3D動画とは?作り方の手順やVR・360度動画との違いも解説 | 動画制作・映像制作会社のグローバル・ジャパン・コーポレーション

3D動画とは?作り方の手順やVR・360度動画との違いも解説

グラフィックや動画・映像技術は時代と共に高度化し、3DやVR、360℃で表現される動画が登場しています。今までアニメやゲーム、または空想上のテクノロジーとされていましたが、今では様々な用途で3D動画が用いられ始めています。

通常の動画は平面なので、内容によっては物足りない印象があります。しかし3D動画はよりリアリティのあるクオリティの高い動画コンテンツに仕上げることが可能です。今回は、3D動画の特徴やVR・360度動画との違い、作り方の手順についてご紹介します。

3D動画とは?VR・360度動画との違いは?

 

最新のテクノロジーを用いた動画には3D以外に、VR、360度といったものがあります。
どれも立体的でリアリティが動画なのであるよく混同されますが、実はそれぞれ異なる定義が存在します。
それでは、3D動画、VR動画、360度動画の特徴や違いを見ていきましょう。

3Dグラフィックの特徴

 

3Dはグラフィックを立体的に表現する技術です。
例えば、映画ならスクリーンから飛び出してきたような映像のことを指します。
また、動画・映像だけではなく、ゲームでもお馴染の技術ではないでしょうか?

かつてのゲームはドット絵が主流でした。しかし、近年は実物に近く、動きも滑らかなグラフィックのゲームが主流となっています。
液晶画面の高画質化に伴い、3Dグラフィックもとても美しく描かれています。

3Dグラフィックを使った動画も3D動画と言えますが、もっと正確に定義すると動画自体が立体になったものを3D動画と位置付けます。
動画は通常、液晶など平面に映し出されるものです。
しかし、3D動画は専用の筐体を用いてオブジェのように空間に動きのあるグラフィックを表示できます。

3D技術で作成されたグラフィックが表示されるので、様々な角度から立体的に映像を見ることができます。
例えば、スマホの3D動画なら見る角度を変えればディスプレイだけではなく、背面、側面の隅々まで見ることが可能です。

VR動画の特徴

VRは「バーチャルリアリティ」という言葉を略したもので、仮想現実を意味します。
VR動画を視聴するためには専用のゴーグルが必要です。
3D動画は実際の空間に表示する動画ですが、VRの場合は自らが映像の世界に入り込み、体感できる動画を指します。

VRゴーグルを着用すると目の前に仮想空間があらわれ、角度を変えれば空間の隅々を見ることが可能です。
この点は後述する360度動画と非常に似ています。
一方、現実空間に直接投影されないところが3D動画との大きな違いでしょう。

VR動画の魅力は動画の世界観を疑似体験できることです。例えば、ジェットコースターに乗っている動画なら、本当に乗車している気分を味わえます。
VR体験型アトラクションでは動画に合わせてチェアなどが動く設備があり、動きの相乗効果でよりリアルな体験を味わえます。

360度動画の特徴

左右の目の視差がなく、全方位を表示できる動画を350度動画と呼びます。
全方位視聴できるという点は、VRと非常に似ているでしょう。
ただ、350度動画はゴーグルを着用しなくても全方位見ることが可能です。

360度に対応している動画の場合、動画をパソコンならカーソル、スマホなら指で角度を変えて視聴できます。つまり、向いた方向によって映像が変わる動画を指すので、仮想空間を表示するVRとは異なります。
ただ、360度動画の中にはVRに対応しているものが多いので、その理由から混同されやすいのでしょう。

なお、VRと同じく3D動画のように現実空間に表示される動画ではありません。
基本的に液晶を通じて平面的に視聴する動画となります。VRに対応している動画であれば、臨場感のある映像を楽しめます。

このように立体的に見せる映像でも、現実空間に表示するのか、仮想空間で視聴体験をするのか、単純に方位を変えて視聴できる動画なのかと、定義が少し異なります。
それぞれの特徴を理解することで、その特徴を活かしたコンテンツを作ることができるでしょう。

360度動画についてより詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてみてください。

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3D動画、VR動画、360度動画のメリットとは?

 

3D動画やVR動画、360度動画はそれぞれ特徴が異なることから、メリットも違ってきます。具体的にどのようなメリットを得られるのか解説していきましょう。

3D動画のメリット

映像は基本的に2D(平面)となりますが、3D動画によって立体的に魅せることで話題性も高まり、拡散・集客効果に期待できます。特に面白い映像・珍しい映像になっているとSNSで拡散されやすくなるため、商品の宣伝だけでなく企業の認知度拡大にも貢献するでしょう。

また、3D動画であれば立体で表現できるため、2D動画に比べて視聴者は商品に対して具体的なイメージを持ちやすくなります。3D動画なら実物に近いグラフィックを、画面越しではなく直接角度を変えながら視聴できるため、商品の特徴も理解しやすくなるでしょう。

VR動画のメリット

VR動画のメリットは、疑似体験ができることです。例えば物件の内覧は実際にその物件まで足を運ぶ必要がありますが、VR動画であればわざわざ物件まで行ったり、不動産会社に予約を取ったりしなくても内覧が可能になります。不動産会社側にとっても内覧を案内する際の1人以上のスタッフが案内することになるため、VR動画でそれが賄えれば人件費のコストカットにもつながります。

また、VR動画は一般的な動画に比べてインパクトが強いため、印象に残りやすいメリットがあります。商品やサービスを紹介する動画はもちろん、社内研修など教材としてVR動画を採用することで、学習効果も期待できるでしょう。

360動画のメリット

360度動画のメリットは、VR動画のようにゴーグルを使わなくても臨場感のある動画に仕上げられる点です。VR動画はゴーグルを装着した上で疑似体験ができますが、360度動画ならゴーグルを付けなくても良いので、気軽に視聴しやすくなります。例えば観光地の紹介や工場見学などで活用することで、多くの視聴者に場所や商品の魅力を伝えられるでしょう。

また、就活生に対するPR動画として職場の360度動画を公開すれば、実際に職場見学をしなくてもどのような雰囲気の職場か感じとれます。職場の雰囲気がきちんと理解できた状態で入社すればギャップも生じにくくなり、採用コストも無駄になりません。

3D動画、VR動画、360度動画の活用方法

3D動画、VR動画、360度動画の特徴や違いをご紹介しましたが、それぞれどんな活用方法があるのでしょうか?
特徴を活かした活用事例をご紹介していきます。

3D動画の活用方法

立体的に映る映像は不思議なものなので、話題性の高さによる拡散や集客効果に期待できます。
例えば、宣伝となりそうな商品や映像を3D動画で表示すれば、看板のような役割を果たしてくれるでしょう。
面白いものはSNSで拡散されやすいので、そこから話題に火がついて集まってくる人が増える可能性があります。

また、商品紹介などにも活用しやすいでしょう。通常の動画は3Dグラフィックでも画面越しに見るので、現実味が欠けます。
3D動画なら実物に近いグラフィックを画面越しではなく、直接角度を変えながら視聴できるので、より商品の特徴や使い方などを理解できるでしょう。

VR動画の活用方法

VR動画の魅力は疑似体験できることです。
なので、再現する空間を上手く使った動画コンテンツを制作すると良いでしょう。
例えば、不動産業なら物件の内覧に活用できます。

気になる物件の部屋を再現したVR動画なら、まるで本当に内覧している気分を体験できます。
内覧をするためには時間を確保しなければならないので、忙しい人は直接見学しなくても、ネットを通じて済ませてしまうことが可能です。

他にも観光列車や飛行機の内装見学、普段は入れない空間や、危険を伴う場所の疑似見学などにも活用できるでしょう。
体験を意識したコンテンツ制作に活用できる動画技術です。

360動画の活用方法

360度動画も基本的には商品説明や空間の紹介などの活用となるでしょう。
ただ、VRのようにゴーグルがなくても、臨場感のある動画を視聴できるところがポイントです。WEBサイト用の紹介動画としての活用がちょうど良いでしょう。

カゴメや文化堂印刷湘南第一工場などでは、360度動画を活用した工場見学動画を公開しています。
工場見学は子どもから大人まで人気が高いので、場所によっては予約が取れないこともあります。
360度動画なら自宅で気軽の工場見学の雰囲気を味わえます。

他にも就活生に向けたPR動画としても活用できるでしょう。
実際に働いている現場などの映像を視聴することで、職場の雰囲気を感じとれます。
職場の雰囲気が分かれば入社後のギャップを埋めることができ、関心も持ってもらいやすくなるでしょう。

おすすめの3D・VR動画を紹介

 

ネットではたくさんの3D・VR動画が公開されています。
具体的にどんな映像なのか知りたい方は多いでしょう。
ここからはおすすめの3D・VR動画をいくつかご紹介していくので、動画作成の参考にしてみてください。

動画制作・映像制作のGJCが制作した3DCG動画制作・事例は以下のサイトからご覧ください。

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SWITCHのミュージックビデオ

SWITCHは韓国の女性K-POPグループで、Youtubeに自身の楽曲のミュージックビデオを公開しています。
ミュージックビデオといえばストーリー性のあるものや、ダンスに特化したものと様々な演出が施されています。
最近で3DやVRに対応したミュージックビデオを作成するアーティストが増えているようです。

SWITCHも3D・VRに対応したミュージックビデオはいくつかありますが、その一つが「FiestaLoca」という楽曲です。
VRで視聴するとメンバーが自分と取り囲むようにダンスしてくれます。
まるでお一人限定のライブを楽しんでいる気分を味わえます。

時折顔を近付けてくるので、リアルティのある演出にドキドキしてしまうでしょう。
この他にも「Bikine」のミュージックビデオも3D・VRに対応しています。

Super Mario Bros 3D 360 VR – Merry Christmas and Happy New Year

スーパーマリオブラザーズの世界観を3D・VRで再現した動画となっています。昔のマリオのゲームは2Dで、長い一本道を横スクロールで進んでいくものでした。
しかし、この動画は同じ長い一本道でも周りの風景を見ながら、自らがマリオになって進んでいく体験が可能です。

スターを取って無敵状態なって進むシーンもグラデーションを使い、上手く再現しています。
ステージをクリアした先にはクリスマスツリーやピノキオなどが待っており、パーティーを楽しむ姿を映しています。

350度動画でもあるのでカーソルを動かして全方向視聴できますが、VRで見るともっと楽しく視聴できます。
ゲーム好きには魅力満載の動画です。

WORLD TOUR: A Jump VR Video

こちらは実写の3D・VR動画で広大な岩山やロープウェイに乗った映像、街中や工場内など様々な風景がまとめられています。
4K5台分に匹敵する映像ですが、現時点のVRゴーグルでは再現しきれない解像度でしょう。
今後高性能ゴーグルが普及すれば、より美しく見られる動画と言えます。

自作のグラフィックと異なり実写であるため、画像の粗さが少し気になるかもしれません。
しかし、それ以上にリアルが勝るので非常に面白い動画です。

場面がコロコロ変わっていくので、動画を通じて旅行している気分を体験できます。
3D・VR特有の疑似体験を上手く活用した動画だと言えるでしょう。

FINAL FANTASY VII REMAKE INTERGRADE「レッドXIII 巨大3D映像」

大手ゲーム制作会社のスクウェア・エニックスは、『ファイナルファンタジーVIIリメイク』の広告として、FF7に登場するキャラクター「レッドXIII」の巨大3D映像を制作し、表参道ヒットビジョンで公開しました。まるでビルから飛び出してきたような3D映像は、ファンだけでなく通行する多くの人の目に留まりました。

リラックスした表情やおちゃめな表情など、様々な顔を見せてくれています。また、広告の最後にはFF7リメイクのロゴも立体となって登場し、効果的なPRにつなげています。

排水圧送ポンプ「SFA」

排水圧送ポンプ「SFA」のプロモーション動画です。オフィスに排水圧送ポンプを導入するメリットについて紹介しており、3Dアニメーションが活用されています。オフィスや商品が立体的に表示されることで、どこにどうやって設置すればいいのかが一目でわかります。また、アニメーションならではの独特な雰囲気はインパクトもあり、印象に残りやすい動画に仕上がっています。

3D動画の作り方の手順は?

 

ここまで3D動画の特徴についてご紹介してきましたが、どのように作られているのでしょうか?続いては、3D動画の作り方についてご紹介します。

なお、3Dホログラム動画の作り方について知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

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1.モデリング

物体やキャラクターの正面・背面・側面を描いた三面図を参考に、CGツールを活用してモデリングを行います。モデリングではポリゴンと呼ばれる三角形・四角形を組み合わせ、立体パーツを作っていきます。出来上がったパーツを組み合わせることで、基本となるモデルが完成するのです。

ポリゴンが細かければ細かいほど、滑らかかつ複雑なモデルを作り上げることも可能ですが、その分制作には時間がかかってしまいます。

2.マテリアル・テクスチャ

モデリングで出来上がったモデルはただの形だけです。そこで、マテリアルやテクスチャを行うことで、現実的な見た目に仕上げていきます。

マテリアルとは色や光の反射、透過などを調整する作業です。一方、テクスチャはモデルに凹凸や陰影を与えていく作業になります。2つの作業を組み合わせていくことでモデルに質感が生まれ、より立体感を表現できます。

3.リギング

リギングはモデルのパーツに動きを付けるための骨組みを構築する作業です。手足や関節部分、顔の表情など、動きが欲しい部分にリギングを行うことで、よりリアリティのある3D動画を制作できます。

リギングでは作成したモデルにスケルトンと呼ばれる骨格を設定します。細かく調整することで、自然な動きに仕上がるでしょう。逆にリギングを雑に行ってしまうと、自然な動きを表現できず、視聴者に違和感を与えてしまう可能性があります。

4.レンダリング

3Dのデータが完成したら、レンダリングを行います。レンダリングは完成したデータを出力するための作業です。完成したモデルを動かしながら書き出していくため、モデルの質感や動きの滑らかさを求める場合、完了するまで時間がかかってしまいます。

リギングと並行しながらレンダリングも行うことで、作業時間の短縮につながります。

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3D、VR動画作成のポイント

 

ここまでは、3D動画・VR動画・360度動画の違いやおすすめの3D・VR動画についてご紹介しました。
そんな3D、VR動画を作成する際に、知っておきたいポイントがいくつかあります。
ここでは、3D、VR動画を作成する際に用意するものや注意点についてご紹介していきます。

3D、VR動画作成で用意するもの

3D、VR動画を作成するためには、3D映像を作れるソフトを活用する必要があります。
2つのカメラを用意して、それぞれのカメラで同時に撮影を行います。
そして、それぞれのカメラで撮影した映像を3D映像作成ソフトによって、3D映像に変換します。

このような方法で3D映像を作成できます。最近では、YouTubeに3D映像をアップできるシステムができたそうなので、個人で3D映像作成を楽しめる時代になったと言えるでしょう。
3D映像は、よりクリアでコントラストがはっきりとした映像になるため、視覚効果も大きいと言えます。

VR動画変換ソフトやアプリにはどのようなものがあるのか

3D、VR動画を作成するために必要なVR動画変換ソフトやアプリにはどのようなものがあるのか見ていきましょう。VR動画変換ソフトやアプリには、無料で使用できるフリーソフトだけではなく、よりスペックの高い有料のソフトもあります。まずは、無料のお試し版を使ってみて、気に入ったソフトを使用することをおすすめします。

Leawo HD動画変換プロ

 

1つ目は、長時間の動画変換に向いている「Leawo HD動画変換プロ」というソフトです。このソフトは、最大6倍速で動画の変換が可能になっているため、長時間の動画変換をするときに最適なソフトだと言えるでしょう。また、操作方法も分かりやすいので、初心者でも使いやすくなっています。

4Videosoft 動画変換 プラチナ

 

2つ目は、動画の補正や加工を重視した動画変換に向いている「4Videosoft 動画変換 プラチナ」というソフトです。「4Videosoft 動画変換 プラチナ」は、MPGやMP4、FLVなど様々な形式の動画をHD動画もしくは3D動画に変換できます。元の動画のリファインも可能なので、鮮明で臨場感の溢れる3D、VR動画を作れるでしょう。

Xilisoft究極動画変換

 

3つ目は、操作性や機能性が非常に優れている「Xilisoft究極動画変換」というソフトです。非常に高い汎用性と簡単な操作性が魅力的なソフトで、編集作業もしやすくなっています。「Xilisoft究極動画変換」は有料のソフトではありますが、持っていることでVR動画を自由に作れるという楽しみを実感できるでしょう。

Homido 360 VR Player

 

4つ目は、動画サイトにある動画をVR動画に変換できる「Homido 360 VR Player」というスマートフォンアプリです。「Homido 360 VR Player」は、ネットでブラウンジングした動画をVR動画に変換できるため、自分が好きな動画をVR動画で楽しめるようになります。残念ながら日本語には対応していませんが、操作は非常に簡単にできます。

3D、VR動画を作成するために必要なVR動画変換ソフトやアプリには、このように様々な種類があります。それぞれ使い勝手や機能が異なるため、スムーズに3D、VR動画を作成するのであれば、使いやすいソフトはどれなのかを知る必要があるでしょう。

専用の機材で撮影した3D、VR動画と比べてしまうと見劣りする部分はあります。しかし、これから3D、VR動画作成を始めたいと考えている人は、これらのソフトやアプリからスタートしてみるのも良いでしょう。

3D、VR動画作成専用の機材もある

 

3D、VR動画を作成するために必要なVR動画変換ソフトやアプリを紹介しました。
前述したソフトやアプリの場合は、既存の動画を3D、VR動画に返還するというものです。
それ以外にも、3D、VR動画作成専用の機材を使用するという作成方法もあります。

その機材というのは、「3D Stereo 180 VR Rig」です。
「3D Stereo 180 VR Rig」は、Entaniya Fisheye HALというレンズ用に設計されたリグで、重量のあるカメラを設置してもたわむことがなく、レンズ感の距離も調整できるという機能性も兼ね備えています。
ただしこのリグは、ヘッドマウントディスプレイを利用して視聴することを前提として作られているため、ルールを守らずに使ってしまうと視聴している人がVR酔いしてしまったり、VRコンテンツとして成り立たない可能性があったりするので注意をしなければいけません。

その他にも、2つのカメラを合体させたような形をしている360度3DのVRカメラを使用するという方法もあります。
中にはポケットに入るようなコンパクトなサイズを実現しているカメラもあるので、持ち運びもしやすくなっています。
スマホアプリとも連動しているため、遠隔操作でのコントロールも可能です。

3D、VR動画作成する際の注意点

3D、VR動画作成する際には、知っておきたい注意点もいくつかあります。
その注意点を知っておくことで、より完成度の高い3D、VR動画が作れるようになるでしょう。

3D、VR動画作成する際に頭に入れておきたいのは、「3D Stereo 180 VR Rig」などを利用して2つのカメラを使う時の注意点です。
これは、レンズの水平ラインをしっかりと揃えるということに注意しなくてはなりません。
動画撮影においてレンズは人間の目のような役割をするため、きちんと水平が保たれていないとどことなく気持ち悪い動画になってしまいます。

通常の映像でも水平が保たれていない映像はあまり良しとされていませんが、3D、VR動画の場合はそれが顕著に表れます。視聴者がうつ伏せや仰向けで見ることを前提としたコンテンツのであれば、あえてそのルールに従う必要はありません。
しかし、多くの場合は座ってみるため、水平をしっかりと保つべきだと考えられているのです。

また、3D、VR動画を撮影する際には、カメラを正面に向けたまま固定することも必要になります。
撮影をしていると映像に変化をつけたくなり、カメラを動かしたくなるでしょう。
しかし、3D、VR動画を撮影するのであれば、カメラワークを意識しない方が良いのです。

なぜカメラを動かしてはいけないのかというと、視聴者がVR酔いしてしまう可能性が高まるからです。
特定の人だけに見せるのであれば問題はないかもしれませんが、多くの人が見るコンテンツに採用するのであれば、動いている3D、VR動画はおすすめできません。
視点が固定されてしまうことで、どうしても単調にはなってしまいますが、3D、VR動画ということで割り切ることも大切だと言えるでしょう。

動画制作・映像制作ならGJC

 

まとめ

 

3D動画やVR動画、360度動画というと、同じようなものだと感じる方もいるでしょう。しかし、この3つの動画はそれぞれ異なる特徴を持っています。つまり、どのような特徴をもっている動画なのかを知っていれば、動画制作にも役立てられるということになります。

また、3D、VR動画を作成するためには、知っておきたい注意点もあります。それは、最後にご紹介したカメラの水平を保つということです。一般的な映像においても、カメラの水平はとても重要だと言われていますが、3D、VR動画の場合は動画酔いを防ぐためにも特に気を付けておきたいポイントとなっています。

近年話題になっている3D、VR動画は、一般的な2D動画と比べると大きな視覚効果を得られます。そのため、作成したいと考える人も少なくありません。3D、VR動画を作成するのであれば、今回紹介した3D動画・VR動画・360度動画の違い、おすすめの3D動画、作り方の手順、作成のポイントなどを押さえることで、満足度の高い魅力的な動画になるでしょう。

 

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