東京23区の一区である台東区は、貴重な美術や文化資料が展示された美術館や博物館、動物園、さらに活気に溢れたアメ横や、海外旅行客にも人気のある浅草寺など見所満載のスポットが充実しています。
現在は清川、日本堤、東浅草付近を指す場所は山谷と呼ばれており、日本三大ドヤ街の1つで、そこには近隣の労働者が利用する簡易宿泊施設があり、今はコスパが良いことから海外のバックパッカーを中心に人気です。
鶯谷はラブホテル街として有名ですが、グルメ街としても発達しており、以前と比べて立ち寄りやすい雰囲気に変わっています。
歴史や文化、昔の下町風情を残す台東区では様々なシチュエーションの動画・映像が撮影できるので、おすすめの撮影スポットをいくつかご紹介しましょう。
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目次
浅草寺
浅草寺は東京都内では最古のお寺で、都内唯一の坂東三十三箇所観音霊場の礼所(13番)で、江戸三十三箇所の礼所でもあります。
それに加えて台東区一の人気スポットと言っても過言ではなく、正月の初詣には例年多くの参拝客を訪れ、全国トップクラスの数です。本尊が聖観音菩薩なので、浅草観音や浅草の観音様と親しまれています。
朱色と緑、サイドに風神と雷神の像、中央に大きな赤い提灯がトレンドマークの雷門は撮影スポットとして人気です。
中に入れば日本最古の商店街・仲見世商店街が広がり、レトロで懐かしい雰囲気が続きます。
仲見世商店街を抜けると本堂や五重塔、薬師堂など歴史的に価値のある建物が並んでいます。
様々な御利益があるので、参拝しつつ日本の歴史や文化が詰まった動画を撮影してみてはいかがでしょうか。
仲見世商店街では人形焼きなどグルメもあるので、そちらの撮影もおすすめです。
上野恩賜公園
上野公園や上野の森とも呼ばれる上野恩賜公園は、53万㎡の総面積を誇り、広大な敷地には美術館や動物園といった文化施設が併設されています。
さらに公園一帯にはソメイヨシノをはじめとした50種類の桜が1200本ほどの植えられており、全国ならトップ10、都内ならトップ5に入るお花見スポットです。
自然を楽しめるスポットとしてたくさんの蓮が浮かぶ不忍池もあります。
こちらの池には5種類の蓮が植えられており、極楽浄土のような風景とも評されているのです。
ボートに乗れば間近で蓮を見ることができます。
例年見頃は7中旬から8月中旬ですが、お昼には花が閉じてしまうので、蓮の花撮影をする際は早朝を選びましょう。
ただ、上野公園の開園時間は5時から23時までなので、注意してください。
また、記念写真や風景写真などの撮影は許可を得る必要はありませんが、公園の一定場所を一定時間独占的に使用する場合などは、営利・非営利問わず許可が必要なので、公園管理所に問い合わせておくと安心です。
東京都美術館
東京美術館は上野恩賜公園内に併設された美術館の一つで、日本で最初に建てられ国立美術館です。
基本的に入館は無料で、年間300ほどの展示会が実施されており、様々な美術に触れることができます。
美術館なので基本的に映像・動画撮影は禁止されています。しかし、東京都美術館はロケ地としてもよく使われる場所です。
そのため、一定の条件の範囲なら館内外の撮影を許可しています。
撮影をする際は、美術館の管理係へ問い合わせてください。
こちらの美術館には野外オブジェがいくつか展示されています。
中でも美術館のシンボルともいえる作品は井上武吉氏が1985年に手掛けた「my sky hole 85-2 光と影」でしょう。
ステンレスと鉄でつくられた彫刻はシンプルですが、どこか目を引くデザインです。
この他にも変わった造形の彫刻が展示されているので、アートな動画・映像を撮影されたい方は探してみましょう。
アメ横商店街連合会
アメ横商店街連合会は通常アメ横と呼ばれている商店街の正式名所です。
商店街には400もの店舗が並び、食品や衣類、装飾品、スポーツ用品、玩具などバラエティー豊かなお店が揃っています。
お店が密集した商店街の通りはまるでお祭りの屋台のようで、パワフルな雰囲気があります。
食べ歩きできるグルメもたくさんあるので、グルメを題材にした動画・映像撮影もできるでしょう。
また、アメ横には摩利支天徳大寺があります。
賑やかな雰囲気と打って変わって神秘的な雰囲気に包まれた朱色のお寺は400年もの歴史を持ち、開運勝利の御利益があるとされる摩利支天が祀られています。
本堂は1964年に再建されたもので、過去に関東大震災と第二次世界大戦で火災により本堂は燃えたものの、摩利支天像だけは焼失を逃れたというエピソードがあるのです。
アメ横は魅力的な撮影スポットなので、不死身の摩利支天にお祈りしながら撮影をしてみましょう。
花やしき
花やしきは1853年に開園され、日本最古の遊園地とも言われています。
レトロな雰囲気のある園内は定番のジェットコースターやメリーゴーランド、お化け屋敷などたくさんのアトラクションが揃っており、子どもから大人まで気軽に遊べるスポットです。
日本家屋の門を連想させる趣のある出入り口の前にはパンダが乗っかっているポストがあり、入る前から動画・映像で映える景色が広がります。
稼働するアトラクションの迫力のある動きは写真で表現することは困難ですが、動画・映像ならスピード感を伝えることができるでしょう。
花やしきは商業目的の撮影の場合は許可が必要なので注意してください。GW、年末年始、夜間営業期間など一部期間を除き、通常営業が終了する18時30分から21時までの遊園地を貸し切ることができます。
アトラクションの稼働も可能なので、自由に撮影したい場合は貸し切りでの撮影がおすすめです。
隅田公園
隅田公園は隅田川沿いにある公園で、春は桜、夏は隅田川花火大会のスポットとして人気です。
隅田川にかかる吾妻橋と桜橋の間は桜の名所であり、公園内には510本の桜が並んでいます。
東京スカイツリーの姿も見られるので、ぜひ桜と東京スカイツリーのコラボレーションを動画・映像で撮影してみましょう。
桜の名所である一方、公園内には紫陽花や梅など四季折々の植物も植えられています。
桜とは異なる美しい自然を堪能できるので、季節を問わず魅力的な自然風景を動画・映像としておさめることが可能です。
毎年7月下旬に隅田川花火大会が開かれます。東京二大花火として人気があり、カラフルな大輪が夜空に咲きます。
写真も美しいのですが、動画・映像なら花火独特の迫力や音を伝えることができるでしょう。
さらに、8月には隅田公園親水テラス(吾妻橋)で灯ろう流しが行われます。
静寂な川面を流れる灯ろうの景色は幻想的でとても美しく、日本の伝統的な行事を動画・映像に収めたい方は8月に隅田公園に訪れてみてください。
白鬚橋
台東区は隅田川と中心に美しい夜景スポットがいくつかありますが、中でもおすすめなのが白鬚橋からの風景です。
白鬚橋は台東区と荒川区を結ぶ橋で、1914年5月に創架されました。当時は木造の橋でしたが、1931年に現在の橋として完成しました。
橋の両側に遊歩道がありますが、南側から東京スカイツリーを眺めることができます。
他の橋と比べて東京スカイツリーの距離感も丁度良く、視界を遮る大きな建物もないので、隅田川と東京スカイツリーのコラボレーションをおさめることが可能です。
夜は周辺の光が隅田川の水面に反射するので、その光がより夜景を美しく見せてくれるでしょう。
遊歩道は人通りが比較的少ないのでスムーズに撮影できるでしょう。
ただ、道幅は狭いので歩行者が通る時は迷惑にならないように注意してください。