短い動画を作成して投稿するTikTokは、若者を中心に人気を博しています。2018年第一四半期にはApp Storeのアプリダウンロード数で世界一にも輝き、多くの国に利用者がいることがわかります。
そんなTikTokは、マーケティングの世界でも集客を目的に様々な企業で活用されています。
TikTokがなぜ集客に活用できるのか、その理由を知るためにもメリットについて解説していきます。集客の方法やポイントなどもご紹介していくので、自社の集客方法で悩んでいる方は参考にしてください。
TikTokを集客に活用するメリット
まずは、TikTokを集客に活用する魅力を解説していきます。
拡散力が強い
TikTokの特徴に「拡散力が強い」ことが挙げられます。人気のある動画は、何度も視聴され、いいねやコメントもつきやすいです。その結果、動画を視聴した後に拡散され、より多くのユーザーに動画を視聴してもらうことができます。
人気のある動画は、TikTokのおすすめ動画やトレンドに掲載されるケースもあり、さらなる拡散が期待できます。たとえフォロワーが少なくても、質の高い広告が制作できれば多くのユーザーに拡散され、集客も成功するはずです。
コストをかけずに制作可能
動画広告となると費用の心配があります。しかし、TikTokであればコストをかけずに制作することも可能です。その理由は、動画編集に必要となる性能がアプリ内で揃っているためです。
・動画の撮影
・動画のカット
・動画の繋ぎ合わせ
・再生速度変更
・BGMの調整
・音量調整
・アフレコ
・音声加工
・文字の挿入
・エフェクト追加
以上の性能が無料でついているため、誰でも手軽に動画編集が行えます。
海外にも発信できる
TikTokは、日本だけのサービスではなく世界にも多くの利用者が存在します。今後もさらにユーザーが増えることが予想できるため、海外に向けて発信すれば効果的にアプローチできるでしょう。海外向け商品を売り出している企業にとっても、TikTokは魅力の高いコンテンツです。
他の集客媒体への動線に使いやすい
TikTokは、ユーザーの反応率が高いと言われています。ByteDanceのブランド広告事業統括・田村氏によれば、「21%のユーザーがTikTokで動画を視聴した後に検索などの行動を起こしている」とのことです。動画広告の終わりにアピールしたい商品名を載せれば、視聴後に検索されるほか、自社のホームページへの誘導も促すことができます。
また、TikTokは他のSNSとの相性も抜群です。例えばYouTubeは企業参入が盛んなために競合が多く、ユーザーに認知してもらうためにも様々な施策が必要です。そのため、TikTokでユーザーの関心を得られれば、認知度アップに貢献できます。TikTokでの動画広告にYouTubeに誘導する導線を作るだけなので、手軽に誘導できます。
TikTokで集客する方法とは?
TikTokを活用して集客する方法を解説していきます。
公式アカウントを活用して集客
TikTokは無料で開設できるのでビジネスアカウントの開設を行えば、コストをかけずに集客を狙えます。個人アカウントにはない、動画の視聴回数や平均視聴時間、プロフィールの表示回数などが確認できる分析機能が使える点も魅力です。プロフィール情報に、企業に関する情報やサイトへのリンクも掲載できるので、訪れたユーザーが目を惹くような内容を掲載しましょう。
ただし、成果を出すには一定の期間が必要です。ユーザーが獲得できない、視聴回数が伸びないからとすぐにやめてしまえば開設している意味がありません。TikTokは他のSNSと比較するとユーザー数が少なくても拡散されやすいので、すぐに諦めずに良い動画を制作して投稿していきましょう。
広告を出稿して集客
TikTokを開設する以外にも広告を出稿して集客アップを狙うことも可能です。
・性別
・年齢
・居住地
・言語
・興味
・関心
・通信環境
これらの情報をもとにして広告が発信できるので、精度の高いターゲティングができます。
TikTok広告の種類をご紹介します。
起動画面広告
TikTokを起動した時に表示される広告が起動画面広告です。3~5秒程度表示され、外部リンクへの誘導も可能です。1日1社限定の広告なので、訴求力が高いメリットがあります。ただし、広告費用が高額なのでコストをかけたくない企業には向いていません。
インフィード広告
おすすめ欄に全画面で表示される広告がインフィールド広告です。他の投稿と一緒に表示されるので、ユーザーが広告を意識することなく視聴できます。いいねやコメントもでき、ユーザーの反応をチェックすることにも役立ちます。費用は幅広く表示される場所といった条件によって違いがあり、最低価格は42万円です。
タイアップ広告
タイアップ広告は、「#チャレンジ広告」とも言われ、アプリ内にあるコンテンツページでハッシュタグを付けた動画投稿を呼びかけるユーザー参加型の広告です。費用は1,000万円と高額ですが、多くのユーザーにアプローチしたい場合に最適です。
運用型広告
少額から広告を出したい企業に向いているのが運用型広告です。インプレッションやクリック、コンバージョン、一定時間以上の動画再生に応じて費用が発生する仕組みです。他の広告と比較すると訴求力は低めですが、ターゲティング機能などを活用すれば関心の高いユーザーにアプローチできるので、集客アップにつながります。
TikTokを活用した集客のポイント
よりユーザーの関心を引き、集客が見込めるような動画広告を作成するためのポイントを解説していきます。
インフルエンサーの活用
TikTokには「TikToker」と呼ばれているインフルエンサーが存在します。TikTokerは、多くのフォロワーを抱えているので、自社商品やサービスを取り上げてもらうだけで、認知拡大やコンバージョン率アップを期待できます。
特にタイアップ広告との相性が良いです。動画広告を目にしたフォロワーが真似をして#チャレンジをして拡散されていくので、知らず知らずのうちに自社商品やサービスのPRが拡大していきます。費用はかかりますが、爆発的に注目を浴びて即効性のある効果を期待したい場合には、インフルエンサーに依頼をしてPRしてもらいましょう。
動画の時間に注意
自社の商品やサービスを紹介するため、動画広告がどうしても長くなってしまうケースがあります。魅力を伝えたい気持ちはわかりますが、あまりに長いと最後まで観ずに途中で離脱してしまうユーザーが多くなってしまいます。
動画の最後に詳しい内容や商品名、自社サイトへの誘導などを行っていれば、ユーザーを引き寄せることにつながりません。TikTokにおいては、動画の「冒頭3秒」が重要と言われています。ユーザーの目を惹きつける動画を制作し、簡潔な広告を発信していきましょう。
バズる動画作成がポイント
・何度も見返したくなる動画
・最後まで観たくなる動画
上記の要素が入った動画広告を制作できれば、バズる確率がアップします。思わず驚くような演出、流行りの楽曲を活用するなど、ユーザーの興味を惹ける動画広告を作成しましょう。
BGMにもこだわろう
TikTokを活用した広告ではBGMの選定にもこだわりましょう。バズる動画を作るためには耳に残りやすい曲がおすすめです。TikTokでは特にアップテンポな曲が人気なので、体を動かしたくなるようなノリの良い楽曲を選びましょう。
まとめ
拡散力が強く世界中にPRできるTikTokは、企業の集客を目指すには非常におすすめの媒体です。アカウントは無料で開設でき、投稿動画の分析もできるので便利です。ただし、ユーザーの目を惹く動画を作成するのは企業だけの判断では難しいかもしれません。
注目を浴びてバズるような動画広告の作成を考えているのなら、ぜひGJCまでご相談ください。集客アップの目的を達成できるような動画制作のお手伝いをさせていただきます。