整やフィルターをかけて映像の雰囲気を変えることが可能です。
素人でもクオリティが高めの動画を公開できるところもSNS動画の増加に関わっています。
SNS動画のマーケティング効果
企業側はニーズの高さだけではなく、マーケティング効果の高さに期待してSNS動画を活用している様子です。
では、どんな効果があるのかご紹介しましょう。
【低コストでブランティングができる】
通常、ブランドを育てていくためには広告を作成し、それを色々な場所に表示しなければなりません。
それを実現するためには制作費や広告費が必要です。SNS動画も両方のコストを必要としますが、比較的にコストは低めです。
SNSは拡散力に優れているので、何か話題になれば広告は自然と人々の目に入っていきます。
一つのツールで多方面に広まるのでわざわざ複数ヶ所に広告を用意する必要はなく、無駄な広告費を省くことが可能です。
広告を見る人が増えればブランティング効果にも期待できるので、ブランドの強化も図れるわけです。
SNSでブランティングを行う時は、どんな企業であるのか、他の商品やサービスも積極的に情報発信して企業イメージを高めることが大事です。
【企業や商品の認知度向上】
今までは検索エンジンを使って情報を手に入れる方法が主流でした。
SNSには様々な情報がタイムリーで発信されているので、情報収集に活用する人が増えています。SNSに公式な情報があるとユーザーにとっては利便性があります。
また、SNS内検索を通じて会社や商品・サービスを知ってもらえる機会が増え、認知度のアップが見込めます。
広告枠ならフォローしていない企業アカウントが表示されるので、自然と目に触れやすいので認知度の向上につながるでしょう。
【顧客ロイヤリティの向上】
SNS上では企業と簡単なやり取りが可能です。通常は電話やメールでの問い合わせとなりますが、
顧客にすれば勇気が入りますし、返事が遅れてモヤモヤしたりすることもあります。
その点、SNSならほぼタイムリーな返信を期待できるので利便性があります。
また、企業側もユーザーの反応を見ることができます。
その反応を分析して情報発信を続ければ次第にファンも増えていくことでしょう。
企業への信頼度や顧客ロイヤリティの向上効果に期待できます。
動画配信におすすめのSNSと特徴
一口にSNSと言っても様々な種類があります。
そこで、代表的なSNSの特徴や動画の活用例をご紹介しましょう。
写真投稿に特化したInstagramはオシャレでビジュアルセンスの高い動画が高く評価される傾向があります。
他のSNSと比べて再生時間がかなり短いので、その分クオリティが重視されるでしょう。
24時間だけ公開されるストーリー機能を使った動画投稿も人気です。
Instagramのアクティブ利用人数は2018年9月時点で国内だと約2,900万人です。
海外を含めると2018年6月の時点で約10億人が利用しています。
このSNSはトレンドの最先端とも言われ、最新トレンドの情報発信としてもよく活用されています。
また、利用者は若者や女性に集中しているのが特徴的です。
この特徴からトレンドを意識した商品の紹介や、ビジュアルを意識した動画、若者または女性をターゲットにした動画の活用が効果的でしょう。
Instagramにはハッシュタグというものがあり、ユーザーもそれを通じて検索を行っています。
そのため、動画の内容に合ったハッシュタグをつけると検索性が向上します。
基本的に実名登録となるFacebookは、友人や知人などとつながりやすいSNSです。
そのため、マーケティングが成功すれば信頼できる口コミが広まっていくことに期待できるでしょう。
こちらも再生時間が短めなので、ブランドストーリーを使える使い方が最適です。
国内のアクティブ利用人数は2019年1月時点で約2,800万人です。
これは2017年9月時点の統計と変わっていません。
一方、海外の利用人数は2018年10月時点で約22億7,000万人となっており、2017年9月の統計よりも約2億人増加しています。
SNSの多様化により国内では若者を中心にFacebook離れが増えています。この背景から年齢層は中高年に集中しています。
SNS動画マーケティングを行う際は中高年をターゲットにすると良さそうです。
また、海外での利用者は増加傾向にあるので、海外や外国人向けのマーケティング活用にも向いていると言えます。
X
最大280文字以内で面白いと思う内容や気になる内容をリアルタイムで発信できるSNSです。
基本的に匿名で不特定多数の人とつながれます。
リアルの友人・知人をはじめ、趣味仲間や芸能人、企業、SNS上の有名人などのフォローが気軽に行えます。
Xのアクティブ利用人数は国内だと2017年10月の時点で約4,500万人です。
海外では2018年4月時点で約3億2,600万人となっており、2017年4月よりも約1,000万人少なくなっています。
上記2つのSNSやTikTokなど新しいSNSへの以降が進んでいる可能性があります。
動画の再生時間は他のSNSと比べて長めなので、内容に合わせて様々な視聴時間に設定できます。
年齢層は10~20代が中心ですが、幅広い年齢と性別が利用しているので幅広いジャンルで活用できるでしょう。
こちらもハッシュタグが付けられるので、話題性のあるキーワードをつけたり、企画連動キャンペーンを行ったりすると拡散されやすくなります。
LINE
スマホやタブレット、パソコンなどを利用してコミュニケーションが取れるアプリがLINEです。無料で利用ができ、チャットや電話機能があるので連絡手段として活用している方も多くいます。日本国内の月間利用者数は9,500万人(2023年6月末時点)と非常に多くのユーザーを抱えています。
また、LINEでは「VOOM」と呼ばれるショート動画を楽しめる動画プラットフォームも展開されています。フォローしているユーザーやクリエイター、LINE公式アカウントが投稿した動画を視聴することができ、ダンス動画やおもしろ動画など、様々な種類の動画が流れています。
TikTokのようにスワイプをすると次に動画を視聴できるので、VOOMで配信する動画を制作したい場合は、冒頭で興味を持ってもらえるような印象的な動画制作を目指す必要があります。
X(旧Twitter)
複数あるSNSの中でもXは日本だけではなく世界に多くのアクティブユーザーが存在します。日々のできごとや感じたことなどを気軽に呟くことができ、文字だけではなく画像や動画、リンクなどを貼り付けることも可能です。
利用している年齢層の10代~と幅広く、男女問わず利用されているSNSです。Xで動画広告を配信した場合、リツイート機能でシェアする機能があります。拡散性が高いので、シェアされればより多くの方に動画を視聴してもらえ、企業や商品のアピールができるはずです。
また、動画広告は画面内に入るとユーザーがタップせずとも自動的に再生されます。広告をチェックしないユーザーでも自動的に再生されれば興味を惹きつけることも可能なので、よりたくさんのユーザーへのリーチを見込めます。セグメントも詳細に設定できるため、精度の高いターゲティングが可能です。
TikTok
短尺動画のブームを誕生させたきっかけとも言われているツールがTikTokです。ユーザーが気軽にショートムービーを投稿でき、他のユーザーと共有できるアプリとなっています。
主な利用者層としては10代が多く、若者を中心に広がりを見せていますが、20代~40代までのユーザーも一定数いるため、幅広い世代のユーザーに動画広告を訴求できます。動画広告においては、起動画面広告・インフィード広告・ハッシュタグチャレンジ広告の3種類から選んで配信できます。
起動画面広告はアプリを起動した時に表示される広告で、全画面に表示されるので訴求力の高い広告です。インフィード広告は、通常の投稿と投稿との間に表示される仕組みで、広告感がない点が魅力です。
ハッシュタグチャレンジ広告は、ハッシュタグを設定してその内容にちなんだ動画を作成する他、ユーザーに投稿を促すことで、商品やサービスを宣伝できるユーザー参加型広告となります。ユーザーによるチャレンジ動画の投稿を増やすためにもインフルエンサーが起用されるケースもあります。
YouTube
子どもから大人まで幅広い世代で利用される動画配信プラットフォームがYouTubeです。広告によって収益を上げるビジネスモデルを採用したことで、動画クリエイターを本業や副業にして活躍を目指す方もいます。
巨大プラットフォームなので非常に多くのユーザーがいます。幅広い方々に興味を抱いてもらえるような動画を制作できれば急速に認知を高めることも可能です。
また、YouTube広告はターゲティング方法が豊富です。年齢や性別、地域だけではなく、趣味や興味関心、ライフスタイルなど、細かく設定ができるため、ピンポイントに絞って動画広告の配信が可能です。
YouTube広告を利用する他、YouTubeチャンネルを立ち上げて企業や商品、サービスを紹介することもできます。
SNSの動画制作・映像制作でベストな長さは?
SNSに動画をアップロードする場合、動画の長さで悩む方もいます。実際にSNSで発信する場合は、短めの動画が良いと言われています。その理由としては、TikTokやYouTubeのショート動画の人気の高さです。
長い動画をアップロードしてしまうと、視聴回数や視聴時間が伸びない可能性があるので、視聴者が離脱しないような短い動画を制作する必要があります。「面白くない」と判断されてしまえば、すぐに次の動画に移動してしまうため、冒頭だけで興味を引くような工夫が必要です。
X(自動再生)
最大の長さ:140秒以下・広告10分
最適な長さ:45秒
このように、投稿できる動画の長さだけでみると、XやFacebookでは長尺動画も投稿可能です。
しかし、前述したようにあまりにも長すぎる動画は途中で視聴者の関心が薄れてきてしまい、離脱される可能性が高いです。
SNSは、動画にコメント・いいね・高評価などというような様々な反応ができるという特徴があります。
動画の最適な長さは、そのような反応が最も多い動画尺の平均になっているのです。
では、それぞれの動画の長さがなぜこの時間になっているのか見ていきましょう。
まず、Xの特徴は140文字以内のコンパクトなつぶやきです。そのため、動画も45秒と短い時間の方が視聴されやすいと考えられています。
Instagram(自動ループ再生)
最大の長さ:投稿・広告60秒
最適な長さ:30秒
Instagramの場合は、他のSNSと比較してもユーザーがフィードを早くスクロールしている傾向にあると言われています。
それは、元々動画や画像を共有するアプリとしてユーザーに親しまれているからです。
動画や画像が多く掲載されている分、興味のあるものをピックアップして視聴しようと早くスクロールしてしまうのです。
Facebook(自動再生またはクリック再生)
最大の長さ:120分
最適な長さ:60秒
Facebookは、SNSの中では比較的長い60秒が最適な長さとなっています。
その理由はコメント・いいね・シェアなどのエンゲージメントをするかどうかを判断しやすいのが1分程度の長さだと考えられているからです。
実際に、最もエンゲージメントを獲得した動画は1分程度のものが多いことが分かっています。
このように、それぞれのSNSの特徴を踏まえ、動画の長さも変える必要があるのです。
最適な尺を理解した上で、SNSの動画制作に取り組んでみてはいかがでしょうか?
LINE
最大の長さ:600秒
最適な長さ:15秒
LINEで動画広告を配信する場合、Card、Square、Verticalといったフォーマットに関係なく、最大で600秒(10分)以内と規定されています。また、5秒以内の動画広告は出稿できないので、5秒以下・10分以上の動画広告を作らないよう注意してください。
LINE広告では、長時間の動画広告を配信できる魅力があります。しかし、最適な長さとなれば15秒です。前述したように短尺動画がトレンドとなっている昨今で長時間の動画広告は早い段階での離脱が考えられます。
LINEは、若者だけではなく幅広い世代の方が利用しているツールですが、やはり長い動画広告を出稿しても、よほど興味のある内容でなければ視聴してもらえません。動画制作をする場合は、短時間でアピールできる映像を制作できるよう検討してみてください。
X(旧Twitter)
最大の長さ:2分20秒
最適な長さ:15秒
X(旧Twitter)で動画広告を配信する場合、最大で2分20秒までの長さの動画広告を投稿できます。しかし、X(旧Twitter)は投稿文字数も少ないので、閲覧するユーザーは1つ1つのコンテンツを見るペースが速いと予想できます。
そのため、短時間の動画が好まれる傾向があるので、最適な長さは15秒となっています。商品の紹介をするためには短い時間だと考えられますが、興味を持ったユーザーに対しては、違う媒体に移動してもらうといった対策も施せます。
動画の工夫次第で心を掴める動画を配信できるため、クオリティの高い動画が制作できるよう考慮しなければいけません。
TikTok
最大の長さ:60秒
最適な長さ:9~15秒
TikTok動画広告を配信する場合、最大で60秒までの長さの動画を投稿できます。商品の説明やアピールしたいことなど、内容を詰め込みすぎてしまうとわかりにくい動画になってしまいます。加えてTikTokの場合は、YouTubeショートと同様に短尺動画が人気な傾向なので、長い動画はスキップされる危険性があります。
推奨される長さは9~15秒となるので、短時間でインパクトを与えられるような動画制作が必要です。特に冒頭部分に注意をして動画制作をしてみてください。
YouTube
YouTubeの動画広告はフォーマットによって動画の長さの上限が異なります。
フォーマット | 長さの上限 |
スキップ可能なインストリーム広告 | 上限なし |
インフィード広告 | 上限なし |
スキップ不可のインストリーム広告 | 最大30秒 |
バンパー広告 | 最大6秒 |
アウトストリームと付随するコンテンツ | 上限なし |
長さに上限がないフォーマットもありますが、長さを出しても視聴してもらえなければ意味がありません。しかし、YouTubeでは動画視聴に抵抗のあるユーザーは少ないです。興味を持てば長尺動画でも視聴してもらえるため、心を惹きつけるような動画制作ができれば最後まで視聴してもらいやすいです。
スキップ可能なインストリーム広告では、3分未満の動画が推奨されています。バンパー広告では6秒間しか動画広告を配信できませんが、興味付けができれば長尺の動画に移動を促すことでコンバージョンにつなげることができます。工夫次第で様々な使い方ができるでしょう。
SNS動画の効果を最大化するポイント
効果的な動画を制作するためには、SNSに合わせて最適な長さにすることが重要ですが、それ以外にもポイントがあるので解説していきましょう。
ターゲットを明確化させる
SNSで配信する動画を制作する上でも重要となるのがターゲットの選定です。ターゲットによって伝えるべき内容が異なるのはもちろん、動画を配信する媒体も異なります。それぞれで利用する層に違いがあるため、ターゲットに見合うSNSで配信ができなければ動画を視聴してもらえなくなってしまいます。
例えば、Instagramは若者や女性が多い傾向です。トレンドを意識した商品の紹介やおしゃれな映像など、ビジュアルを意識した動画が好まれる傾向です。若い女性をターゲットにする場合には最適な媒体でしょう。
動画制作時には、ターゲットを慎重に議論して、しっかりと定めてから制作へと進んでください。
SNSの特性に合わせた動画を制作する
それぞれのSNSには様々な特性があります。そのため、配信を検討しているSNSに合わせた動画を制作しなければいけません。
例えば、TikTokが若年層の利用者が多く、短い尺で音楽やダンスといった動画が好まれる傾向です。そのため、金融関係のサービス動画やかしこまった内容の企業プロモーションをしても興味をもってもらえません。
トレンドの音楽やダンスを活用し、ポップな印象の動画に興味を抱く可能性が高いので、商品やサービスに合わせて工夫してみましょう。
ストーリー性を意識する
SNSで配信する動画は短いものが好まれる傾向にありますが、短いだけでは興味を持ってもらえません。ストーリーがないと、訴求力が弱くなってしまうため印象に残らない動画になってしまいます。
例え短い動画であっても、起承転結を意識してユーザーが興味を引くような動画を制作しましょう。ドラマ仕立ての動画を制作する、続きものにするなど、見ごたえある動画に仕上げれば、興味を持ったユーザーによる共有も期待できます。拡散されれば幅広い方々に動画を視聴してもらえるはずです。
SNSで動画・映像を利用したマーケティング事例
では、実際にSNSでの動画を活用したマーケティング事例をご紹介しましょう。
X
サントリー:トリスハイボール
吉高由里子さんとロバートの馬場裕之さんが歌う動画です。
トリスハイボールを飲みながら、ゆったりと時間を過ごしている内容になっています。
テイストメイドジャパン・サラダチキン
セブン&アイホールディングスの人気商品であるサラダチキンの販売促進動画です。
料理動画メディアとして人気のテイストメイドジャパンの動画広告を投稿しており、サラダチキンを使った料理やレシピを公開しています。
この動画の効果で、ネットでの売り上げが4.5倍まで伸びたとされています。
SUUMO(スーモ)
https://www.instagram.com/p/Bse9LthAiu6/?utm_source=ig_web_button_share_sheet
不動産や住宅に関する情報サイトの動画広告です。Instagramを通じて、スーモが掲載された動画を公開しています。
例えばこの動画は、濱田岳さんが出演した新CMを公開しており、自宅でもデートでも住まい探しが簡単にできるというPRをしています。
Lowe’s(ロウズ)
https://www.instagram.com/p/BqsLJbWDrZz/?utm_source=ig_web_button_share_sheet
アメリカのホームセンターロウズの動画広告です。
DIYをテーマにした動画を多く投稿しており、自分が体験しているかのような感覚になる動画が人気となっています。
コカ・コーラ:からだすこやか茶
https://www.facebook.com/cocacolapark/videos/1284963401561135/
ラーメン・半チャーハンセットは、脂肪と糖をダブルで足してしまっているという点を挙げた動画です。
からだすこやか茶をいつもの食事にプラスしようという内容になっており、常に動画の中に商品が出ているので、認知度アップにつながっています。
MONOCO
https://www.facebook.com/monoco.jp/videos/1418809331511414/
MONOCOのスリッポンに水をかけてしまうという大胆な動画です。
水をはじいて汚れないというスリッポンの特徴を紹介しており、製品のイメージが理解しやすくなっています。
まとめ
今回は、企業がSNS動画でマーケティングを最適化するための使い方や、各SNSのユーザーや特徴、動画制作のベストな長さなどを紹介してきました。
SNSは写真や動画を楽しんだり、友人や家族と交流する場として活用したりと、人々にとって身近なものになってきています。
利用者数も増加していることもあり、企業が広告やブランディングとして活用するケースも増えてきています。
動画コンテンツは、ユーザーが目を止めてくれやすいため、マーケティングに効果的です。
SNSの特徴やユーザーを踏まえ、動画の効果を理解すれば、より最適な動画を制作できるでしょう。
動画はテキストよりも内容が理解しやすいですが、あまりに長い動画にしてしまうと、ユーザーが途中で離脱しないような工夫も必要です。
また、代表的な活用例を参考に、企業独自のオリジナル動画を制作すれば、エンゲージメントも獲得できるようになるでしょう。
SNSのユーザー目線となって動画制作に取り組み、新たなマーケティング法として活用してみてはいかがでしょうか?